seisoku-index @ ウィキ内検索 / 「佐天「…アイテム?」9」で検索した結果

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  • 佐天「…アイテム?」9
    今までのあらすじ 佐天は学園都市の防諜部隊、アイテムに連絡する電話の女になる。 夏休みのさなか、学園都市内のいくつもの施設がサイバーテロの被害を受けていることが判明する。 そのサイバーテロを防ぐためにアイテムに出動命令が下る。 テロの首謀者はなんと佐天の友人の御坂美琴だった。 彼女はアイテムの構成員フレンダを辛くも撃破したが…? ――フレンダと美琴のいる施設 「ちょ…マジ?」 フレンダの上ずった声が聞こえる。 美琴に隙を突かれた彼女は今、危機一髪の状況だった。 幻想虎鉄(イマジンソード)がフレンダに一閃して振り落とされようとしている。 美琴は口元を歪め「さようなら♪」と言いながら刀を振り下ろしたが、その切っ先がフレンダを捉えることはなかった。 ズアアアアアア! とてつもない光の奔流が美琴の至近を...
  • 佐天「…アイテム?」2
    あらすじ 佐天涙子は幻想御手で昏倒していたが、そこから復活し補習を受けていた。 そんな補習も終わり、学生寮に帰った8月の第一週の日。家に送り主が分からない小包が。 それをあけるとタブレット型携帯電話と百万円が。 携帯電話を起動すると男と通話することになる。 男は佐天と町田で会おうと提案する。 佐天は昼寝して町田に行く決意をする。 ――佐天の学生寮の部屋のバスルーム シャワーの温水を浴びて佐天は汗を流していた。 彼女が汗をかいた理由――おそらくそれは彼女の夢の内容に依るところが大きい。 佐天はシャワー浴びつつ、通話していた内容と夢の内容とを反芻して思い出す。 電話してる時の相手が言ってた『能力者に嫉妬してる?』という言葉。 その指摘は正しいと言わざるを得ない。 佐天の頭の中でその言葉が浮かんでは消え...
  • 佐天「…アイテム?」19
    あらすじ 佐天がフレンダと滝壺と一緒にテレスティーナの所属しているMARに向かう。 そこでステファニーと共に行動している傭兵砂皿緻密の情報をキャッチする。 その砂皿が佐天の護衛役としてテレスティーナの連絡でやってきた。 砂皿はフレンダに伝言して欲しいと佐天に告げる。 一方で木原数多とテレスティーナはその行動に不審を感じつつ、徐々に部隊を集め始めていた。 ――ランクルで待機するステファニー 助手席でFEN(在日米軍放送)を垂れ流しにして聞いているステファニー。 しかし、視神経は飽くまで柵川中学学生寮の周辺に集中している。 ステファニーの乗っているランクルの後方にある雑居ビル。 彼女はそのビルをちらと見る。 逆光でよく見えないが、雑居ビルの屋上に僅かに何か光って見えた。 (ん?...
  • 佐天「…アイテム?」4
    あらすじ 佐天はマネーカードを拾って一枚を給与振り込み様のカードに。 麦野と浜面はいびつな関係です。 フレンダの本名はフレンダ=ゴージャスパレスと言うことが判明しました。 ――佐天の学生寮、二十一時頃 「ただいまーって誰もいないかー…」 佐天は疲れた身体を引きずる様にして帰宅した。 彼女は指令にあったマネーカードを午後に送信された配置予想図に従って回収していた。 その後、気付けば日が暮れはじめており、作業を中断し、暗部に堕ちた当日に貰ったお金で軽く買い物を済ませた。 (はぁーあ…適当にマネーカード拾ったけど、これ拾う事で何の意味があるんだろう?) 佐天は拾ったマネーカードをトランプのババ抜きのように広げてみる。 見た目は何も変わらないフツーのマネーカードだ。 何か細工が施してあるとも思えない。 (このカードなんだろ…ってかそうだ、これのカードの中から一枚番号選ばないと!) 佐天はL銀行のカ...
  • 佐天「…アイテム?」7
    あらすじ 一方通行のレベル6シフト実験をまざまざと目撃し、そして戦いを挑んだ美琴。 しかし、彼女は指一本触れられず敗北する。 翌日布束と遭遇した美琴は狂った計画を阻止しようと考えた。 美琴は各施設を潰していく。 ちょうどその時、佐天の携帯に連絡が入ってくる。 (ま、まさか…?仕事?) このタイミングで仕事の依頼が来る…?佐天はおそるおそる携帯のメールをタッチする。 ----------- From:製薬会社 Sub 仕事依頼・緊急 アイテムには本日、施設を防衛して欲しい。 なお、この依頼は当社からの依頼で上層部に裁可されているオーダーだ。 さて、仕事に関してだが、通信回線と電気的なセキュリティに引っかからない事から、エレクトロマスターの犯行ではないかと思われる。 なお、アイテムにはターゲットが施設に侵入し...
  • 佐天「…アイテム?」25
    あらすじ 砂皿とステファニーの一ヶ月の潜伏期間が終わり、彼らはフレンダ救出作戦に向けて動き出す。 彼らが行動に移った日は学園都市の日本国からの独立記念日。 他の暗部組織も行動を始める中、アイテムもスクールの討伐に動き出す。 ※フレンダとステファニーが姉妹という設定です。 フレメアさんは出てきません。 また、セイヴェルンという名前ではなく、フレンダ=ゴージャスパレスという事になります。 ま、パラレルワールドみたいな感じです。 ――ファミレス ジョセフ 「あれ?あれは超電話の女じゃないですか?」 「おはよー!」 (ちょっと寝坊しました、すいません) 佐天は持ち前の元気の良さでアイテムの面々に挨拶する。 会うのは夏休みの一回目以後初めてだったが、特に気兼ねなく挨拶出来た。 ...
  • 佐天「…アイテム?」3
    昨日のあらすじ 佐天は人材派遣の男と会った。 そこでアイテムという非公式で学園都市の治安維持お担っている部隊の存在を知る。 彼女たちに指示を出して欲しいと人材派遣の男に言われる。 自身の無能力者ぶりを嘆くよりは学園都市に貢献したい、能力者の様に頼られたいという気持ちを強く持っている佐天。 彼女は人材派遣の男に請われ仕事の件を了承する。 ――翌日 「うーん…?もう朝?」 (あれ?私いつから寝てたんだ?服もぬぎっぱだし…) 気付けば朝。 佐天は疲れて寝てしまったようだ。 (えーっと確か昨日は人材派遣の人にうちんちの地近くまで送ってもらったのよね…?) そう。佐天は人材派遣の男の車で佐天は町田から立川の学生寮の近くまでわざわざ送ってもらったのだった。 そうして彼女は学生寮に着くなり、適当に服を脱いでそのままバタンキュー。 そして翌日の朝、現在に至る、と言うわけだ。 「ねむーい…今何時…?」 佐天...
  • 佐天「…アイテム?」33
    ――柵川中学学生寮前 今日は学校の日だ。というか既に遅刻確定。 昨日の夜遅くまで、自分のやった行為を考え直していた佐天。 結局、自分のやった行いは正しかったのか。いや、それとも間違っていたのか。 そんな葛藤に駆られながら彼女は寝て、そして起きた。 そしてついさっきまで麦野と電話していた。 (あぁ…今日は学校かぁ…なんだか行く気がしないなー…) ピンポーン… (え?こんな朝に誰?) 佐天はパジャマ姿のまま、眠そうな表情でドアを開ける。 するとそこにいたのは美琴だった。 今更居留守を使ったとしても直ぐにばれてしまうだろう。 佐天は覚悟を決めて、ドアを開けた。 「御坂さん…?」 「おはよう、佐天さん」 「こんな朝早くにごめんね、時間平気かしら?」 ...
  • 佐天「…アイテム?」27
    あらすじ 佐天と美琴は偶然ファミレスで遭遇してしまった。 しかも、フレンダと一緒に居るところを目撃されたのだ! 彼女達は話し合った一方、今日は自分になにもしないでほしいと佐天が一方的に提案する。 一方、砂皿と木原数多の戦いの軍配は辛くも砂皿に軍配があがった。 彼は先行するステファニーを追う。 ステファニーはランクルを飛ばし、フレンダとの集合場所に向かって行く。 ――学園都市第三学区 紆余曲折を得て、アイテムのメンバー三人と浜面は別ルートを辿ってアイテムのアジトがある第三学区の個室サロンに集合した。 「お前等、大丈夫だったか?」 浜面はその場にいるアイテムのメンバーに声をかける。 しかし、声をかけられた当の麦野、滝壺、絹旗の三人は思い思いにメイクしていたり、映画を見たり、携帯を見たりしている...
  • 佐天「…アイテム?」15
    あらすじ アイテムはフレンダの任務が終わり、ちょうどファミレスでお昼ご飯。 その頃、学園都市の暗部の連絡要員を集めたテレスティーナ主催の会合に参加した後 初春とランチをする約束をしていた佐天は待ち合わせをした後、ファミレスにはいっていく。 レストランのドアを開けるとカランカランと入店を知らせる音が聞こえる。 佐天と初春はウェイティングのかかっている状況の店内を一瞥する。 ワイワイガヤガヤという擬音がまさに当てはまる情景だった。 ランチの時間帯、しかも駅前、そんでもって夏休み。 来店してください、と言わんばかりの立地にあるファミレスはこの日、案の上、大盛況だった。 そしてそのファミレスに佐天と初春はやってきた。 「うげー…込んでるね…どうする?他にする?」 「他って言っても…この時間帯はどこも同じだと思...
  • 佐天「…アイテム?」23
    あらすじ 木原数多率いる猟犬部隊は砂皿緻密がいると思われるホテルに強襲をかける。 しかし、強襲は失敗し、逆に隊員達の内の何人かが死傷してしまう。 その状況をホテルの外で見ていた数多の車の前をハーレーが横切っていく。 そのハーレーを追撃していくと、正体は何と女(ステファニー)だった。 彼女の正体を確かめるために猟犬部隊は一度帰還し、体勢を整える。 ちょうどその頃、佐天の家には砂皿がいて…。 ――同日柵川中学の学生寮 猟犬部隊とステファニーの追撃戦が始まる少し前。 早めにホテルを出た砂皿はアイテムの連絡係りである佐天と接触していた。 時刻は少しさかのぼって、午前中。 「…私の、護衛役を放棄し、地下に潜伏する?」 「あぁ。そういうことになるな」 佐天は砂皿の言った事を反芻する。 ...
  • 佐天「…アイテム?」18
    ――横田基地 旧日本陸軍の横田基地を拡大整備したこの基地は学園都市内にありながら唯一、米国扱いされている土地だった。 そんな基地内のハンガーに止まっている車はトヨタのランドクルーザー。 砂皿がレクサスの他に所有している車の内の一つだった。 車に搬入されていく数々の武器弾薬。 実際に使うのかもわからないが、念には念をだ、と砂皿は自分を納得させると武器を横流ししてくれた兵士にドル札の束を渡す。 英語で「また頼むよ」と白い歯を見せながら笑う米兵。 それに片手をあげるだけで答えると砂皿は車内に乗り込み、キーを回して武器格納ハンガーから出て、門に向かっていく。 (ずいぶん手に入ったな…) 後部座席に置かれている武器弾薬や備品を感慨深げに見つめる砂皿。 セムテックス、数十キロのHMXオクトーゲン、マガジン、手榴弾、グレネード...
  • 佐天「…アイテム?」8
    あらすじ アイテムは仕事をしている間、急遽一件の仕事を受注する。 その仕事の内容は製薬会社から寄せられたものだった。 内容は目下起きているサイバーテロの鎮圧と予想されるであろう侵入者の邀撃。 高位エレクトロマスターの犯行と疑われており、佐天は自分の友人である美琴を疑う。 アイテムはそれぞれの持ち場につき、戦闘配置に移行しつつあった。 ういーん…ういーん… 佐天の携帯電話がバイブレーションし、メールの着信を知らせる。 From 麦野沈利 Sub 無題 施設の電気セキュリティが破られた。 多分そろそろ来るわ。 あ、ちなみに絹旗とフレンダ、別々の施設に待機させたから。 何か、一方面だけっていうのが怪しいのよね。 じゃ、私と滝壺は待機してるから、また情報が入ったらそっちも連絡お願いね。 ...
  • 佐天「…アイテム?」13
    あらすじ 佐天の指示の元、アイテムは美琴とSプロセッサ社で戦火を交えた。 その頃、北京のゲットーで行われた華僑の掃討戦。 華僑の資料をあさっていた、砂皿緻密とステファニーはアイテムと書かれた冊子を見つける。 そこに記載されていたのはステファニーの実の妹、フレンダだった。 ステファニーは砂皿と協力して学園都市に向かうことを決心する。 第二部> ――八月下旬 相変わらず暑さが続く。 佐天は柵川中学の制服のポケットから鍵を取り出す。 最近、白井たちと一緒に行ったゲーセンで取ったUFOキャッチャーのゲコ太ストラップがついている鍵を取り出す。 「ただいまー」 ガチャガチャとドアを開け、ローファーを揃えずに脱ぎ、学校のバックをぽいっと投げる。 そしてベッドにぼふん、と倒れかかる。 ...
  • 佐天「…アイテム?」20
    ――佐天の学生寮を監視しているベティとケイト ケイトの無線が任務の更新を告げる。 全身漆黒の特殊部隊のいかめしい格好をしているこの人物に連絡をよこしたのは木原数多という猟犬部隊の指揮官だった。 げっ!木原さんか!俺なんかしたか?とケイトは自分がミスをしたかどうか考える。 あの人の前で失敗は決して許されない。無慈悲で有名な数多の前で生き残るには正確に、そう。まるで機械のように任務を遂行する事が重要なのだ。 『オイ、ケイト…砂皿緻密が学生寮を見渡せるホテルに移動したっていう情報が入った…猟犬部隊の他のメンバーが発見したそうだぁ。今から座標を送る』 「あ、はい!了解いたしました…!」 (良かった任務の更新か…!ったく!寿命が縮まるぜ…!) ケイトは数多の指定してきた座標ポイントに向かうために準備を始める。 リューポルド社製...
  • 佐天「…アイテム?」10
    「遅いじゃない…常盤台の超電磁砲、御坂美琴」 「…知ってたんだ、私の事」 「フレンダから聞いたわ…」 麦野は施設の柱によっかかりながら丁寧な口調で説明する。 美琴はフレンダと言う名前を聞いてククリ刀を持ち、立ち向かってきた白人を思い返す。 「そうなんだ…」 「にしてもスゴイ量の人形ね…集めるのに時間かかったでしょ?」 (フレンダしっかり後始末しろや) 狙撃銃を忘れるな、とは言ったが、まさか自分のしかけた爆弾の後始末をしないで帰るとは。 今度あった時に拷問確定だな、と胸中でつぶやくと麦野は一気に美琴に向けて原子崩しをぶっ放した。 美琴の背後でフワフワと浮遊している人形群の内、数十をくだらない人形爆弾が猛烈な爆風をまき散らし炸裂する。 しかし、それでもなお美琴は数百の人形を背後に従えている。 そしてその人形...
  • 佐天「…アイテム?」21
    あらすじ テレスティーナはフレンダが暗部から足を洗おうとしていると疑念を抱き、麦野に連絡した。 麦野はその連絡を受け取る。果たして、どの様な対応をするのだろうか? ――麦野の住んでいる高級マンション テレスティーナ…?一体誰なんだろうか。 麦野の携帯電話に送られてきたメールの送り主の名前に彼女は首をかしげる。 「ねぇ~、浜面ぁ。テレスティーナって誰だっけぇ?」 「いやぁー俺はしらねぇなぁ」 「どっかで聞いたことあるのよねー……」 「俺は外人の知り合いだったらフレンダくらいだなっ。ってか、麦野。胸当たってるって」 「ふふ、いいじゃない。さっきまで普通に抱き合ってたんだし」 麦野はそう言うと浜面の厚い胸板に顔を寄せる。 二人は今ベッドで仲良く寝ているのだ。 「...
  • 佐天「…アイテム?」6
    あらすじ 仕事に慣れてきた佐天は今日も雑務のマネーカード拾い。 一緒にカードを拾っていた美琴は帰り際にスキルアウトに絡まれている少女(布束)を見つける。 彼女から聞かされた話によると美琴のクローンが作られているとか。 数日後、実際美琴はクローン(9982号)を目撃する。 そしてそのクローンは夜、学園都市第一位の男、一方通行との戦闘に赴く。 美琴はそれを目撃する…? そんな一方通行がジャリ、ジャリ…と線路の石の上を歩いて9982号に向かってくる。 「(目的地への誘導に成功しました)」 かすれるような小さな声で9982号がつぶやく。 そのつぶやきがまだ良い終わらぬうちに付近の地面が爆発する。 切り札の対戦車地雷だ。 (吹き飛べ、第一位) ベアリングを混入した高性能火薬を用いたかなりの破壊力を秘め...
  • 佐天「…アイテム?」26
    あらすじ フレンダはスクールに捕縛されてしまった。 そして彼女は自分の保釈の条件としてアイテムのアジトをスクールに……? ※フレンダとステファニーが姉妹という設定です。 フレメアさんは出てきません。 また、セイヴェルンという名前ではなく、フレンダ=ゴージャスパレスという事になります。 ま、パラレルワールドみたいな感じです。 「ありがとさん、フレンダだっけか?」 「……」 フレンダはぼんやりと足元を見ていた。 数十秒前、彼女はアイテムのアジトの居場所を全て吐いた。自分の命と引き替えに。 スクールのリーダー垣根はフレンダに礼を告げると、彼女に車から降りるように指示した。 なんでも、これからアイテムを含めて他にも敵対する組織を叩き潰すのだとか。 「ってかヘッドギアのヤローと連絡が...
  • 佐天「…アイテム?」24
    あらすじ 猟犬部隊の追撃から逃れたステファニーはちょうど柵川中学の学生寮にいたフレンダの姿を見た。 お互いに自分たちの事を確認した二人。 一方、大規模な学園都市のイベントに合わせて行われる事になった。 一ヶ月後に来る学園都市の独立記念日に合わせて自体は動き出すことになるだろう。 ――柵川中学学生寮 「涙子!見た!?あれが私のお姉ちゃんなの!」 フレンダは先程まで姉がいた所を指さしている。 佐天は「うん、見たよ!」と頷く。 「良かった…少しだけでも会えて…」 佐天はフレンダに相槌を打つ。 そしてちらと彼女の表情を見てみようとすると笑いながらも大粒の涙をこぼしていた。 「…あー…ゴメン、情けないわね、結局私」 「そんな事ないと思うよ」 その後フレンダは「...
  • 佐天「…アイテム?」5
    あらすじ 佐天は初めての仕事の依頼をつつがなく終了させた。 ターゲットは死なずに済んだ。 そしてアイテムに電話をすることが彼女の日常になっていく。 アイテムのメンバーは彼女の事を電話の女と呼んでいます。 因みにスーパーマリン社の産業スパイ摘発以後、佐天の元に寄せられた仕事の依頼はこんな感じだった。 1:クローン技術漏洩に関して容疑がもたれている品雨大学教授の“処分” 2:横田基地の米軍将官達と学園都市の理事会員達主催の友好記念祭りの警邏活動 3:日本国防衛庁幹部の学園都市兵器群の視察団の護衛 例えば、防衛庁幹部が学園都市に来園した時、絹旗は警備員に扮したテロリストが乗っているハマーを叩きつぶした。 その手際は防衛庁幹部をテロの恐怖におびえる暇を与えず、むしろその手際の良さから彼らの拍手を誘った。 また、横田基地の交流祭りでは...
  • 佐天「…アイテム?」14
    あらすじ 佐天は電話の女としての仕事に罪悪感を感じていた。 何故なら自分の命令で人の命が奪われているから。 その罪悪感を払拭したいと思い、彼女は親に仕送りをしていた…。 そんな事までしつつも彼女は電話の女を辞めようとは思わなかった。 結局は何も出来ない無能力者ですごす事がなにより嫌だった佐天。 彼女はかつてアイテムと戦火を交えた美琴にも自分の事をひた隠しにして交友関係を続ける。 ――とある雑木林(初春と佐天が宿題をして数日後) 「はい、今日の任務終了って訳よ」 (あっついわねー…猛暑ね…) フレンダは学園都市の雑木林で暗部の任務を終えた事を麦野に携帯電話越しに伝え、リラックスする。 拳銃、シグザウエルP.228を腰のガン・ホルスターに収納しながらつぶやく。 彼女の足下にふと視線を転じてみる...
  • 佐天「…アイテム?」17
    あらすじ フレンダは外国人を積極的に受け入れている第十四学区に向かっていく。 そこでステファニーを知る人と出会うものの、現在のステファニーの状況に繋がる情報は得ることが出来なかった。 しかし、フレンダはステファニーと一緒に行動していると思われる傭兵の正体を掴む事に成功する。 その情報を得ようとし、彼女は翌日に向けて滝壺と一緒にちょっとキスして休む。 同日、ステファニーと砂皿緻密が学園都市に来学する。 姉と妹の思いが交わるとき、物語は始まる――! ――翌日 ステファニーは宿泊した調布付近のホテルで目を覚ます。 「うー…今何時?」 寝起きの顔にはまだ少しだけ少女の様なあどけなさが残っている。 彼女は起き上がる。 気づけば隣のベッドで寝ていた砂皿がいない。 砂皿さん、どこ...
  • 佐天「…アイテム?」32
    あらすじ 一方通行は絹旗は滝壺か体晶を受け取って一時的に能力を引き上げて一方通行と対峙する。 ステファニー達は依然学園都市と日本国の出入国ゲートで戦っている。 二方面で行われている戦いはそれぞれ、どうなるのだろうか? ――第三学区出入国ゲート前 フレンダとステファニーはゲートに到達する前にトラックの荷台から降りていた。 彼女達は砂皿が数多を引きつけている間に他の部隊を必要最低限排除することだった。 一般にも利用される出入国ゲートなので多くの民間人が居た。 彼らは避難するか、砂皿と数多の戦いを遠巻きに見たり、車の中からクラクションをプープーと鳴らしている。 相当数の人がいるこの状況でフレンダとステファニーの二人は避難している人達の群に紛れ込んでゲート付近に近づきつつあった。 アタッシュウェポンケー...
  • 佐天「…アイテム?」16
    あらすじ 佐天はファミレスでアイテムと遭遇して正体がばれてしまった! ファミレスから帰ってきて寮に入ろうとしたと所でフレンダに呼び止められる。 佐天を尾行してきたフレンダは、佐天の携帯電話に目をつけ、ステファニーの情報が載っているかどうかを佐天の仕事用の携帯電話で調べてもらうことに。 するとかつてステファニーが教鞭をとっていた学校が第十四学区にあることが判明。フレンダはそこへ向かっていく。 第十四学区は外国人の受け入れを主体に作られた学園都市の中でも海外の言語の説明が付け加えられている珍しい学区だ。 面積は小さいながらもかなりの数の外国人留学生がここで学園都市の能力開発教育を受けに来ている。 そんな第十四学区にフレンダはいた。 既に最終下校時刻は回っていた。 しかし、陽の光がまだともっているのでステファニーが教鞭を...
  • 佐天「…アイテム?」12
    今までのあらすじ Sプロセッサ社におけるアイテムVS美琴の戦いは終わり、それぞれの生活空間に帰っていく。 休戦のひとときを皆それぞれ過ごす。 電話の女:佐天 浜面と麦野は付き合い始めました、アイテムはこの事を知りません。 滝壺は浜面が好き。 フレンダは生き別れた姉がいます。 フレンダの唯一の身内と言うだけではない。大好きな姉だ。 この腐った街で短い人生の旅路を終わらせるつもりは彼女は毛頭ない。 いかなる手段を使おうがフレンダは姉にあおうとする決意をひそかに強くする。 しかし、どうすれば姉に会えると言うのだ。 どだい、どこにいるのかもわからない。 しかし、フレンダはある人物を思いつく。 (…!あ、そっか…あいつに掛け合ってみれば…探してくれるかも…!) (電話の女なら…教えてくれる…かも...
  • 佐天「…アイテム?」1
    八月第一週のとある日 「今日もお疲れ様のですー!今度は補修に来ちゃだめですよー!」 ピンク色の髪の毛の小さい先生が教室にまばらに座っている学生に対して挨拶をする。 講義を聴いていた学生達は次々にバックに教科書を入れて立ち上がり、帰宅していく。 その生徒達の中に一人、柵川中学の学生がいる。 彼女の名前は佐天涙子。 彼女が何故補修に参加しているか。 彼女は7月24日に幻想御手(レベルアッパー)に手を出して倒れてしまったからだ。 彼女は能力がいつまでたっても上がらない事に嫌気が差し、飛び級して能力を得ようとした。 そんな人達に努力してレベルを上げる事の大切さを説く為、夏休みであるにも関わらず学園都市側は補修を開いているのだ。 さて、今日の講義も終わり。 これでやっと補修の全てのカリキュラムは終了したと言う訳だ。 ...
  • 佐天「…アイテム?」22
    あらすじ 時期は夏休みがあと少しで終わる位。 テレスティーナから麦野に送られたメールの内容はフレンダがアイテムを抜けようとしているのではないか? という猜疑のメールだった。 麦野はリーダーとしてフレンダにそのメール内容が事実か否かをフレンダに問いただすが、フレンダはそんな話しは嘘だときっぱり断言する。 要するにアイテムを裏切る事はない、と宣言した様なものだった。 ――木原数多の指揮する猟犬部隊のオフィス 『今日の朝、多摩川河川敷で発見された男性の遺体は身元不明ですが、依然として捜査は…』 今朝から流れているニュース。 数多はオフィスにあるテレビから流れてくるニュースを忌々しげに見つめた。 (ったく消されたな…ケイトの野郎…!) 数多は歯をぎりっと鳴らしつつ、ケイトの死は確定だな、と思う。 ...
  • 佐天「…アイテム?」28
    あらすじ フレンダはスクールにアイテムの隠れ家を吐いた。 その代わりにスクールからの処刑を帳消しにした。 その情報を元にスクールはアイテムの隠れ家を攻撃した。 そこで麦野は心理定規によって自分の人間関係の距離を調節されるてしまう。 彼女は一体どうするのか…? ――第三学区の半壊した個室サロン 心理定規の能力によって他者との距離を調節された麦野沈利。 垣根の未元物質から受けた傷は多少痛むが、麦野の能力の使用に関して大きな影響を及ぼすほどのモノではなかった。 (滝壺と浜面は絹旗が逃がした…そしたらうざったいスクールに復讐しなきゃ…滝壺の能力が使えるならピンポイントで未元物質が展開される前に垣根の野郎を即殺出来る) にやりと麦野の表情が暴悪に歪む。 それは笑いともとれない、寧ろ悲しそうな表情の様に...
  • 佐天「…アイテム?」30
    あらすじ 麦野は滝壺にスクールの追撃を行うために体晶の服用を強要する。 木原数多はフレンダ達が学園都市を脱出しようと企んでいる事を一方通行に知らせる。 彼の増援を期待したが、当の本人は第七学区で垣根との激闘に従事していた。 ――第三学区と日本国の境界線 「おせぇぞ、一方通行」 「わりわり、垣根のヤローがよ、最後に抵抗しやがってよ、クックッ…にしても哀れなヤローだったぜ」 一方通行は垣根の最後の姿を思い出し笑っている。 心理定規を殺害され、怒り狂った垣根はグループの四人に渾身の一撃を放った。 一方通行はベクトル変換能力で回避。結標達は重傷を負って戦線離脱した。 今この第三学区のゲートにいるのは一方通行と木原数多とその配下の猟犬部隊の隊員とMARの隊員達とモンスーンと呼ばれる妹達四人だった。 ...
  • 佐天「…アイテム?」29
    あらすじ 麦野は心理定規の精神攻撃で人間関係の距離を変更させられ、混乱。 同時にフレンダの裏切り情報をも得て、フレンダを追撃することに。 フレンダは第三学区で麦野と遭遇し、必死になって逃げるが、とある立体駐車場で捕まる。 殺害されそうになっている所をちょうどGPSで追跡していたステファニーに見つかって九死に一生を得る。 ※ステファニーとフレンダが姉妹という設定です。フレメアさんの出番はありません。 ステファニー=ゴージャスパレス フレンダ=ゴージャスパレス って感じ ――ランクルの車内 「さっきの女は…麦野って人?」 「うん…私の所属している組織のリーダーで、麦野沈利って言うんだ」 「そっか……あの人がリーダーだったんだ。フレンダ、一杯、苦労かけさせちゃったね」 「い...
  • 佐天「…アイテム?」31
    あらすじ ステファニーとフレンダ、そして砂皿の三人は脅威を排除しつつ、学園都市と日本国の出入国ゲートに向かって行く。 一方、第三学区の立体駐車場に取り残されたアイテムのメンバーの元には抹殺命令を受けた一方通行が立ちはだかっていた。 ――第三学区 出入国ゲート付近 「各自持場に就いたまま聞け」 数多の無線が第三学区で警備行動についている隊員達の耳に行き届く。 彼ら―猟犬部隊の隊員とMAR、残っているモンスーンに所属している二人の妹達―は数多の無線に耳を傾ける。 「つい先ほど入った連絡だぁ。モンスーンの二人がやられちまった様だ」 「ケド、驚くことはねぇ。これで三人の目的が明らかになった。第三学区の出入国ゲートに向かってる」 「今第三学区の出入国ゲートに待機してるのは…俺と猟犬部隊の隊員数名、MARの隊...
  • 佐天「…アイテム?」11
    ――浜面と麦野が乗っている車 「送ってくれてありがと、浜面」 「あぁ」 「寄ってく?」 「お前、怪我してんだろ、休まなくてもいいのかよ」 その言葉に麦野はかぁと体が熱くなる感覚を覚える。 浜面が自分の怪我を気にしてくれた。その事だけでもうれしい。 「怪我はもういいの…、で、どうなのよ?来るの?」 浜面に家に来てほしいと思う反面、答えを聞くのが恐かった。 もし、「いや、今日はいいや」とか言われたら、一人泣いてしまうかもしれない。 さびしい。一緒にいてほしい。彼女はそう思った。 「…じゃ、ちょっとだけ」 「ちょっと…じゃなくて…泊ればいいじゃない…」 後部座席にいる麦野を浜面はミラー越しに見つめる。 アイテムの女王と自他共に認める麦野。しかし、その女王は無能力者のスキルアウト上がりの男に...
  • 人物目録/佐天涙子
    「う~い~は~る~!!」 佐天 涙子(さてん るいこ) 一人称 あたし CV 伊藤かな恵 初出 超電磁砲マンガ版  4話アニメ版 1話 能力 空力使い(エアロハンド)無能力者(レベル0) 所属 ・科学サイド・柵川中学 このページは執筆中です。加筆、訂正して下さる暇人を求めています。 概要 『とある科学の超電磁砲』初登場のオリジナルキャラ。趣味は初春のスカートめくり。 中学一年生とは思えないけしからん発育のいい体型をしている。 貴重な無能力者枠のレギュラーキャラ。 柵川中学に在席する中学一年生。初春とはクラスメイト。 身長160センチ、体重46キロ。スリーサイズは上から79・58・80。 歳並みにミーハーな性格で噂話や流行に敏感。アイドル歌手の一一一のファンのようだ。 またレベル5である美琴と初めて会うシーン...
  • 人物目録/絹旗最愛
    「浜面浜面。ほらほら、勢い良く超ぴらーん」 絹旗 最愛(きぬはた さいあい) 一人称 私 初出 禁書目録 15巻 能力 窒素装甲(オフェンスアーマー)大能力者(レベル4) 所属 ・科学サイド・学園都市暗部・『アイテム』 通称 ・モアイ 概要 学園都市の暗部組織『アイテム』の構成員。外見年齢は12歳程度の中学生(自称)。 元は学園都市の『置き去り』で、過去には一方通行の演算パターンを参考にした『暗闇の五月計画』の被験者という経歴を持つ。 また自他共に認めるC級映画マニアでもある。 その容姿もさることながら、小悪魔的な口調や性格もあって密かにファンが多いのでは。またフレンダが死亡して『アイテム』が実質解体した際や、19巻での滝壺入院のエピソードを見るかぎりそこそこ仲間思いではあるようである。浜面曰く、「知り合いに依存するタイプ」。 当然だがSSでは基本的に『アイテ...
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    上条・士道「「とある緋弾のソードアート・ライブ」」キリト・キンジ「「その1」」 - 名無しさん 2014-07-15 22 05 53 ハンター×ハンター - 名無しさん 2014-06-10 20 34 33 垣根「見せてやるよ・・・俺の力をな」 - 名無しさん 2013-07-03 13 48 34 上条「そこのおねーさん! お茶しない?」 麦野「あん?」 - 名無しさん 2013-03-25 17 35 48 - 名無しさん 2013-05-07 06 24 59 上条「そこのおねーさん! お茶しない?」 麦野「あん?」 - 名無しさん 2013-03-25 17 35 48 きぬはた荘 あふたー あふたー? - 名無しさん 2013-03-04 23 59 50 一方通行 - 名無しさん 2012-11-04 21 56 48 電磁通行 - 名無しさん ...
  • 人物目録/麦野沈利
    「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」 麦野 沈利(むぎの しずり) 一人称 私 初出 禁書目録 15巻 能力 原子崩し(メルトダウナー)超能力者(レベル5)/ 第四位 所属 ・科学サイド・学園都市暗部・『アイテム』・レベル5 通称 ・むぎのん・ナージャ このページは執筆中です。加筆、訂正して下さる暇人を求めています。 概要 学園都市に七人いる超能力者の一人。序列は第四位。暗部組織『アイテム』のリーダー。 幼少時代からお嬢様のようで、執事も控えていた。 我侭で自己中心的。その一方で自分が周囲からどう見られているのか気にする一面もあるため、 普段ストッキングを穿いているのは自身の脚が太めなのを意識しているため。 レベル5の格付けで破壊力では御坂美琴を上回りながらも制御と応用性で劣るために4位になっている事からか...
  • 人物目録/フレンダ=セイヴェルン
    「いつか他にも滝壺の居場所ができるといいね」 フレンダ=セイヴェルン 一人称 私 初出 禁書目録 15巻 所属 ・科学サイド・学園都市暗部・『アイテム』 家族・親戚 ・フレメア=セイヴェルン(妹) 通称 ・フレ/ンダ このページは執筆中です。加筆、訂正して下さる暇人を求めています。 概要 暗部組織『アイテム』の構成員。金髪碧眼の少女。詳しいプロフィールは不明。だった。でもまだほとんど不明。 麦野率いる暗部組織『アイテム』の構成員の一人。 『禁書目録』15巻で登場したはいいが、作中のセリフはわずか7つ。登場シーンも一回だけで次に出てきたと思ったら体を真っ二つにされていた。 プロフィールのほどんとが不明で、どんな能力を持っているのか、そもそも持っているのかすら明かされていない。金髪碧眼という外見と高校生という事しか書かれてい...
  • 佐天「時を止める能力……」/05
    ──さっきまで一緒に居た、ケーキを食べていた、【友達】だと自分は思っていた。 なのにどうして、その友達がうつ伏せに横たわって、周囲の地面には血に濡れていて── ──血の海の中の友達の顔は分からない、直視できない。 目を逸らす、逸らした先に指が数本転がっていた── ──指だけじゃなかった、人間を形成する、普通は見る機会なんて一生無い淡いピンク色の── 佐天「ひっ……ぐっ……う……げほっ……うぇぇぇっ」ビチャビチャッ ──血溜まりに自分の吐瀉物混ざる、もっと気持ち悪くなった、もっと吐いた ──路地裏に広がる世界は、佐天涙子が知っている世界ではなかった。 ──気付いたら萎えていた足が路地裏から遠ざかる──。   涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔よりも酷かった『心』が少し平静を取り戻す 佐天「通報しなきゃ……白井さんに──いや警備員だよね……」 ???「あの……」 ミサカ?「少々話があるのです...
  • 佐天「時を止める能力……」/10
    ──九月三十日── 佐天涙子の朝は遅い。 学園都市ご自慢の目覚まし時計も彼女を目覚めさせることは出来ないようだった。 佐天「ん……むにゃ……んなー……」 時刻は現在午前8時10分。 明日から衣替えなので今日は午前中授業である。 本来ならば初春飾利という佐天涙子の友達が毎朝起こしに来てくれるのだが──。 初春「…………zzz」 彼女達のルームメイトは薄情である。 否、一応声は掛けてあげたのだが……どうやら目覚めには至らなかったようだ。 現在午前8時25分。 初春「……ん?……もうすぐ7時半ですか……もうちょっとだけ寝ていましょう……」 初春「…………!?」バッ ──佐天涙子の九月三十日の朝は、遅かった。     ──いつものファミレス── 佐天「だからー謝ってるじゃんー許してよー」 初春「佐天さんが昨日ずっと寝かせてくれなかった所為で私まで遅刻しちゃったじゃないですか!!」 佐天「ごめんごめ...
  • 佐天「時を止める能力……」/06
    「おら、死ぬ気で避けなきゃホントに死ンじまうぞォ!」 「はっ!!オマエは何回殺されてると思ってンだっつのっ!!」 「…………」     「ふン、さて、今日の実験終了のお知らせってかァ?」           ──あたしの【友達】から離れてください一方通行さん     一方通行「コーユー場合ってよォ実験ってのはどうなっちまうンだ?」 一方通行「頼むぜ『実験動物』よォ、関係のねェ一般人なンか連れ込ンじゃってよォ」 一方通行「使い捨ての人形じゃなくてマジモンの一般人とか──」 佐天「ちょっと黙っててもらえませんか?不愉快です」シュッ 一方通行「なっ!?何時の間に移動しやがった!!」 『──、何を、何をやっているのですか、とミサカは問いかけます』 佐天「何って、友達のピンチに駆け付けちゃ悪い?」 『──、訳が分かりません、ミサカは単価にして十八万円でボタン一つで製造できる──』 佐天「単価とか、ど...
  • 佐天「時を止める能力……」/03
    佐天「あっ私佐天涙子っていいますヨロシクお願いします。」 上条「こちらこそヨロシク!まぁまず寺までいきませう」 佐天「そうですねッ!」 佐天「」テクテクテクテクテクテク 上条「ゼェハァハァ」テクテクテク 佐天「暑いですね~」 上条「そうですねッ涙子ちゃんこんなペース速くてよく平気だねゼェハァ」 佐天「日々の鍛錬ですよッ上条さんも頑張ってくださいねッ地図によるともうすぐみたいですよ!」 歩く事二時間――――――― 上条「やっとついたぁぁぁぁ汗でびしょびしょだぁ」 佐天「やっとつきましたね!」 住職「よくこの暑い中こんな所まで来てくれたな」 上条・佐天「(坊主じゃないッ……だと!!しかも帽子……)」 住職「あぁ俺の格好か俺はほとんど住職じゃないんだただこの寺を受けもらっただけなんでな」 佐天「なにか訳ありなんですか?」 住職「まぁそんなところだ」 上条「涙子ちゃんはここに何日いるんだ?」 ...
  • 佐天「ポケットから秘密道具を取り出せる能力かぁ」/03
    アレイスター「何故だ……? 何故お前は私の言いなりにならない!?」 佐天「へっへーんだ! 初春に借りた花飾りのお陰で、悪い電波は届かないんだよ!」 佐天「でも、みんなも情けないよ! あんなやつに操られちゃうほど、私たちの友情は弱っちいもんだったの!?」 佐天「忘れたとは言わせないよ、私たちの友情伝説を!」 佐天「命を懸けた幻の古代神殿での大冒険……そこで見つけた、不滅の友情を誓える者だけが使うことを許される、伝説の秘密道具!!」 佐天「その名も、親友テレカッ!!!」サッ ──ピカァァァーーッ!! 削板「……っ、俺は一体!?」 心理「まさか私が操られるなんてね」 麦野「クソがぁ……ブチコロシ確定ね……ッ!!」 御坂「そうよ、私たちが負けるはずなんてない!」 垣根「俺たちの友情に...
  • 佐天「時を止める能力……」/14
    -------------------------------------------------------------------------- ■報告書 -------------------------------------------------------------------------- ○天使の力を行使? 学園都市の中学生  佐天涙子(さてん るいこ)  Saten Ruiko  先日のアビニョンでのテッラとの戦闘時において、強大な天使の力を観測  発生源は、学園都市の女生徒である【佐天涙子】によるものと特定。  彼女の学園都市での超能力のレベルは0である。  しかし、彼女の左手に超能力とも魔術ともいえない力を確認。  その能力は“時間を操作”する能力とされる。  時間の操作といっても自由自在に操作できるわけではない模様。  以下に確認されている彼女の能力を記述する。...
  • 佐天「きゅ、吸血殺しの紅十字ッ!」/第一部/6
    ―――第七学区、柵川中学校 キーンコーンカーンコーン♪ 大圄「じゃあ今日はここまで。日直、号令ー」 「きりーつ、礼」 大圄「はい、さようなら。気をつけて帰れよ」 ガタガタッ、ザワザワッ 「帰りどっか寄ってく?」 「セブンスミスト行こうよ。一一一(ひとついはじめ)のアルバム買わなきゃ!」 「えー、そんなのDLすれば良くない?」 「何言っての! 特典のためにCDを最低十枚は買うのがファンのあるべき姿だよ!」 「どこの世界の話さ、それ?」 ザワザワッ 佐天「…………」 ……………………………… …………………… ………… ステイル「魔術を使えば、君は…………死ぬ」 佐天「えッ……」 佐天「嘘でしょ、そんな……。嘘なんだよね? 私を諦めさせるための脅しだよね?」 ステイル「嘘でも脅しでもない。本当のことさ」 佐天「どういうことなの? 死ぬって……」 ステイル「能力者は魔術を使うことができないんだよ...
  • 佐天「時を止める能力……」/09
    ────────────────────────────────── 第 二 章  魔 術 の 世 界  E m e r g e n c y C a l l ──────────────────────────────────     ──血溜まりに一人の女学生が倒れている 佐天「オリアナ=トムソン、聞こえてますか? あたしは貴女に一つだけ質問したいことがあります…… 『どうしてあの人を傷つけたのですか?』 貴女が傷つけたあの人はこんなにも苦しんでいます 正直、正直貴女にはがっかりです──関係のない人を巻き込むなんて ねぇ?聞こえてます?見えていますか?あそこに倒れている女の人が オリアナ=トムソン、貴女はどうして傷つけたんです? 人の命で遊ぶなんて──絶対に許さないッ!! 貴女は直接あたしが止めます……その魔術ごと──その幻想を止めてやるッ!!」   ──遡る事十数時間前── 佐天「昨...
  • 佐天「時を止める能力……」/16
    十月十九日という日は運命の日と人々は口にするのだろう。 人によってこの日の捉え方は違うだろうけど。 第三次世界大戦。 どれだけ奇麗事を言おうが『神の右席』が裏で糸を引いていようが 始まってしまった戦争は簡単には止まらない。 佐天「なんて、言っても……フィアンマを止めないことには戦争は終わらないよね」 佐天「学園都市とロシアによる戦争──魔術と科学の対立といってもいいかもしれない……」 佐天「この時点で“あの人”が動いてないというのは……、そういうことですよね」 佐天「第三次世界大戦が始まってからもう十日は過ぎてるわけだし……」 佐天「うーん何はともあれ、この状況を何とかしないとなぁ……」 佐天「見渡す限りの白ですね……、十月下旬とはいえ流石はロシアといったところですか」 佐天「……(当麻さんは先にロシアに潜入してるはずですが……)」 佐天「……(インデックスちゃん……)」 佐天「……(エイ...
  • 佐天「時を止める能力……」/13
    ──十月九日── 死角というものがある。 この学園都市には沢山の死角と呼ばれるものが存在する。 例えば路地裏。 そんな路地裏を走る少女が一人と仮面を被った黒いスーツの男が一人。 佐天「ぜぇ……はぁはぁ……」ダッ 佐天「(一体どうしてこんな事に──)」 佐天「くっ……、振り切れない──」 男「止まっていただけませんか?佐天涙子。私は貴女に危害を加えるつもりはありません」 男「話をしましょう」キィン かすかに聞こえたキィン、という音はあの男の武器である学園都市製の銃声だろうか 佐天涙子の足元でコンクリートが弾ける音がした。 佐天「そんなモノ使っておいて信じられるわけないです!!」 佐天「(逃げなきゃ……、とりあえず路地裏から出ないと──)」 タッタッタ、と一定のリズムを刻みながら路地裏を抜けようと走る。 しかし中学生の足の長さでは男の、それも成人してるであろう男との距離を離す事が出来ない。 男...
  • 佐天「時を止める能力……」/04
    さらに幾日後 ──八月十五日 佐天「今日でこのお寺ともサヨナラかぁ~」 住職「寂しいかい?」 佐天「う~ん、ちょっとだけ寂しいですね」 佐天「自分を見つめなおして、『力』を知ることが出来ましたし」 住職「ははっ、『力』を知れたのは俺や寺のおかげじゃないさ」 住職「……そう佐天ちゃん自身の努力の賜物さ、俺は助言しただけにすぎない」 佐天「それでも、感謝してます住職さん、ありがとうございました!」 住職「どういたしまして、さっ急がないと日が暮れちゃうよ?」 佐天「あっ!そうですね!では……ありがとうございましたー!また~」テクテク 住職「あぁ、またな」 住職「…………」 住職「…………!!」ダッ タッタッタッ 住職「佐天さん!」 佐天「えっ?何か忘れ物でもしました?」 住職「いや…………」 住職「気を、付けて……な」 佐天「あはは、心配には及びませんよ!えっと……当麻さんが守ってくれますし/...
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