seisoku-index @ ウィキ内検索 / 「佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」」で検索した結果

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  • 佐天涙子 Index
          佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」(短編)②③④ 佐天「きまぐれ」 初春「れぐまき」(短編)②③④ 佐天「きゅ、吸血殺しの紅十字ッ!」 (長編)  
  • 上条当麻 Index
    ...(短編)(完結)② 佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」(短編)②③④ 中の人「おっ!目が覚めたか」上条「テメェ……」(長編) 美琴「新しいかっこいい必殺技が欲しい」(短編) 美琴「ちょっとアンタ!」禁書「なぁに?」(短編)② 御坂妹「ミサカじゃダメですか?」等々(短編)(オムニバス) 御坂妹「私......あなたのことが好き」(短編)  
  • 佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」
    これは超電磁砲と幻想殺しが出会う少し前の 甘酸っぱくてほろ苦い、淡い淡い恋のお話…               初春「さ、さ、さ、さ、佐天に彼氏ができたんですかぁ!?」 佐天「ちょっと初春!声大きいよ!」 初春「で、で、本当なんですか!」 佐天「うん。実はね。それで今日はその人と会うからゴメンね?」 スタスタ 級友1「涙子も大人になったねぇ。ね、初春。」 初春「…………」 級友1「?」 初春「佐天さんに男が出来た…佐天さんの純潔が…」ブツブツ 級友1「」 初春「級友1さん!!私に今すぐ病院を紹介してください!!」 級友1「え?初春どこか悪いの」ビクッ 初春「えぇ悪いですよ!私にアレが無いばっかりに佐天さんは悪い男に捕まって!」 級友1「ちょ、ちょっと初春落ち着いて!」 初春「落ち着いていられますか!佐天さんの純潔は私が貰うんです!」 級友1「」 初春「さぁ早く!私にアレを!アレを付けてくだ...
  • 佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」②
    「それではこれで終わります~」 教壇に立つ、小学生くらいの身長で、ピンク髪をした少女が授業の終わりを知らせる。 実は彼女、全くそうは見えないが、このクラスの担任である。 「ふぅ、無事終わった~」 上条当麻はバタン、と机の上に倒れ臥した。 何だか今日は調子がいい。 まあ他の人から見れば普通の日常なのだが、常に不幸が付きまとっている彼からすれば、絶好調なのだ。 「カミやん、今日は何事も無かったみたいだにゃー」 金髪アロハにグラサンという、およそ学校に来るような服装を全くしていない男、土御門元春が話しかけてくる。 上条当麻の親友であり、義妹を溺愛するちょっとした変態だ。 「おぉ、後は帰るだけだし、何かいいことが起こりそうな気が「おっとその先は言わせへんで」」」 突然会話に割り込んで来たのは青髪ピアス。 この男は、世の中に存在する全ての嗜好を網羅する、とんでもない変態である。 「カミやんがそういう...
  • 佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」④
    「ふええ~。そんな事があったんですか?」 翌日、私は初春と一緒に学校の帰り道を歩いていた。 話してるのは昨日のデートのこと。 「そうなんだよ。なんか良くわかんないけど私めっちゃ泣いちゃってさ~。自分でもびっくりと言うか」 「佐天さんって意外にロマンチストさんなんですね~」 含みなど全く無い笑顔で話してる初春。 意外ってどういうことだ。 一言多いぞ初春。 スカートめくってやろ。 「えいっ」 「ひゃああああっ!?なにすんですか佐天さんっ!」 おおっ? スカート押さえるのめっちゃはやい。 全然見えなかった。 「や、やるねぇ」 「ふ、ふふふ。いつまでもやられるままの私じゃないってことです。もうスカートめくりは効きません」 不適に笑う初春。 初春のくせに生意気だぞ。 仕方ない、この手は使いたくなかったけど…… 「これなら、どうだぁ~!!」 ズリィッ! 「~~~っ!!??」 大勢の人の真ん中で、白昼堂...
  • 佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」③
    ―――――土曜日、13 50―――――   「うわ、早いな!」 上条さんがやって来た。 私服を着ているので、何だか新鮮だ。 うん、やっぱり格好いい! 「遅いですよ~。女の子を待たせるなんて、デリカシーに欠けます!」 お昼の二時、セブンスミストの前に集合。 昨日の夜、メールで取り決めた内容。 映画は夕方の部なので、それまで上条さんに買い物に付き合って貰う事にしていた。 「10分前に来とけば問題ないと思ったのに……お前いつからここにいたんだ?」 「あはは、どうでもいいじゃないですかそんな事~」 まあ、上条さんが私を待たせないためには、あと50分は早く来る必要があったんだけどね。 ずっと座ってたから腰が痛い…… 「それじゃ、そろそろ行きましょ!時間は待ってくれませんよ!」 上条さんの手を取って走り出す。 「そうだな。お、おい、引っ張るなよ」 こうして、私達の初めてのデートは始まった。   ………...
  • 短編SS(ページ作成中)
    ...んでもらえるまで」 佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」 オッレルス「わが家へようこそ!」 佐天「きまぐれ」 初春「れぐまき」 垣根「ジャッジメントか……悪くねぇ」 美琴「新しいかっこいい必殺技が欲しい」 垣根「怨み屋本舗か・・・」 美琴「お願い! 今日一日でいいから、私の“代わり”になってくれない?」 フレンダ「麦野、愛してる」麦野「そうか、死ね」 上条「不運と幸運、不幸と…何だ?」 【禁書】    は人生を【SS】 11028「黒子かわゆい」 ステイル「僕かい?ジャッジメントさ」 一方通行(レベル1)「ちょっ、痛っ!?」同級生「おら、くたばれや!」 淡希「じー」香焼「」 上条「あれ?俺死んだはずじゃ」海原「ようこそ」 上条「あの日、もしかしてお前は、俺以上に」 五和「私は・・・・実は上条さんの姉なんです」上条「え?」 上条「いや、実はですね」御坂「―――う...
  • 短編SS
    ...大きくなる……。 ・佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」① ② ③ ④ また上条は女の子を助けた。上条にとっては大勢の中の一人でも、佐天にとっては唯一無二のヒーローで……。 ・オッレルス「わが家へようこそ!」※最新刊(22巻)ネタバレ注意 主に原作22巻に登場するキャラクターが諸事情で共同生活する話。 ・佐天「きまぐれ」 初春「れぐまき」①  ②  ③  ④ サイケデリックな文体が脳髄に直撃する。登場人物の行動・言動が……。特に初春の変化に注目。 ・垣根「ジャッジメントか……悪くねぇ」① ② ジャッジメントの一員となった学園都市第二位の未元物質・垣根が奮闘する。 ・美琴「新しいかっこいい必殺技が欲しい」(打ち切り) 美琴が新たな必殺技を開発しようとする。途中から、高位能力者のバトルトーナメントに。残念ながら打ち切り。 ・垣根「怨み屋本舗か・・・」(打ち切り) ...
  • 佐天「時を止める能力……」/03
    佐天「あっ私佐天涙子っていいますヨロシクお願いします。」 上条「こちらこそヨロシク!まぁまず寺までいきませう」 佐天「そうですねッ!」 佐天「」テクテクテクテクテクテク 上条「ゼェハァハァ」テクテクテク 佐天「暑いですね~」 上条「そうですねッ涙子ちゃんこんなペース速くてよく平気だねゼェハァ」 佐天「日々の鍛錬ですよッ上条さんも頑張ってくださいねッ地図によるともうすぐみたいですよ!」 歩く事二時間――――――― 上条「やっとついたぁぁぁぁ汗でびしょびしょだぁ」 佐天「やっとつきましたね!」 住職「よくこの暑い中こんな所まで来てくれたな」 上条・佐天「(坊主じゃないッ……だと!!しかも帽子……)」 住職「あぁ俺の格好か俺はほとんど住職じゃないんだただこの寺を受けもらっただけなんでな」 佐天「なにか訳ありなんですか?」 住職「まぁそんなところだ」 上条「涙子ちゃんはここに何日いるんだ?」 ...
  • 上条「第六位が帰ってきた……」/03
    ~街中 十八時半~ ワイワイ ガヤガヤ 御坂「しまったわね」 上条「ああ、忘れてたな」 御坂「外で食べるのはいいけど、空気椅子で食べなきゃいけないのよね」 上条「どうする?」 御坂「どうするって、学食なら部屋に持って行って、座って食べれるけど。    学食は嫌なんでしょ?」 上条「ああ」 御坂「……」 上条「……」 御坂「そうだ。お座敷で食べれるところにしようか!」 上条「ああ、そうか! それなら座って食べれるな」 御坂「どこがいいかな?」 上条「あそこはどうだ?」 『お好み焼き』 御坂「うん、いいわよ」 上条「よし、じゃあ行くか」タタタ ~店 十八時半~ ワイワイ ガヤ...
  • 佐天「時を止める能力……」/04
    さらに幾日後 ──八月十五日 佐天「今日でこのお寺ともサヨナラかぁ~」 住職「寂しいかい?」 佐天「う~ん、ちょっとだけ寂しいですね」 佐天「自分を見つめなおして、『力』を知ることが出来ましたし」 住職「ははっ、『力』を知れたのは俺や寺のおかげじゃないさ」 住職「……そう佐天ちゃん自身の努力の賜物さ、俺は助言しただけにすぎない」 佐天「それでも、感謝してます住職さん、ありがとうございました!」 住職「どういたしまして、さっ急がないと日が暮れちゃうよ?」 佐天「あっ!そうですね!では……ありがとうございましたー!また~」テクテク 住職「あぁ、またな」 住職「…………」 住職「…………!!」ダッ タッタッタッ 住職「佐天さん!」 佐天「えっ?何か忘れ物でもしました?」 住職「いや…………」 住職「気を、付けて……な」 佐天「あはは、心配には及びませんよ!えっと……当麻さんが守ってくれますし/...
  • 上条「はぁ…」/2
    ―――― 上条宅 上条「なぁインデックス」 インデックス「なぁに、とうま」 上条「イギリスは恋しく無いのか?」 インデックス「別に?だって向こうの事なんて覚えて無いもん」 上条「そうか…(やっぱりこいつは独りぼっちなのか…)」 上条「もしイギリスに帰れるとしたらどうする?」 インデックス「分かんない、多分ご飯が美味しい方に行くんだよ。それよりご飯マダー?」 上条「今作りますよ…(結局俺はこいつの家政婦だった訳か…まぁ分かってたけど…)」 上条「(どうするか…このままインデックスと暮らすか、彼女をイギリスに返すか。多分イギリス清教に言えば引き取ってくれるだろうし…今より贅沢な暮しを…)」 “雲川「今日、私達が過ごした時間、それが“高校生の普通の過ごし方”という時間だけど」” 上条「…、高校生の普通の過ごし方…か」   テレッテテテテ~♪ 上条「ん?メール?…父さんからか…」 Re 当麻へ 父...
  • 佐天「時を止める能力……」/09
    ────────────────────────────────── 第 二 章  魔 術 の 世 界  E m e r g e n c y C a l l ──────────────────────────────────     ──血溜まりに一人の女学生が倒れている 佐天「オリアナ=トムソン、聞こえてますか? あたしは貴女に一つだけ質問したいことがあります…… 『どうしてあの人を傷つけたのですか?』 貴女が傷つけたあの人はこんなにも苦しんでいます 正直、正直貴女にはがっかりです──関係のない人を巻き込むなんて ねぇ?聞こえてます?見えていますか?あそこに倒れている女の人が オリアナ=トムソン、貴女はどうして傷つけたんです? 人の命で遊ぶなんて──絶対に許さないッ!! 貴女は直接あたしが止めます……その魔術ごと──その幻想を止めてやるッ!!」   ──遡る事十数時間前── 佐天「昨...
  • 佐天「ポケットから秘密道具を取り出せる能力かぁ」/02
     ──チュンチュン 佐天「Zzz…Zzz…」 ジリリリリリリリ!!! 佐天「ん、んぅ~……うぅん」ピッ 佐天「……ふわぁ~、もう朝か……眠い……」ムニャムニャ 佐天「それにしても、昨日は酷い目にあったなぁ……まさか傘から雨が出て来るとは想定外だった」 佐天「せっかく晴れて能力者になったってのに、使い方が分からないんじゃねぇ……」 佐天「白井さんは、レベルが上がればもっと良いものが出るかも、なんて言ってたけど、この分じゃ……あんまり期待できそーもないね……こりゃ………」ウツラウツラ 佐天「──……ハッ、あれ? ヤバい、もしかして二度寝しちゃった!?」 佐天「時計時計──うわっ! もうこんな時間!? い、急がないと遅刻する~っ!!」バタバタ 初春(佐天さん今日は遅いなぁ~) ...
  • 佐天「きまぐれ」 初春「れぐまき」④
      カランカラーン固法「やっほー皆」初秋「あ、ラーメン大好き固法先輩だ」佐天「こんにちわー。今日もいいおっぱいですね」テレス「キャラが被るから帰れ」美琴「えーっと……えー……あ、そうだ眼鏡が――固法「眼鏡をかけてラーメンを食べると油が跳ねたり湯気で曇ったりしてすぐに痛んじゃうのよ」佐天「じゃあ嫌いなんですか?」固法「ううん。大好き」初秋「ワンモア」固法「ううん。大好き」初秋「ううん無しで。ワンモアセッ」固法「大好き」初秋「私そっちの気ないんでお断ります」固法「そうなんだ。で、何だって御坂さん?」美琴「……いえ」 初秋「じゃあ固法先輩も来たしそろそろ始めましょうか」佐天「そうだね。四人そろったし」テレス「四人でやることっつったらあれだな」固法「そうね」美琴「うん……うん?」初秋「ババ抜きしましょう。全力で」佐天「私今日の為に昨日からご飯抜いてきたんですよ」テレス「ほーう。張り切ってるじゃね...
  • 上条「はぁ…」/8
    ――― 上条宅@4時 上条「」パチッ 上条「うわ……寝ちゃった……風呂入り忘れた……」 上条「今入ると迷惑に……って……」 上条「何で隣に神裂と番外個体が居るんでせうか?」 上条「俺が寝てる間に何があったんだよ……」 上条「って俺がベッドで寝てたからかぁ……」 上条「じゃあ今から移る……」 番外個体「すぅ~」ダキッ 神裂「」ギュ 上条「いやいや何で腕に抱きついてるんでせうか……ヒィ!?(って腕に柔らかい物が!?)」 上条「ちょっと失礼しますよ~」 番外個体「ヤダ、もう誰も居なくならないで」 上条「あの……起きてるんでせうか」 番外個体「……すぅ~」 上条「寝言か……」 上条「はぁ……朝までもつか? 俺」       ――― とある窓の無いビル 土御門「アレイスター」 アレイスター「なんだこんな夜遅くに」 土御門「実はかくかくしか...
  • 上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」5
    ―小萌のアパート― ジュ~ッ 禁書「はふはふはふ…!」バクバクバク 結標「こらインデックス!それまだ生じゃないの!」 禁書「待ちきれないかも!」バクバク 小萌「シスターちゃんは本当に良く食べますねー」 結標「さっきからお肉ばっかり食べて…女の子なんだからそんなにがっついたら駄目じゃないの…」オクチフキフキ 禁書「むぐむぐ……ありがとうなんだよ、あわき!」 結標「はい、野菜も食べなきゃ栄養が片寄るわよ?」ヒョイ 禁書「うわぁ…お野菜こんなに食べても良いの!?」 小萌「全然構わないのですよー。シスターちゃん1人増えた程度でこの豪華絢爛焼肉セットは揺るがないのです!」 禁書「ねぇねぇ、ごはんまだなのかな?」モグモグ 結標「直ぐに炊けるからもう少し待ってなさい」 禁書「早くして...
  • 上条「アンタは私のものになんのよ」美琴「……不幸だ」
    常盤台学生寮 自室―― 美琴「絶対成功させるんだから……今度こそ」ブツブツ 黒子「お姉様?」 美琴「まずはアイツを探して…」ブツブツ 黒子「悩み事ですの?」 美琴「……速攻で告白するんだから」ブツブツ 黒子「告白!? 告白ってなんですの!?」 美琴「誰にも邪魔はさせない…」ブツブツ 黒子「ま、まさか、あの殿方に!? 答えて下さいまし!!」ガクガク 美琴「ん? 黒子どうかした?」 黒子「どうかしてるのはお姉様ですの!あの類人猿に告白するなんて、あのような馬の骨にぃぃぃぃぃ!!!」 美琴「はあ?」 黒子「とぼけないでくださいまし! 黒子はばっちり聞きましたの!」 美琴「アイツは馬の骨なんかじゃないわよ!!」 黒子「へ?」 美琴「私を守ってくれる、最高のヒーローなんだから!!」 黒子「」フラフラ 美琴「いくら黒子でもアイツを悪く言うのは許さないわ」 黒子「……おかしいですわお...
  • 佐天「きゅ、吸血殺しの紅十字ッ!」/第一部/1
    ――学園都市、第七学区   佐天「はぁ……。また今回も結果は変わらず、かぁ……」 佐天「まあ分かってはいたけどね。 前回の身体検査(システムスキャン)から まったく何も変わってないし。 でも……」 佐天「レベル0っていうのは、やっぱ嫌だな……」 とぼとぼ 佐天「幻想御手(レベルアッパー)の事件で反省して能力開発頑張ってるはずなんだけど」 佐天「やっぱり『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』ってやつかな。 でもあれって、つまりは妄想、だよね……」 佐天「じゃあ私には妄想力が足りないってこと?ならばッ!」 佐天「はああぁぁ……」ギュッ 佐天(私はレベル5の能力者。能力はえ、えーと…… そう!発火能力!!よく知らないけど、なんか強そうだし。 今までもこの力を使って、なんか、こう……この街に巣食う悪と戦ってきたのだ!! あれ?でも学園都市の悪ってなんだろう? 木山先生みたいな人かな?でもあの人...
  • 上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」1
    ―とある高校― 土御門、青ピ「……で?」 上条「いや、『で?』じゃなくてですね?上条さんが困っているんですよ?」 土御門「いったい何を言い出すかと思えばそんな事かにゃー」 青ピ「まったくや、カミやんが悩んでいるって言うからもっとオモロイ事かと思ったんだけどなー    いつもの悩みみたいやから、相談乗る気にもならへんわー」 上条「んーま!友達がいのない連中です事!」 土御門「はぁ…、それで?」 上条「相談に乗ってくれるのか!?土御門!」ダキッ 土御門「うぎゃあぁぁぁ!抱きつくな!気持ち悪いにゃー!」 青ピ「カ、カカカカミやん!ついにあっちの方にまで守備範囲を伸ばしたんか!?さぶいぼ出来てまったやないか!」 上条「どこまで失礼なんだキミ達!上条さんが可哀そうだとは思わないのか!?」 土御門、青ピ「...
  • 佐天「時を止める能力……」/14
    -------------------------------------------------------------------------- ■報告書 -------------------------------------------------------------------------- ○天使の力を行使? 学園都市の中学生  佐天涙子(さてん るいこ)  Saten Ruiko  先日のアビニョンでのテッラとの戦闘時において、強大な天使の力を観測  発生源は、学園都市の女生徒である【佐天涙子】によるものと特定。  彼女の学園都市での超能力のレベルは0である。  しかし、彼女の左手に超能力とも魔術ともいえない力を確認。  その能力は“時間を操作”する能力とされる。  時間の操作といっても自由自在に操作できるわけではない模様。  以下に確認されている彼女の能力を記述する。...
  • 上条「二人で一緒に逃げよう」 美琴「………うん」/第一部/04
      夜9時頃・黄泉川部隊司令部――。上条と美琴がモーテルで休みを入れてから数時間後。街中を移動していたアンチスキルの装甲車の車内では、黄泉川たちが今もせわしなく動いていた。黒子「わざわざまた来て頂いて申し訳ありませんわね」佐天「いえいえー大丈夫ですよー」初春「私もジャッジメントですからね!」黒子「どうもアンチスキルの方々が、貴女がたの証言も欲しいと言うので」黒子が横に立っていた黄泉川を一瞥する。黄泉川「ん? ああ、情報は多いほうがいいじゃん? こんな夜中に呼び出したのはすまないが」佐天「気にしてないから平気ですよ全然」初春「右に同じく」黄泉川「ま、しばらくはくつろいでいてくれ」黒子「………………」そう言うと黄泉川は運転席の方へ向かっていった。黒子「ハァ……。私としては今すぐにでも捜査に向かいたいのですけれど」黒子がコーヒーを嗜みながら溜息を吐く。初春「でも焦っててもダメですよ? 現場で発見...
  • 上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」10
    ―柵川中学・食堂― AM12:38 ステイル「なんだ………この息もつまりそうな場所は」 佐天「なにって食堂だよ? 前の学校には無かったの?」 ステイル「あ、ああ。キャンティーンか。 もちろんあったさ。ただ余り利用しなかったもんでね」アセアセ 春上「キャンディー……?」キョトン 佐天「なにそれー?」キョトン ステイル「君達で言う食堂って所かな」 佐天「ふ~ん。出てくる料理なんかも違うの?」 ステイル「スコッチエッグやフィッシュアンドチップスなんかが馴染み深かったかな」 春上「美味しそうなの…」ジュルリ 佐天「うわぁ……なんか外国って感じだねー」 初春「てぃ、ティータイムなんかもあったんですか!?」ズイ ワクワク ステイル「ああ。3時に夕食までのつなぎとしてあったよ。まあ言ってみればおや...
  • 上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」8
    ―柵川中学・職員室― AM08:11 大圄「まさか君が転校してくる生徒だったとはね…それにしても君は背が高いなー」 ステイル「はぁ…」 大圄「頭のケガは大丈夫かな?」 ステイル「はい。まだ多少は痛みますが授業に差し支えはありません」 大圄「そうか。それは良かった。しかし君も去年は大変だったみたいだね」 ステイル「………は?」 大圄「度重なる体調の悪化でほぼ1年近くの休学。周りの友達が進学する中で君1人はもう一度、1年からのスタートだ。     こっちへ転校して来たのも向こうの生徒と上手く馴染めなくなってしまったのが原因だろう? 辛かったね」ポンッ ステイル「………え?」 ステイル(な、なにが…どうなっている?) 大圄「…すまないね。余り触れられたくなかったかな? だが安心して欲しい。 ...
  • 上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」3
    (デート当日) ―第7学区の公園― 佐天「あれー。まだ御坂さん達来てないみたいだね」キョロキョロ 初春「集合時間までまだ少しありますし…私達が早く来すぎたのかも知れません」 佐天「春上さんも来れれば良かったのにねー」 初春「春上さんには春上さんの用事がありますからね。また今度、一緒に遊びましょう」 佐天「そう言えばさぁ、月曜日に転校生が来るんだよね」 初春「はい。14学区からの転校生ですよ」 佐天「14学区って言うと…海外の留学生なんかが集まってる所だよね?うひゃー、日本語話せない人だったらどうしよー」 初春「仲良くなれるか凄く心配ですよね」 佐天「ふっふーん。ビクビクしなくてもさ、お近づきの印しに初春のパンツでも見せて上げれば…!」ワキワキ 初春「ヤですよ!パンツ見せて友好関係築き上げるなんて絶対...
  • 上条「はぁ…」/1
    上条「はぁ…」 土御門「どうした、カミやん?」 上条「そろそろ、彼女欲しいな~と思ってさ」       土御門「…」 青髪「…」 姫神「」ピクッ 吹寄「」ピク 上条「どうした?」 青髪「カミやん、本気で言ってるん?」 上条「本気も何も上条さんも男ですよ、彼女の一人や二人高校生の内に欲しい…、 ってその拳を今すぐ収めなさい!?」 青髪「友達じゃなきゃ絶対殴ってたわ~」 土御門「はぁ…これもカミやんクオリティーかにゃ~」 上条「そのカミやんクオリティーはともかく、お前らは欲しく無いのか?」 青髪「欲しいよ…てか欲しいわ!でも女の知り合いなんて先生と親や親戚しかいないんよ!」 上条「クラスメイトも居るだろ」 土御門「舞夏がいりゃ充分だぜい」 上条「シスコン野郎…」 土御門「それは褒め言葉と受け止めとくぜい」 青髪「てか、カミやんってどんな子がタイプなん?」 上条「…、そう言われると考えたこ...
  • 佐天「時を止める能力……」/17
    一方通行「テメェはこの羊皮紙の匂いに釣られてきたワケじゃねェのか?」 佐天「その羊皮紙の匂いに釣られた天使に釣られたと言ったところでしょうか」 その時だった。 周囲一面が重圧の壁のようなもので満たされた。 見えないそれらの正体は、殺気。 裏の世界に浸かっていた一方通行でさえ感じたことの無い殺気は、人間の出せるものを超えている。 莫大な負の感情の爆心地に目をやると、薙ぎ払われた水の天使が起き上がるところだった。 雪が解け、水の天使を中心に気味の悪い音を立て膨大な雪解け水が集まる。 あっという間に巨大だった翼が、さらに凶悪さを増していった。 一方通行「露骨な野郎だ、自己紹介のつもりか?」 佐天「来ます──!!」 凶悪さを増した翼が超音速で一方通行をあらゆる角度から攻撃をする。 それを防いでいるのは、佐天涙子の真っ白な翼だった。 一方通行「……(このクソアマ……この俺を守りながら戦うってか?)」...
  • 上条「誰を助けりゃいいんだよ……」/21
    <エレベーター内> 土御門「もうちょっとだけ続くんじゃ」 上条「あれじゃいくらなんでも巻き過ぎだもんな」 エレベーター「チーン」 ガーッ <最上階廊下> 上条「うわ」 土御門「おいカミやん、ドアが開く度に立ち止まるのをやめろ」 エツァリ「ああ、みなさんお揃いで」 ショチトル「  上条「無事だったか!」  土御門「よかった、これで残りは御坂と第一位だにゃー」  !!」 エツァリ「再開したばかりで事情がさっぱり呑み込めませんが、ショチトルが何か不憫な扱いをされてませんか?」 白井「気のせいですの。それより、ここで何を?」 エツァリ「ご覧のとおり、悪い魔術師をひっとらえていたんですよ」 上条「悪い魔術師?」 レッサー「ふ、不覚……フロリスが変装した...
  • 上条「はぁ…」/7
    吹寄「そろそろ下校時刻よ、片付け始めましょう」 土御門「おっと、じゃあちょっと先に帰るぜい」 青髪「おー、期待してるで」 上条「じゃあな」 吹寄「期待ってどう言う事よ」 上条「ナンデモアリマセンヨ?」ボウヨミ 青髪「ソヤネー」ボウヨミ 吹寄「怪しいわね……」 上条「じゃあ、また明日なー」 <ジャアネー カミヤンマタアシタナー> 上条「さて、帰るか……」 上条「あー、晩御飯は何に……って五和に相談しなきゃな」 Prrrr,Prrrr 神裂「はい、こちら上条ですが」 上条「神裂か?」 神裂「あぁ上条当麻ですか」 上条「……、五和に代わってくれないか」 神裂「はい、少し待って下さい」 <イツワー、カミジョウトウマカラデンワデス ハ、ハイ!!> 五和「も、もしもし」 上条「五和、今日の晩御飯ってどうなってる?」 五和「あ、今作ってる所です」 上条「あー作ってるか、じゃあ別に必要な材料と...
  • 佐天「時を止める能力……」/15
    ──午前十二時── 日付の変更と共にそれは起こった。 各地の都市の病院や警察署などの主要施設が大勢の軍人や警官によって封鎖された。 彼らは『騎士派』あるいは『王室派』の第二王女派閥の息がかかった集団だった。 造幣局や、宗教的な意味のある宮殿などが占拠された。 そこを守るはずの人達である警備員や、騎士達によって。 地方議会、裁判所も例に違わず。 各地の城も、そこを守っていた人間達によって陥落していった。 各地で悲劇が起ころうとしていた。 もちろん『清教派』の魔術師達──『必要悪の教会』の面々も侵攻の対象だった。 勿論イギリスの三大一派である清教派の魔術師達も無抵抗のまま侵攻されたわけではないが 数が違った。 カーテナ=オリジナルの力を借り『天使の力』としての力を部分的にとはいえ使う敵の数が。 一人、二人程度なら時間稼ぎとは言わず均衡は出来るほどの力を持つ魔術師は多々居る。 しかし、あまりにも...
  • 上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」2
    (取りあえず外に出た) 店員「ありがとうございましたー」 佐天「いや~、一時はどうなるかと思いましたよー」 初春「突然ビリビリするんですもんねー。ビックリしちゃいました」 美琴「うう…2人ともごめんね」シュン… 上条「お前なぁ…上条さんがいなかったら大惨事ですよ?」 美琴「だからごめんってば…」 佐天「まぁまぁ、上条さん。お店と私達も幸い無事だったんですし、もう良いじゃないですか」 佐天(可愛い御坂さんも見る事が出来ましたしね) 初春「そうですよー」 初春(けどどうして御坂さんの能力が突然消えたんでしょうか?) 美琴「そう言えば…ねえ2人とも?黒子は一緒じゃなかったの?」 佐天「白井さんならあそこに……」 上条、美琴「………うん?」フリムキー 黒子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ...
  • 佐天「きゅ、吸血殺しの紅十字ッ!」/第一部/4
    ―――第七学区、とある廃ビル、六階の一室 女子高生「う、うーん……」 上条「お、気が付いたか?」 女子高生「……あれ、ここ、どこ? 私、なんで、こんなところに……」フラフラ 上条「おいおい! 無理して立ち上がろうとすんなよ」 女子高生「すいません……。あの、私、なぜこんなところに?  ここは一体どこなんですか」 上条「説明するとすごく長くなるんだけど……。  えーと、簡単に言うとですね、貴女は誘拐されてしまったわけで……」 女子高生「ゆ、誘拐!? そう言えば私、学校の帰りに本屋さんに寄って、それから……」 上条「誘拐犯は、魔術……じゃない、能力で学生の意識を操って  このビルまで連れてきたらしいんだ。ほら、他にも同じような学生がいるだろ?」 学生たち  ぐったり…… 女子高生「本当だ……。貴方も誘拐されて、ここに?」 上条「いや、俺は誘拐された学生たちを助けに来たんだ」 女子高生「というこ...
  • 佐天「時を止める能力……」/11
    ──虚数学区・五行機関が部分的な展開を開始。 ──該当座標は学園都市第七学区のほぼ中央点。 ──理論モデル『風斬氷華』をベースに追加モジュールを上書き。 ──妹達を統御する上位固体『最終信号』は追加命令文を認証。 ──これより学園都市に『ヒューズ=カザキリ』が出現します。 ──関係各位は不意の衝撃に備えてください。       先ほどから気にしていなかったが、学園都市は今雨が降っている。 普段の学園都市とは違い九割の人間が昏倒しているので道路に車といった照明といったものは乏しい。 それは建物も同じで、まるで学園都市に誰も居ないような気にさえさせる。 ──そんな街の一角で、莫大な閃光が溢れる。 光の中心点の僅か数十メートルに佐天涙子はいた。 轟ッ!!という先ほど高校生くらいの女の人が居た地点から無数の翼のようなものが吹き荒れる。 周囲にはビルといった建物があるが、そんなものは関係ないとばか...
  • 佐天「時を止める能力……」/16
    十月十九日という日は運命の日と人々は口にするのだろう。 人によってこの日の捉え方は違うだろうけど。 第三次世界大戦。 どれだけ奇麗事を言おうが『神の右席』が裏で糸を引いていようが 始まってしまった戦争は簡単には止まらない。 佐天「なんて、言っても……フィアンマを止めないことには戦争は終わらないよね」 佐天「学園都市とロシアによる戦争──魔術と科学の対立といってもいいかもしれない……」 佐天「この時点で“あの人”が動いてないというのは……、そういうことですよね」 佐天「第三次世界大戦が始まってからもう十日は過ぎてるわけだし……」 佐天「うーん何はともあれ、この状況を何とかしないとなぁ……」 佐天「見渡す限りの白ですね……、十月下旬とはいえ流石はロシアといったところですか」 佐天「……(当麻さんは先にロシアに潜入してるはずですが……)」 佐天「……(インデックスちゃん……)」 佐天「……(エイ...
  • 佐天「きまぐれ」 初春「れぐまき」
    佐天「暇だね」 初春「そうですね」 佐天「何か無いかな?」 初春「そうですね」 佐天「明日もいい天気かな?」 初春「そうですね」 佐天「花ちぎっていい?」 初春「おま馬鹿止めろ!!!」 佐天「そうですね」 初春「お前次言ったらはったおすぞ!」 佐天「そうですね」 初春「どつきまわすぞ」 佐天「どついた上にまだまわすとかひどくない?」 初春「やだ佐天さんったらエロい」 佐天「エロい?」 初春「エロい……」 佐天「エロ……エロいといったら白井さん!」 初春「白井さんといったらでーすーの!」 佐天「ですのといったらガーモーウ!」 初春「ガモウといったら……ガモウ?」 佐天「ガモウ」 初春「鴨羽?」 佐天「!」 初春「空飛びたいですねー」 佐天「飛びたいねー」 佐天「空飛べる能力とか欲しいねー」 初春「私の能力の応用で何とかならないかなー……」 佐天「初春の能力ってなんだっけ?」 初春「秘密です」...
  • 佐天「時を止める能力……」/06
    「おら、死ぬ気で避けなきゃホントに死ンじまうぞォ!」 「はっ!!オマエは何回殺されてると思ってンだっつのっ!!」 「…………」     「ふン、さて、今日の実験終了のお知らせってかァ?」           ──あたしの【友達】から離れてください一方通行さん     一方通行「コーユー場合ってよォ実験ってのはどうなっちまうンだ?」 一方通行「頼むぜ『実験動物』よォ、関係のねェ一般人なンか連れ込ンじゃってよォ」 一方通行「使い捨ての人形じゃなくてマジモンの一般人とか──」 佐天「ちょっと黙っててもらえませんか?不愉快です」シュッ 一方通行「なっ!?何時の間に移動しやがった!!」 『──、何を、何をやっているのですか、とミサカは問いかけます』 佐天「何って、友達のピンチに駆け付けちゃ悪い?」 『──、訳が分かりません、ミサカは単価にして十八万円でボタン一つで製造できる──』 佐天「単価とか、ど...
  • 上条「付き合うことになったんだ」
      上条「なぁインデックス」インデックス「なぁにとうま?」上条「ちょっと相談していいか?」インデックス「勿論! どんとこいなんだよ」上条「もしさ、身近に気になる娘がいたらどうすりゃいいと思う?」インデックス「!」 インデックス「み、身近に?」上条「ああ、身近な娘なんだけど…」インデックス(これはもしかして、もしかすると…!)インデックス「……告白するべきなんだよ!」上条「告白? 急過ぎないか?」インデックス「大丈夫なんだよ! 私が保証するんだよ!」インデックス「告白されても…断らないよ、絶対」上条「そ、そうか?」 ‐‐‐上条(昨日インデックスにも励まされちまったし、ここは勇気を出してみるか)上条(振られたって構わねぇ! だって俺は、あいつの事が――)上条「好きだ! 姫神!」姫神「……えっ?」 姫神「えっ。えっ? 私?」上条「ああ、姫神の事が好きだ! 付き合ってくれ!」姫神「えっ。あっ。ど。...
  • 佐天「きゅ、吸血殺しの紅十字ッ!」/第一部/5
    ―――第七学区、とある広場 佐天「―――はい、お待たせしました。白井さんの『あずき生クリームクレープ』」スッ 白井「ありがとうございますの」 佐天「そして、こっちが御坂さんの『ストロベリーチーズクレープ』」スッ 御坂「あ、ありがと……」 佐天「で、これが―――」 初春「はいはい! 私の『カスタードアイスブルーベリー生クリームチョコクレープ』です!!」 佐天「一度も噛まずに言えたことに感心しちゃうよ……。はい」スッ 初春「ありがとうございます♪」 佐天「そして私は『メロン風味の生地だけクレープ』……。ハハッ、不幸だ」ずぅぅん 御坂「佐天さん、ホントにいいの? 私たちの分まで奢ってもらっちゃって?」 白井「そうですわ。初春はともかく、私たちは自分で買うつもりでしたのに」 佐天「い、いや、いいんですよ。迷惑をかけちゃったお詫びです。気にしないでください」 初春「そうそう、遠慮なんてしてちゃダメで...
  • 上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」7
    ―柵川中学通学路― AM07:42 佐天「うーいーはーるー!おーっはよー!」バサァッ 初春「ひゃあああああ!さ、佐天さん、スカートめくるのいい加減に止めて下さいよー!」 佐天「えー…良いじゃん別にー」 初春「良くないです!」 佐天「ホラホラァ…男子共の目が初春のスカートにばっちり釘付けだよ~」 初春「うう……本当に止めてくださいよぉ…」 佐天「ごめんごめん。後でジュース奢るから機嫌直してよ」 初春「いちごおでんでお願いしますよ?」 佐天「あの不味そうなのね。オーケー、まっかしといてー。……っと、そう言えば春上さんは一緒じゃないんだね」 初春「はい、春上さんは日直当番だから先に行きました」 佐天「そっかー。春上さんも真面目だねー」 初春「いやいや、それが普通だと思いますよ?佐天さん」...
  • 上条「一人暮らし」
      上条「うーん…」土御門「? 何か悩みでもあるのかにゃー?カミやん?」上条「いや…ちょっと将来のことでな…」土御門「将来?」上条「あぁ………まぁ、うちの学校のことは土御門も知ってるだろ?」 土御門「いきなりどうしたんだにゃーカミやんらしくもないww」上条「ちょっとなww…とりあえずうちの学校ってどんなとこか、簡単でいいから答えてくれないか?」土御門「…そうだにゃー…まぁ成績がちょっとばかし悪い子たちが集まるようなとこだぜい」上条「はっきり言えば底辺の高校だよな」土御門「ど真ん中ストレートだぜい」 上条「でもそうだろ?」土御門「…」上条「いや、気を悪くしたらスマン」土御門「そんなことないぜいwwただカミやんにしてはなーんか後ろ向きというか」上条「そうか?」土御門「…いや、まぁたまにはそんなメランコリーなカミやんな話も聞こうじゃないか」上条「上条当麻の憂鬱」土御門「…………ふふww」 上条「...
  • 上条「學園都市……か」/第壱話 壱日目
    上条「何とも仰々しい名前だなぁ……」 汽車の窓から覗く、十伍、六の少年の顔。 やや精気を欠いたその目は、ただぼんやりと流れる景色を眺めてゐる。 土御門「ん?」 上条当麻の独り言に反応したのは、向かいの席に座る、少々柄の悪い男。 土御門「何か言ったかにゃー?」 意外。その声はまだ少年の色を含んだ物であった。 上条(何だ、俺と同い年くらいか……?) 上条(いや、それよりも……) 独り言を、聞かれた。 上条(思わず声に出ちまったか……) 額に嫌な汗が浮かぶ。 微かな羞恥を浮かべる上条に対し、土御門が間延びした声を掛ける。 土御門「今、學園都市って言わ無かったかにゃー?」 上条「え……?」 土御門「君 も 、學園都市へ向かってるのかにゃー?」 上条「 も ってことは……」 思わず、指をさして問うてしまう。 上条「君 も 學園都市へ……」 言い掛けるが、肝心の箇所は汽車の吐くけたたましい咆哮にかき消...
  • 上条「二人で一緒に逃げよう」 美琴「………うん」/第一部/02
      美琴「とうまぁ………」目に涙を溜め、少女――御坂美琴は自分を助けに来た少年の顔を見つめ返した。 上条「お前が無事で良かった……」上条は、美琴を見て本当に安心するようにそう言った。美琴「………グスッ」美琴は泣きべそをかきながらも、笑顔を上条に見せる。彼女にとって人生の中で、この時ほど嬉し涙を流したことはなかった。「おい、お前、なにもんだ?」美琴「!!」と、そんな少年と少女の再会の雰囲気をぶち壊すように、後ろから遠慮を知らない声が掛けられた。上条「…………………」「そいつを庇うとか、正気なのか?」美琴を追ってきた学生たちの1人だった。上条が何人かの学生を殴り倒したとはいえ、その場にはまだ10人以上の学生たちが残っていたのだ。「何とか言えよ!!」じりじりと、学生たちが詰め寄る。上条「………っせぇよ」「ああ!?」僅かに振り向き、上条は言った。上条「お前ら、こんな大勢で1人の女の子追い掛け回...
  • 美琴「行くわよ翠星石!」翠星石「めんどくさいですぅ・・・」2
    都市伝説・・・知ってますか? この学園都市にも数々の都市伝説が存在するのです。 脱ぎ女、虚数学区、etc。。。皆が知ってる物は有名ですよね? だがしかし! 此処に来てまた新しい都市伝説が浮上してきました。 内容?内容ですか・・・知りたいのなら話しましょう。 【風紀委員】 ・・・そう、学園都市の治安維持に日々奔走してる風紀委員に関する都市伝説です。 私も最初は半信半疑でした。あの風紀委員に?都市伝説が? ・・・まぁそう言わずに聞いてやってくださいな。 風紀委員とはご存知のとおり、基本的に学生達で結成されてる治安部隊です。 まぁ幼ければ小学生とかその辺りでしょうか? ・・・幼ければ、小学生。これは周知の事実です。 実際にも風紀委員の訓練生には小学生なんかいくらでも存在するわけです。 ええ。ここからです。 風紀委員の中に・・・たった一人だけ、【まるで人形のような大きさ】の風紀委員が居るらしいんで...
  • 佐天「きゅ、吸血殺しの紅十字ッ!」/第一部/2
    ――第七学区、とある廃ビル 佐天弟『姉ちゃん超能力者になるの?カッケー!』 佐天『へっへーん!』 佐天母『涙子、お母さん今でも反対なんだからね』 佐天父『アッハッハ、母さんは心配性だからな』 佐天母『頭の中いじられるなんて、やっぱり怖いわ』 佐天『全然そんなことないって』 佐天母『はい。お守り』 佐天『うわぁー、非科学的……』 佐天母『何かあったら、すぐ戻ってきていいんだからね。 貴女の身が、なにより一番大事なんだから』   ……… …… …     佐天(ごめん、お母さん。私結局超能力者になれなかった。 あんなに心配して、あんなに期待して、あんなに大切に私のこと思ってくれたのに……。 ごめんさい、お母さん……) 佐天「お母さん……」ツー 「あら、お目覚め?」 佐天「えッ?」 佐天(あれ、何ここ?私なんでこんなところにいるの?) 「おはよう、見知らぬ魔術師さん」 佐天「なッ!?」バッ ロー...
  • 佐天「きまぐれ」 初春「れぐまき」②
     ★ 前回までのあらすじ ★ 木山春生は名前が変換しにくいことを気にする魔法少女である その日も世界の平和と調和を祈って日課の掲示板荒らしに精を出していた     しかし――!   木山「こ、これは……! まさか!?」 そこで彼女が見た者とは? 果たして、土御門と青ピに出番はあるのか? 何故黒妻先輩からは二次創作に登場するオリキャラの臭いがするのか? 次回、リリカルストロベリー木山・第三話『登場ゲッタードラゴン!!』 あなたのハートにマジカルチェックイン!             佐天「さてと……じゃあ気を取り直して動物園を見て回りましょうか」 初春「そうですね」 美琴「ところであの檻に入れられてる黒子は放っといていいの?」 初春「いいんじゃないでしょうか。幸せそうだし」 佐天「本人が望む幸せが一番ですよ」 初春「そうです。他の誰かが押し付ける幸せなんて、そんなものは偽者です!」 美琴「う...
  • 佐天「時を止める能力……」/10
    ──九月三十日── 佐天涙子の朝は遅い。 学園都市ご自慢の目覚まし時計も彼女を目覚めさせることは出来ないようだった。 佐天「ん……むにゃ……んなー……」 時刻は現在午前8時10分。 明日から衣替えなので今日は午前中授業である。 本来ならば初春飾利という佐天涙子の友達が毎朝起こしに来てくれるのだが──。 初春「…………zzz」 彼女達のルームメイトは薄情である。 否、一応声は掛けてあげたのだが……どうやら目覚めには至らなかったようだ。 現在午前8時25分。 初春「……ん?……もうすぐ7時半ですか……もうちょっとだけ寝ていましょう……」 初春「…………!?」バッ ──佐天涙子の九月三十日の朝は、遅かった。     ──いつものファミレス── 佐天「だからー謝ってるじゃんー許してよー」 初春「佐天さんが昨日ずっと寝かせてくれなかった所為で私まで遅刻しちゃったじゃないですか!!」 佐天「ごめんごめ...
  • 上条「はぁ…」/3
    五和「出来ましたよ~」 禁書「待ってたんだよ、さっさと食べるんだよ」 上条「あぁ、分かった。皆そろそろ退いてくれないか?」 シェリー「分かったわ(あぁ……あっという間だったな……)」 上条「(後で!?)ほら王女様も退いて下さい」 キャーリサ「……」ツーン 上条「あ、あれ?王女様?そろそろ退いて欲しいんですが……」 キャーリサ「……」ツーン 上条「あ、あれ?王女様?」 キャーリサ「名前で呼ぶし」 上条「え?いやいや王女様を名前で呼ぶなんて出来ませんよ!? (クーデターの時は調子に乗ってテメェとか言っちゃってましたけど、もう無理ですよ!? 上条さんも常識は弁えてますよ)」 キャーリサ「だから、名前で呼ぶし」 上条「あ、あのぉ~」 キャーリサ「……」 上条「ですから……」 キャーリサ「……」 上条「ですから……ね?」 キャーリサ「……」 上条「キャーリサ様」 キャーリサ「さ、様は要らないし」 ...
  • 上条「二人で一緒に逃げよう」 美琴「………うん」/第一部/01
      「急げ! こっちだ!!」「上に行くにつれ魔術の臭いがするんだよ!」「何としてでも早く敵を仕留めないと、取り返しがつかないようなことになりそうな気がするよ!」「もっと早くに発見出来れば良かったのですが、今更悔やんでも仕方がありませんね!」「そうだよ。今はただ敵を止めることに集中するんだよ!」 美琴「じゃ、みんなまたねー」佐天「明日の放課後『学舎の園』の前で待ってますねー」初春「今からとても楽しみにしてます!!」美琴「ふふ。ええ私も楽しみにしてるわ」黒子「さ、お姉さま、今日は明日に備えて早く帰りましょう」美琴「あ、ごめん。ちょっとこの後用事があってさ……」 「ここだ!!」ドバン!!「いたぞあいつだ! 僕らは『必要悪の教会(ネセサリウス)』だ! 抵抗は止めて大人しく……何だ?」「待って、様子がおかしいんだよ!」「ええ。この方……もしや」ズルッ……ドサッ「なっ!?」「し、死んでる……」「ハァ…...
  • 佐天「時を止める能力……」/07
    ──九月十日── ??「『了解、電話を変わる』おい、お前宛の依頼らしいぞ」 ??「私に?他の誰かではダメなのか?」 ??「『電話の男』はお前を所望だそうだ──手塩」 手塩「『ブロック』の手塩恵未だ今回の依頼について聞こうか」             手塩「…………………」 ??『こちら佐久、ターゲットの調子はどうだ?』 手塩「…………」 佐久『黙ってちゃ分からん、ターゲットの調子はどうだ、と聞いている』 手塩「不機嫌だ、それに気分も悪い」 佐久『おや?ターゲットに何かあったのか?こちらからは異常は見られない』 手塩「私が不機嫌で気分が悪いと言っているんだ佐久」 手塩「『ブロック』に依頼だぞ?それが何だ!!依頼の内容は──!!」 佐久『ハッハ、大声を出すな、ターゲットに気付かれるだろ』 手塩「それが私が不機嫌な理由だ!依頼内容は監視だったが」 手塩「──守るぞ」 佐久『ハァー、ったくター...
  • 佐天「時を止める能力……」/12
    ──10月── 佐天「ふんふふーんー♪」 初春「随分とご機嫌ですね佐天さん」 佐天「ふっふっふー、そうご機嫌なのだよ初春くーん」 初春「はぁ、あまり聞きたくないんですけど何かあったんですか?」 佐天「分からないのかね初春君!!」 初春「??」 佐天「こないだの侵入者騒ぎでッ!!中間試験がなくなったのだぞ!!これが嬉しくなくて何なのだー!!」 初春「は、はぁ……、でも佐天さん」 佐天「んー?」 初春「中間試験が無くなったって事は、期末試験で全ての成績が決まるから寧ろ喜ばしいことではないと思うのですが」 佐天「へ?」 初春「単純に考えて中間試験分の範囲も含まれての期末試験ですから……」 佐天「…………。」 初春「今からちょくちょく勉強しとかないと不味いんじゃないですかね」 佐天「は、はは……」 佐天「初春さん……いや初春様……」 初春「まぁ佐天さんが入院してた分のノートくらいは見せてあげますか...
  • @wiki全体から「佐天「あ、あの!お名前をっ!」上条「名乗る程の者じゃないよ」」で調べる

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