4392 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
19:35:13 ID: 44jq0YEVAv
―一年前・日本国小岩座県員不棲市阿赤武交通「員不棲入口」停留所前―
親方「で、ここが員不棲市か」
岡島「ええ、山と海に囲まれた……、言っちゃあ悪いですが辺鄙な街ですね……」
ローター「店の殆んどがシャッターでふさがれてらア」
森田「……………………」
親方「ここにカメラマンの……」
岡島「福川氏です。福川喜代司(フクカワキヨシ)氏。彼が勤める出版社の編集長、多平(タダイラ)氏の依頼で、彼を捜索しろと……」
親方「二日三日居なくなっただけだろ。心配することではないと思うが」
岡島「……福川氏からの最後の電話連絡……。……『ああ、窓が!窓が!』等といって騒いでいたらしいですが」
親方「……なんじゃ。窓って」
ローター「さあ……」
森田「…………………………」
親方「しかし生臭い街だ」
小楠(親方の腕に抱かれてきょろきょろしている)
4393 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
19:51:40 ID: Vs15VkomkB
―員不棲市内部のビル屋上―
生臭い町だ、いい刺身の元に出会えるといいんだがな…
たまには妻にいいもん食わせてやるのも夫の甲斐性ってもんだしな
4394 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
19:52:44 ID: 44jq0YEVAv
(そのとき、ローターの腹の虫が鳴る)
ぐきゅるる……
岡島「……何考えてるんですか」
ローター「ま、まあ。そろそろ昼飯時だし……、ね。飯食いましょ。メシ。ね、親方?」
親方「……しょうがないヤツだ。まあ、構わんが」
森田「………………」
(森田が黙って「摩周食堂」という暖簾が掛かっている食堂を指差す)
親方「じゃあ、あそこにするか」
岡島「ええ。そうしましょう」
小楠「ごはんですねえ☆」
(と言って、暖簾をくぐり、店の中へ)
(店へ入ると、何故か湿っぽく、生臭い)
(メニューは「魚定食」としか書かれていない)
岡島「……な、なかなか個性的ですね……」
親方「員不棲市は海の幸が名物なんだろ。おい、おっちゃん。魚定食四人前だ」
店のオヤジ「……おう」
岡島「……?」
(どことなく、店主の顔つきが両生類っぽいのは気のせいか)
(と言うよりは……)
くちゃくちゃくちゃ……
(店の隅では数人の男性が音を立てながら定食をむさぼっている)
ローター「……こ、個性的だなあ。……この街は」
(全員、水棲生物のような顔つきに見えるのだ)
4395 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
20:00:57 ID: Vs15VkomkB
…魚くせえ町だ、やっぱあの噂はマジだな。
流石に親玉は採れそうにないが、良い栄養にはなるだろうな
(ビルの屋上から双眼鏡をのぞいている、胡散臭い)
4396 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
20:05:49 ID: 44jq0YEVAv
(やがて、店主が「魚定食」を運んでくる)
岡島「オ、来ました……ね……」
森田「………………生魚………………」
ローター「な、生だな……」
(皿に乗っているのは生魚……、ニシン……、だろうか)
親方「踊り食いしろってことだろ」
小楠「みゅう?」
岡島「…………へ?……いやいやいやいや!踊り食いはないでしょう!!」
ローター「く、食ってみようかな……?」(ローターが箸をつけようとする)
岡島「ろ、ローター……、意外と度胸ありますね」
(ローターが箸をつけた途端)
ローター「……?」
(魚の目が、ギラリとこっちを向いた気がした)
ローター「ひっ」
(そして)
(魚がびちびちと跳ねる)
ローター「う、うわああああああああああっ!!」
(驚いて、定食の盆をひっくり返す)
親方「うおっ」
岡島「うわあ!」
(味噌汁が岡島に掛かる)
オヤジ「なにごとだ……?」
(調理場に戻っていた店主が戻ってくる)
ローター「こ、この魚!生きてるじゃねえか!」
オヤジ「……何を馬鹿な……」
(ローターが見返すと、魚は単なる焼き魚)
ローター「え、ええええ!?」
親方「……おいおい」
オヤジ「……なにをいちゃもん……付けてくれる……!?」
(かなり激怒しているらしい)
4397 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
20:10:30 ID: Vs15VkomkB
しかし、涼子は軟体生物は好みだったかな…白身の方が好きだった気がするが…
4398 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
20:19:15 ID: 44jq0YEVAv
小楠「ふみゅ?おさかなさんはやいてあったのです。……かわいそおです……」
ローター「え、ええええええええええ!?」
オヤジ「余所者が……!表に出やがれ……!!!」
(このオヤジ、物静かだが怒りっぽいらしい)
親方「……やれやれ……。おい、オヤジ。あのな……」
オヤジ「余所者は黙れ……!!……出て行け!」
ローター「そ、そんな……」
岡島「ちょ、ちょっと。そんな横暴な……。ただ店で騒いでしまっただけですよ?弁償しますから……」
オヤジ「そういう問題じゃ……、ない……!」
森田「…………?」
オヤジ「出て行け」
親方「……オイオイオイオイ!!テメエ黙ってりゃフカシぶっこきやがって!!」
岡島「あ」
親方「テメエローターが何しやがったんってんだ、ただドジしただけじゃねえか」
岡島「……私のズボン、味噌汁だらけですけど」
親方「それをテメエ、『出て行け』だァ!?ふざけるのもいい加減にしやがれ、蛙野郎!!」
オヤジ「……!!」
(周りの男たちが)
(聞きつけ、親方たちを囲む)
親方「お、おいおい。どうした」
男1「デテイケ……!」
男2「タチサレ……!」
岡島「え、ええと……、尋常じゃないんですけど、雰囲気が」
小楠(怖がっている)
4399 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
20:26:21 ID: Vs15VkomkB
(愛する妻の事を考えながらしばしのんびりしていた彼だが)
(街の片隅で起こった異質な気配に気づくと)
何事か起こったか?
(双眼鏡をのぞきこんだ)
4400 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
20:33:45 ID: 44jq0YEVAv
(短絡的な彼女は)
親方「テメエ等……!出て行けって囲んでたら出て行けねえだろ!!」
(と言って男を一人店の外へ投げ飛ばす)
男3「うあああ」
(ガラス戸を叩き割って男が店の外へすっ飛ばされる)
親方「男ならゲンコツで決着付けやがれ!」
岡島「……投げましたよね?……ってうわあ」
(男たちが一行に襲い掛かる)
親方「こい!」
小楠(親方にしがみついて震えている)
岡島「え、ええ!?」
(岡島、森田は襲い掛かる男に当身を食らわし)
(ローターはテーブルの下へ隠れていた)
(ところが)
親方「あ」
(親方も店の外へ投げ飛ばされる)
親方「この野郎オオオオオ……。勘弁ならねえ!!」
(もはや建物毎壊していく)
岡島「……あ」
4401 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
20:39:14 ID: Vs15VkomkB
>>4400
(建物の解体工事のような音が聞こえて)
誰だか知らんが、派手にやりなさるもんだ…
俺以外にも余所者が来てるってのは初めてしったな
行ってみるとするか
(そういって音の聞こえる方向に跳んだ)
4402 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
20:44:27 ID: 44jq0YEVAv
親方「はははは!!!全部だ!こんなくだらねえ店全部ぶっ壊れちまえ!」
(彼女が蹴りや突きを食らわすだけで)
(店が派手にぶっ壊れていく)
オヤジ「お……、おい!」
親方「五月蠅えー!ローターの敵だ!ヒャッハハハハハハハハアっ!!!」
オヤジ「す、すまなかった。こ、この通りだ!」
親方「知るかよヴァーカ!!」
ローター「や、やりすぎだ……」
岡島「……。こうなったら止まりませんよ……」
森田「……………………」
小楠(親方のあまりの無法に涙目)
4403 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
20:52:58 ID: Vs15VkomkB
>>4402
おいおい、随分無法な嬢ちゃんも居るもんだな。
なあ、そこの苦労してそうな兄ちゃん
(空から降りてくると馴れ馴れしく岡島に話しかける)
4404 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
20:57:31 ID: 44jq0YEVAv
>>4403
岡島「え、ええと……?あなたは……?」
親方「ははははははは!!!あーッはっはっはっはっはっはっはあ!!!!」
オヤジ「や、やめて……」
(今度は店主が涙目に)
4405 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
21:01:50 ID: Vs15VkomkB
>>4404
俺は吉岡重蔵って者だ。
一応探偵なんて職業をやらせてもらってるんだが
あの悪鬼みてえな表情してる嬢ちゃんはあんたの知り合いだろ?
4406 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
21:05:09 ID: 44jq0YEVAv
>>4405
岡島「え、ええと……、まあ、知り合いと言うよりは上司ですが。あの人は。私は厄請屋の岡島春広と申します」
オヤジ「とか何とか言ってないで何とかしてええええ!!!」
親方(めっちゃ笑ってる……)
4407 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
21:07:30 ID: Vs15VkomkB
>>4406
おお、これはご丁寧にどうも。
で、止めねえのかあの嬢ちゃん、オヤジさん泣いてるぞ
4408 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
21:13:09 ID: 44jq0YEVAv
>>4407
岡島「……あ。それもそうですね」
ローター「小楠ちゃーん……」
(小楠を抱き上げて)
小楠「や、やめて……」
親方「…………う。……うう」
(やめた)
オヤジ「……ほっ……」
親方「……アンタは?」
岡島「探偵だそうですよ。吉岡重蔵」
親方「……聞いたことがあるな……」
オヤジ(厄請士と聞いて震え上がっている)
4409 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
21:21:42 ID: Vs15VkomkB
>>4408
それなりに有名だからな、俺もよ
で、あんたら厄請士ってことはなんか仕事で来たのかい?
4410 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
21:23:59 ID: 44jq0YEVAv
>>4409
岡島「ええ……首都のカメラマンの福川氏……が行方不明になりましてね」
親方「探しに来たんだよ。手掛かりは、『教団』……だ」
4411 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
21:26:40 ID: Vs15VkomkB
>>4410
ほほお、教団
なにやらキナ臭い感じだな、町は魚臭いがよ
4412 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
21:32:14 ID: 44jq0YEVAv
>>4411
親方「まあ……。魚臭いな」
岡島「とにかく、この街を調べると興味深いことが分かりましてね……」
ローター「土着の宗教……『陀厳秘密教団』ってのがあるらしいんで」
岡島「よく分かりませんけどね。『だごん様』と言うのを奉ってるらしいですよ」
森田「…………………………」
親方「っていうので、まずその『教団』に、カチ込んでやろうと思ってよオ」
4413 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
21:36:25 ID: Vs15VkomkB
(だごん様…いい刺身になりそうな名前だなタコの仲間みてえな)
若い衆ってのは活きがよくていいじゃねえか。
俺も一枚その件に噛ませてもらって構わねえか?
4414 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
21:39:38 ID: 44jq0YEVAv
>>4413
親方「報酬は出ないぞ。それでもいいなら、な」
岡島「……。え、ええと……。参りましょう。向こうらしいですから。この精密地図によると」
4415 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
21:42:05 ID: Vs15VkomkB
>>4414
ああ、俺は適当に魚肉でももらえればそれで構わねえからな
じゃあ、行こうじゃないか岡島君
4416 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
21:49:22 ID: 44jq0YEVAv
>>4415
岡島「『秘密』と言っても、民俗学者が少数入ったりしていて、比較的オープンになってますがね」
―数km先・陀厳秘密教団―
親方「……。ただの寺じゃないか」
岡島「ただの寺ですね」
森田「…………寺……だな…………」
ローター「寺だなあ」
小楠「おてらですねえ」
4417 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
21:51:50 ID: Vs15VkomkB
>>4416
見た感じは普通の寺…だな
だがどうにもこう、MPを削るような匂いが
4418 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
21:59:28 ID: 44jq0YEVAv
>>4417
親方「えむぴい?」
岡島「この街自体ジメジメしてて生臭くて嫌な感じですけれどねえ……」
親方「それじゃあ、ローター。警察に福川さんとやらの照会に行ってくれ」
ローター「あ、はい」
親方「小楠も連れてってくれ。……こいつをこんな生臭いところに入れるわけにはいかん」
小楠「みゅー……」
親方「大丈夫。必ずまた一緒になれるから」
ローター「では、行ってきましょうかね」
4419 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
22:05:29 ID: Vs15VkomkB
>>4418
行かせて大丈夫だったのかい?
なんかあの青年からは不幸そうな、災難体質を感じるんだが
4420 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
22:11:24 ID: 44jq0YEVAv
>>4419
岡島「ははは。まあ、大丈夫でしょう。あいつ意外と悪運が強いですから」
親方「大丈夫じゃなきゃ小楠を任せないさ。さあ、行こう」
(寺に入っていく)
4421 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
22:21:19 ID: Vs15VkomkB
>>4420
(成程ねぇ、それなりに信頼はあるってわけだ)
4422 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
22:28:46 ID: 44jq0YEVAv
>>4421
―教団内―
(全く普通の寺である)
僧「あの……。何用でしょうか……」
親方「あのな。ここに、福川喜代司と言う人はいないか?」
僧「……どちらさまで?」
岡島「乙種厄請屋の岡島と申します」
僧「はあ……。誤丁寧にどうも。私、摩周永治と申します」
親方「福川と言う人。行方不明になっちまったんだが、『教団』がどうのこうの言ってたそうだ。……失踪する直前に」
摩周永治「はて……。そういう方は……」
4423 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
23:03:56 ID: Vs15VkomkB
>>4422
ふうむ、本当にかけらの記録も残ってないか?
取材に来た人間の記録位とってあるんじゃないか?
4424 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
23:10:33 ID: 44jq0YEVAv
>>4423
永治「……。記録、ですか。それに何の意味がありましょうや」
親方「……どういうこと、だ?」
永治「人間には記憶、がありますな。……我々は絶えず自身の中で『物語』を作っております」
森田「……………………」
永治「そしてその『物語』には根拠がない。ただの幻想です。……記録、そんなものは記憶の副産物に過ぎんのです」
岡島「……」
永治「……幻想ですよ。すべて、ね」
親方「……掻い摘んで質問に答えろ。福川喜代司を知らないか」
永治「……全く、ありませんな。記憶にも、記録にも。……そもそも、福川喜代司たる人物。本当に居るのでしょうかなあ」
岡島「いや……、確かに、首都に住んでおりますが」
4425 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
23:20:19 ID: Vs15VkomkB
>>4424
(ああー、面倒な連中みたいじゃねえか)
どうすんだ嬢ちゃん、話先に進みそうにねえぞ
4426 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
23:28:03 ID: 44jq0YEVAv
>>4425
(大きく)
親方「何が『嬢ちゃん』だ。アンタにそんなこと言われる筋合いはねえよ」
(息を大きく吸い)
親方「天地神明。アンタの神さんに誓って『いなかった』と、そう言うんだな!?」
永治「(大声に驚く)……ええ。間違いなく」
親方「……分かった。帰る」
岡島「え?」
永治「……」
(親方は席を立ち上がり)
(去っていく)
4427 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
23:49:16 ID: Vs15VkomkB
>>4426
(気難しい嬢ちゃんだ)
岡島君、とりあえずは彼女についていこうじゃないか
4428 :ガルエージェンシー:2010/05/09(日)
23:53:57 ID: 44jq0YEVAv
>>4427
岡島「え、ええ……」
親方「……あ、摩周さんよ。便所貸してくれ」
永治「奥の突き当りです」
親方「ありがとよ」
(親方は、それを聞くと)
(便所にむかってのしのしと歩いていく)
(岡島は重蔵に囁く)
岡島「この親方を女扱いしないほうがいいですよ。……女性に失礼です。ゴリラかなんかだと思っとけばいいと思いますよ」
4429 :吉岡重蔵:2010/05/09(日)
23:56:09 ID: Vs15VkomkB
>>4428
そうか?
そんなこと言ってたら彼女よりワイルドな女性に失礼だぞ岡島君。
(タバコを吸いながら)
4430 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
00:08:24 ID: 44jq0YEVAv
>>4429
岡島「……まあ、そうかもしれませんけどね。ですがそんな人が居るかどうかは非常に疑問ですよ」
親方「……」
(親方は腹立たしそうに)
(トイレの前ヘ来ると)
(戸を開け)
親方「洋式だな」
(重蔵のタバコをその口からぬきとり、布製のスリッパの上へ落とした)
岡島「え……」
(驚いて声を出すが、親方に口に手を当てられる)
親方「出るぞ」
(スリッパは見る見るうちに燃えていく)
(それも見ずに、扉を閉めた親方は)
(何の意も介せず寺の廊下をまた歩いていく)
4431 :吉岡重蔵:2010/05/10(月)
00:15:29 ID: Vs15VkomkB
>>4430
(軽く肩を竦め)
今の嬢ちゃん程度ならもっとワイルドな女性も居るだろうさ
疳癪で街一つ消し炭にする女とかも居るかもしれねえぞ、岡島君
4432 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
00:17:03 ID: 44jq0YEVAv
>>4431
(親方から口を解放され)
岡島「…………まさか」
親方「何の話だよ」
4433 :吉岡重蔵:2010/05/10(月)
00:23:18 ID: Vs15VkomkB
>>4432
親方ちゃん位ならまだおとなしいって話さ
(新しいタバコに火をつける)
4434 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
00:25:46 ID: 44jq0YEVAv
>>4433
親方「あの娘がいるから……。ウカツなことは出来ないからな」
岡島「え。精一杯してたじゃないですか」
森田「…………………………」
岡島「……この寺絶対燃えますよね」
親方「水場だから小火程度だろ」
(と、寺の門を出る)
岡島「いやいやいや。そうじゃなくてですね」
4435 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
22:22:21 ID: 44jq0YEVAv
ローター「ここが警察署だな。小楠ちゃん。体調はどうだい?」
小楠「だいじょおぶです☆ろぉたぁはきをつかってくれてやさしいのです」
(本当に無邪気な満面の笑みで)
ローター「へへへ。ありがとね」
―小岩座県警員不棲警察署―
警官「いやあ、福川なる人物がいた……、そんなコンセキは……、ないですねえ……。事故の届出も出ていませんし」
ローター「はあ……」
小楠「……」
警官「そもそも、福川なる人物がこの世にいる。それは確かなんですか?」
ローター「へ?」
(気が付くと)
(二人は大勢の警官に囲まれていた)
警官「いいですか。福川なんていないんだ」
警官「貴方のただの幻影でしょう」
警官「貴方の連れが随分嗅ぎ回っているらしいですが」
警官「無駄です。無駄なのです。全て幻影に過ぎない」
ローター「え……」
小楠(震えている)
(そして)
(ローターは足元から全てが崩れさって行く感覚を覚え)
4436 :重蔵:2010/05/10(月)
22:26:31 ID: Vs15VkomkB
>>4434
あの小さな女の子か、親方ちゃんの妹さんかな?
確かに守るものがあればムチャはしにくくなるからな
4437 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
22:32:51 ID: 44jq0YEVAv
>>4436
親方「……。何も言わなくてもあの娘が俺の妹だと分かるとはな」
岡島「……傍目から見れば、誘拐犯といいとこの娘さんですからね」
親方「……。あの娘のためなら何でもできる。あの娘が望むなら全てをぶっ壊すし、全てを守りだってする。あの娘のためなら……。
俺よりずっと穢れてなくて聖い娘だろう?」
4438 :重蔵:2010/05/10(月)
22:40:10 ID: Vs15VkomkB
>>4437
見りゃあわかる、これでもそれなりに人間は見てきてるからな
いや、良い心意気じゃねえか親方ちゃん。
人間自分の一番大切なものを揺るがないで持つのが肝要だぜ
4439 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
22:45:53 ID: 44jq0YEVAv
>>4438
親方「あの娘、もう六歳なんだぜ。でも、身体が弱くて、あんなに小さくて……。何かあればすぐに咳き込むし、な。
あの娘は何かに呪われてて……、時折凄く苦しそうになるんだ。
……そんなあの娘をどうにも出来ないんだ。俺は」
岡島「親方……」
森田「……………………」
(親方は息を辛そうに吸い込む)
親方「……だから、俺は俺なりのやり方、でな。あの娘に報いるんだ。
……アンタの大切なものは?なんだよ」
4440 :重蔵:2010/05/10(月)
22:54:03 ID: Vs15VkomkB
>>4439
俺の大切なものは、妻だよ。
いや、可愛いんだ、健気だし。
あいつだけは何があっても俺が守ると決めてる
4441 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
23:01:07 ID: 44jq0YEVAv
>>4440
親方「……。そうかい。アンタのカミさんなんて想像がつかないな」
岡島「……で、あの寺ですけど。いいんですか?腹いせなんかで放火して」
親方「別に腹いせってワケじゃねえよ。あれで福川と教団の関係が分かるだろ」
岡島「へ?」
親方「あれでポリにアイツ等がちくったら、別に不自然じゃねえよな。
だが、ポリが来ないとなると話は別だ。奴ら腹に一物抱えてるってことじゃねえか。やましいことがある証拠だ」
岡島「……本当に警察が来たらどうするんですか?」
親方「そのとき考える。……オッチャン……。吉岡さん。アンタ今日の宿は?」
4442 :重蔵:2010/05/10(月)
23:06:13 ID: Vs15VkomkB
>>4441
そうか?まあ俺にはもったいないくらいの可愛い美人だぞ。
見せてやりたいが、あいにくと今日は写真を持ってないんだ。
…宿?適当に野宿でもするつもりだが
4443 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
23:12:11 ID: 44jq0YEVAv
>>4442
岡島「ていうか、絶対その理屈、今考えましたよね……?」
親方「五月蠅えなあ。黙れよ。……。で、俺たちはどこかビジネスホテルにでも泊まろうと思ってるんだ。
金さえ都合付きゃ一緒にどうだ?」
4444 :重蔵:2010/05/10(月)
23:14:46 ID: Vs15VkomkB
>>4443
別にかまわねえよ、金に困ったことはこれでも無いんでな。
(ビジネスホテル、一人旅で宿泊施設を使うのも久しぶりだな)
4445 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
23:25:10 ID: 44jq0YEVAv
>>4444
親方「よしゃ。決まりだ。と言ってもこの街には一軒しか宿がないけどな」
岡島「予約せずに来てしまいましたけど、大丈夫ですかねえ……」
親方「ビジネスホテルだからな」
森田「……………………」
親方「小楠もローターも直に来るだろうよ」
―摩周ホテル―
岡島「部屋取れましたけど……。ホテルマンの態度が悪いですね」
親方「そんなもんだろう。……凄く湿っぽいな」
(なんと言うか……、ジメジメしすぎている)
岡島「……湿っているのに……、寒気がしますね……」
4446 :重蔵:2010/05/10(月)
23:28:29 ID: Vs15VkomkB
>>4445
ま、ビジネスホテルなんてそんなものなんじゃねえか?
それと、さっきから思ってたんだが
この街からは裏側の香りがするから気をつけたまえよ岡島君。
くべられてからじゃあ遅すぎるって事もある。
4447 :ガルエージェンシー:2010/05/10(月)
23:33:46 ID: 44jq0YEVAv
>>4446
岡島「……何の話です?裏側の香り?」
親方「ローターの野郎遅すぎるだろう。まだ着いていないとはな。……ああ……。小楠……」
(腕をバツの字に組んで身もだえしている)
岡島「……この街は生臭いですが。……雰囲気も、確かにその……。怪しいですね」
4448 :重蔵:2010/05/11(火)
00:01:14 ID: Vs15VkomkB
>>4447
まだ確証が持てるほど濃いわけじゃねえからなんとも言えねえがな。
ま、用心に越したことはないだろう?岡島君
4449 :ガルエージェンシー:2010/05/11(火)
00:06:06 ID: 44jq0YEVAv
>>4448
岡島「はあ……」
親方「なに、オッチャンの言うとおりだ。この街は……。怪しい。……!……もしかしたら小楠が……」
岡島「……心配ないと思いますけど」
森田「……………………」
(部屋の扉を開けると)
(湿度がさらに上がった気がする)
岡島「……う。こ、これは……。く、臭いですよ……」
親方「……猛烈な鱈のニオイだな」
4450 :吉岡重蔵:2010/05/13(木)
00:09:53 ID: Vs15VkomkB
>>4449
いや、壮絶に臭うな
あんたの妹さんも変なことに巻き込まれてるかもしれねえぞ、親方ちゃん
4451 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
00:23:43 ID: 44jq0YEVAv
>>4450
親方「確かに……、妙な胸騒ぎがする……」
(といってベッドに座ろうとするが)
親方「……!このベッド……、ギトギトだぜ……?」
(ベッドには生臭いゼリー状の何かがべとべとに塗ったくられていた)
岡島「嫌がらせ……、ですかね……?」
親方「……。あの海沿いの寺……。……もう一度行く必要がありそうだぜ……」
(そのとき)
(部屋の照明が)
バチッ……
(といって消えた)
森田「……………………!」
親方「な、なんでえ……!?」
4452 :吉岡重蔵:2010/05/13(木)
00:29:55 ID: Vs15VkomkB
>>4451
(向こうの方から動いてきてくれたか)
(このニオイから察するに…アレ絡みなんだろうが)
(涼子がここ行きを進めた理由も見えてきた気がするな)
4453 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
00:42:26 ID: 44jq0YEVAv
>>4452
親方「オイテメエ等……。ウカツに動くなよ」
岡島「……はい」
森田「………………」
(かすかに)
(かすかにベッドが動いた気がして)
(そしてベッドからゆっくり)
親方「……な……!」
(べりべりと音を立て人影が現れる)
(非常灯の緑の色にさらされて)
(そして小窓から)
(小さな小窓をガシャリと割って)
(人影が這い入ってくる)
(それは鰓がある)
(人のようでいて人でない)
(魚のようでいて魚でない)
(魚人)
(大勢押し入ってこようとしている)
親方「……く……。逃げるが……勝ちか……?」
4454 :吉岡重蔵:2010/05/13(木)
21:38:16 ID: Vs15VkomkB
>>4453
本当なら一人二人捕獲しときてえ所だが
…一旦退いて妹ちゃん達と合流するべきだろうな
向こうも何か起こってる可能性はたけえ
4455 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
21:45:07 ID: 44jq0YEVAv
>>4454
親方「……そうする。小楠が……!」
岡島「早く出ましょう!」
魚人(なにやら呻いている)
森田「………………員不棲署まで……。だな」
親方「小楠……!ついでにローター……。無事で居ろよ……!」
(そういって階段を駆け下りていく)
岡島「厄介なことに……!」
4456 :重蔵:2010/05/13(木)
21:56:04 ID: Vs15VkomkB
(全員殺す…のは駄目だな)
(余計なもんを呼び込むかもしれねえし)
(とりあえずはあのちびっこの安全を確保が一番か)
4457 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
22:07:51 ID: 44jq0YEVAv
(一階のロビーまで辿り着いたとき)
ホテルマン「お客様……。随分騒がしいですが……」
(無愛想なホテルマンが)
親方「おい……。なんだよあの蛙……、魚野郎どもは……!?」
ホテルマン「いやあ……」
(よく見ればホテルマンの手の甲には鱗が)
ホテルマン「私たちのお寺様に良くも放火していただきまして……」
親方「……くっ。もう話が回りやがったか……。誰がチンコロしやがった……?」
ホテルマン「住職様はですね……。不届きな余所者は殺してしまえ、と。そう言うんですね」
岡島「ど、どういうことですか……?」
ホテルマン「その言葉通りですよ……」
(ホテルの事務所から魚人が数人出てくる)
親方「く……。出さない心算か……。……いいぜ。鏖だアアアア!!」
(親方は魚人に飛び掛り)
(心臓を直接抉って殺す)
4458 :重蔵:2010/05/13(木)
22:22:34 ID: Vs15VkomkB
>>4457
やーれやれ、短気な嬢ちゃんだ。
しかたねえ…ちょっとばかし派手にやるか
(懐から取り出されたのは大口径の拳銃)
(それを無造作に壁に向ける)
4459 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
22:31:16 ID: 44jq0YEVAv
>>4458
魚人「グッ……。ウアアアアア」
(弾丸に当たって弾け飛ばされる)
ホテルマン「な、なんだこいつ等……。強い……。イケニエが……」
(トンファーを取り出し)
(魚人の首に当てていく親方)
親方「おい、オマエ。今イケニエって言ったな」
(いつの間にか魚人は倒れていて)
(ホテルマンを残すのみ)
親方「ちょっとゲロしてくれよ。なんだ?イケニエ……」
ホテルマン「……」
(口を真一文字に結んで開けようとしない)
4460 :重蔵:2010/05/13(木)
22:40:52 ID: Vs15VkomkB
>>4459
随分な「信心」だが…大体の話はそいつが聞かずとも推測できる
それより今はさっさと妹ちゃんと合流したほうがいい
俺の考えた通りなら、岡島君達や妹ちゃんが狙われるだろうからな
4461 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
22:49:47 ID: 44jq0YEVAv
>>4460
ホテルマン「『偉大なる』だごん様……。だごん様は……。いつでも余所者の血肉を欲している……」
岡島「……!……も、もしかして……、福川氏も……」
ホテルマン「我々は偉大なるだごん様を父とした、海に生きる民!余所者のニオイなど……」
親方「そうか。頭でも冷やしてろ」
ホテルマン「うっ!?」
(壁に思いっきり投げ飛ばされる)
親方「……。小楠がイケニエになっちまう。寺だ」
森田「……………………」
岡島「……はい」
4462 :重蔵:2010/05/13(木)
23:03:24 ID: Vs15VkomkB
>>4461
やっぱその口か…
(寺に向かう…まあ妥当な判断だが、街全体が敵となるとちとやりずらいな)
4463 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
23:10:35 ID: 44jq0YEVAv
>>4462
親方「……この街、何か大きいもので歪んでるらしい。……だごん様……。なんなんだ?」
(外へ出てみると)
(異様なほど静まり返っている)
(日が落ちかけている)
岡島「……。急ぎましょう」
親方「こういうのは大抵日が落ちた頃何らかの儀式をするもんだ。……それまでに……」
4464 :重蔵:2010/05/13(木)
23:27:24 ID: Vs15VkomkB
>>4463
まあ、寺に突入して人質を確保、そののち殲滅だな
4465 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
23:34:07 ID: 44jq0YEVAv
>>4464
親方「オッチャン……。気が合うじゃねえか。やっぱり殲滅だよな……。特に……、小楠を狙うヤツ……。鏖だ」
(右目がきらりと輝いている)
(そしてニヤニヤと笑う)
岡島「……。傍から聞いたら悪人の台詞ですよ」
4466 :重蔵:2010/05/13(木)
23:51:57 ID: Vs15VkomkB
>>4465
大暴れは大好物でな、それに、人様の大切なものを踏みにじるような事するのは許しておくべきでもねえ
4467 :ガルエージェンシー:2010/05/13(木)
23:58:52 ID: 44jq0YEVAv
>>4466
親方「その通りだ……。小楠、ローター……。どっちも俺には大切なんでねえ……。歯向かうヤツは鏖だ……。こんな風に……!!」
(建物の陰から襲い掛かってきた魚人にドロップキック)
親方「カチコんだらア!!テメエ落とし前付けさせる!!」
岡島「もうスジモノの台詞ですよ……。それ……」
森田「…………ところで…………」
岡島「なんですか?」
森田「…………妙な圧迫感が……、しないか……?」
岡島「……確かに……。なんか……、精神的に……」
4468 :重蔵:2010/05/14(金)
00:08:23 ID: Vs15VkomkB
>>4467
気をつけろよ岡島君、裏と表がひっくり返りかけてるからなぁ
4469 :ガルエージェンシー:2010/05/14(金)
00:41:12 ID: 44jq0YEVAv
>>4468
岡島「裏と、表……ですか?」
(怪訝そうに)
親方「寺まで一直線だ!」
(襲い掛かる魚人たちをちぎっては投げちぎっては投げ)
森田「……………………」
岡島「……。『恐怖』、ですかね。この感覚……。何かに追いかけられているような……」
4470 :重蔵:2010/05/14(金)
00:45:21 ID: Vs15VkomkB
>>4469
(魚人を射殺しながら)
そうさ、人の持つ恐怖心
それはやがて狂気を生む、狂気は捻じれて世界を変えてしまうだけの力を持ってるもんだ
それが限界を超えると、裏返るのさ
ある時は枯れ草の臭いとともに、ある時は海の香りのように、ある時は燃え盛る火の臭いとともに、そしてある時は鉄錆の臭いと共に。
4471 :ガルエージェンシー:2010/05/14(金)
00:52:21 ID: 44jq0YEVAv
>>4470
岡島「……。それはまた恐ろしいですね……」
親方「今更何を言っている。俺たち人間でさえも他の生命を云々できるんだぜ」
(寺の近くの角を曲がり)
親方「お前も見てきている筈だ。お前自身だってそうだよ。生命が他の生命の運命を大きく変えてしまう。その瞬間を、さ」
岡島「……」
親方「感情。それは恐ろしい。だから美しい。時に感情は法理さえも捻じ曲げる」
4472 :重蔵:2010/05/14(金)
00:58:31 ID: Vs15VkomkB
>>4471
ま、俺たちがやるべきことは奴らをぶち殺して親方ちゃんの大切な人を救出することだけだ
裏返ろうとなんだろうとそれは結果で考えればいいことよ
4473 :ガルエージェンシー:2010/05/14(金)
01:20:26 ID: 44jq0YEVAv
>>4472
親方「いやあ。オッチャン。アンタとは本当に気が合うぜ」
(寺門を前にし)
親方「いざ。俺の大切なもん返してもらおうかい」
岡島「……」
森田「…………どうした……?岡島………………。考え込んで………………」
岡島「い、いえ……」
(一行は寺に入っていく)
―???・???????―
ローター「く……。ここは……。うすぐら……いな」
(近くに小楠が倒れている)
ローター「こ、小楠ちゃん?」
小楠「……すぅ……すぅ……」
ローター「寝ているだけか……」
(ローターが目を凝らすと)
(近くに男性が居る)
???「……おい……。アンタも掴まったのか……?」
ローター「あ、アンタは?」
福川「僕は……。福川。福川喜代司。首都でカメラマンを……、している」
ローター「あ、アンタが福川さんか……。俺は、乙種厄請屋ガルエージェンシーの佐舎沢朗太。アンタを探しに来たよ」
福川「そうか……。……いや。僕は福川喜代司だった。そう、今まで思い込まされていたんだ」
ローター「どういう……、こと、だい?」
喜代司「僕の本当の名前は……。摩周喜代司」
ローター「……え?」
4474 :重蔵:2010/05/15(土)
01:39:55 ID: Vs15VkomkB
>>4473
さて、気合い入れていこうぜ、敵の本拠地だ
4475 :親方:2010/05/15(土)
02:05:22 ID: 44jq0YEVAv
>>4474
(寺は異様に静まり返っている)
(先程までの魚人の襲撃がなかったように)
親方「……呆気にとられるな」
(渡り廊下はあまりにも静かだ)
4476 :重蔵:2010/05/15(土)
02:31:41 ID: Vs15VkomkB
随分静かだな…嫌な予感がするぜ
4477 :ガルエージェンシー:2010/05/15(土)
03:02:24 ID: 44jq0YEVAv
>>4476
親方「ああ……」
(さきほど、摩周永治と会談した部屋の前へ来る)
岡島「この寺……。外から見た大きさの割りに中が異様に狭いと思いませんか?」
森田「………………なるほど……、隠し部屋………………」
4478 :重蔵:2010/05/15(土)
18:01:35 ID: Vs15VkomkB
>>4477
なら適当に壁をぶち壊しながら行けば出てくるんじゃねえか?
4479 :ガルエージェンシー:2010/05/15(土)
20:30:31 ID: 44jq0YEVAv
>>4478
親方「こんな風にだな?」
(いきなり)
(柱を蹴り折る)
(柱と共に壁が崩れる)
岡島「……乱暴ですね……」
親方「このくらいやってやらねえと元は取れねえよ!」
(壁をどんどんと崩していき)
(ある部屋の本棚をぶち壊すと)
親方「……。ここか」
(隠し部屋)
(何の変哲も無い大部屋)
(しかしさらに湿り気が出てくる)
4480 :重蔵:2010/05/16(日)
15:41:58 ID: Vs15VkomkB
>>4479
ダンジョンで言うとこのボス部屋の前だな
(表情がかなり楽しそうだ)
4481 :ガルエージェンシー:2010/05/16(日)
16:39:55 ID: 44jq0YEVAv
>>4480
森田「………………」
岡島「ダンジョン……?ですか?」
親方「御託抜かしてないで行くぞ」
(大部屋の奥に行くと、まるで洞窟のようになっており、岩石の壁がむき出しになっていた)
(また、大きな石造りの階段があり)
(そこを降りていく)
(何か、何かが聞こえてくる)
(そして、紅い不思議な光)
――――いあ いあ くとるう ふたいぐん――――
親方「な、なんだ?」
(階段を下りるにつれ)
(その声は大きくなっていく)
4482 :ななしのよっしん:2010/05/16(日)
17:08:19 ID: 44jq0YEVAv
数分前―???・?????―
ローター「どういうこと……だ?」
喜代司「僕はね。この員不棲で生まれたんだよ」
ローター「え……。でも、本籍地は首都……」
喜代司「『彼ら』に気付かされたのさ。僕の記憶。そんなものは物語に過ぎない。僕の平凡な日常。そんなものは『幻想』だった」
ローター「何を馬鹿な……」
喜代司「君も気付いているはずだ」
ローター「え……」
喜代司「君は佐舎沢朗太じゃない。……ましゅ……」
(突然ローターは先程の足元から床がガラガラと崩れていくような感覚を思い出した)
(大きな頭痛)
ローター「や……、やめろ……」
喜代司「摩周朗太。それが君の本当の名前……。そこのお嬢ちゃんだって……」
ローター「や、やめろ!!」
喜代司「認めるも認めないも君の自由。これから僕たちはあるモノと『契る』。それで……、改めて、思い出すさ……」
ローター「ち、『契る』……?」
(そのとき。ローターから見て遠目の扉のようなものを開け、女性が入ってきた)
(色白の、妙齢の女性)
女性「そろそろ……」
喜代司「行こう……。契りに……」
(なぜか)
(何故かローターは小楠を抱えると)
(福川喜代司の後へついていった)
4483 :重蔵:2010/05/16(日)
20:41:08 ID: Vs15VkomkB
>>4481
…(磯の香りと狂気の匂い。いい刺身の素だ)
4484 :ガルエージェンシー:2010/05/16(日)
21:14:12 ID: 44jq0YEVAv
(階段を降り切り)
(岩の陰から覗い見ると)
(大きく火を焚くその周りで)
(本当に大勢の人々)
(魚のような人々が何事か唱えながら回っている)
――――いあ いあ くとるう ふたいぐん――――
――――いあ いあ くとるう ふたいぐん――――
――――ふんぐるい むぐるうなふ くとるう るるいえ うがふなぐる ふたいぐん――――
(狂ったように回っている)
(虚ろな、それでいて何かに充たされたような眼をして)
(ただひたすら回っている)
親方「お……、おい……」
岡島「……そ、その……。呆気にとられますね」
森田「……………………」
4485 :重蔵:2010/05/16(日)
21:39:25 ID: Vs15VkomkB
…いわゆる儀式だな、生贄でも出てくるんだろう
4486 :ガルエージェンシー:2010/05/16(日)
21:56:44 ID: 44jq0YEVAv
(奥の壇上に)
(摩周永治がいた)
永治「皆さん!」
(ぴたっと)
(回っていた人たちが静止する。その様子は不気味ですらある)
永治「この祭壇……。この祭壇に不躾な連中が現れました」
(GAと重蔵が隠れている岩を指差し)
永治「彼らは、我等の主への感謝の儀式を邪魔立てしようとしている!!……誠に不躾。しかも案の定余所者です。これを許して置けますか!?」
(許せない、いいえ、などと、怒号にも近い声が飛び交う)
永治「……我等に従わぬ余所者どもは!我等が主に捧げてしまいましょう!!いあ いあ くとるう ふたいぐん!」
民衆『いあ!いあ!いあ!』
親方「お前等何やってんだかしらねえが……」
(といって親方が出て行く)
岡島「あ、ああ……」
(岡島と森田もついて行く)
親方「アンタらの神さん、随分物騒らしいな!俺の妹はどうした!?」
岡島「……。あの、ローター……」
親方「ウチの従業員とついでにカメラマンはどうした!?」
永治「貴方方にも今に分かる……。やってしまいなさい」
(魚人どもが掛かってくる)
親方「歯向かうヤツは死ね!!」
(親方がある魚人に触れたところ)
(魚人は間髪いれずに、悶え、死ぬ)
4487 :重蔵:2010/05/16(日)
22:35:39 ID: Vs15VkomkB
>>4486
出来れば神様のすがたも拝んどきてえとこだったが
しかたねえ
(魚人を次々と射殺していく)
4488 :ガルエージェンシー:2010/05/22(土)
15:31:33 ID: 44jq0YEVAv
岡島「もう……!」
(大きな火を風で延焼させる)
森田「…………やるぞ」
(魚人を殴り飛ばしていく)
親方「……俺の大事な人。攫った報いは受けてもらう」
(魚人はどんどん倒されていく)
摩周永治「……く……。つ、よい……?……」
(そのとき)
(摩周永治の近くのあなぐらから)
(福川喜代司と小楠を抱きかかえたローターが出てくる)
(虚ろな眼をして)
親方「小楠ーッ!!」
(小楠の姿を認めると駆けて行く)
摩周永治「……!こ、こっちへ来るんだ!」
(祭壇の裏へ回っていく)
(三人をつれて)
4489 :重蔵:2010/05/29(土)
15:08:51 ID: Vs15VkomkB
>>4488
やっぱ妹ちゃんが捕まったか…
やれやれだ
(親方の進路をふさごうとする魚人を撃ち殺して道を作る)
4490 :ガルエージェンシー:2010/05/29(土)
19:34:13 ID: 44jq0YEVAv
>>4489
親方「……!すまねえ!ありがとよ!」
岡島「ここは私たちに任せてください!」
森田「…………行くんだ……!」
親方「おう!」
(祭壇の裏にはまた洞穴があり、入っていく)
4491 :重蔵:2010/07/24(土)
20:10:52 ID: Vs15VkomkB
>>4490
じゃ、あとは親方ちゃんに任せといて。
俺達は魚人どもをぶち殺すとするか…
おい、兄ちゃん達、俺から少し離れとけよ
4492 : 岡島 :2010/07/24(土) 20:59:17 ID: 44jq0YEVAv
>>4491
あ・・・、はい!分かりました・・・!
(岡島と森田が、重蔵から離れる)
4493 :重蔵:2010/07/24(土)
21:12:03 ID: Vs15VkomkB
っさって、本気出すぜぇ!
(重蔵の体の周りに金色のオーラが溢れる)
一・撃・爆・殺!
(掛け声とともに思い切り地面を叩きつける)
(そして彼を中心に金色の爆発が広がった)
はっはっは、さあ、来いよ
お前ら全員、みじん切りにしてやるぜ!
(木っ端みじんになった死体の中心で呵々大笑)
4494 :ガルエージェンシー:2010/07/24(土)
21:22:56 ID: 44jq0YEVAv
>>4493
岡島「す、すごい・・・」
森田「・・・・・・・・・」
(今の爆発で半数の魚人が葬られた)
(それでも、魚人は果敢に突撃して来る)
(まるで、そのほかの術を知らないかの如く)
4495 :重蔵:2010/07/24(土)
21:39:18 ID: Vs15VkomkB
どんどんこいやぁ、ついでにてめえらの生命力、取り込んでやる。
腹減ったしな
(魚人の首をつかみ、生命力を吸い取って行く)
(ちぎっては投げちぎっては投げ)
4496 :ガルエージェンシー:2010/07/24(土)
21:56:37 ID: 44jq0YEVAv
>>4495
岡島「森田、私達も負けてはいられませんよ・・・!」
森田「・・・・ああ・・・・!」
(森田が小規模に蔦を出し、)
(岡島が風を出す)
(そして)
(魚人たちを中央の火の中に、投げ入れた)
岡島「やってしまった・・・」
森田「・・・だな・・・」
岡島「・・・しかし、親方が居たら」
――――ひひゃはははははは!!!!てめえらの神様に殉じることができて満足だろうよ!とっととおっ死ね焼魚!!!ふはははははははははは!!!!
岡島「とか言いそうで怖いんですけど・・・」
森田「・・・・・・それより・・・・・・」
岡島「あ。粗方片付きましたね・・・、私達も参りましょう」
4497 :重蔵:2010/07/24(土)
22:05:03 ID: Vs15VkomkB
>>4496
よし、さっさと親方ちゃんに合流するとしようぜ
4498 :ガルエージェンシー:2010/07/24(土)
22:22:09 ID: 44jq0YEVAv
>>4497
岡島「もとよりです」
(例の祭壇の裏に入っていくと、またもや階段がある)
(ひやひやした洞穴を降りていくと・・・、小さな船着場があった)
岡島「あの寺・・・、崖の上だったんですね・・・」
(船着場は海へ続いており、沖に向かうモーターボートが見えた)
(岩礁・・・、と言うよりは島だろうか)
(そこに一直線に向っていく)
(船着場にはもう一基のモーターボートがあり、そこに親方が乗っていた)
親方「お、おう。来たか!やつ、小楠を連れて逃げちまった・・・」
岡島「え、ええ・・・!」
親方「俺達も、追いかけるぞ・・・!」
岡島「で、でも・・・、これ、二人乗りですよ・・・?」
親方「そうだな・・・アンタ、吉岡さん。付いて来てくれ」
岡島「私達は、すぐに近くから船を調達してきます」
親方「まあ、それは徴発してくるって事なんだが・・・」
岡島「・・・無断使用とも言います」
4499 :重蔵:2010/07/24(土)
22:27:05 ID: Vs15VkomkB
おっしゃ
(親方の後ろに飛び乗る)
じゃあ、岡島君、森田君。
君達も気をつけてな
4500 :ガルエージェンシー:2010/07/24(土)
22:37:56 ID: 44jq0YEVAv
>>4499
岡島「ええ・・・」
親方「行くぞ」
(エンジンをかける。大きな音を立てて駆動する)
(そのまま出船)
親方「ヤツめ何をする気だ・・・?あんなところに逃げたってどうもならんだろうに」
4501 :重蔵:2010/07/24(土)
22:45:21 ID: Vs15VkomkB
>>4500
さてな。
追いついて吐かせりゃいいだけだろ?
4502 :親方:2010/07/24(土)
22:55:30 ID: 44jq0YEVAv
>>4501
そりゃそうだ。あんまり考えるのも性に合わんし・・・。乗り込むぞ・・・。
(沖合い3kmの小島。小島とは言うが、岩がむき出しであり、岩礁といったほうが当てはまるかもしれない)
(そこに、摩周永治が上陸する)
(小楠を抱えたローターと福川喜代司を伴って)
(島の奥、岩が盛り上がったところへ駆けて行く)
(遅れて、親方たちのモーターボートも着岸する)
おい!待て!!
(親方も駆けて行く)
4503 :重蔵:2010/07/24(土)
22:58:25 ID: Vs15VkomkB
>>4502
(さて、なにをするつもりか…面白くなってきたぜ)
4504 :ガルエージェンシー:2010/07/24(土)
23:22:00 ID: 44jq0YEVAv
>>4503
(摩周永治は、その凸状となった岩の前で、振り返る)
摩周永治「あのね・・・。貴方方余所者は、いらないんですよ。どこかへ行ってしまえばよかったのに・・・」
親方「・・・そんなことよりだな。何でこんなところに逃げる。お前が追い詰められるだけだろうが。さあ、俺の妹ほか二名を返せよ・・・」
摩周永治「貴方方にはね、『だごん様』のイケニエになってもらいます」
親方「『だごん様』・・・?・・・おい、ローター。そんな奴突き飛ばして帰って来いよ」
ローター(目が虚ろで、返事が無い)
摩周永治「無駄ですよ・・・『だごん様』!今こそお出ましになってください!!いあ!いあ!」
(その時、摩周永治の後方から、大きな)
(水々しいタコのような、イカのような、グネグネとした醜悪な、変な形容しがたい色の大きな触手が現れた)
親方「な・・・、なんだよ、ありゃあ!!」
摩周永治「まずね・・・、こいつ等にイケニエになってもらって、『だごん様』に本格的に目覚めてもらいましょう・・・」
親方「な・・・!おい!やめろ馬鹿!!」
摩周永治「『だごん様』!さあ、どうかイケニエ・・・お・・・?」
(大きな触手は、摩周永治を掴むと)
(穴の中に引きずり込んでいく)
摩周永治「うわあああああああぁぁぁぁ」
ムシャ、ムシャ、バリ、ゴリ・・・
(あっという間に、悲鳴が聞こえなくなる)
親方「・・・食われちまった。お、おい、こっちに逃げて来い!!」
(小楠やローターを助けようと、親方が走っていく)
4505 :重蔵:2010/07/24(土)
23:28:40 ID: Vs15VkomkB
>>4504
(真剣な目になり)
これは、狂気の神の眷属…
古き者どもの一角じゃねえか、こんな所にも眠ってやがったのか。
…くくく、丁度いい。
手頃な狂気を宿した魚介類、刺身にして涼子への土産にしてやるぜ。
(親方に追随しながら呟く)
4506 :ガルエージェンシー:2010/07/24(土)
23:46:59 ID: 44jq0YEVAv
>>4505
(やがて、その古き者どもの一つは、もそもそと、穴倉から這い出てくる)
(クラゲのような、はたまた、貝の中身のような、ホヤのような)
(よく分からないものが這い出てくるのだ)
親方「古き者ども・・・?」
(親方が、3人を庇う)
ローター「ん、うう・・・」
(ローターが、気を取り戻す)
ローター「あ・・・、あれ・・・?」
親方「いいから、逃げるぞ!」
ローター「・・・あああ・・・、お父様・・・」
(その大きな醜悪な物体を見て)
親方「はい?・・・あんなお父様はいらねえだろ。
・・・洗脳でも、されたのか?・・・まあ、いい。このデカブツを倒すのが先決・・・!」
4507 :重蔵:2010/07/25(日)
00:00:37 ID: Vs15VkomkB
>>4506
古き者どもってのはな、俺達人間や神々が生まれるよりも遥か昔に世界を支配してた支配者達の事だ。
殆どの奴は深い眠りについてるが、たまにいるんだよ、こうやって灰出てくる奴がな。
(銃を構えて)
気をつけな、気を抜くと精神を支配されるぜ、そこの兄ちゃんみたいにな
4508 :ガルエージェンシー:2010/07/25(日)
00:12:35 ID: 44jq0YEVAv
>>4507
親方「精神を・・・、なら、やはりコイツを倒す・・・!」
ローター「お父様・・・」
親方「ちょっとな、黙ってろ」
ローター「えっ。うっ・・・」
(親方に当身を食らわされ、気絶する。福川喜代司にも当身)
親方(トンファーを構える)「お手並み拝見・・・といくぜ!吉岡さん」
4509 :重蔵:2010/07/25(日)
00:20:22 ID: Vs15VkomkB
>>4508
任せな、刺身にして妻への土産にするからな
生きの良いうちにぶち殺す
(金色のオーラ、生命力を爆発的に放出しながら)
まずは一発景気づけに行くぜ
(銃口から光の束が放たれる)
4510 :ガルエージェンシー:2010/07/25(日)
00:33:39 ID: 44jq0YEVAv
>>4509
dfvgbk、mvぶjgtgvcd!!!
(光の束を食らうと、大きく、形が崩れる)
(まったく未知の鳴き声なのか、それとも別の物なのかわからないが、音を出す)
親方「五月蠅え!!」
(親方が、ダゴンの根元にトンファーで一撃を入れる)
(ところが)
親方「うおああああああああ!!!」
(電撃・・・、だろうか、物凄いショックが、彼女を襲った)
親方「な、なんだこりゃ・・・!チクショウ・・・!」
(触手が、二人を襲う)
4511 :重蔵:2010/07/25(日)
00:40:10 ID: Vs15VkomkB
>>4510
ひゅう♪
(軽やかなステップでかわしながら銃を連射)
あんまり触らねえほうがいいぜ、旧支配者の体はそれそのものが俺たちに対しては猛毒だからな
4512 :ガルエージェンシー:2010/07/25(日)
00:55:53 ID: 44jq0YEVAv
>>4511
親方「マジかよ・・・」
(親方は、ただ、触手をかわす)
(ダゴンは、弾丸を食らい、ますます咆哮する)
(恐ろしい程臭い液体を撒き散し、こちらを牽制)
親方「・・・、あんた、触るなって言ったよな。だが、一回だけ・・・。一回だけ、俺があいつに触れれば・・・、勝てるかも知れんぜ・・・。
そういう、力らしいから・・・な」
4513 :重蔵:2010/07/25(日)
00:58:58 ID: Vs15VkomkB
>>4512
いんや、無理だ。
親方ちゃん、今のあんたの力じゃ足りねえよ。
『ダゴン』…あいつの名前だが、それなりに強力な旧支配者だ。
少なくとも、『第一段階』で殺せるレベルの存在じゃねえ
4514 :ガルエージェンシー:2010/07/25(日)
01:15:05 ID: 44jq0YEVAv
>>4513
・・・くっ。なんもできねえのな。俺・・・。
(拳を握り締める)
(そんな時、親方から黒いオーラのような物が放出されたような気がした)
(本人は全く気付いていないが)
(そんなとき、ダゴンは二本のほかの物とは違う触手を掲げる)
おい・・・、あれ、いやな予感がするぞ・・・。
4515 :重蔵:2010/07/25(日)
01:20:16 ID: Vs15VkomkB
>>4514
嫌な予感はするが、流石に古の支配者の能力まで知ってるわけじゃねえからな俺も。
とりあえず、気合入れとこうや
(油断なく構える)
4516 :ガルエージェンシー:2010/07/25(日)
01:35:27 ID: 44jq0YEVAv
>>4515
(ダゴンは)
(触手同士を擦り合わせ、妙な音を出す)
親方「う、うるせぇ・・・!!」
(とても五月蠅い)
(五月蠅いだけでなく、何故か音に重圧があり、とても動けない)
(動きを止める。それがこの音の正体)
4517 :重蔵:2010/07/25(日)
01:38:52 ID: Vs15VkomkB
>>4516
っち、嵌っちまったか
(動きを縫いとめられる)
どうしたもんかな、涼子の方がやつらには相性がいいんだが…
4518 :親方:2010/07/25(日)
01:48:10 ID: 44jq0YEVAv
>>4517
クソ。ふざけやがって・・・!俺、なんにも出来ねえのかよ・・・!
クソッタレ・・・!クソッタレがアアアアアアアアアアアア
(親方が自身とダゴンに強烈な憎悪を持ったその時)
(親方から一遍に黒いオーラが放たれる)
(本人はよく分かっていないが、よく考えればこの頃から、今の親方に通じる片鱗のようなものがあったのかもしれない)
(音がかき消され、それにダゴンが驚いて少し後退する)
・・・!よく分からんが今だ・・・!
4519 :重蔵:2010/07/25(日)
01:53:37 ID: Vs15VkomkB
>>4518
だな、一気に潰すぜ
(右手に黄金のオーラが集まる)
4520 :親方:2010/07/25(日)
02:11:51 ID: 44jq0YEVAv
>>4519
(ダゴンが重蔵に触手を振り落とす)
邪魔だアアアアアアアア!!
(電撃を食らいながらも、親方を触手だけ殺していく)
(もう、時勢は完全に二人に傾いていた)
4521 :重蔵:2010/07/25(日)
13:13:03 ID: Vs15VkomkB
>>4520
ぬるい、遅え。
いくら旧支配者殿っつっても、寝起きじゃ俺は殺せねえよ。
(ダゴンに向かって右手から金色のオーラを放出する)
(波動拳とか言うな)
4522 :ガルエージェンシー:2010/07/25(日)
16:04:23 ID: 44jq0YEVAv
>>4521
(ダゴンは金色のオーラを飲み込む)
(体に大きく窪みを開けて、飲み込む)
(体がはち切れんばかりに膨らんだ)
(ところが)
親方「・・・動き、止まった、ぜ」
(確かに、うんともすんとも言わなくなってしまった)
(ところが、動かなくなったダゴンがグネグネと動き始めた)
(気持ち悪い)
親方「・・・おい、これって若しかして・・・、自爆するんじゃ・・・」
4523 :重蔵:2010/07/25(日)
16:07:15 ID: Vs15VkomkB
>>4522
だろうな…
多分休眠状態に戻るつもりなんだろうが、その前に邪魔な俺ら事このあたりを整理しとくつもりなんだろう。
面倒だぜ、こいつらは。
何しろ肉体が消滅しても死なねえんだからよ
……さて、逃げるか。
多分この島一つ位吹っ飛ぶんじゃねえか?
4524 :ガルエージェンシー:2010/07/25(日)
16:30:50 ID: 44jq0YEVAv
>>4523
親方「じょ、冗談じゃねえ・・・」
(グネグネと動くダゴンを尻目に、親方は三人を連れて駆け出した)
ローター「え・・・?」
親方「お、覚めたか!早く逃げるぞ!」
ローター「え」
(摩周永治が乗ってきたモーターボートに飛び乗る)
親方「トンズラだ・・・!」
(エンジンをかけ、出船)
(何数百メートル離れたときだった)
(ダゴンが大爆発を起こしたのは)
(モーターボートは爆発が起こした大波に揺れる)
(しかし、何とか体勢を立て直す)
親方「と、とにかく・・・、ひとまず助かったな」
ローター「・・・な、何がなんだか・・・」
4525 :重蔵:2010/07/25(日)
16:45:21 ID: Vs15VkomkB
>>4524
なんとかなるにはなったが
結局島は消えたな。
…刺身確保に失敗したぜ…
4526 :親方:2010/07/25(日)
16:48:17 ID: 44jq0YEVAv
>>4525
刺身刺身言ってるけどよ。アレ、美味いのか・・・?
(小楠をしっかり抱きしめながら)
4527 :重蔵:2010/07/25(日)
16:50:03 ID: Vs15VkomkB
>>4526
旧支配者の刺身はマイワイフの好物だ。
俺はあんまり好きじゃねえがな
4528 :親方:2010/07/25(日)
16:54:36 ID: 44jq0YEVAv
>>4527
どんなカミさんだよ・・・。よほどの豪傑と見たぜ。・・・俺ももっと強くならねえとな。
アンタみたいに強い人間に追いつかないと、妹を守れない。
俺、この娘の呪いを・・・、解いてやらないといけないんだ。強くなって・・・、もっと広い世界にかけださねえと・・・。
4529 :重蔵:2010/07/25(日)
17:02:04 ID: Vs15VkomkB
まあ親方ちゃんなら出来るだろうよ。
頑張りな、若いうちは多少の無茶でもして伸びてくもんだしな。
じゃ、俺は帰るぜ、帰りに代わりの土産を調達しなきゃいけなくなっちまったしな。
4530 :親方:2010/07/25(日)
17:06:16 ID: 44jq0YEVAv
>>4529
そうか。わかった。あんたも達者でな。俺も、もっと強くなってまたあんたと会う。
今回は後学になった。あんたみたいな人間も居るってな。
4531 :重蔵:2010/07/25(日)
17:08:18 ID: Vs15VkomkB
>>4530
そうかそうか、勉強になったてんならそりゃあいいことだ。
じゃあな親方ちゃん、またどっかで会おうぜ
(そういって去っていく)
(余談ではあるが、この時に重蔵がなぜか持ち去った親方のトンファーは、光の騎士団事変で再会した時に返却されることになる。)
4532 :親方:2010/07/25(日)
17:16:46 ID: 44jq0YEVAv
>>4531
おう、またな!!
(この時、モーターボートの上で親方は小楠を無事に助けることができたと言う、喜びに満ち溢れていた)
(彼女がトンファーの消失に気付いたのは、福川喜代司氏を阿赤武駅に送り届けたときであり)
(その後、また員不棲まで舞い戻るものの、見つかることはなかった)
(福川喜代司は、ダゴンの洗脳を逃れ、首都へ無事に帰っていった)
(彼女は自分の力もよく理解しておらず、波乱中の波乱に巻き込まれるのは、これから約一年後)
(それが、世界の選択の物語の始まり)