①名前および学年
蘇○部信○入○雪海(三年)
②公約ないし生徒会長としての意気込み
「帝力何有於我哉」
三年、蘇我部雪海と申します。以後お見知りおき願います。
現代風の文章にはまだ慣れておりませぬ故、お見苦しい点はご容赦願いたく。
公約としては、中国の古典より引用させて頂きました。
「帝力なんぞ我にあらんや」と読みます。
ご存じの方も多いかと思いますが蛇足までに説明させて頂きますと、古代中国で理想の帝王と言われた帝堯の御代、とある老人が飲み食べ踊りながらこんな歌を歌ったのだそうです。
「日出でて作り 日入りて憩う 井を堀りて飲み 田を耕して食らう 帝力我に何ぞかあらんや」
日々を自由に謳歌している我が身に、帝など関係無い、と。
古来、理想とされてきた政治の形であります。政治や権力など、必要でなければ目立たぬ方が宜しい。
昨今の学園を顧みるに、武会なる武闘大会は未曾有の盛況を見せ、また生徒有志による催し物も多く、生徒諸氏は日々の学園生活を謳歌しているように見えます。一部に不逞浪士の横行が叫ばれますが、学園の活気及び尚武の気風を思えばいずれ駆逐されるものでありましょう。生徒諸氏各位の自立自尊に任せる、これが学園の進むべき道であろうと愚考するものであります。
故に、法は簡素を旨とし、威令は行わぬを威令とする。私の公約を説明すればこうなるでしょう。
ただし、これだけでは何もせず置物となっているのみである、との誹りを免れぬであろう故、幾つか現在考えている素案を列挙させて頂きます。
一、新たな武闘大会の開催
現在、武会及び双龍杯なる定期大会が行われております。これらは勝ち抜き試合であります。
これらとは別に、生徒会長杯大会として数ヶ月乃至は生徒会任期を通じた長期戦の開催を考えております。
団体戦とするか、個人戦とするか、総当たりとするか回数制限付き自由戦闘とするか、未だ細部は詰めておらず素案の段階ではありますが、生徒諸氏の意見を募りまた学園側とも交渉の上、よりよい形式での開催を行いたく務める次第であります。
二、役職について
常設する役職は最低限とし、必要に応じて設置していく形を取ります。
まずは上記新大会の組織運営として奉行職の設置は考えております。
三、学園側との関係について
表題は大袈裟でありますが、教職員名簿を見ても学園教職員の面々はまさに多士済々であるにもかかわらず、生徒との交流はあまり無いのが現状であります。当然これは先生方が多忙であることにも起因するでありましょうが、そこは何とか折衝し、教職員の胸を借りることができる機会を設けていきたいと考えております。
最後に一言添えさせて頂きます。
私のように学園との関わりも未だ薄い者が生徒会長職に名乗りを上げるなど僭越の極みであります。無論当選の暁には粉骨砕身務めさせて頂きますが、そうでなくとも上記公約と素案を明らかにすることによって新生徒会を担う方々ならびに生徒諸氏に何らか御一考願えれば幸いと存じ、敢えて手を挙げさせて頂きました。
雪海(花押)
最終更新:2010年04月06日 14:29