#contents **3日前 妖怪の山:奥津瀬 燈祈子 #region(燈祈子パート) &bold(){”審判任命”} GM:燈祈子って、定期的に睡眠をとる習慣のある神だろうか、ない神だろうか。 燈祈子:付喪神上がりかも、という設定的に無機質気味な感じでイメージしているので、あまり取らないことにしましょうか 燈祈子:幻想郷の付喪神で無機質な感じって実はあまりしないですが、まあ GM:それじゃ、先方もタイミングを取りづらかったんだろうなぁ。 ---- &bold(){妖怪の山} GM:いましがた、迷っていた死霊をまたひとつ導いたところです。一仕事終えた感じのタイミングですね。 燈祈子:いつも通り、見えなくなるぐらいまで見送っていましょう。妖怪の山かどこかの沢、という感じでしょうか? GM:そんな感じだと思います。 GM:そのタイミングで、天啓が降りた。要はGM側から指示する神懸ですね。 燈祈子:[神懸]習得的にもたまにあることなので、軽んじたりはしないですね。これはもちろん受け入れます。 &italic(){”竜神の涙が落ちた”} &italic(){”人間の里に到達するのは3日後”} &italic(){”燈祈子は、審判に選ばれた”} &italic(){”竜神の涙を、今もっとも幻想郷が必要としている神に奉納せよ”} &italic(){”審判の権限を濫用するなかれ”} &italic(){”竜神の涙は、幻想郷がそれを奉納することがふさわしくないとき、かつそのときにのみ割れる”} 燈祈子:重そうな役目を負わされたことは理解しました。 燈祈子:とりあえず山から人里の方を見渡してみます。 GM:まだ人間の里に変化はないな。 GM:おっと?上流の方から何か流れてきたよ 燈祈子:それは見に行きましょう。川面を飛んで。 GM:川底を這うように流れてきたそれは…宝剣だ。 輝いている。 GM:沈んでいるが、軽いのか何なのか流れには押されている感じ。拾おうと思えば拾っても構わない 燈祈子:一応、妖しげな気配がないかぐらいは確認します……といっても、感覚的に、でしょうか。 GM:妖怪としてよりむしろ神としての力を感じるね。もっと言えば、先ほどの天啓と同じオーラ。 燈祈子:[識閾結界]ぐらいは通しましょう。一応能力も感知できたはずですし。……それを聞くと、心配する必要は無さそうですが。 GM:判定は省略していくよ。 GM:術だけでは詳しいことが分からなかったけれど…識閾結界に触れた途端また天啓が強く発生したね。 GM:もう一度受けておく? 燈祈子:一応、消費霊力は6点ぐらいありそうですね、と。受けます。 GM:まぁ、実のところ次のシーンがさらに数日飛ぶから消費霊力は記録しなくていいんだけど。 &italic(){”←審判の宝剣”} &italic(){”竜神の涙を見守る審判の証”} &italic(){”正しい神に涙が奉納された時、天にこの剣を掲げ、奉納が完了したことを宣言せよ”} &italic(){”ふさわしくない神に涙が奉納された時、この剣を横に振り、奉納を認めないと宣言せよ”} &italic(){”どの神にも奉納してはならぬと認めるときには、この宝剣を以て竜神の涙を破壊せよ”} &italic(){”渡すのを忘れるところだった”} 燈祈子:かしこまりました、と心の中でどこへともなく送りつつ、川から取り出して、大事に身につけておきましょう。 燈祈子:そもそも龍神の涙がどういう意味を持つのかとかその辺りの手持ちの知識を確認したいところですが、それは本編からでしょうか? GM:今知ってる限りでは、あまり見当がつかない、ということだけお教えしておきます。 GM:ただ、竜神の涙ですから、相当な力を秘めていそうだ、ということは間違いないです。 燈祈子:わかりました。大切そうなことだけはわかる、という感じですね。 GM:そんな感じです。 燈祈子:天啓に自分的に嫌な感じもないでしょうし、素直に従うことにします。 GM:他に何か質問はないですか? 燈祈子:あと、誰か見ていなかったかは確認しておきましょう。 GM:みられてないタイミングを上も意識したんだと思います。誰もいません。獣も、妖怪も。 燈祈子:わかりました。では、他には特にないですね。 #endregion **3日前 人間の里:稲荷 木綿子 #region(木綿子パート) &bold(){木綿子は先生じゃない!} ---- &bold(){人間の里 慧音の寺子屋} GM/慧音:「今年は悲惨だ…」 &italic(){人間の里、寺子屋の縁側。} &italic(){今日は寺子屋の授業が休みの日である。} &italic(){木綿子は慧音の歴史書整理を少し手伝ったあとのお茶で、慧音がこのようなつぶやきを漏らしたのを聞いた。} GM/慧音:「どこをどう押したら3と3の和がかき氷になったり、大化の改新に化けたりするのか…」 木綿子:「あらあら先生、顔が暗いですよ?」お茶ずずー GM/慧音:「暗くもなる。急にうちの生徒があんなことになるなんて…。」 &italic(){もともと、今年あたらしく入ってきた生徒は平年と比べても若干出来が悪い方だ。} &italic(){それでも、3と3の和が6か8か悩んだ末6と正答するぐらいには、なんとか学力をつけてきたところだった。} &italic(){ところが、ここ数日の間に、さっきのようなとんでもない解が飛び出すようにった。} &italic(){最初は生徒たちがふざけているだけだと思っていたが、ほぼ全員が同じような症状になっていることから} &italic(){今までに類を見ない異変ではないかと思っているらしい。} GM/慧音:「普段のやり取りは問題はないし、今でも行儀のよい生徒たちだが…」 GM/慧音:「授業に関しては全くのトンチンカンな答しか返ってこない…いったい何が…」 木綿子:「珍解答が連発なんて、珍しいですねえ?」 GM/慧音:「心当たりがあるとすれば…最近生徒の間で流行しだした奈乃香信仰か。」 GM/慧音:「あの神が悪さをしている以外に今のところ心当たりがない。」 木綿子:「あらあら、新しい宗教のはなしですか?」 GM/慧音:「ああ、うちの生徒からの受け売りだが…」 &italic(){人間の里の近くに、神無月 奈乃香という神の社がある。} &italic(){主なご利益は学業成就。特に暗記に関しての効力が高かったらしい。} &italic(){奈乃香信仰自体はずっと前から一部の優等生の間で続いていたが、} &italic(){今年はその話が寺子屋中に行きわたり、信仰が広がったという} GM/慧音:「普通、信仰が広がるならそれだけの力を得るのが神であろう…良からぬことに使っているはずだ。」 木綿子:「胡散臭い話ですわあ」でも、妙に面白くなってきた顔に GM/慧音:「生徒が信仰している神をうかつに糾弾できぬ立場にいるから、なかなかこういう考えもいい出せなくてな」 GM/慧音:「木綿子、見てきてくれるか?」 木綿子:「先生のことですから、もし裏でなにかあったら異変の解決も頼むんでしょ?」 GM/慧音:「いやはや、お見通しだな」 木綿子:「ま、阿求ちゃんから先生の評判、ヨク聞いてますから」 GM/慧音:「このままでは、将来の人間の里、ひいては幻想郷全体がおかしなことになりかねん。」 GM/慧音:「どうか一つ、引き受けてくれ。」 木綿子:「それはいいのだけども。んー…。ねえ先生、一つだけ意見をききたいのだけど」 GM/慧音:「できる限りで答えよう。」 木綿子:「もし犯人が神様だとして、なぜわざわざ信仰が下がるような事をしたのかしらね?」 GM/慧音:「神の皮をかぶった妖怪の仕業、ということは往々にしてある。裏切りの潮時だったのだろう。」 木綿子:「なるほどねえ。ま、妖怪の可能性も考慮して探してみますわ」 GM/慧音:「頼んだ。奈乃香の社は…」場所を教えてもらいました! GM:ここで、奈乃香の社に行くなら、もうしばらく続きます。 木綿子:行きたいですが最後に一言 木綿子:「さて、胡散臭い新宗教の中身はどんなのかしらねえ?」わくわく とした感じで該当の場所へ ---- &bold(){神無月 奈乃香の社} GM:割と手入れの行き届いた社。近くには絵馬を奉納する場所もあるなど、充実している。寺子屋の生徒が数人。 木綿子:「ふーん。お寺さんよりも下手すると流行ってるかしら。っと?」 GM/生徒:「妖狐来たー!」一部の妖怪嫌いな生徒が逃げる。どうする? GM:まだそれでも2~3人は残るよ。 木綿子:「あーあー逃げるのねえ。お姉さん哀しいわあ」とはいうけど、逃げた生徒は放置 木綿子:こちらとしては、残った生徒に話を聞くだけでも上々かな、と 木綿子:「こんにちはー。少しお話しいい?」残った生徒に近づいて話聞こうとします。ニコニコ顔で GM/女子生徒:「はい。」 GM/男子生徒:「奈乃香様が出てこなくなって4日目だ…。僕らはまだ被害が出てないけど、僕より成績が下の連中は…」 GM:ここに残っている生徒たちは、学年でもトップクラスの成績を持つ生徒たちらしい。 GM:曰く、トンチンカンな解答を出す被害を受け始めたのは、もともとの成績が悪い順だったらしい。 GM:ほぼ1時間に一人ぐらいのペースで被害者が増え、最終的に今被害を受けていないのはここにいる2名を含め、学年のトップテンぐらいなものだ。 木綿子:「そうなのねえ。ねえ、奈乃香信仰ってのが流行り始めたのが最近って聞いたのだけど」 木綿子:「流行った理由って、なんなのかしら?」 GM/女子生徒:「広めたのは私です。」 GM/女子生徒:「あまりにも、今年の皆が頑張っても覚えきれない暗記部分を、奈乃香様に助けてもらえばいいのではと…」 GM/???:「うるさいぞ…!」どこからともなく声が聞こえる GM/女子生徒:「奈乃香様ー!」 GM:社の扉が開いて出てきたのは、背が非常に小さく、桃色のだぼだぼの法衣を身に付けた黒髪のおかっぱ頭。 GM:眼の下にくまがはっきりと見え、右手には筆を…手拭いで縛りつけている。 木綿子:「あら、奈乃香様本人のおでましかしら?」出てきた人を見て GM/奈乃香:「いかにも、我が名は無月奈乃香じゃ」ちっこい。見た目はようじょ(( 木綿子:「って、すごい顔…。寝不足はいけませんよお」目の下のくまを見て GM/奈乃香:「寝不足になったのはお主らのせいじゃ…」 GM/女子生徒:「えっ…!?」 木綿子:その言葉に意外そうな顔をした後、納得してる。 木綿子:「ご利益にたよりすぎたのね、あなた達」 GM/奈乃香:「そうじゃよ。おかげで力が発散してしもうて、今までの暗記項目すら維持させてやれんでな」 GM/奈乃香:「できる限り優秀な者を残しても、これ以上は耐えられん。ついに学年全部があのようになるのも時間の問題じゃて…」 GM/女子生徒:「そんな…!」 GM/男子生徒:「でも、でも信仰は十分にあるはず、どうして!」 木綿子:「んー、学年全部ってことは、信仰者全体が巻き込まれるのかしら、その話」 GM/奈乃香:「我も力不足であったのは認める。あれだけの信仰心を受けた試しがなかったのでの」 GM/奈乃香:「扱いきれずに暴発してしもうたのじゃ。」 GM/奈乃香:「お主らが頼り過ぎているとはいえ、我も無下にその願いを拒否するわけにもいかん。」 GM/奈乃香:「いずれは叶えてやろうとしているうちに、大量の信仰心に押しつぶされてしもうた。」 木綿子:「まあ信仰心って言うよりは、向上欲を目一杯浴びせられたってのが正解かしら」 GM/男子生徒:「そうかもしれない…。」 GM/奈乃香:「一時にあれほど大量に、不安定な欲と信仰心の塊を受けてしもうて、我の力もほぼ尽きかけておる」 GM/奈乃香:「何か、純粋な信仰心の源のようなものがあれば、この問題をたちどころに解決し…」 GM/奈乃香:「さらに、今年の学年全員の及第を約束できるのじゃが…。」 木綿子:「ふーん…」 GM/奈乃香:「決して欲ばかりではない、欲に負けぬ努力も見えてはおった。」 GM/奈乃香:「お主らが全て悪いわけではない。痛み分けじゃ。」 GM/女子生徒:「それじゃ、私たちは…」 GM/奈乃香:「万策を尽くしたが、今の人間にできることはそう大したこともない。ただ…」 GM/奈乃香:「我が無事、力を取り戻せるように祈ることじゃ。その力でなんとか被害を最小に食い止めよう。」 GM/奈乃香:「そして、純粋な力の源じゃ。我に必要なのはそれにほかならぬ。」 GM/奈乃香:「神がこのような頼みをするのも情けないが、背に腹は代えられぬ。」 GM/奈乃香:「見つけたら、どうか我に力を…。」(バタンッ) GM:ついに無理がたたって、寝落ちてしまいましたね。 木綿子:「あーあー、こんな所じゃ風邪ひきますよー?」 GM/男子生徒:「……とりあえず、社に運んで、しばらく安静に…」 GM/女子生徒:「純粋な信仰の力の源…そんなものあったかなぁ…。」 木綿子:とりあえず、奈乃香さんを社の中へ入れて寝かせたい GM:二人の助力もあって、すぐにできました。今奈乃香はかわいい寝顔を見せています。 GM/奈乃香:「うーー・・・補習授業を始めるぞ…」 うなされていますが。 木綿子:「さて、このままだと慧音先生の白髪が増えそうねえ…」 GM/男子生徒:「…奈乃香様に力を集めよう。何かこう…力を持ってそうなものを集めてこよう」 GM/女子生徒:「なんだろう、お守りとか、清めの水とか?」 GM/男子生徒:「千羽鶴とか、人面石とか」 木綿子:「まあ、待ちなさい。安直にやると、あとで大変よ?」 GM/生徒2名:「はぁい…。」 木綿子:何か、力になりそうなものに心当たりないか判定していいですか? GM:やってみて。というより、判定省略します。 GM:まぁ、今生徒たちが言った"人面石"以外のモノは、確かにあります。 GM:ただ、今回の件では、そのようなものがいくらあったところで、埋めきれない深いダメージがあるようです GM:この深いダメージから回復するだけの力があるものは…ちょっと見当もつきません。 GM:草薙の剣とか、その辺に近いレベルになってくるんじゃ…。そんな感じです。 木綿子:おおう… GM:さて、木綿子の判断を聞いて締めくくりたいと思います 木綿子:「…相当力があるものが必要なわけね。むー…」 木綿子:「ま、一度先生に聞いてみてもよさそうね、これは」というわけで寺子屋へ 行く前に 木綿子:「ねえ、あなた達。ちょっといい?」生徒2人呼んで GM/女子生徒:「なんですか?」 木綿子:「あなた達は、この神様を救いたい?」奈乃香を見て GM/女子生徒:「絶対です!あのまま皆を落第させたくないです!」 GM/男子生徒:「学年の10人を残して全員落第なんて考えられない!」 木綿子:「もし助けたことで、ご利益がなくなったとしても?」 GM/生徒2名:「………はい!」 木綿子:「…わかった。なら、神様に祈りつづけなさいな」 GM/女子生徒:「奈乃香様に頼りすぎたやりかたを改めてでも、奈乃香様と皆を救いたい…!」 こうして、木綿子は神の力の大きな源を探すことにしたのだった。 寺子屋でもそのように話をしてみたところ、慧音も非常に心配してくれたようだが… 肝心の源について、どれも今すぐに手に入れられるような代物では到底ない、ということしか分からなかった。 木綿子:「まあ、そうよね。…焦らず急げ、ね」 &italic(){この話が動くのは、幻想郷時間で3日後。実時間では明日のセッションにて。} #endregion **3日前 迷いの竹林:ロアナ・M・スタルケ #region(ロアナパート) &bold(){ロアナの受難} ---- &italic(){この夏は非常に苦労しただろう。何って、日陰を探すのに苦労した。} &italic(){もちろん日傘があるから大丈夫っていえば大丈夫なんだけど、日陰が見つからないまま小一時間飛び回ったことも} &italic(){そんなこんなでこの季節。秋晴れの太陽。} &italic(){今いるのは迷いの竹林。竹林、しかも竹が群生していそうな所に入っていけども} &italic(){まとまった日陰というのはなかなか見つからない。おかしい…。} &bold(迷いの竹林) ロアナ:「今日もいい天気…あんまり嬉しくないけど」 番傘をさして歩いてる GM/てゐ:「ロアナ!」 てゐが近寄ってくる「最近の日照り何か知らない?」 GM:てゐが相当困っている様子 ロアナ:「あ、てゐさん、こんにちは 日照り…ですか?」 聞き返します GM/てゐ:「兎も暑さに弱くってね、秋になってもまだ数羽のびちゃった」 ロアナ:「確かに暑いですが…そんなにおかしいでしょうか?」 普通にいい天気に見えてる GM/てゐ:「普通、竹林にこんなに日が差すのがおかしいよ」 GM:確かに、影が余りにも少ない。普段なら、ここら辺りは薄暗く、日傘が要らないはずなのに GM:今日この頃は竹林でも日傘が手放せないほどには日が差している ロアナ:「…言われてみれば、変に明るい…ような?」 曖昧な返答 GM/てゐ:「今うちの兎で元気のいい連中とか、ああいう連中とかを走らせて何が起こってるのか探ってるんだけど…」 ロアナ:「もしかして…異変なんですか?」 GM/てゐ:「異変候補、ってとこ。…あれ?何か見つけた?」足元にイナバが来た。 GM/てゐ:「日陰の集まってる…祭壇が竹林に現れている!?」 GM/てゐ:「で、イナバが全員そっちに集合しているって?ずるい!」 GM:てゐがそう聞くや否や、ロアナほっぽり出して走って行っちゃった ロアナ:「それは涼しそうで…あ、ちょっと…!」 すぐ追いかけます ---- &bold(){謎の祭壇} &italic(){たくさんの兎と、兎妖怪。それとてゐ。そして、みたこともない誰か。} &italic(){背が割と高くて、17歳ぐらいの見た目、黒目のワンピースに明るい灰色のエプロン。兎たちに謝り倒している} GM/若奥様?:「…だから、私もこうやって出てこざるを得なかったわけで、ごめんなさい!」 GM/若奥様?:「皆さんの力だけではまだこの問題を解決することはできないし…どうしよう…」 ロアナ:「…あれ?」 知らない人がいる… GM/てゐ:「幻想郷に最近入ってきて、すぐに休暇を取ったお間抜けな自称神だって。」 GM/てゐ:「そんなんだから日陰の管理ができないわけか…。」 ロアナ:「そうですか。 …それで、そこには入っていの?」 その神様っぽい人に聞きます GM/若奥様?:「ああ、はい、ナタリア・ガットっていいます。」 GM/ナタリア:「どうぞ入ってください。私のせいで日陰の一部がストライキを起しちゃって…」 &italic(){ナタリアが言うには…} &italic(){休暇の前には、必ず日陰の運行をしっかり決めておくという仕事を入れる。} &italic(){これにより、しばらく休暇を取っていても、日陰は正確に現れ、涼んだり、日を避けたりできる。} &italic(){ところが、ただの日陰に感謝する人妖がそれほど多いわけでもない状態が続いた結果…} &italic(){ナタリア自身の神としての力が落ち、ついには日陰の一部がコントロールからはずれてしまったという} ロアナ:「そんな…ひどい…!」 生死にかかわるレベルだった GM/ナタリア:「ごめんなさい…本当に私の力不足で…」 GM/ナタリア:「何か、私の失われた力を取り戻せるような何か、信仰の証のようなものを頂ければ」 GM/ナタリア:「また、ちゃんと日陰を監理下に置けるかもしれません。」 GM/ナタリア:「大勢の信仰が集まることによって、私はちゃんと仕事ができるんです…。だから…。」 ロアナ:「傘の日陰は?夜は大丈夫なの?」 すごい心配そう GM/ナタリア:「傘は、求められてできる日陰なので、まだ管理下にはあります」 GM/ナタリア:「でも、木陰や軒下の陰が徐々に制御が効かなくなってるから、傘もいずれそうなるかもしれないです…」 GM/ナタリア:「夜については心配ないです。私の管理ではそもそもないので…」 ロアナ:「そうなったら死んじゃう… ど、どうしよう…」 あわあわ GM/ナタリア:「信仰を…集めましょう。」 GM/てゐ:「…賽銭箱持ってくる!新興宗教の始まりだー!!」 ロアナ:「信仰?それで直るの?お賽銭が必要なの?」 GM/ナタリア:「賽銭だけだと、正直現状維持が精一杯かもしれないです」 ロアナ:「じゃあお賽銭も取ってくる。他には?」 GM/ナタリア:「もっと強い信仰の証があれば…具体的にどういうものか思い付かないけれど」 GM/ナタリア:「そういうものがあれば立ちどころに解決すると思う。」 ロアナ:「強い信仰…どこにあるのかな…」 知らない GM/ナタリア:「すぐに見つからないかもしれないけれど、お賽銭をつないで、できるだけ頑張って!私も幻想郷回って信仰を集めるから!」 GM/ナタリア:「兎の皆さんも、協力してくださいね!」 GM:ナタリアのまわりで兎が跳ねる。 ロアナ:「わかった、頑張る。集めたお賽銭はここに?」 GM/ナタリア:「お願いね、それと…」 &italic(){吸血鬼が神の信仰集めに走り出した。これが幻想郷クオリティ。} GM:今のところこちらからは以上になります ロアナ:はいー GM:ロアナから何かあればどうぞ ロアナ:む…何か…何かとは…多分無いです GM:なら終了です。ありがとうございました。 ロアナ:ありがとうございましたー #endregion **3日前 河童の居住区:堂島 あわね #region(あわねパート) &bold(){あわねは大変な音声情報を録音していきました} ---- &bold(){あわねの自宅} GM:今日もあわねはラジオの試験波をいろいろ弄っています。 あわね:(がちゃがちゃ) GM:今の時間は電波が全く使われていないので、どこに合わせてもまったくの無音。 GM:つまり、自分で送信した電波が綺麗に受信機に届く貴重な時間帯なのでっす あわね:「よし、せっかくのこの時間。早速、放送はじめちゃおうかな……?」しっぽをふる子犬のような素振りでそわそわと機材チェック中。 GM:機材は順調。ノイズの欠片もない!と思った矢先の出来事だった。 あわね:にっこりと笑みを浮かべ、無線機の電源をおん!…… GM:急に轟音のノイズがヘッドホンを直撃。 あわね:「やっほー、リスナーの皆!あわあわラ、あぐう!?」 GM:おかしい、絶対に誰も使ってない周波数なのに! あわね:思わず椅子から落っこちて、慌ててヘッドホンをかなぐり捨てる。 あわね:「え、え、どういうこと?あわわわ……」あわあわし始める。 GM:轟音のヘッドホンから、微かにこんな音が聞こえてきた。 あわね:ざーざっざざー &italic(){”人間の里に到達するのは3日後”} &italic(){”(ノイズ)濫用するなかれ”} &italic(){”竜神の涙は、(ノイズ)とき、かつそのときのみに割れる”} &italic(){”(ノイズ)審判の証”} ぷつん。 GM:ノイズがおさまった。聞こえたのはこれだけだった。 あわね:「え……?今の、何……?」誰もいない部屋、つぶやきは虚空に消える。 あわね:2秒目を閉じ、考えて。おもむろに、レコーダーのマイクを取り出して握り締める。 あわね:気弱な表情を消しさえり、先ほどにも一瞬だけ見せかけた明るく朗らかな笑みを、顔いっぱいに拡げて堂々と言い放つ。 あわね:「これは、次の放送のネタになる!」 GM:どどーん。 GM:さて、そう決心したあわねは何を? あわね:「そうと決まれば早速、取材開始です!」 GM:さて、なにについて、どこで取材しましょうか あわね:先ほどの音声のバックアップを確保します。ひょっとしたら、あとからノイズを外して完全な状態に復元できるかも。 GM:それが… あわね:おお(わくわく) GM:録音されていたはずだったのに、聞き返してみたら完全な無音なんです。 GM:音量を最大に上げようが、波形を弄って見ようがダメ。何も聞こえません。 あわね:「……。霊的な現象みたいだね、物理世界の波形には何も残ってない……。」 あわね:「でも、それで引き下がっちゃったらあわあわラジオは成り立たないよね」明るい笑、手にはレコーダー あわね:「欠陥品だって使いよう、そのための、[これ]なんだから!」霊力稼働のラジオ放送バックアップ機能を起動 あわね:属性使いの風で、「再現」を試みます。 あわね:これで引っかからなかったら、テレパシーとかそのあたりという方向で調べにかかるはず。 あわね:引っかかったなら、即座にレコーダーで録音します。 &italic(){”人間の里に到達するのは3日後”} &italic(){”審判の権限を濫用するなかれ”} &italic(){”竜神の涙は、幻想郷がそれを奉納することがふさわしくないとき、かつそのときにのみ割れる”} &italic(){”竜神の涙を見守る審判の証”} GM:こんどはこんな言葉がはっきり聞こえました。録音もばっちりです。 あわね:はい。 あわね:声はどんな?男性っぽい?女性っぽい? GM:全然見当がつかない。 あわね:了解です。 あわね:「うん、持っててよかったバックアップ機能。」ニコリとわらってレコーダーをパタンと閉じ、リュックのポケットに収納。。 GM:それから? あわね:「で、でも……。なんだか大事みたいです……。」あわあわ。また目を閉じて2秒考えて。 あわね:「龍神……って、言ってましたね……。関係あるかどうかはわからないですけど、人里の龍神像でも見に行ってみましょうか……。」 ---- &bold(){河童居住区} GM:見に行こうと出かけた矢先に、ふとにとりに遭遇しました。 にとり:「おいすー!ラジオの調子どう?」 あわね:「……ああ、にとりさん。機材そのものは調子がいいみたいです……。多分……。」ちょっとびくっとなったかもしれない。 あわね:「ただ…。にとりさん、この時間帯って、試験放送、特になかった?」 にとり:「ないよ?」 あわね:「はずですよね……。はい。そうですよね……」言葉をぶつぎりにして話すのは、考え事しながらしゃべっているときの彼女の癖である にとり:「あーでも、外の世界からひょっと受信しちゃうことはあるし、たまたまそうなっちゃったんでしょ。」 あわね:「(外の世界の電波)」 にとり:「何が聞こえたのさ!教えてよ!」興味津々である。 あわね:「……おそらく、違うかと思われます。物理世界より1次元上の電波が放送されていました。霊力駆動のバックアップで抽出できたので、何らかの霊的幻想。……外の世界のものでは、ありません。」と、いいながらレコーダーを取り出して、 あわね:あかるくほがらかに「ま、どっちにしたって怪電波なことには違いないですけどね(にやり)。聞く?」 にとり:「へぇー。そんなところの電波拾うのかー。まあいいや聞く聞く!」 あわね:自慢げにレコーダーの再生ボタンのスイッチオン! GM:聞き終わった後、にとりの表情は一変しました。何かに脅えている顔です。 あわね:「というわけで。次回のあわあわラジオの放送のネタは決まっ……どしました?」明るいままきょとん にとり:「あわね、これは妖怪の山にできるだけ流さないことを約束して」 にとり:「それで、3日後に、竜神の涙と審判を見つけて、審判に竜神の涙を砕かせるんだ。」 にとり:「竜神の涙が現れるまで、審判も姿を現さない。」 にとり:「でも、竜神の涙が現れたら、どうにかしてでも審判に竜神の涙を砕かせる。それしかないよ」 にとり:「砕いた後なら、知らせても構わない、というより天狗が殺到して買う大ニュースになるのは間違いない」 あわね:レコーダーを軽く投げて一回転させ、パシリとキャッチして「それが、上と関係するの?」 おそらく、いくつか浮かんだ疑問の中で、最も気になったのがそれだったのだろう。 にとり:「関係がありすぎる。もしこのことが他に知れたら…」 にとり:「…妖怪の山と幻想郷の間で戦争になってもおかしくない…!」 あわね:邪気のない明るい笑みを顔いっぱいに広げ、「くわしく、教えて?」 &italic(){今から200~300年も前の話。まだ幻想郷ができる前の話だ。} &italic(){竜神の涙という宝石が空から、現在で言うここら辺に落ちてきた。} &italic(){竜神の涙は、それ自体が非常に強大な力を秘める石。} &italic(){信仰心、魔力、妖力、自然の力、どんな力として数えても、非常に強大な力を持っている。} &italic(){そのことが知れるや否や、このあたりの神、妖怪、その他大勢の大戦争に発展した。} &italic(){戦争が余りに長引いた末、全ての軍勢が戦意を喪失したところで、} &italic(){宝剣を持ち、審判を名乗る小さな道祖神が現れ、竜神の涙をその宝剣で叩き割った。} &italic(){宝剣は竜神の涙ともども消え失せ、誰も竜神の涙の恩恵を受けることはなかった。} あわね:可能なら、この話もレコーダーに収録することを申請してみます。 GM:オフレコされました( あわね:了解しました にとり:「いくら今の幻想郷が平和だからと言って、竜神の涙の取り合いになったら…!」 にとり:「だから、無用な争いを避けるためにも、できるだけ早く審判を見つけて、竜神の涙を砕いて争いを止める…」 あわね:「……あわわ、ひょっとしなくても……大惨事……?」 にとり:「大惨事。大天狗が知ったら即座に軍備ができるレベルで」 にとり:「砕いてもらって、争いを止めるしか方法はないよ!」 あわね:「……軍備。……面倒事も、上司が増えるのも懲り懲りだし、戦争も面倒くさいもんね……。上にバレる前に壊しちゃおっか……。」 にとり:「裏を返せば、だよ」 にとり:「大きな争いになる前に砕けた、という知らせは皆に伝えるべきだと思う」 にとり:「それまでは秘密厳守でも、無事に砕けたと言うことを妖怪の山は待ち望むはず。」 にとり:「大天狗様だって、頭の片隅ではずっとそのことに悩まされているはずだから」 にとり:「妖怪の山の歴史に残るニュースを、作り出すことになるかもしれないよ」 あわね:「……。そのあたりは、終わった後に考えよっか。」くすり、と儚げな笑み。 にとり:「…そうだね、とりあえず…。」 にとり:「妖怪の山に知られず、竜神の涙とその審判を見つけ出し、竜神の涙を砕く。」 にとり:「それができるのは…あわねだけだ!」 あわね:「とりあえずは、第一目標はその龍神の涙と審判が、何なのか、あるいは誰なのか、かな……。にとりさんも手伝ってくださいよ……?」 にとり:「あまりおおっぴらに動けないけど、できるだけのことはするよ。だから…頑張って!」 あわね:「……はい……。では、まず、このテープを保管してもらえますか?」事後申請になって恐縮ですが、さっきの龍神放送の録音をテープレコーダーでもやってあったことにして、ここでテープを渡しておきたいです。 GM:認めます。 にとり:「確かに預かったよ。誰にも聞かれないよう厳重に保管しておくから安心してね。」 あわね:「……。よろしく、頼みます。……万が一の時には、切り札になるかもしれません……。」 にとり:「…気をつけてね。」 &italic(){こうして、あわねは妙なことから、幻想郷と妖怪の山を救う使命を帯びることとなった。} &italic(){幻想郷の将来におけるパワーバランスは、一人のエンジニア河童にゆだねられた。} あわね:レコーダーを片手でくるくる回しつつ「ま、どういう結末になろうと、その過程は全部録音させてもらうけどね(ニコリ)」とだけつぶやいて画面フェードアウト GM:お疲れ様でした あわね:終了オッケーです、お疲れ様でしたー。 あわね:おお、オープイングだけでもこのドキドキ感! GM:次のシーンがこれから3日後なので、リソース系統は全部回復していることにしてよいですよ あわね:あ、シーン閉じちゃいましたけど、 あわね:ニトリが立ち去ってから、ばれないようにニトリとの会話を「再現」して録音してもいいでしょうか。(申請) GM:許可します。 あわね:はい、あわねは宣言通り、「その過程は全部録音」していきました(笑) &italic(){GM:あわねは大変な音声情報を録音していきました どんつーどんつー。} &italic(){あわね:人のー音声記録までー盗まないでー♪} GM:お疲れ様でした―。 あわね:はい、お疲れ様でした。本編がすごく楽しみ! #endregion