著:2スレ目>>461殿
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長篠の戦いでは高坂昌信は対上杉の見張りということで
合戦には参加しなかった
(*’ー’)昌信「殿にお主は信州を見張れといわれたが・・・」
なにやら嫌な予感がするようです。
(*’ー’)昌信「殿にもしものことがあったとなっては…、このようなところで
来もしない敵を待つのは……どうも…」
とにかくじっとしていられないようです。
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(#´д`)家臣1「殿~こんなところでじっとしていられるのは、殿だけですよ」
(#´д`)家臣2「っていうかさ今すぐでも駆けつけたいんでしょ?何で行かないの?ねぇ何で何で?」
(#’ー’)昌信「おぬし達は軍規というものがわかっておるのか!亡き義信様は川中島での戦にて
多大な功績を残したが、信玄様に規律違反として厳重注意されたのだぞ。
軍規というのはそれほど大切なのじゃ!」
(:::ω:::)家臣3「そうだそうだ。俺達が今から援軍に向かって勝頼様の為に頑張って槍働きをしたって
どーせ怒られるだけだから行かない方がいいのいいの。ね、殿?」
(*’-’)昌信「それは・・・そうだが・・・」
(:::ω:::)家臣3「怒られるだけならまだしも、更に嫌われたら大変だもんね」
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(*’-’)昌信「・・・・」
(:::ω:::)y-~家臣3「だいたい自分から売った戦なんだしね。自分の尻ぐらい自分でぬぐってもらわn」
(#’Д’)昌信「いい加減にしろ!!殿の悪口を言う奴は許さん!!
成敗してくれる!貴様を成敗した後殿の援軍に向かうッッ!!武田家は我等が守る!!」
(:::ω:::)家臣3「・・・それならば、殿ッ!早くご出陣を!わしは今すぐ腹を切りますゆえ」
(#’д’)昌信「む~~~!!!・・・もうよいっ!お前にかまっている暇などない!!」
高坂昌信は8000の兵を率いて勝頼がいる長篠へ向かった。
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(`:::ω:::)家臣3?「不器用な男じゃ、真っ先に援軍に行きたいクセして軍規がどうのこうのと……」
(`:::::ω・)???「まぁあの実直さがお館様の気に入ったのかもしれんが…」
( `メω・) 虎昌「頼むぞ弾正・・・鬼美濃も修理も弟も皆討死してしもうた、勝頼様を守れるのはおぬしだけじゃ」
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しかし援軍むなしく高坂が着いたときにはもう既に勝敗は決まっていた。
(*’-’)昌信「馬場様も修理殿も・・・昌景も・・・討死したのか……」
( ´д`)家臣1「殿ッ!勝頼様の軍勢が見えました!!」
(*ノд;)昌信「・・・・・・今すぐ行く」
( ・д・)勝頼「ハァ…ハァ…」
(*’ー’)昌信「殿…」
( ・д・)勝頼「なんじゃ…昌信、信濃はいかがした?守るよう伝えておいたはずじゃが……」
(*’ー’)昌信「その事に関しては後で、今は時間がございません。はやく衣服を交換してください」
( ・д・)勝頼「……どうせ負け戦じゃ、家臣たちにはもうバレておる。今更身なりを整えたところで…」
(*’Д’)昌信「勝頼様ッ!その格好では勝頼様を信じている領民に不安を持たせるだけです」
Σ( ・д・)勝頼「(ハッ!!)」
( ノд;)勝頼「・・・すまぬ・・・弾正・・・」
この戦の後昌信は討死した全兵士の墓石を建てた。
最終更新:2009年12月15日 17:03