カーネリア風雲記

カーネリア大陸を舞台とした独自のファンタジーシナリオ。710年10月開始。2006年2月のシナリオコンテスト第二弾「新作シナリオ部門」では第一位に輝く。

あらすじ

小さな大陸に多くの文化圏が詰め込まれた歪な大陸、カーネリア。
文化とは種別を区別するものであるといえよう・・・・・・・・

K.N.695年、カーネリアとシラーの決戦(地獄谷決戦)はカーネリアが辛勝した。
大陸の覇権を握ったカーネリア国は代表者三人により三つに分割統治され戦争なき
平穏な時が訪れた。
カーネリアの民だれもが今度こそ平和を確信した。だがそれは後に訪れる壮大な戦いの
序章にすぎなかった・・・・・・・・

K.N.708年、カーネリア国王ミルズによりカーネリア連合王国の首都プリムローズにおいて盛大な
式典が催された。その式典にはカーネリア国内だけでなく他の文化圏すべての政治
上層部が集められ互いの安全保障を討議する目的で討議が行われる予定であった。
だが各国の国交は冷め切っており交戦は必死な勢力ばかり。
パーティは静かに始まり話し合いはこじれ終わりには破局の場となす。
ナーム伯は自分の仕える王家に対する罵倒を、それが引き金となりハーレイ公が王家
批判を、明公が途中退出をし、各国使は王国への罵声の嵐を振りまく。
今までのカーネリアに対する不満の数々が重なりここに平和であったカーネリア大陸は事実
上分裂し各勢力は即座の軍事準備に追われる。

大国である三国は後に訪れるフォーリア勢力との戦いを万全の体制で迎えるためカーネリア大
陸を統一をするための一計を案ずる。
それは謀反人、カーネリアに組しない者を炙り出し、陥れるためのパーティを行うこと。
大国カーネリア、明、ハーレイの上層部のデフィーリア、顔、アリアはすでに会合の場を設け。
「大勢力での潰しあいは戦乱を長引かせるだけである。この機に自分たちに反抗する中
小勢力 を滅ぼすため互いに不戦同盟を組むのが得策。」
と話し合い三国の秘密協定がとうの昔に結ばれていた。

前の解放軍で2大勢力であった勢力の表立った離反に勇気付けられた中小勢力はもともと
忠誠心の欠片ももっていなかったカーネリアから即座に離反した。
式典の後即座に三国は反乱分子を討伐すると言う大義の元に同盟を結んだ。この出来
レースのようなすばやい行動に裏会談を知らない各勢力は焦るしかなかった。
「我々ははめられたのだ」と。

だが最終的に3国は互いを潰そうとも考えておりそのタイミングを3国は測っていた。
「己以外の大勢力は不要。大陸を統一するのはわが国である。」と
最後には統一のための大きな戦いが起こると3国は考えておりその策謀は腹の中にしまい
三国は右手で握手した。むろん左手は剣を互いの首筋に当てる危険な関係である。

3大国の不安はあたっていた。フォーリア大陸元第5軍元帥にして皇女である元麗はこの大陸
を狙っていた。だが敵対国の戦いに忙しく干渉するのには時間がかかりそうである。
麗いわく「元の皇位は弟に譲ってやる。わらわは資源豊かなカーネリアの王になることを望む。
元の属国になることを好まず中央の統制は受けん。同格の関係を望む。それがかなわず
わらわの道を阻むものたとえ元であろうとも打ち砕く。」

戦争の火種は新大陸フロンティアの魔族の間でもおき魔王の政治に反発するものとの間で
火花が起こっていた。それは戦争という行動に安易に結びつきフロンティアに砂煙ならぬ血
煙が舞うこととなる。
それぞれの信仰、確執、復讐、利害・・・・・数々の欲望、カーネリアから生まれた醜悪な
矛盾の種は各地にばら撒かれ、芽は咲き出しそれぞれが花をつけようとしている。紅の花を。

そしてK.N.710年10月、各国の戦端は開かれた。戻れない道を突き進む一つの彗星のように。
                           (OPより引用)

入手先


備考

魔法

魔法は700年にプロフィス島に大陸からの漂着者の魔導師が流れ着き伝えられた。
プロフィス商人達は魔法の有効性、利益性を認めフレアードに魔法学校を作り魔法使いを育成した。商人達は魔法をプロフィス独自の商品とすべく魔法が他の地方に伝えられるのを恐れ魔法使いを取り締まった。戦争時には魔法使いは商人から傭兵扱いとして各国に貸し出されている。
なお魔法に匹敵する鉄砲は北メライカーナで細々と生産されている

大陸・種族

カーネリア大陸は北部が土地の痩せている豪雪地帯、西方が熱帯、乾帯、中央南方が土地の豊かな温帯となっている。
フロンティアは677年から魔族の移住者が移り住み歴史は浅い。
種族は多彩におり人間、ドワーフ、ダークエルフ、巨人、魔族、セイレーン、ドラグーン、ノーマッドなど。
各種族は過去は共存していたが人間が増えるとともに警戒し時には敵対することもあり友好的とはいえない。カーネリア大陸はこの世界では小さい大陸であり時たま大きな大陸であるフォーリア大陸の勢力と交流があったり戦艦を率いての対決などがあった。フォーリア大陸は今元によりほぼ統一されようとしておりカーネリア大陸に干渉してくるのも時間の問題である。
徒歩兵は通常装備として槍、刀特殊兵は騎馬、ペガサス、バーサーカー、ハーピーなどがいる。 徒歩兵は攻城戦、特殊兵は野戦、魔法兵は篭城戦に長けている。
カーネリアで魔法と解釈されるのは魔導師だけにあらず。知識がまだ未発達のこの大陸では竜騎兵(騎馬鉄砲)、鉄砲の類も魔法とみなされている。

経済

経済力は石高を凌駕する。このシナリオでは街経済、鉱山価値の異常に高い拠点がある。そこを制圧することにより1、2万の兵は楽に管理できるようになるだろう。内海では交易が盛んであり港を領有したならば交易船を作り交易すべきである。石高重視では後半戦兵維持費で赤字続きになってしまうからだ。フレアード(プロフィス島)、リンリア(リンリア)、アレキサンドリア(フロンティア西)クスコウィン(同東)、メギル油田(ハバロス北)生野(ドワーフ)は3大勢力に支配されてはいないのでそこを制圧することを重視した戦略を練るのもいいだろう。
大勢力同士の戦いは外交戦が勝負の分かれ目である。小勢力は従属し時期を見る。大勢力は高圧的な外交にでて臣従させていき勢力を増やす戦略をとることになる。
(OPより)

シナリオデータ

シナリオ名: カーネリア風雲記
作者: 隙アリ
現バージョン: 3.00 最終更新: 2005年11月28日更新
動作環境: SE◎ FE○ 旧× 規模: カーネリア大陸
開始年月: 710年10月 勢力数: 138
都市数: 744 指揮官数: 1817

攻略難易度表(難 S ~ F 易)

E カーネリア
D ハーレイ帝國
C 明
B スレイプニル
A 久遠家
S デスハーケン、レインフェリス、元第5軍
SS 独立勢力

キャプチャ画像


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関連項目

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最終更新:2022年04月21日 09:26