~閉じた世界~ブダペスト王史

トールキン『指輪物語』に似た架空世界を舞台としたシナリオ。マップの上下・左右が繋がっている「閉じた世界」を特色とする。

あらすじ

王暦332年6月11日
世界地図を広げてみよう。世界の中心にはスティンクス川があり、その流れに乗れば世界を一回りして元の地点に戻ってくる。便宜上の世界の中心はスティンクス川の両岸に広がる市街地ブダペストである。ペスト側が東と定義され、北は河の流れる逆方向と定義される。河の北の方を眺めれば右が東となる。さて、ブダペストのずっと北東には黒金の山があり、そこに唯一の鉄鉱山が存在する。その山の麓には門の町があって壮大な城壁で囲まれた都市である。
さて、この二つの都市は別の権力によって支配される。ブダペストは世界の王によって支配されている。門の町は黒衣の魔法使いである。この二人は不死といわれる人々である。そのような人は数百年から千年に一人現れ、普通の人間として生まれる。彼らは人間離れした特性をいくつか持ち、非常に物覚えがよく、どんなひどい怪我でも短期間に回復する。そして彼らは人並みはずれた魔法の使い手である。最後に彼らの寿命はまだ確認されていない。
黒衣の魔法使いは歴史を記した最も古い文献からも名を探し出すことができる。彼らは始めから今のような立場にいなかったのは確かだが、少なくとも普通の人間の十数世代に渡って彼らは今の立場にいて、その間はこの二つの勢力は敵対してはいなかった。
ところが今になって急速におかしくなって来たのだ。彼らは公然と彼らの目となる魔鳥の類を発して敵の兵力を探り合い、前線には過多の軍を送り込んでいる。戦争の理由は未だよくわかっていない。
最近聞いたホットな噂では黒衣の魔法使いとその側近が、門の町から見て山の反対の深い森の中で何かを行ったらしい。その森は世界で最も古い森であり、名前は忘れ去られてしまって存在しない。とにかく非常に古い森で悪い意味で神秘的で人を寄せ付けない。ある夜、その森全体が光りだして付近の村人がそれに気付いた。光はまるで波打つように森全体が明滅していたという。それが数分続いた後、最後に上空まで延びる巨大な光の柱が無数に現れ、その後光は消えた。その時に森の上空にローブを着た数人の人影を見たという。彼らは光が消えるかどうかしないうちに、全速力で門の町の方角に消えていったという。残念ながら噂は大抵この辺からそれぞれの独自性が強くなってくるのでこれ以上はわからない。
とにかく戦争が近いのは間違いないと言われている。そこら中で軍事動員が始まっていて、魔術師たちは黒金の山の知られざる化け物ども呼び起こし、王とその騎士達は兵器庫の奥から伝説の品々を取り出したとニュースが流れている。私はしばらくルーアンに留まった後、世界を放浪することになりそうだ。
ルーアン北大水門通りの酒場より
ピーター・アーノルド                                           (OPより引用)

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備考

シナリオデータ

シナリオ名: ~閉じた世界~ブダペスト王史
作者: チョコチップ
現バージョン: 1.1 最終更新: 2005年12月23日更新
動作環境: SE◎ FE○ 旧× 規模: 閉じた世界
開始年月: 332年6月 勢力数: 13
拠点数: 41 軍団数: 48

攻略難易度表(難 S ~ F 易)

S: 
A:  
B:  
C:  
D:  
E:  
F:  

キャプチャ画像


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最終更新:2022年04月22日 12:02