大文字隼

「俺達だけの勲章か…悪くない」

【名前】 大文字隼
【読み方】 だいもんじ しゅん
【俳優】 冨森ジャスティン
【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ
【初登場話】 第1話「青・春・変・身」
【分類】 人間
【名前の由来】 一文字隼人

【詳細】

天ノ川学園高等学校のアメフト部キャプテンで、風城美羽と並んで「キング」と称される。

制服はブレザーではなく、学園のスタジャンを着用。

ポーズを取ると、主に「キュピーン!」と音が鳴る。

当初は学園の独裁者の如く横暴な振る舞いをしており、唯我独尊かつ短気で気性な性格だが気が小さく、
腕っ節が強い割にゾディアーツが出現すると慌てて逃げ出すという情けない小悪党的な人物であった。

だが、それらの性格はすべて父の高人から叩き込まれた帝王学と、それに対するプレッシャーから起こしていたもので、
自身の本来の性格は決して独りよがりなものではなく、寧ろシャイで寂しがり屋なものであった。また、母親のことを「ママ」と呼ぶなど若干マザコンの気がある模様。

美羽とはカップルでこそあるが恋愛感情はなく、いつもくっ付いているのも「キングとクイーンは常に一緒にいるべき」との父の教えからで、キャプテンとしての試合等での作戦立案も父の言うがままだった。

故に美羽がクイーンの座から降ろされそうになった際は彼女を庇おうとすることなく佐久間珠恵にアプローチをかけ、また美羽が戻ってくると再度彼女に乗り換える日和見主義者の面を見せ、その後は広田玲子と付き合うが、補習を受けていたのを見られて短期間であっさりと振られている。

また、キングとしての支配力も所詮は表向きだけの支配で、実際は三浦俊也など多くのアメフト部員や生徒達から、その独善ぶりを快く思われず、反発や敵意を買っていた。
体力は並外れており、第7、8話では飛び回るフォーゼにしがみつけるほど。

やはり生身の人間故か第32、36話などでゾディアーツやダスタードとの肉弾戦ではあっけなく倒されてしまっている。

学園のルールをまるで無視し、キングである自分にも堂々と歯向かう態度を見せた如月弦太朗のことを「トラッシュ(ゴミ)」と呼んで忌み嫌っていたが、第8話で弦太郎らとのぶつかり合いや美羽の姿勢によって、父の言うがままにしか行動出来なかった自分の悔しさや寂しさを告白。同時に内心では誰からの束縛も受けず自由に学園生活や部活動を満喫する弦太朗を羨ましく思っていた事を涙ながらに明かした。

そんな自分に涙を流して同情してくれた弦太朗に心を動かされ、ついに和解した。
それを切っ掛けにこれまでの自分と決別すると決意し、フォーゼの手助けを行い、父が作った銅像を破壊した。
その後、仮面ライダー部に入り、美羽に改めて交際を申し込むも、「部員としては認める」と軽くいなされてしまうが、クイーンフェスでの一件に関しては許してもらえた。

入部後は父へのプレッシャーから解放されたことで、前述したそれまでの小悪党な性格が嘘のように消えてなくなり、自分の過去も謙虚に反省し、人格的にも穏やかで配慮深く、ゾディアーツを前にしても勇猛果敢に立ち向かい、そのタフな体力を活かしてパワーダイザーによるフォーゼのサポートや戦闘からの他生徒の救出なども積極的に行ったり、流星がアリエスと手を組み弦太朗の命を奪った際には怒りを顕にして殴り掛かるなど情の厚い一面を見せる好人物となった。

その一方で、過去の負い目から美羽に頭が上がらず、それをダシにこき使われたり、修学旅行の際に弦太朗が京都にて大文字の送り火の話を聞いた際に、大の字になって燃え上がる彼の姿を連想したり、宇宙飛行士選抜試験の際に友子達に勝手に自身をモデルにした『アメフトロボット・大文字くん』を造られ、それが公表されているとも知らず裏でくしゃみをするなど、コメディリリーフ的な役どころにされることもしばしば。

第22話の時点では既に推薦で大学合格が決まっていることも判明し、第26話で高校を卒業するが、大学が近所なこともあり、卒業以降も美羽と共に仮面ライダー部に居座ることを宣言した。
大学進学後は本来の役目であるパワーダイザーのメインパイロットとしてだけでなく、『名誉プレイングコーチ』として、サブパイロットに就任したJKの師匠の役目も担うようになる。

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最終更新:2024年01月29日 09:08