旅立ちの日に


旅立ちの日に(たびだちのひに)は1991年、埼玉県秩父市立影森中学校の教員によって作られた合唱曲。作詞は当時の校長小嶋登。作曲は音楽教諭の坂本浩美。編曲は多くの合唱曲を手掛けている松井孝夫。

全国の小中学校の卒業式の約6割で歌われている。『仰げば尊し』や『巣立ちの歌』、『贈る言葉』などに代わって、最も広く歌われる卒業式の歌となり、テレビ番組でも取り上げられた。

曲の誕生について

当時の小嶋校長は、歌声の響く学校を目指し、合唱の機会を増やした。音楽科の高橋(旧姓 坂本)教諭と共に、粘り強く努力を続けた結果、歌う楽しさによって、学校は明るくなった。そしてその集大成として『旅立ちの日に』が生まれた。その後この曲は歌い継がれ、現在では全国の学校で歌われている。今までの卒業式の歌とは違い、親しみやすい歌詞がうけている。

備考

  • 秩父市は功績を称え、作詞作曲した二人に「ふるさと文化賞」を贈った。
  • フジテレビ系列情報番組『情報ライブEZ!TV』で取り上げられ、反響を呼びDVDブック化された。
  • 芹洋子が2005年3月24日に発売した同名のシングルにカヴァーしたものが収録されている。
  • フォーク・デュオの「トワ・エ・モワ」が2006年1月18日に発売したアルバムに収録されている。
  • 旅立ちの丘(秩父市街地を一望できる、秩父ミューズパーク内の展望ちびっ子広場に建造される)

最終更新:2007年01月03日 23:09