防御手段

目次

防御手段概説


ケンの防御性能は並〜若干高め程度
その理由として、
  • リスク高めだが3F暴れあり
  • 発生4、無敵時間短めだが無敵暴れで起き攻め拒否可能
  • 打撃無敵の大昇竜で隙間3Fの連携に割り込み可能
  • 無敵対空・通常技対空のどちらも揃っている
  • ゲージ必須だが見てから弾に対処可能(上級者ならノーゲージも可)
が挙げられる
さらに防御択を通すことができれば、そのままターンを奪って起き攻めに移行できるため、一気に巻き返しも狙える
堅実にガードを固めて仕切り直すか、読みを通してターンを奪うかの判断が重要となる

被起き攻め


もっとも防御の実力が試される場面。基本は遅らせグラップとガンガードでとにかく大ダメージを受けないことがとにかく重要。そのほかの手段は読み合いが始まってから取るべきなので始めから選択することは避けた方が無難。ただし何度か当たったことがある相手なら話は別なのでその時のことを思い出しながら選択しよう。

遅らせグラップ

基本中の基本。序盤から終盤まで特に心がけることが重要。焦った時ほど選びたい選択肢。

ガンガード

こちらも基本中の基本。投げから投げがつながるいわゆる「柔道」がなくなったので、たとえ1割強のダメージを食らったとしても状況の仕切り直しができるのでむしろありがたかったりする。ただしリーサル圏内や画面端には注意。

リバーサルバックステップ

ローリスクな選択肢。投げ無敵があり、空中ヒットになるためスカ確が取れることもある。
ただし移行フレームは地上ノーマルヒットであり空中フレームはカウンターヒットになるため、完璧な重ねには無力であることと一点読みクラッシュカウンターには注意。

一発ガードバクステ

リバサバクステとの違いは、投げ重ねに弱く連携・当て投げに強いこと。ただしリバサバクステ同様、移行フレームはノーマルヒットになるので注意。
リバサバクステよりもスカ確が狙いやすいのでボタンを入れ込む練習をすること。
特に画面端に追い詰められた時に意識したい。

暴れ

ハイリスクな行動であることを常に頭の中に入れておくこと。それならば少しでもリターンのある行動につなげるべき。特に安易な無敵暴れには注意。時には最後まで無敵暴れをしない方が、相手の攻めを躊躇させられることもあるので意識すること。

⚪︎小技暴れ

  • 立弱P暴れ(4F暴れ)
    • 5LP→5LK→大昇竜(→CA)orEX竜巻
    • 5LP(CH)→5MP→大竜巻or中竜巻→EX昇竜or大昇竜CA
      • 立弱Pはヒットバックが大きいため、密着状態でないと次の技が届かないことが多い。
        基本的にカウンターヒットになるので次のボタンを入れ込んで、距離確認と立弱Pのヒット確認に集中すべし。
        カウンター確認がどうしてもできないなら立弱Kにすればノーマルヒットでもつながるので立中Pとは選択。
  • 屈弱P暴れ(4F暴れ)
    • 2LP→(2LP→)5LK→大昇竜orEX竜巻
    • 2LP(CH)→4MPTC→大竜巻
    • 2LP(CH)→2MK→中竜巻orEX竜巻orEX波動→VT1発動コンボ
      • 屈弱Pは猶予フレームが若干シビアになるものの次の技が届きやすい。
        ただし4MPは非常に短く密着していないとスカるので、距離を見て入れ込む技を変えること。

⚪︎3F必殺技暴れ

  • 弱竜巻暴れ
    • 弱竜巻→EX昇竜or大昇竜(画面端到達時のみ)
      • 特に理由がなければ暴れる時はこれ。ゲージがないと追撃できない状況の方が多い。
        ブッパした場合もVT1でフォローすればガードされてもそのまま攻め継続可能。
        ※ジャンプキャンセル弱竜巻なら投げ無敵状態で暴れられる。ただしその場合は一度ジャンプ移行フレームを経由するため3F暴れにはならないことに注意。
  • 弱昇竜暴れ
    • 弱昇竜(→CA)
      • 投げ読みで出すぐらいならジャンキャン弱竜巻の方が優秀。
        通常の暴れからの大ダメージ狙いで使うつもりで出した方がいい。

⚪︎無敵暴れ

  • EX昇竜暴れ
    • 定番の無敵暴れ。特に言うことはないが、VT1発動からのコンボは覚えておくべき。
  • CA暴れ
    • 超ハイリスクミドルリターンなので基本封印。
      ただしケンのCAは無理やり画面端に追い込む上、最速暴れ潰しが可能・Vスキルから微歩きで投げ可能・遅らせグラ狩りも豊富なので大逆転が狙える…かもしれない。

⚪︎中足暴れ

  • 2MK→EX波動→VT1発動
    • 最終兵器。特に画面端に追い詰められた時に効果を発揮。
      相手の投げシケに刺すことができれば大ダメージかつ起き攻めに移行可能。特にVT1発動中は立ち回りのプレッシャーも強化される。
      中央では微妙なので、投げシケを読んだ時は大人しく下がろう。

割り込み


割り込みも暴れと同じくハイリスクミドルリターンである…とは言い切れない。
というのも、このゲームで強い状況というのは密着+2Fを指すことが多く、小技暴れ潰しの入れ込みが手癖になっている人が多いからだ。
特にケンは、3F暴れ潰しに相打ちを取れる弱昇竜があるため、相手キャラの連携始動技をガードしたらとりあえずブッパするとヒットしやすい。
一発ガードしたら何かすることを意識して練習すると防御の選択肢が一気に増えるので要練習。
コンボルートは暴れの欄をを参照のこと。

⚪︎弱竜巻暴れ

  • 利点はコマンド入力のしやすさと後ろ入力による保険が効く点。
    膝部分の単発ダメージは低めなので相打ちになるとあまり美味しくない。
    また投げ無敵もないので通常投げにも負ける点には注意。
    序盤に他の割り込みを見せて、中盤・終盤にガードさせてVT1発動を狙う、といった運用がよい?

⚪︎弱昇竜暴れ

  • こちらの利点は単発ダメージの高さと発生1Fから投げ無敵が付いている点。特に3F潰しの連携と相打ちを取れるとかなり美味しい。
    序盤で見せたらしばらく封印し、相手の意識が外れた頃にもう一度狙うという運用がオススメ。

⚪︎大昇竜暴れ

  • 弱必殺技との違いは3F潰しに一方的に勝てること。
    総ダメージも高めでゲージも使わずその後起き攻めまで行けるのでリターンは高めの選択肢。
    ただし、投げには無力である点とリスクの高さは上記2つを凌駕する点に注意。
    これも弱昇竜同様序盤に見せる運用がオススメ。

⚪︎無敵暴れ

  • 超ハイリスクミドルリターンの割り込み。EX昇竜もCAも起き攻めまでしっかりしないとゲージの無駄といってもいいぐらいもったいないのでしっかり練習すること。

対空


ケンは自分からガンガン仕掛けるよりも待ち気味に戦って、奇襲として飛び込んだり走ったりするのが基本なため、対空は重要なダメージソース。
相手の飛んだ位置で出す技を判断すべし。
立大Kのちょっと外ぐらいからの波動を見せて飛びを誘うのがオススメ。

⚪︎中昇竜

  • 発生1Fから対空無敵付きの信頼対空。
    咄嗟に出せるようにトレモで繰り返し練習すること。
    ただし、めくり気味の飛びに対しては屈大Pの方が優秀なことも多い。
    振り向き昇竜にするか屈大Pにするかは自分で練習して判断するべし。
    また、通常投げをする時には中昇竜のコマンドを作ることを手癖にしておくと垂直を落とせる。
    以下は昇竜のコマンド入力
    • →↓↘︎(623)入力
      • 基本のコマンド。このコマンドを綺麗に素早く出せるよう練習すること。
        表に落ちる飛びはこれで対処可能。めくり飛びも軽く引きつけることで表で落とせる場合があり、しっかり引き付ければ振り向くのである意味万能。
    • ↘︎↓↘︎(323)入力
      • 基本のコマンドその2。このコマンドの利点はしゃがんだまま出せる=移動をしないで出せること。
        623コマンドとは違い、相手の下を歩いてくぐることがないのでよりスカりにくい。しゃがんでいる分相手のジャンプ攻撃がヒットしにくいのもポイント。
    • →↘︎↓↙︎←(63214)入力(→↓↙︎(621)入力でも理論上は出せる)
      • 前入れ始動の半回転入力。通称ヨガフレイムコマンド。
        めくり飛びをされた場合にはこのコマンドがオススメ。前歩きを入れっぱにして相手の下をくぐったことを確認してから半回転を始めると出しやすい。ただし、歩きはやられ判定が立ち状態と同じなためめくりがヒットしないようしゃがむタイミングを練習して習得すること。
        また、当然ながら表飛びには無力なので注意。
    • ↘︎↓↙︎↘︎↓↙︎…(123123…)入力
      • 斜め前下から下入力を通して斜め後下、そこからまた下入力を通して斜め前下を何度も繰り返す入力方法。通称レバガチャ入力。
        被起き攻めの時にはこの入力をしないと昇竜が出ないこともあるため要練習。
        コツはダウンしている間はレバガチャをしながら相手だけ見てタイミングよくボタンを押すこと。しっかり引き付ければ表だろうが裏だろうが出る。

⚪︎屈大P

  • 近めの飛びやめくり飛びにはこれ。特に画面端に追い詰められた場合にめくり飛びされた時には、下手にめくり昇竜する必要なくこれで落とせる。脱出もできるので昇竜を忘れるのも手。
    持続部分の判定が鬼のように強い。さらにVスキルを入れ込むことで裏周りもできる。基本有利だが体感で重ねることになるので感覚をつかめるよう実践で練習すべし。
    ただし上方向には強いものの前後へのリーチはかなり短いので遠目の飛びに出すのは厳禁。特にスカし飛びに出すとかなりの隙を晒すので注意。
    また、状況限定だがVスキル入れ込みの後にレバー入力をすることで表裏を仕掛けることができる。
    一例として、投げ重ねを飛び越えられた時に可能。加えて画面端に追い込んだ時ならめくり飛びされた場合にも狙える。対空ではないが、画面端でEX空中竜巻をヒットさせた場合にも可能なので覚えておくといい。

⚪︎大昇竜

  • 中昇竜では届かない時にはこれを使う。打撃無敵もありスカし飛びにも強いので遠目で飛んだのを見たら大昇竜を出すことを意識しておく。
    別に近距離に弱くもないので中昇竜の代わりに使えないこともない。ただしめくりに無力なため注意。
    変わった使い方だと、バルログのヒョ-を見たら前歩きしてから基本コマンドで入力すると手前落ちに勝てる。直接こちらに飛び込んできた時はヨガフレイムコマンドに変えることで対処可能。

⚪︎立中K

  • とっさの遠目の飛びに使えるワンボタン対空。高めで当たればVスキルキャンセルで表裏も可能。屈大Pよりも仕掛けられる状況が多いので頭の片隅にでも。
    表近めの飛びも落とせるが下がりながら出すと中段に化けやすいのでオススメはしない。

⚪︎空対空

  • 主に屈大Pでも落とせないめくり飛びに対して使用。
    その場合はバックジャンプしながら出すことになるためラインを大きく下げてしまう。そもそもその場合には振り向き昇竜が入力しやすい状況なのでそこまで必要になることは少ないか?
    • ジャンプ中P
      • 発生・持続・判定どれも優秀な空対空。
        特に判定はグラフィック上の拳にあたる部分にやられ判定がないため、バックジャンプで出せばかなり強い。
        少しズレるが飛び込みの際に拳の先端を当てるように使うと一方的に勝てる可能性あり。
    • ジャンプ弱P、ジャンプ弱K
      • 発生がとにかく早く、判定もそこそこ強め。反応が遅れた時にとっさに出す用の選択肢。
        弱Pなら前方向に少し強く、弱Kなら上方向に少し強い。
        逃げの後ろジャンプなら弱P、迎撃の前ジャンプなら弱Kが良さげ?ぶっちゃけどっちも変わらないので使い分ける必要ない気もする。

弾抜け


ケンには安定した弾抜けがない。
一番信頼できる弾抜けはVT2神龍拳であるため、安易にこちらを選ぶとVT1の爆発力がなくなってしまう。
通常時の弾抜けもかなりシビアで安定は難しく、ゲージを使用しても距離調整が必要となる。また、弾速が遅いとより難しくなるのもマイナスポイント。VT1発動中ならEX昇竜の弾抜け性能が上がるがトリガーかつ1ゲージ消費が割に合うかというと微妙。
空中EX竜巻なら比較的見てからでも安定させられるもののゲージ消費なのはやはり痛い。甘めに出してしまうと弾キャラ筆頭のガイル・サガット相手だと対空が間に合うこともあるので過信は禁物。
基本はしゃがみガードでにじり寄り、飛びのプレッシャーで弾を抑止するのがいいだろう。

⚪︎大昇竜

  • 打撃無敵の部分で相手の弾をすり抜ける。どちらかというと発射した瞬間に避けているイメージ。
    ただし距離もタイミングも相当シビア。特にタイミングに関しては弾の強弱でかなり変わってくるのでかなりムズい。これを安定させられるならその人は超一流のケン使いだろう。
    狙う場合はラウンド開始位置より少し近いぐらいの距離。レバガチャしながら近寄って弾のエフェクトが見えたらボタンを押すと弾抜けしやすい。

⚪︎通常EX昇竜

  • 無敵部分ですり抜ける。こちらは引きつけないと無敵が切れて身体の後ろにヒットしてしまうので注意。
    引きつけさえできれば大昇竜よりは簡単に抜けられるが弾速が早いと今度はコマンド完成前にヒットしやすい。こちらもラウンド開始位置より少し近めぐらいから狙える

⚪︎空中EX竜巻

  • 弾を見てからジャンプで飛び越え急降下部分で攻撃する。上2つよりもかなり簡単。ヒットした後は4中P空振りタゲコンにつなげるor単発大昇竜or通常技で表裏を仕掛けるのがセオリー。狙う場合は近めの飛びが刺さるぐらいの距離から出せばいい。
    ただし焦って地上EX竜巻に化けやすいのと同時押しミスで通常空中竜巻に化けやすいこと、遅れると相手の対空が間に合うこともあることに注意。

⚪︎VT1発動中EX昇竜

  • かなり安定した弾抜け。無敵時間こそ変わらないものの一度目の昇竜の移動距離が大幅に伸びたため結果として弾抜けしやすい。ラウンド開始位置から届くので弾抜け可能な距離も少し伸びている。狙う場合はしっかりと引きつけることを意識しよう。
    欠点はトリガー発動中かつゲージ消費なこと。ただし単発威力も上がっているのでその後の起き攻めまで含めて考えればそこまで悪い運用ではないかもしれない。

⚪︎VT2神龍拳

  • ケンの技の中で最も弾抜け性能が高い。相手が弾を撃っていれば、ラウンド開始位置より少し下がっても相手を吸い込める。
    ただしそのカラクリは相手のヤラレ判定が前に伸びているからであることに注意。つまりヤラレ判定があまり前にでないEX必殺技には早く出しすぎると吸い込めないこともあるし、そもそもヤラレ判定が前に出ていないサガットは引き寄せられないこともある。(というかサガットは弾撃ちの体勢のままスライドして終わることもある)
    とはいえ見てから反応しても間に合い、そしてほとんどの場合かなり離れていても吸い込みからコンボに行けるのは立ち回りの超絶強化と言える。
    コンボの際は最大版を当ててからEX竜巻で追撃がオススメ。

⚪︎CA

  • 無敵部分で弾抜け。
    見た目上は短いように見えるが実はそこそこ長めのリーチ。弾撃ちによって前に出てきた相手のヤラレ判定に噛み合わせるようにCAを出せばラウンド開始位置ぐらいから相手を蹴れる。
    入力も簡単で近づきながらレバーを入力してエフェクトを見たらボタンを押すだけでいい。少し練習すればできるためオススメ。
    ただしゲージ3本消費の大技であるため、よく考えて使用すること。


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最終更新:2019年06月01日 20:41