エロゲーで時折なるアニメ化。
セルビデオ、もしくはレンタルビデオとして発売されるアダルトアニメと、地上波で深夜に放送されるアニメの二種類ある。
地上波で放送されるアニメは多少の色気のシーンはあるが、基本的に原作会社が監修に入る。
ただしそれでも話数の都合上、原作レイプと呼ばれる大きな改編が行われることがある。
これは基本的に大ヒットしたゲームが、カードゲームやゲームグッズなどを取り扱う会社などが版権を共同管理する形で販促活動として行う。
このグッズを取り扱うメーカーなどはアニメイトであったりゲーマーズといった一般的なアニメショップである。
もちろん、メーカーにとっても再販版が新規層に売れる可能性も高く、利益を追求出来る。
ただし元々ヒットした名作と呼ばれるゲームでなければ訴求力はないため、深夜アニメ化であってもハードルは高い。

次にエロアニメの場合について説明する。
エロアニメはエロアニメ製作会社にエロアニメ化の権利を売り渡す形で作られる。
原作会社が監修に入ることもあるが、基本的にはエロアニメ会社が何をしても構わない形で作られることが多く、
原作とはかけ離れた展開が行われることも少なくない。
また本数もそれほどさばけるわけでもないので、タイトルの選定には版権料の高くなる有名タイトルが使用されることは少ない。
聞いたこともないようなゲームがエロアニメ化されるのはそのためである。
このアニメの場合、基本的に大ヒットなどないので、製作資金の回収であったり小銭稼ぎであることが多い。
というよりも売上的にその程度の版権使用料しか入らない。
製作過程において原作版の製作会社が適当に一度要望を出したあと、製作に取りかかり以降変更が出来ないので、
原作と似ても似つかぬものになることが多い。
またこの要望を出す時、全てのスタッフの意見を聞かれることはなく、理解のない上のスタッフが適当なことを言って終わることもある。
エロアニメ版の使用料は買い切りが多く、後に廉価版のBOXを再販する際にメーカーに連絡が行かないことも、
大手メーカーであってもざらであるほどの魔窟である。

※関連ワード/エンゼルギア・エンゼルコア

最終更新:2014年12月21日 01:30