【TRPG】
大人のおままごとと説明する人間もいるが、自分の仮の姿であるアバターなしでリアルな顔をさらし席につき、
面と向かってキャラになりきって地声でセリフを言う、
脳内仮想空間のネットワークに一メートル以内に集まったプレイヤーが同時にログインするリアルネトゲ。
端から見ると意味不明を通り越え気持ち悪い。もちろんネカマも普通にいる。
【F.E.A.R】
ファー・イースト・アミューズメント・リサーチ社という日本の大手TRPGメーカー。
……大手と言っても社員が10余名という零細エロゲー会社並みの規模だが。
略称はフィア。英語で恐怖を表す意味の単語だがどういったネーミングセンスでこの名にしたのか分からない。
同社製のTRPGの名も似たようなものばかりなのでただの厨二病かもしれない。
【GF】
FEARの出版部門、ゲーム・フィールド社または同社から隔月発行されているゲーマーズ・フィールド誌のこと。
TRPG専門誌を謳っているがFEARのゲーム以外取り扱わない排他的な雑誌。大本営とも揶揄される。
【SRS】
スタンダード・アールピージー・システムの略。
ゲームデータ作りのテンプレートを用意して、誰でも同じようなゲームを作れるようにしたというゲームテンプレート。
名前の大きさの割に、ただFEARの用意したひな形で素人でもゲーム作りが出来るというだけである。
しかも一番重要な世界観は全部自前で用意するのだからこのシステムのありがたみは
本気で自作TRPGを作っている同人作家には無用の長物かもしれない。
【GF大賞】
FEARが年に一回開催するTRPGの新人コンクール。
TRPG部門、イラストレーター部門、ボードゲーム部門がある。入選作や入選者は出版やデビューすることもある。
ここまで聞くと非常に聞こえはいいが、FEARの立地が神田であることなどから過去GF誌や菊池たけしをはじめとしたFEARの人間が
ゲーム開発を学べる東京のデジタルハリウッド大学やコンベンション後のトークショーで行った際の発言で
「ゲームの開発に携わりたいなら関東に住まないと駄目だ」という発言をして物議を醸し出したこともある。
また入選作はFEARによってブラッシュアップされるため、出版デビューする際にはFEARの共著となる。
またイラストレーターの入選者はまずFEARの仕事を回されるため、気付くとほぼFEARの専業イラストレーターになっていることが多い。
要するに、FEARのFEARによるFEARの人間を生み出すゲーム賞である。
この流れを嫌い、最近では独立系のゲームを同人や小規模の会社を立ち上げ出す流れもある
(ホラーテイストRPG「永い後日談のネクロニカ」などの成功例もある)。
これらはあえてFEAR風のテイストを排除したいわばインディーズ系統の作風を作っていることが多い。
【メタリックガーディアン】
FEARのロボットTRPG。GF大賞入選作から出版された。
林啓太がデザインやイラストなどで大きく関わっているが、表紙の共著者には井上純一の名が記されている。
古今東西の様々なロボット風味を味わえるゲームというが、
人によっては「またFEARのパクリが出来るゲームか」と嫌みを言われることもある可哀想なゲーム。
【エンゼルギア】
エンゼル・コアの続編企画の未発売エロゲー、または同ゲームを元にしたTRPG。
エロゲー版は2003年には開発開始されていたが度重なる延期の果てに先にRUNEが倒産してしまったため完成することはなかった。
一方TRPG版はFEARからゲーム版の当初の発売予定の半年前である2003年8月発売。
こちらも井上純一が自画自賛しているが、売れない、知名度もない、やったプレイヤーからもクソゲー認定を受けるほどの出来だった。