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5スレ目197

作者:◆W20/vpg05I


――そこにあるのは、絶望か


「おい……どういうことだ!? なんで俺の力が通用しない!!」

一人の高校生程度の年齢に見える少年の焦り。
それを受ける姿はさらに年下の一人の少年――

「君は本当に馬鹿だなー」

小馬鹿にするような笑顔で少年は男子高生を見る。

「“全てを破壊する能力”、それ自体は強力だ。
だが発動部位が両拳なら、当たらなければいいだけだ。
その程度だから『機関』を首になるんだよ」

「この、くそっ……陸ウゥゥウウウウウウウ!!!!!」

その高校生は吠えるように叫び、加藤陸へ駆けだした――





――這い寄るは滅びの足音


「つまり、今度の任務は非常に危険と言うことですね」
「ま、いつものことだけどな」

バフ課に届けられた一つの報告。それは、まさに緊急事態を告げる内容だった。

「……やりきれないですね」
「能力の暴走を止めるのもまた俺達の役目だ。そこに後ろめたさを感じてどうする?」

code:ザイヤの言葉にcode:シルスクは淡々と答え、行動するため動き始める。

「そうですね……。それほどまでに彼女の能力は危険過ぎます」





――集まるは様々な思惑


「この能力ナラ俺でもシネそうだね。実にオモシロイ、そう思わないカネ? ヒロユキ?」
「……面白くはないな。フォグ、それでどうする?」
「これをクスリにできたら結構な材料にナリソウだね?リンドウ君の出番だよ」
「はぁ、戦略核より性質が悪いわよ。この能力は」


ドクトルJ、それで、どうするの? 彼女の能力は?」
「透子君、私たちはただの研究者だよ。ならばできることは一つだけだ」
「そうね、研究して制御するすべを見つける。それが私たちのできること」


「なるほど……そう言うことだったのか」
「博士? もしかして、何か掴みましたー?」
「ああ、彼女の能力、その本当の意味が分った。峰子君。急いだ方がいい。
私としたことがまだまだ甘い評価だったよ。彼女の能力は――」




――そして……


「あなたの名前は……?」

その少女が振り向いた先には一人の少年が立っていた。
淡々過ぎる少女の言葉、その言葉に少年は答える。

「俺は宿木 壊おまえの名は?」

「一華、牡丹 一華。あなたも私を壊しにきたのでしょう?」


一人の少年と一人の少女が出逢う時、物語は動き始める――。




作者が厨二病シリーズ最新作【世界の片隅で滅びを歌う少女



――始まりません。






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最終更新:2011年05月05日 14:54
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