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主人公、ドクトルJに代わりまして……白夜?

作者:◆EHFtm42Ck2

白夜「ついに、ついにこの時が来たのね(うきうき)」
楓「? なになに?」
白夜「永かった……本当に永かったわ……。何度も諦めそうになったけれど……たまには我慢ってしてみるものね(うきうき)」
楓「ねーねーどしたの?」
白夜「さてタイトルは何がいいかしらね……」
楓「むむ~ガン無視。こら! 邪気眼厨二! 人の話聞きなさい!」

白夜「ひ! ……な、何よ。フロイライン楓じゃない。いきなり大きな声で驚かせないでちょうだい」
楓「最初っからいましたけど。ところで白夜、何をうきうきしてるの?」
白夜「え? あら……わ、わかるの? 今日の私の上機嫌ぶりが。表に出しているつもりはないのだけど」
楓「丸出しですやん! ウチの存在が目に入ってないほどきゃぴるんで独り言言ってましたやん!」
白夜「きゃ、きゃぴるん!? この白夜がきゃぴるんしていたですって!?」
楓「それはもう。「ついにこの時がきたのね(キラッ)」って目から星を散らすかの如く」
白夜「……」
楓「さらには「たまには我慢ってしてみるものね。神様ありがとう♪ 大好きです///」的な。そんな痛乙女的なノリで」
白夜「一部に凄まじい捏造がまぎれている気がするわ」

楓「気のせいだし。ほんとに言ってたし。まそれはウチ的にはどうでもよくてさ。真面目な話どうしてそんなうきうきしてるの?」
白夜「やっぱりふざけてたんじゃない。ま、いいわ。そうね、楓にも関わりのある話かもしれないし、説明してあげましょう」
楓「ウチにも関係ある? なんだろー」
白夜「実はね……ドクトルJ主役の話がようやくめでたく終わりを迎えたのよ」
楓「……? ふ、ふーんそうなの(ドクトルJ……って誰? なんか聞いたことある気もするけど……不審な名前ね)」
白夜「そう、そうなのよ。さて、そこで、よ!」
楓「わ! いきなり大きい声出さないでよね! さっき自分で言ってたくせに」
白夜「こほん。柄にもなく興奮してしまったわ。ごめんなさい。さて、そこで、よ」

楓「ふむ」
白夜「ドクトルJ亡き後、当然次なる物語が紡がれるはず。そしてその主役にこの白夜が選ばれるのは創造主の定めし絶対不変の真理」
楓「ほう(……え? ドクトルJは死んじゃったの? さっき白夜「めでたく」って言ったよね? そっか、やっぱり悪い人だったのね……!)」
白夜「そもそも、最初からドクトルJよりこの白夜のほうが主役向きの設定のはずなのよ」
楓「へー(主役向きじゃない……確かに悪い人ってあんまり主役向きじゃないよね。白夜が主役でもロクな話にならなそうだけど)」
白夜「創造主もようやく気付いたのでしょうね。さて、どんな話になるのかしら。楽しみだわ」


楓「なるほどー。そりゃ確かにうきうきもするねー。あそうだ。さっき白夜もやってたけど、タイトルの予想でもしよっか」
白夜「いいわね。胸が躍るわ」
楓「白夜らしさで考えると……『じゃきがん!』とか。『じゃき☆がん』あるいは『じゃきがんっ』でも可」
白夜「不可」
楓「これしかないってくらいぴったりなのに。じゃーね……『朝宮遥のゆううt』」
白夜「仮の名前な上に別の何かに似すぎている気がするから却下」

楓「せめて最後まで言わせてよ……じゃーね……『厨二女と叛逆男』。お、これイイ感じ」
白夜「どこがよ。またパクリだしそもそもそれ主人公叛逆男のほうじゃない。却下よ」
楓「厳しいよー。じゃーねもうこれで最後ね……『白夜は友達が少ない』! これで決まり(ドヤッ)!」
白夜「貴女がアニメ好きだということだけはよくわかったわ。とりあえずその虚しさが募るだけのドヤ顔を早く引っ込めなさい」
楓「事実友達少ないよね? 事実を元にして書いたほうがやっぱり面白いでしょ。『この物語は全て事実です』の注意書き付きww」
白夜「…………(グスン)」

楓「あ……ご、ごめん。調子に乗っちゃって」
白夜「い、いいのよ。どうせ事実なんだから。友達と呼べる友達なんて10人くらいしかいないわよ」
楓「10人いるんだ……普通にいるじゃん」
白夜「そんなのはどうだっていいのよ! もう、タイトルなんてこの際なんでもいいわ。私が主人公の話が紡がれるというだけd」
??「あのさ、白夜ちゃん?」
白夜「ひ! こ、この声は……まさか……!」
??「ひ! な、なんでそんな驚いてるの!? こっちがびっくりしちゃったよ」
楓「いきなりなんかでっかいオジさん現る! 白夜、この人誰?」

白夜「ど、ドクトルJ貴方……至福と安息の園へと還ったのではなかったの!?」
楓「ひ! これがドクトルJ!? 悪い人!? のお化け!? ってことは怨霊!? きゅ~(パタリ)」
ドクトルJ「あ、え? あれ? ちょ君、大丈夫? 失神しちゃった。なんでだろ白夜ちゃん」
白夜「亡者が何の前触れも挨拶もなく突然現れたのだから失神くらいするでしょう」
ドクトルJ「いや私亡者じゃないし。ちゃんと足あるでしょ。それに亡者はわざわざ挨拶しないと思うよ」
白夜「で、何用かしらドクトルJ。いえ、違ったわね。”前”主人公さん? ”次期”主人公たるこの白夜に何用かしら」
ドクトルJ「切り替え早いねさすが。そうそう、そのことなんだけどね」
白夜「”次期”主人公のことかしら? あ、まさかドクトルJ、懲りずにまだ主人公の座に居座ろうとでも企んで、この白夜を……」
ドクトルJ「いやいや、私はもう引退だよ。そうじゃなくて、次の話の主人公さんだけど……」
白夜「ええ。この私ね」


ドクトルJ「ああ、それがね……もんのすごーく言いづらいんだけどね」
白夜「?」
ドクトルJ「白夜ちゃんは知らないかもしれないけど、『見つめ合うと砂になるからお喋りできない』って話が既にあってね」
白夜「……」
ドクトルJ「私の話が終わったから、今度はそっちに注力するらしいんだ」
白夜「…………」
ドクトルJ「まあさらに言うと、助手くんが主人公の話なんてのもあるらしいんだけどね。生意気なことに」
白夜「………………」
ドクトルJ「だからまあその……ほら、なんだ」

白夜「私が主役の話はなかったこと。宵闇の彼方に葬り去られたってわけね」
ドクトルJ「う、うんまあ……なかったことって言うかもともとそんな予定もなかったんだろうって言うか……」
白夜「そう。ありがとうドクトルJ。わざわざそれを教えるために、負傷をおしてまで来てくれたのね」
ドクトルJ「あ、いやまあ、その……元気出しなよ(遥ちゃんがしおらしい……逆に怖い)」
白夜「いいのよ、気を使わないで。余計に虚しくなってしまうわ。ねぇ、ドクトルJ……」
ドクトルJ「う、うん。どうしたの?」
白夜「……なんだか急にお腹が空いたわ。ハンバーグが食べたいわね」

ドクトルJ「はは。わかったよ(なんだかんだでかわいいとこあるよね。幸薄いし。ギャグキャラ化してきてるし)」
白夜「お腹下すまでヤケ食いしたい気分だわ」
ドクトルJ「あのぅ……私の甚だ厳しい財政事情も考えつつヤケ食いしてね? 頼むよ? ほんっと頼むよ?」
楓「ウチもついて行くわよ! 一緒にお腹下すまでヤケ食いしてあげるわよ!」
ドクトルJ「蘇生してる! しかも厚かましいな! さすが白夜ちゃんのお友達。じゃ私もヤケ食いするか。お腹下さない程度に」

楓「それにいいじゃない白夜! こうしてウチとコンビで小ネタやってるんだし」
白夜「……確かに、小ネタだって立派に作品だものね」
楓「そうよ! この小ネタではウチらが主役よ! だから元気出して! 顔を上げて! 前を向くのよ!」
ドクトルJ「あっつ。修造みたいだ。いい友達だね白夜ちゃん。彼女と一緒に小ネタの女王を目指してみたらいいんじゃないかな」
白夜(小ネタの女王って……響きが負け組っぽく感じるのは私だけかしら……)




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最終更新:2011年08月20日 00:49
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