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星界の交錯点 > 1部予告編



――声が、聞こえた

 201X年、春と本格的な夏の節目となる季節。
 夜間に限り、過去に類を見ない怪現象――大規模な能力の異変が頻発する。
 異変は太平洋の一点を中心として、じわりと浸食するように世界全体を飲み込もうとしていた。

「ようこそ鑑定所へ、水野昌さん。記載では近頃はやりの"異変"であるとの事でしたが……」

 発症者は未成人の少年少女、それも一部の感知系能力者に限られ、実害らしきものは確認できない。
 そのため異様な規模にも関わらず、深刻視される事はなかった。
 しかし、それは人類の存亡にも関わる奇禍への入り口だった。

「能力特区『アトロポリス』かぁ。うん、最近は話題だね」
「不吉な響きね。残虐の言霊か、運命の糸を断ち切る死の女神か――」

 一方、表社会では一つのニュースが連日の報道を独占していた。
 太平洋上にある人工島に築かれた、能力特区都市アトロポリス。
 そこではチェンジリング・デイ以降、最大の規模の国際会議が行われようしているのだという。

「それは僕の考える事ではない。学会の運営者に任せる事にするさ」
「……むしろ、『こっち』の問題に巻き込まれないように、私が注意しないとね」
「場違いだろうが、仕事は仕事だ――と、いい加減、まとめ役をやって欲しいもんだがな、総隊長どの?」

 秩序を担う者は黙々と備え、混沌を弄ぶものは嘲笑うかのように食指を伸ばす。

「敵ながら挑発的で面白ィですネェ。こォノ時世に、最大規模の国際会議トハ……」
「あなたなら聞くことができるはずだ。"彼女"の声を」
「救いたければ、押し通れ――その覚悟がなければ、この世界では永遠に奪われる側だ」

 表裏問わず、様々な思惑が行き交うなかで、ひときわ濃く深い闇がその鎌首をもたげようとしていた。

『――いま、ここで全ての終わりが始まる。世界に流星の降り注いだ"あの日"のように』

 運命に呑まれながらも、宿命に抗う能力者たち。はたして、彼らは闇を払う光となれるのか――

劇場版Changeling・DAY ~ 星界の交錯点』 第一部

 避難所にて公開予定


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最終更新:2019年02月02日 20:21
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