「すいませーん、注文いいっすかー」
「・・・・・・」
「すいませーん、注文したいんすけどー」
「・・・・・・」
「すいませーん」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「先輩愛してるっすよーーー!!!!!!!」
「東横さん!?」
「何を言ってるんですか!?」
「あ、店員さんやっと気付いたっす」
「烏龍茶4つと、この盛り合わせと・・・・・・あとこの人は気にしないで・・・・・・」
「か、かしこまりました」
同じ長野県在住とはいえ、この4人の住まいは遠く離れてしまっている。
いつも同じ部屋でチャット三昧な夜を過ごしていると、そのことさえ忘れそうになる。
一昔前なら。
もし、ネットが普及・発達する前の時代に、自分達が生まれていたら。
この4人で、こうして焼肉を食べるなんてことはなかったのだろう。
いやいや。それ以前に、私が先輩と出会うこともなかったのか。
そう考えると、恐ろしい。考えたくもない。
「どうしたの・・・・・・?」
「あ、いや。なんでもないっす・・・・・・あ!きたきた!」
「こ、これをここで、自分達で焼くんですか」
「本当に初めてなんですね」
「とりあえず、最初は乾杯するっす!!」
「何の乾杯・・・・・・?」
「えーと。おっぱいさんの焼肉デビュー、っすか?」
「どうせなら、のどっちさんの全国での活躍を前祝い、とかにしましょう」
「え、そ、そんな」
「じゃあおっぱいさんのおっぱいによるおっぱいのためのおっぱいを祝して!!」
「前祝いはどこにいったんですか!?」
「「かんぱーい!!」」
何の話だったか。
そうだ、4人の家は遠く離れている、という話だった。
お店探しには時間がかからなかった。
誰の家からも同じくらいの距離にある、なんて条件にあてはまるのはここぐらいである。
それでも、この店はかなり私の家寄りだ。
今日だって、私だけ自転車で来店した。
だからこの店は初めてではない。
実は麻雀部の皆で、一度来たことがある。
その話は今は置いておこう。
今日はかけがえのない友人達とのオフ会である。
やはり、こうして実際に会うと新鮮だ。
挨拶からしていつもと違う。
『こんばんはっす。久々っすね!』
『使えない子ノシ・・・・・・』
『よよよ、よよよよよようゴミミズ!!!!』
『ゴミ水!?』
さすがに、リアルではまだ慣れないらしい。
~~~
「っつ!!」
「あはは、また油がはねたっすね」
「のどっち、薄着すぎ・・・・・・」
「高そうな服なのに、臭いやシミがついちゃいますよ」
「・・・・・・ミスチョイスでした」
「そろそろ食べ頃じゃないっすか?」
「のどっちさん、お先にどうぞ」
「いいんですか?」
「もちろん・・・・・・」
「じゃあ失礼して・・・・・・あ、あつっ」
エロい。
おっぱいさんは何をやってもエロい。
存在そのものがエロい。
なーんてことを言ったら、きっと怒られるに違いない。
だがエロい。
「美味しい・・・・・・」
「ここのお肉はマジウマっすよー」
「不思議です。自宅で調理したものとは全然違いますね」
「使ってる肉が違いますからね」
「それに、この雰囲気がいい・・・・・・」
「じゃあ私も頂くっす」
「私も・・・・・・」
「・・・・・・紫炎姫さん!!!」
「?」
「?」
「?」
「あ、あーん」
「」
「」
「wwwwwっうぇwwwwっうぇwwwwwwwww」
~~~
「そういえばおっぱいさん、髪型変えたんすよね」
「ええ、そうです」
「験担ぎ、でしたっけ」
「はい。・・・・・・この髪型、咲さんが」
「?」
「咲さんが、似合ってるって、言ってくれて」
「よかったっすね」
「・・・・・・のどっち」
「はい?」
「似合ってる。かわいい」
「っ・・・・・・ありがとうございます」
「・・・・・・」
そしてこの素敵空間である。
あぁ。
何て楽しいんだろう。
この3人はネタの宝庫だ。
私だけ蚊帳の外なのがちょっと気になるが、それは別に構わない。
私には先輩がいる。
勝者の余裕というやつだ。
あぁ。
火に油を注ぎたい。
ぶちまけてやりたい。
やはり生の感触は格別にジューシー。
じっくりたっぷり、舐るように味わわせてもらうっす!!!
と、ここまで考えて。
『すいませーん、ビールのおかわりくらはーい』
『久、飲み過ぎだ』
一瞬、思考が停止した。
「・・・・・・別人、ですよね。お酒飲んでるみたいですし」
「一瞬ドキッとしたっす」
「隣のお部屋みたいですね」
「口調も似てる・・・・・・」
『らーいじょーぶらーって。ゆみももっと飲んで飲んで』
『無理を言うな。これ以上飲んだらまずい』
「・・・・・・」
「東横さん。別人、ですからね?」
「な、何という偶然」
「名前まで同じ・・・・・・」
『んふふー。じゃあ尚更もっと飲まなきゃダメ』
『何でそうなる』
『ゆみの平気じゃない顔、見てみたいなー』
『バカを言うな』
「・・・・・・」
「別人ですからね!?関係ありませんからね!?」
「異世界の住人か何かでしょうか・・・・・・」
「gtyr・・・・・・」
『ねぇ、後輩ちゃんとはどこまでいったの?もうキスはした?』
『うるさい』
『私とはしたのにね』
『あ、アレは久が酔った勢いで――――』
「・・・・・・」
「東横さんの先輩はアクティブですから!!お隣りの偽者とは違います!!」
「そうですよ!!だから冷静になって下さい!!」
「すいません、最後にお茶漬けを4つ・・・・・・」
『さて、最後に何か食べて出るとするか』
『じゃあお茶漬けが食べたい!!』
『あ、すいません。注文お願いします』
『えーと、この
マグロ茶漬k
ガラガラッ
「SAS!!!!!!」
『!?』
『だ、誰だ?』
「東横さん何を!?」
「SAS!!!!SAS!!!!!」
「
モモさん落ち着いて下さい!!!」
「ウ゛ウ゛オ゛ア゛ァーーー!!!!!」
「南場さんそっち押さえて!!!」
「ほらモモさん戻って!!!戻って下さい!!!」
「失礼しました・・・・・・」
ガラガラピシャッ
『???』
『???』
~~~
~~~
カマボコ:今度また、皆で焼肉いかないかー?
かじゅ:焼肉、か。またあの店か?
カマボコ:実は割引券が手に入ってなー
むっきー:いいですね
かおりん姫:私も賛成です(*゚▽゚)ノ
ステルスモモ:・・・・・・
かじゅ:む、どうしたモモ?
ステルスモモ:・・・・・・えーと
ステルスモモ:その・・・・・・何て言ったらいいか
カマボコ:どうしたー?
ステルスモモ:実はっすね・・・・・・この間、、、
カマボコ:?
かじゅ:?
むっきー:?
かおりん姫:?
ステルスモモ:・・・・・・私、入店禁止になっちゃったっす
ステルスで強引に入店するモモっちでした
- エロいのどっちハァハァ。なんとなくワハハは商工会議所とかにコネがありそう。ていうか個人的に店で食べる焼肉の締めは抹茶アイスだと思ふ -- 名無しさん (2010-06-11 23:45:47)
- のどちゃん、エプロン借りるといいじょ
ワハハの家は自営業みたいだからな。農家かもしれないけど。店いった時に商工会の人たちがいたりすると「さとみちゃん、親父さんは?」とか声かけられるんだな -- 名無しさん (2010-06-12 14:28:08)
- 結局、隣にいたゆみと久は本物とは違う人だった、ってことか? -- 名無しさん (2010-06-13 01:23:32)
最終更新:2010年06月13日 01:23