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 頭がボーっとする。
 こんなにひどい夏風邪をひいたのは、いつ以来か。
 たしか、あれはまだ、家族がバラバラになる前の話だ。
 まだ、両親や姉妹が離れ離れになる前の出来事。
 ………何故だろう。
 病気になると、急に人恋しくなる。
 いけないと思いつつも、ついPCの電源を入れてしまう。
 あそこへ行けば、きっと誰かがいてくれるはずだ。
 何度もIDとパスワードを間違えつつ、何とかログインを済ませる。
 視界がぼやけ、部屋名がよく見えない。
 もう、この際どこだっていい。目についた部屋名をクリックしてみる。
 多分、入れたはずだ。

―――:咲、ちゃん?

 誰だろう。
 とりあえず、知り合いがいる部屋へ入れたようだ。
 何か喋らなければ。

みやながさき:かぜをひいちゃって。なかなかなおらないんです

 ………第一声にそれはないだろう。
 すぐに後悔した。

―――:え!!だ、大丈夫なの咲!?

 正直に言うと、あまり大丈夫ではない。
 いや、それよりも。

―――:ちゃんと寝ていなきゃ治らないよ!!

 本当に、誰だろう。心当たりがない。
 私を咲と呼ぶ人は限られている。
 京ちゃんや麻雀部の先輩達。そして、私の家族達。

 ………また一つ思い出した。
 あの時、おねーちゃんの冷たい手が、とっても気持ちよかったのを覚えている。
 結局、ずっと側にいてくれたことが原因で、伝染してしまったのだ。

―――:咲、本当に大丈夫?辛くない?

 あの時もそう言って、付きっきりで看病してくれた。
 大切な思い出だ。

みやながさき:ありがとう、おねーちゃん

 これもあの時と同じだ。
 安心感が胸一杯に広がると、急に眠気が襲ってきたっけ。
 全部同じ。
 あの時と同じなら、目が覚めた時にはもう熱は下がっているはずだ。
 何の心配もいらない。
 安心して、目を閉じよう。

みやながさき:おやすみなさい、おねーちゃん

~~~

~~~

紫炎姫:白糸台部屋のログイン者一覧にsさんがいる件について
ステルスモモ:・・・・・・というか、リンシャンさんとお姉ちゃんさんしかいないっすね
namber:・・・・・・えぇっと
紫炎姫:つか、sさんも風邪でダウンしてるんじゃなかったっけ
ステルスモモ:そういえばそうっすよね
namber:何を、しているんでしょうか
紫炎姫:ちょっくら覗いてくるわ

紫炎姫さんが退室しました

ステルスモモ:・・・・・・
namber:・・・・・・

紫炎姫さんが入室しました

ステルスモモ:どうだったっすか?
紫炎姫:・・・・・・
namber:あれれ、どうしたんですか?
紫炎姫:・・・・・・
ステルスモモ:?
namber:?


二人とも寝落ち
片方は寝落ちというか気絶

  • イイハナシダナー(ノ∀`) -- 名無しさん (2010-09-18 00:23:22)
  • きっと鼻血出して幸せ顔だろうなw -- 名無しさん (2010-09-18 01:58:33)
  • という夢でうなされてたんですSOASOA -- 名無しさん (2010-09-19 09:56:26)
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最終更新:2010年09月19日 09:56