『ウォール街のランダムウォーカー』と言う名著がある。この読書ノートをつけてみる。初版は30年も前に書かれている。この事実だけでも、この本がいかに有用かがわかる。(はやりものの投資の勧め本は時間というフィルターを通らないものだ)
全然間違ったことを言っていないか。そんなことはない。
1626年、先住アメリカ人は白人にマンハッタン島を24ドルで売った。白人に一杯食わされたということになっているが、24ドルを年利10%の利回りで投資していたとすれば、今ではおよそ100兆ドルにもなっていたはずである。
だそうです。アメリカ人はこういう詭弁を平気で使うから恐れ入る。著者マルキールは冗談でなく本気で言っているところが気色の悪いところだ。まあ、これは揚げ足取りレベルであって、投資の普遍の真理を語る部分は真実であろう。
導入部分
バブルについて。繰り返し投機ブームは起こる。にもかかわらず、繰り返し人は過ちを犯す。
機関投資家も過去にバブルに足下をすくわれている
インターネットバブルについて
第1部のまとめ。ファンダメンタル価値とは。どうやって株価は決まるか。
ただし、
テクニカル分析とファンダメンタル分析があるよ。テクニカル分析とは、株価チャートを作り、解釈すること。ファンダメンタル分析とは、株価の適正価値はいくらか判断すること。
テクニカル分析への攻撃。
私はチャーティストに対して偏見を持っている。それは、個人的な好き嫌いという次元だけでなく、プロの立場に立ったときの見解である。テクニカル分析は、学者の世界では異端の教義であり、それを非難するのは私にとって喜びでさえある。
だそうで、いやいやなんともお人が悪い。
ファンダメンタル分析も、結局市場平均を上回れないんだよ。
リスクを低めてリターンを高めるには分散投資。
「ベータ」値というリスク尺度についての紹介。このベータをふくめ、どんな単一の尺度も、システマティックリスクのの影響を十分にはとらえられない。
第3部まとめ。市場が非合理な動きをある程度の期間持続することはあるものの、おおむね市場は合理的なんだよ。
何が株式と債券のリターンを決めるか。そして過去の時代を3区分に分け、それぞれのリターンを概観。最後に21世紀はどうなるかという著者の中長期的予測
著者の具体的な投資アドバイス。投資期間、年齢によってリスクに対する許容度は違う。
一番良いのは幅広い銘柄に投資するインデックスファンドに投資し、何もせずじっと待つ。結局はそれが最善だが、他の方法で投資をしたい人のため、著者からのアドバイス