第1スレ ログ1

第1スレ ログ0~150


[0]ハバネロ 08/08/24 23:35 Rx/x/bMj2N
新しく始まりました、自分のHNを使用してのリレー小説です。
前からの人も、新しい人も、まったりとやっていきましょう。

参考までに、このスレの前身自分のHNを使って参加するリレー小説 十三章【狐さんは眼鏡フェチ】[e100]
追加情報..(08/09/21 16:51)
<基本ルール>
その1.基本的には参加自由、脱退自由です。
ただし、あまりに流れを無視した発言などをすると
スルーすることがあるのでご注意ください。

その2.あくまで自キャラを使用する方向で、他人のキャラのっとりは基本禁止です。

まとめサイト http://www32.atwiki.jp/shin-hn/
[1]八神 08/08/25 00:07 V-UJSI9
|ω・`)コソッ
[2]ハバネロ 08/08/25 21:52 Rx/x/bMj2N
某公立 蓮田(はすた)高校


体育館では校長の声が響き渡っている。全生徒の耳の中に、無意味に進入してくるその声は、睡魔を呼び寄せ甘い眠りの世界に誘うのだ。

―七不思議、その一。この学校の校長はいかなる人物でも話が眠くなる。

今日も無意味に校長の話が響き渡っていた。


心なしか、ヘリの音が聞こえる気がする。


ガシャーン!

ガラスが割れ、軍服を着た(かぶっている帽子には鳥のマークがついているように見えた)人物が床に降り立ち、壇上に飛び乗り、校長を蹴り飛ばしてマイクの前に立った。

「な…何だね君は…」
「俺か?」

その男は固まる全校生徒(そのうち10分の1はいきなりのコトで何が何やら分からない)に向けて、マイクでこういった。

「俺の名はミハエル・ビットマン
今この瞬間より、この学校は
我々「新生フリーメーソン」の支配下に置かれる!」

†††

えーと…べ、べつに書き込んでもらって嬉しいとかそういうのは思わないんだからね!
[3]八神 七星 08/08/25 22:41 tO2yuFYztf
イヤアアアア!うわあああ!キャアアア!というような状況を理解した者達の悲鳴が木霊する中、

 「・・・・あー?」

一人かったるそうな目で、かったるそうな表情で、かったるそうな口調で、かったるそうな言葉を口走る生徒が居た。
八神七星(ヤツカミ ナナセ)である。
成績も授業態度もそれなり、三度の飯とゲームとマンガが好きというどこにでもいる学生で、好む音楽がメタルとゲーム音楽とシンフォプログレに同人系音楽等・・・・つまりはオタメタラーであるというくらいしか他人と違いのない盆百なヤツ――として通っている。
しかし彼は

 「まじかよー。今日は待ちに待ったCD発売日なのにー。空気よめよこのクソテロリストどもがー」

などと考える余裕があるほどには異常であった。
[4]ハバネロ 08/08/25 23:37 Rx/x/bMj2N
八神殿の1組隣のクラス、ちょうどトイレの中で今目覚めた人が一人。

「うぇ?!なに?!」

星宮明(ほしみやみょう)…
「なに?!あわわ、どうしよ、え?ドッキリ?!」

(運良く)トイレにいたため、襲撃を免れたラッキーな人間である。


ところでそのころ体育館はというと、どこからかやってきた「SS」の腕輪をする兵士によって完全に支配下に置かれていた。


そしてもう一人。

玄関で、暴君ハバネロを食べるものが一人。

「全く、任務とはいえこういう狂った奴らをアイテにするのは骨が折れるな。全く。いや全く。」
ダービーハットにコートの男は、トイレから出てきた星宮明とばったり出くわしたのだった。

「…あ、あの…?」
「誰だ」
「いやその…トイレに入ったらなんかその…体育館でなんか起こったみたいで」
「ラッキーな奴め」
「へ?」
「俺はこれから任務なんでね」

男は二袋目にとりかかった。

「あの、ところでお名前を…あたしは星宮明っていいますです…」
「俺は…特に名乗る名前も無いがな…」

男は三袋目に取りかかった。

「ハバネロ食い過ぎでしょ?!」
「ほっとけ」
「もういいよ!あんたの名前は「ハバネロ」ね?それでいいよね?答えは聞いてないけど」
「かっ…勝手に決めr」
「さっ、早く行くよ!体育館で何起こってるかしらないけどさ!」
「いや…待て!危険だから待て!」

そのころ体育館では

「隊長、なんか生徒共が騒いでますけど」
「ああうん。騒がせとけ。どうしても逆らう人はちょっとだけ痛い目に会わせてもしょうがないが、せいぜいダラダラしとけ」

むちゃくちゃ余裕モードだった。
[5]天塚 銀樹 08/08/26 01:16 E-xr47L
「…まぁ校長の話よりは退屈しないよな?様々な事態を経験した方が今後の人生の…」

「天塚。体震えてる。」

天塚 銀樹…中背中肉、寝癖のままのボサボサの髪…上から下まで平凡な学生である。
やや強さ、筋肉に憧れる気はあるが男に惚れるわけでもない、正義のヒーローまがいの行為もしない。

「信濃は、創価と比べてどっちが変な団体だと思う?」

「え~と…革命やテロくらいどこでもあるし創価かなぁ…てか声震えてる。」

体育館の隅に座り込む二人。
信濃と呼ばれた女生徒は、あろうことか…

「ふっふっふ…此処は正義の味方の出番かな。」
と立ち上がる。
[6]No.Ⅳ【愚人王】 08/08/26 02:34 J30Geex7Oz
「・・・帰るか。」

一部始終を校門の外から見ていた少年は気だるそうにひとりごちる。
黒田清隆、ボッサボサの短髪に眼鏡をかけたこの学校の生徒である。

「しかし珍しく目覚ましをかけ忘れて寝坊したと思ったらまさか学校がテロリスト(一見して勝手に判断)に占拠されてるとは・・・
ったく、人生何が幸いするか分からないものだな。」

その言葉通り普段は真面目に遅刻ゼロを目指して(まあその目標も失敗に終わったが)登校していた彼は己の幸運を実感しながら携帯電話を取り出す。
かける番号は110、こういう時のために国家権力は存在し、俺達は税金を払っているのだ(当人は消費税のみ)。
一応数は多くはないが友人と呼べる何人かよ・・・俺は直接は助けに行けないが、ニューナンブ持った青い服来たオジサンたちを呼んであげるよと通話ボタンを押した。

コールが数回、そして・・・

「あ、もしもし、僕は××県○○市の某公立 蓮田(はすた)高校の生徒なのですが実は僕らの学校がよく分からない連中に占拠・・・」

「ああ、知ってるわよ。今まさにその現場前で眠そうな高校生が携帯電話片手にこそこそしているのを見てるから。」

え?

俺は恐る恐る振り返ると、すぐ傍の路地からスーツを着た茶髪の女性が出てくる。
あれ?昨今の婦警さん(一応110番したので警察関係者と思っている)は制服じゃなくてスーツなんだ。
つか美人さんだなぁ・・・しかも若い。新人さんかな?
ん?つか外人?目の色から見てそうだよね?あれ?こっちにどんどん近づいてくるよ?え?何?ニコニコ微笑みながら・・・

「あ・・・」

あまりの展開にボサッとしてたら持っていた携帯をガバッとひったくられた。
そんでもって・・・

「えい!」

可愛いらしい掛け声と共にあろうことかこの女、俺の携帯(今時主流の折りたたみ式)をへし折りやがった!!!!!

「ちょ!?アンタ何やってゴフゥッ!?」

大声で詰め寄ろうとしたところ逆に接近され鳩尾に貫き手を入れられた。
護身術の心得のない俺、正体不明の外人女性に一撃KOされるwww
俺涙目www向こうは俺を地面に引き倒して、

「(しッ!!!静かにしてなさい!!居場所がばれたら貴方も捕まるんだから!!!)」

校門の陰に身を隠すようにした。

[7]ハバネロ 08/08/26 20:16 Rx/x/bMj2N
体育館のドアを蹴破って入る男が一人。
その後をついていく女が一人。

「やれ」
ミハエルは仲間にそう命じた―

その瞬間、男は兵士を投げ飛ばして気絶させた。
―ハバネロを食べながら。

「感謝しろよオマエ。ここで銃なんぞぶっぱなして鮮血吹き出し臓物飛び散る展開にしたらヒンケツ起こす生徒もいるようだからこういうスマートな方法でやっつけてやってんだ」

男は壇上の前までくる。

「誰だ?お前は?まぎれこんだおのぼりさんか?」
「人に名乗る名前なんて無いね。まあ昔だったら「ベーオウルフ」と―」
「そいつ、ハバネロばっか食べてるから「ハバネロ」でいいよ!!」

星宮明の声が後ろから響いた。

「なっ、あいつっ…!!」
「なるほど、それでハバネロさんとやら。なんか用か」
(浸透してるし…)
「俺はお前らを、正確にはお前さんをとっつかまえて、俺の上司に引き渡すコトが目的だ」

「…ふーん…お前、この俺がオ・ト・リなんじゃないかとかそういう発想には至らなかったわけ?」

その瞬間、ヘリのうるさい音が急に聞こえだした。

「ミハエルーッ!!早く!!地下からブツは手に入ったよーっ!!」
ヘリから女性の声。

「よろしい!ならば脱出だ!!」
ミハエルがパチンと指をならすと、あっという間に兵士全員が煙と共に消滅。ミハエルはハバネロを突き飛ばして玄関に走り去る。

「くっ、星宮!!捕まえろ!!」
「えっ、あっ、うりゃあ!!」

星宮明はミハエルに飛びついた。そのままズルズルと引きずられていく。

(こっから玄関を飛び出してヘリに飛び移る…ワイヤーはヒルダが何とかするとして、とりあえずこの背中にくっついてる女が鬱陶しいんすけど!!)

ミハエルは星宮明をひきずりながら計算した。
[8]八神 08/08/26 21:26 V-UJSI9
急にテロリストなんか出て来てそのうえ煙まで吹き出してきて体育館はてんてこ舞いでわけがわからない状況になっている。
ただ、リーダーっぽいオッサンが玄関から撤収しようとしている、というのは頭で理解できた。
しかし、ここで七星は早合点をしてしまった。引きずられていく女生徒が連れ去られているのだと思ったのだ。そしてなんとかしなきゃと思った彼は足元に転がっていたバスケットボールをテロリストのオッサン目掛けて全力でぶん投げるという選択をとってしまう。

――時を同じくして、一人の少女が誰にも気付かれる事無く、しかし堂々と校門より蓮田高校へと入っていった。
[9]天塚 銀樹 08/08/26 22:00 E-xr47L
正義の味方を気取る少女は、敵の数が減って親玉一人になったこと…
そして何よりも、親玉っぽいのが女の子といるという…あからさまな悪の雰囲気に…燃えた。


「待てぇぇぇ!!!」
「待つのはお前だ信濃っ!!!!」

全力で男に向かう信濃に、足では勝る銀樹が追いつく。
だが信濃は銀樹の両手を掴み、回転し…

「ばかぁぁっ!!!」

銀樹を投げつけた。女の子より我が身可愛い銀樹は男に向かいながら叫ぶ。
[10]ハバネロ 08/08/26 23:31 Rx/x/bMj2N
ガス!
「ぶっ!!」

ミハエルは頭にボールが当たってすっ転んだ。
「誰だ!!バスケットボールなんてぶっつけやがった奴は!!」

そのときミハエルは見た。

男が飛んでくるのを


「ナイスだ!!名前は知らないけど加勢してくれたどなたか!」
ハバネロはミハエルの元に駆けつけた。


そのころ、ヘリは空中でミハエルが出てくるのを待っていた。

「ところでさー、何でガッコの地下にこんな変な本があるわけ?」
新生フリーメーソン幹部、ヒルダ・ドレスデン。

「俺は知らん」
新生フリーメーソン幹部、バーナード・アランブラ。

「にしても、ヘンな本だよねぇ。なんだっけ?ネクロノ…ナントカって本?だっけ?」
「…ミハエルの奴遅くないか?」
「って、よく見ると何かノックアウトされて床に寝そべってる!」
「ヒルダ!ワイヤーだ!」
「OK!」

ヒルダの手からワイヤーが伸び、体育館に入っていく。

「ミハエルー!!コレにつかまってーーー!!」

ミハエルがそれを掴む前に、ミハエルをぐるぐる巻きにしてワイヤーはミハエルを釣り上げた。
[11]No.Ⅳ【愚人王】 08/08/27 11:09 J30Geex7Oz
「しっかしどう侵入したものかしら・・・」

「ん?いや、なんかもう帰るみたいですよあいつ等・・・」

人が釣られているヘリが飛んでいたので指を指す黒田。

「ったくなんだったんだよ・・・まあいっか。何事も無かったようで・・・」

等と彼が独りごちていると女性は慌てて電話を取り出してコールし、

「ヤバイ!!ぬかったわ!!対象は既にネクロノミコンを奪取して逃走中!!プランBに移行!!ヘリを撃ち落して!!」


「YA。」

コールを受け取った人物はあらかじめ用意していた危険極まりない得物を取り出す。
FIM-92スティンガー、『毒針』の名を持つ地対空ミサイルである。

「まったく。兄妹そろってあとで始末書モンだなこれは・・・」

もっとも俺は書かないけどね(笑)と呟くと近づいてくるであろうヘリの方向へ向き、弾頭を入れた。
[12]天塚 銀樹 08/08/27 15:25 E-xr47L
「おっ…俺は何もしていないっ!!!スミマセン誤解なんですっ!!」

信濃に投げられた銀樹はその場で平謝りをしだす。
根性は殆ど、否。全くない。
敵が逃亡するならそれほど嬉しいことは無い。
だが…

「ヒトカゲ!!!君に決めたっ!!!」
ミハエルの正面にまわり、ガシャポンの玉を投げる信濃。
それはミハエルの額にあたると割れて故障やチリペッパー、唐辛子を吐き出す。

届かない高さまでミハエルがいくのをみると、満足気にニヤニヤしている。

「根性あるね、バスケットボール!!!みなおしたよ!!!
もうバスケ部なんか廃部にして君を御神体として奉らなきゃね。」

彼女は投げた人物ではなく、バスケットボールに親指を立てる。
[13]ハバネロ 08/08/27 20:10 Rx/x/bMj2N
「釣れた!!」
「………」
「どうした、ミハエル…うわっ、どうしたのオマエ?」
「ウルセーーーー!!誰か俺にボールやらヒトカゲやらぶっつけやがったからぁ!!」

ミハエルは泣きながら言った。

「あ、もしもしボスですか?ネクロ何とかは入手しました、はい。これからそっちに帰りま…」
「ヒルダ!!あと数秒でスティンガーが着弾する!!」

シュゴーーーーー

「な、なんだってー!」
「飛び降りろ!!」

ちゅどーん!
3人は間一髪で中庭に着地。
入手した本は中庭の中央に落下していた。
「すいませんボス!!すぐに…」
『いや…これでいい』
無線の向こうの彼らのボスはそういって、無線を切った。


そのころの体育館―
「うわー、すっごいよアレ!ミサイルがヘリを!」
「なんかよくわからんが…とにかく俺は奴らを追うのが任務だ、俺は行く」
「あ、待って!あたしも一緒にいく!」
星宮明が高らかに叫んだ。
「いや、危ないぞ、やめとけ。さっき見たろうが」
「えー、だってさぁ、こんな楽しそうな事そうそうないよ?!ねえ、いいでしょ?」
「…仕方ないな」

ハバネロはくるりと振り返って叫んだ。

「俺はもう行くから、ついてきたい奴は勝手についてこい!!(別ルートを歩む者はそれも良しとする!!)じゃあな!!」

ハバネロは体育館の非常口を開けて中庭へショートカットした。明も続く。
[14]八神 08/08/27 21:10 V-UJSI9
 「あいつら中庭に墜ちたぞー!」「ぶったおせー!!」「ゴートゥヘルゴートゥヘル!」「イアイアハスタアアアァァァ!!」
もはや半分暴徒のような勢いで蓮田高校の生徒達――何故か一部の教師も混じっている――は中庭へ猛突していった。ただ一つあの三人が標的である以外何の統率も無かった。
あるものは丸腰、あるものは木刀やバット、果てはバレーボールやバドミントンのネットやそれをを張るポールを担いで走り出す者もいた。
退屈な校長の長話に溜まっていた鬱憤が爆発したのか、生徒達のサニティが異常な値を示していたのか、――それとも「それ」を持ち出させまいとする何かの意志に因るものか、それは定かではない。


一方七星は、
「えっ、何さ。ちょまっ、待てよ押すなって押すなアッー!!」
なすがままに流されていた。物理的な意味で。
[15]ハバネロ 08/08/27 22:13 Rx/x/bMj2N
某所。

蓮田高校からそう離れた場所ではなく、市街地からは離れた、そして住宅地では無い場所にそこはあった。

新生フリーメーソン…本部!

仮面の男はヒルダ・ドレスデンからの無線を切ると、きわめて合法的な儀式にのっとり、呪文を唱え始める。


「イアイアハスター
クフアヤク ブルグトム ブグトラグルン ブルグトム
アイアイハスター」

そのとき、蓮田高校中庭。

「きゃーっ!なんかまた暴徒が押し寄せてきたんだけど!」
「逃げるぞ!おいミハエル!立て!」
「すんません何か足挫いたみたいで…」

そのとき。

時が一瞬止まった。


学校の中庭、「ネクロノミコン」を中心とし、魔法陣が立ち上がった。

紋様を描きながら、それは学校全体を包み込む。
今その瞬間、学校は旧支配者を召還する受け皿となったのだ。

ネクロノミコンが燃え上がり、幽閉を突き破った邪悪の皇太子がアルデバランを超えて地球へ飛来し、蓮田高校の中庭に直撃した。

実態は無いので、クレーターなどは発生しない。めったに人には乗り移らないので人的被害も無い。

ただそれは、ちょうど中庭に出たハバネロにも、星宮明にも、はっきり見て取れた。

そう、今、封印であった4つのネクロノミコン、その一つの封印が解かれたのだ。

半透明の「それ」は、名状しがたきものは、その半透明の、不定形の姿をたたえていた。
[16]天塚 銀樹 08/08/27 22:53 E-xr47L
人の並、暴徒。
それに対して静かにしてる筈の奴等もうるさい。得体のしれないことへの恐怖というものは強いらしい。

「あんだけ派手にうごきまわって…なんなんだよあいつら!?」
「知らねぇよ!!!何考えてこんなトコくるかなんてよぉ!!!」
「校長を吊るせ!!!」

たまにワケノワカラナイ言葉が聞こえる。そんな中、信濃は遅れて活動を開始した。

「…俺さ、暴力は何もうまな…」

「与えられたこと、出来ることをする点では、ヒーローも只の人だよ?」

「…いや俺ヒーローじゃ…」

「…あのねぇ?見ててくれる人いないと私やる気でないの!!」

理不尽な信濃にひっぱられ、銀樹は何処かへ行く。

[17]ハバネロ 08/08/27 23:15 Rx/x/bMj2N
「どどどどうしようバーナード、ネクロなんとか燃えちゃったよ」
「とにかく、ボスに連絡!」
「あーもしもし?ボスですか?あの…ネクロノミコン燃えちゃいましたけど…しかも何か宇宙人みたいなのが降ってきたし」

『ああ、それでいい。計画は完全に成功だ、戻ってこい』
「いやその…戻れないんです…ヘリが撃墜されて」
『なんとかしろ』
「………」

「チェックメイトだ、そこの3人」
怒号飛び交う中庭、人波を押し分けてハバネロが出てくる。

「お前らを捕らえるのが俺の任務なんだ。悪く思うなよな」
「な、何なんだよ…オマエは」

「名乗る名前など無い。上司からは相変わらず昔の傭兵時代の「ベーオウルフ」で呼ばれている。それだけだ」
「あと、ハバネロっていう…」
「黙ってろ」
「だ、大体あんたたちこそ何なのさっ!!」

「言っただろが…新生フリーメーソンって。このガッコの地下に封じられた旧支配者―」

「何をしている ヒルダ・ドレスデン バーナード・アランブラ ミハエル・ビットマン」
突然後ろに仮面の男が現れた。

「あわわ…ボス…」
「あんたがこいつらのボスか」
「あんたの部下のせいでねぇ、今タイヘンな事に―」
「一旦戻るぞ、三人とも」

仮面の男は、3人の部下を突風で巻き込んで、つむじ風とともに消え失せた。

「………」

「―あー」
ハバネロはばつが悪そうに振り向いた。

「……星宮明。それと、バスケットボールとかモンスターボールとか見知らぬ男性を投げつけてくれた親切な方。…あと、ヘリを撃墜してくれたステキな方。ちょっとその…顔貸してくれ。説明せねばならん」

まあ、校長にはうちの上司からごまかしてといてくれるだろ。
[18]Ⅳ 08/08/28 01:21 J30Geex7Oz
「ええ、それじゃあ説明をお願いできる?こちらはどうも出遅れたみたいだから。」

「あー・・・なんで俺も?」

ふと見ると校門の方から髪の長い茶髪の女性とこの学校の生徒と思われる男が歩いてくる。
先ほど校門の前で仲間にコールしスティンガーを撃たせた彼女とわけの分からないことで携帯電話をぶち折られた不幸な高校生(彼女募集中)の黒田君である。

「出来ればどうしてこんな場所にネクロノミコンなんて言う禁書クラスの礼装があるのかもね・・・」


[19]天塚 銀樹 08/08/28 07:08 E-xr47L
「仕方ないな~…」

やや遅れての登場の為イマイチ状況を把握出来ていない彼女は内心よかったとか思う。

「まぁ俺も興味が無いわけじゃないし…」

「で?ネコノミクトランってのがどうしたって?」
[20]ハバネロ 08/08/31 20:32 kN48paCkQ.
「よし、説明しよう。俺は、まあ名乗る名前も…」
「こいつハバネロばっか喰ってるからハバネロって呼んであげて」
「広めなくてよろしい」

「…話が逸れたようだな。元に戻そう。俺は、警察の非公式部署「特殊課」の局長に雇われて、この学校のあるモノを狙っているテロリストを確保・回収する事を命ぜられた。

知っての通り、奴らには逃げられ、変な本からは何か復活した。

これでは上司に顔向けできん、何より俺のプライドが許さない。
ネクロノミコンとやらは俺は知らないね。上司に連絡を取れば分かるだろうから知りたい者は名乗り出ろ。

…で、だ…
あんたらも見た感じなかなかやり手のようだ…
俺と一緒にあの糞テロリスト共を殺 ら な い か ?」
[21]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/01 03:27 oV0F75HoRP
「いや『あんたら』って、俺は見ての通り此処の生徒でこの綺麗なお姉さんとは関係無・・・」

「・・・残念ながら協力できるかは分からないわ。」

いや聞けよ!!と黒田は女性のほうを向くが、当然のように彼女はスルーする。

「なにせ奪われたものがものだけに、こちらもなりふり構ってられないのよ。」

そう、奪われたのはあのネクロノミコン、黒魔術などの系統の術式に用いれば禁書クラスの礼装である。
何を呼び出したのかは知らないが、最悪の場合敵側の本拠地周辺を『世界地図から消す』程の処置を施すことも想定できる。
相手の所属が非公式とはいえ国家権力である以上、衝突する可能性も考えられる。しかし・・・

「・・・ところで貴方今『雇われて』と言ったかしら?見たとこ傭兵上がりみたいだけど、今回の作戦もその稼業で動いているのかしら?」

個人的な意味で傭兵相手なら話は少し変わる。彼らは金で雇われ金で動く連中だ。
『兄』のように特別な理由でそれをやっている者も多いが、おおまかなところは同じである。
つまり、いざとなれば金でこちら側に動かしてやればいいわけだ。
[22]八神 08/09/01 08:53 V-UJSI9
「って言っても俺もただの高校生なわけですけど」
当然、空を飛ぶ程度の能力もない。ボール投げただけだ。
「ネクロノミコンってあれでしょう、アブドゥルがロリ婆で九郎が変身するんでしょ?マジパネェっすよ」
混乱しているのか言っている事がおかしい。
「それに学校の方はどうするんですかぁ。ハバネロさんが何とかするとかじゃないでしょうし……」
[23]天塚 銀樹 08/09/01 10:53 E-xr47L
「…そんな憑依装着グッズを悪人の手に渡したままにしていいわけがないでしょ!?
大丈夫大丈夫!!!悪人倒したら自衛隊くらいは推薦で…」

「…いや、無理だと思う。てかさ、なんでこの学校に変なものあるのさ。
守りも無い、何にも無い有るのは生徒の命だけ♪責任者を出して…そいつらに…」

そんな戦いで死んだらどうするか。きっと死因は交通事故とかにされるんだ…

「いいじゃない。生きてる間に怨霊になるくらい濃い思い出残すべきだよ。」
[24]ハバネロ 08/09/01 20:26 kN48paCkQ.
「それについても説明する。確かに俺は傭兵だ。金で雇われて動く。…なんだが、俺は少々特殊なんだよなぁ、特にネクロノミコンとか、そっち系で弱み…じゃねえや、恩があるんだ。雇い主に」

ハバネロは頭を掻きながら言う。

「よくわからんが、雇い主はネクロノミコンをできるかぎりそのままにしておきたかったようだが。うーん…こうやって話しててもラチが空かないしな…どうする?あんたら全員一旦雇い主の所に顔出すか?」

「それはそうと、ガッコのほうどーすんの?」
星宮が聞く。
「知らん。雇い主に相談するさ」

「それと、俺が分かってる事の一つ。ネクロノミコンは「確認されてる」だけで4つ。それが複製されたものかはわからん。一つはさっき封印が解かれたアレ。一つは例の組織が所持。一つは俺の雇い主が厳重に保管。最後の一つは好評捜索中だ」
[25]馬超 08/09/01 23:19 Tgld2uW.n/
そのとき怪獣が出現した
宇宙人も来襲して、怪獣をつかい、地球に攻撃を開始した
[26]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/02 02:08 oV0F75HoRP
>>24
「いや、私はこの後仲間と合流をして本部に情報を送らなければならないから遠慮するわ。
まあ少々気にならなくもないけど・・・」

一寸考えたが、ふと何かひらめいたように女性は黒田に向き直り、

「良かったら貴方に行ってもらおうかしら?」

「はぁ!?」

なんてとんでも発言しやがりますからふざけんなと黒田は怒鳴って反発する。

「アンタさっきから人のこと無視しまくってたくせに何調子いいこと言ってくれちゃってんの?
怒るぞ?殴るぞ?乳揉むぞコラ!?」

「あー、まあ今のは聞き流しておくわ。せっかくの協力者さんだから。あと別に無視してたわけじゃないわよ。
言ってることは聞いてたけど返答がめんどくさかったから話を進めただけ。」

「世間一般ではそれを無視と書いてシカトもしくはスルーって言うんだよコラ!!あと協力者じゃねえ!!」

「五月蠅いわね。いいから言うこと聞きなさい。あとで飴あげるから。」

「舐めてやがるんですか?×××すんぞこの×××!!!」

「・・・い・い・か・ら、黙れ♪」


その後のことはよく覚えていない。あとから聞いた話だと俺はこの数秒後に平衡感覚を崩してその場に倒れこんだらしい。
そうなるまで見た数秒間の映像、自分よりも背が低い彼女がさらに腰を落として視界から一瞬消え、その後に顎になんらかの衝撃を受けて俺の視界は歪んだのだ。
後に俺の友人HとTが

「あれは絶妙な角度とタイミングだったな。女の細腕を逆にムチのようにしならせてしなやかに、そして軽やかにバチンと入ったからな。」

「ああ、あれは世界でもやっていけるな。いやあいいモン魅せてもらったよ。」

等とコメントをくれた。いやあ見てたんなら助けてもらいたかったよホント。とっても最高でド糞な俺の友人よ。
だって目が覚めたころに、


「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!!!?????」

首になんか島で殺し合いをする映画に出てきたような首輪がついてたんだもん(涙


拝啓黒田君へ。

その首輪はまあ某映画をモデルに作った小型爆弾です。
おまけに映像と音声録音機能の着いた優れものね。
当然無理に外そうとしたり、頼まれた情報収集を怠ればドカンね(笑)
まあ情報収集って言ってもただ着いていくだけであとは勝手に録音してくれるから簡単簡単。じゃあ頼んだわね。

追伸、いつまでも地の文が『茶髪の女性』とか『綺麗なお姉さん』だと不便だから名乗っておきます。
私の名前はエリス=リーデベルトです。末永いお付き合いを黒田清隆君(名前はお友達に聞きました。)

「ふざけんなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!???????」

[27]ハバネロ 08/09/02 19:43 kN48paCkQ.
「目が覚めたか黒田」

しょうがないから、引きずっていくわけにもいかないし、背負っていって警察特殊課まで連れてきた。一応フルメンバーで。
ぶっちゃけ強制連行だ。

(この黒田って少年から情報が筒抜けになっていくんだろーな…録音機能で)
ハバネロは若干げんなりしながらも言った。

「それはそーと、俺の雇い主に話がついたんで、案内しようと思うんだが」
暴君ハバネロの袋を開けながら言う。


警察。特殊課本部。
地上5階、地下1階。通常の警察では手に負えない物事の処理に当たる、非公式の組織。

局長、桐岡雅。
[28]八神 08/09/02 21:32 V-UJSI9
「な、何なんですか……ここ、どこですか?俺、どうしてここにいるんですか……?」
どうリアクションすべきか迷って某みらいからきたひと風に怯えて見せる……

……こうかはいまひとつのようだ。

[29]ハバネロ 08/09/02 21:53 kN48paCkQ.
「まあ落ち着け。な。別にテロリストと戦う事を強制してるわけじゃない。ただ今から説明するだけだ。うちの上司が」
「どんな人なのさ、その上司って」
「………」

明の質問には答えず、黙ってハバネロの二袋目をばりっと開けた。

それからハバネロは無言だった。
部屋の前につくまで無言だった。
局長室の前に着いたとき、ハバネロは二袋目をちょうど食べ終えた。
[30]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/03 00:36 oV0F75HoRP
「不幸だ・・・」

某幻想殺しの少年みたいな台詞を吐いてトボトボついて行く。
こんなにゲンナリなのは『あいつ等』とつるんでた時以来だ。

「畜生あのエリスとか言うクサレアマ・・・今度会ったら問答無用で押し倒して×××して×××した後に×××してくれるわ・・・」

警察の本部で堂々と婦女暴行の犯行予告、首輪で録音されているので証拠もバッチリである。


[31]ハバネロ 08/09/03 18:43 kN48paCkQ.
「…それでは」

局長室。
ハバネロはドアを開けた。

「局長ーっ 報告に来ましたぜーっ」
「入れ」

凛とした声だった。

広い部屋の奥の椅子がこちらを向いた。


特殊課・局長室、地下1階。
局長、桐岡雅。16才。

小柄な体は局長室にはひどく似合わなかった…
[32]八神 08/09/03 20:22 V-f56ww
「(……俺らと変わんない位の歳っぽいのにこんな怪しい機関のトップだなんて……まさかこれはあれか、実は悪の親玉で知らない内に女の子は皆悪堕ち……)
 ……なんのこっちゃ」
〇ーカディアじゃあるまいし。やった事無いけど。
[33]天塚 銀樹 08/09/03 20:45 E-xr47L
「違う…こんなの局長じゃない…サングラスとヒゲ…そしてパイプは必須条件!!よければ角刈り!!」


「いや、それは流石に…」

「そして自分の命と引き替えに敵の巨大ロボットを倒さんと…」

ギャーギャー喚く信濃。

(胡散臭いな…もしかしてドッキリかなんかか?)
[34]馬超 08/09/03 20:58 JvvliG3DuD
「ドッキリではない現実だ現実」

「え、てか誰あんたは槍なんかもって、てか人の心の中よむな!!」

「すまない」

「ほんとだれですか」

「俺の名は馬超だ中国から極秘にきた、それよりお前ら囲まれてるぞ、外を見ろ」

「………え」

[35]ハバネロ 08/09/03 22:09 kN48paCkQ.
「何か色々勘違いしている者がいるようだが、自己紹介しておく。私は桐岡雅(きりおかみやび)。ここの局長であり、この男の上司だ」
「ほんとにハバネロの上司さん…?」

「なんだお前、ハバネロって呼ばれてるのか?」
「ええ…、まあ…」
「それではハバネロ、これからネクロノミコンについての説明をしようと思うが、いいか」

(とうとう上司にまで…ちくしょう…)

そのとき、通信がはいった。
「失礼。 …私だ、どうした」

『大変です!!突然裏口から謎の敵の襲撃を…。うわっ』
「どうした?!何があった?!」
『逃げろ…!!ぎゃあッ ブツッザザーッザーッ シュカッザザザッ

アーアー、アローアロー
聞こえますかーーー 特殊課のミナサマコンニチワーッ
アローーッ インバイでビッチのクソ雅ちゃんも聞いてますかぁ?
俺の名前はミハイル・ビットマンーーーーッ よーろーしーくーねー
ただ今皆殺しの真っ最中ゥあんた方の部下を楽しくブッ殺させていただいてまーす

…今からブッ殺しに行くぜ
小便はすましたか?
神様にお祈りは?
部屋のスミでガタガタふるえて命乞いする心の準備はOK?
まあ、自殺する時間はあるかもしれないから、死ねば?オススメ

じゃあねーっみんな愛してるよーーっ!!』
[36]八神 08/09/03 22:44 V-UJSI9
「――!!」
んなアホな。襲撃早ッ。どんだけバレバレなんすか。ヘルシング本部ならともかくこっちは民間人だぞ?関係ないの?あっちだけ無敵モードか。俺ら戦争の契約とかしてないぞ、いやあれかバスケットボールか!あれのせいか!!ていうかインバイでビッチの雅ちゃんって所長さんって女の子だったの!?それと>>34誰よいつからいたの!?
「どっ、どーすんのこれーっ!?」
一人でテンパりだす七星。
[37]ハバネロ 08/09/03 22:59 kN48paCkQ.
「駿河!!」
「はっ」

どこからともなく現れる謎の人物。

「駿河。敵の襲撃を受けた。すぐに行動を開始しなければならない」
「分かっております」

「誰だこいつは」
「お前がいない間に雇い入れた補佐だ」
「駿河(するが)ダウトと言います、お見知りおきを」

「奴らの目的ってさー…ひょっとしてネクロノミコンとか?」
「するどいな、名前は何という」
「星宮明ですっ」
「恐らく、敵は複数…あちらをオトリにして地下にもう一方の勢力がネクロノミコンを狙っているのだろう」

「では、地上と地下、我々も二つに勢力を二分するというのはいかがでしょう?」

「では、ハバネロは地上。駿河は地下へ。他の者は…まあ、腕に自信があれば敵を攻撃してくれると有り難いが…」
[38]天塚 銀樹 08/09/03 23:01 E-xr47L
「死ぬ時間…アハハハハ。仮に今日消える命なら…華々しくちるべきだよね?
男ども?大丈夫、万一死ねば私がヴァルハラに連れてくから♪
特に見知らぬ中華の人、ファイトね?」

役に立つのか立たないのか、制服の下にあるガチャポンの玉を取り出す。

「他の皆もカッコイイ変身とか…凡人パワー期待するよ?」

「いや、いっかいの男子学生が三匹集まったって弾避けにもならないって…」

近代兵器でどうせ瞬殺される…
この槍もった時代錯誤の気違いも…

「…えーと、まぁ根性だよ。頑張れ銀樹に…あぁ…黒豚君に、ヤッカイ君?」
[39]ハバネロ 08/09/03 23:34 kN48paCkQ.
「よろしい、では…そこの勇敢な女子学生殿と星宮。ハバネロと一緒に地上勢力を攻撃。駿河、地下を」

駿河ダウトはもう地下に消えていた。

「で?星宮と、そこの勇敢な女子学生(言いずらっ…)殿か?俺についてくんのは?」


[40]馬超 08/09/03 23:43 dCrjaIW9K2
「それより、敵いっぱいきたよ、馬さん」

「う、馬さん?まぁいいかまかせよ」

「おいその槍で行った、」

「せいやぁっ~」

やり槍を回し、サイクロンをつくりそれで攻撃し、敵全滅
[41]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/04 02:19 oV0F75HoRP
「なんだよこの状況・・・馬鹿じゃねえの・・・」

殴られて寝ているうちに爆弾付きの首輪つけられて変なとこに強制連行されたと思えば今度は襲撃だぁ?
いかれてんぞこの状況・・・

「オイオイエリスさんよぉ、どうしてくれんだよ。このままじゃ協力者死んじゃうよ?
余命十数年でテロリストに殺されて新聞に載っちゃうよ?マジなんとかしろよコラ。」

意味無いと知りながらもそんなことを呟く。まあ俺が死んだ後にこの録音聞いて寝覚めが悪くなってくれたら幸いだ。
だが、


『安心しなさい。もう手は打ってあるから。』

!?

「え?何!?何処!?何処に居んの!?」

『声は首輪からでてるわ。その首輪、実は爆弾じゃなくてリアルタイムでこちらに情報を送れる通信機兼発信機なのよ。
カメラ付きというオプションのね。だからそこの状況は全部分かってるわ。』

淡々とした口調で音声は響き渡る。

「オイオイ、アンタスゲエよ。マジ惚れちゃいそうだぜ。流石エリスさん!俺達に出来ないことを平然とやってのける!!そこに痺れる憧れ・・・」

『ちなみにさっきの婦女暴行未遂放禁ワード使用発言は全て聞いてたわよ。エェ黒豚?』

「すいません。後で土下座します。その際に靴の裏側まで舐めるんで許してください。」

低姿勢この上ない謝罪だった。

『まあそんなわけで。貴方はそこで謝罪文でも書いてなさい。
保護対象が一般人なだけにこっちも規格外クラスの援軍を『二人』も呼んであげたから。』

「二人?ちょ!少ないって!せめて二桁くらいは送ってくれよ。」

『安心しなさい。二人って言っても実力は化物級だから。正直一人でも十分過ぎるわ。何しろその戦場に送ったのは・・・』

俺は息を呑みその名を、援軍の片割れであるある男の異名を始めて聞くことになった。


『『処刑人』と『銃神』だから。』


次の瞬間、外からとんでもない爆発音が聞こえた。
[42]馬超 08/09/04 18:12 q4BXCnHZzl
行って見たら一人誰か、がいた

「馬超、先にいったんなら連絡してよ」

青の髪のツインテールの女が言った

「おまえが起きなかったから悪いだろ」

「え、知り合い?」

と七星は言った


[43]ハバネロ 08/09/04 19:15 kN48paCkQ.
>>42

追加情報にも書いたが

<基本ルール>
その1.基本的には参加自由、脱退自由です。
ただし、あまりに流れを無視した発言などをすると
スルーすることがあるのでご注意ください。

その2.あくまで自キャラを使用する方向で、他人のキャラのっとりは基本禁止です。


というわけで、とりあえずスルーしておく。


†††

「つぅか、楽勝すぎるわなぁ。(陽動作戦も成功か?)ま…俺は人殺しができれば何でもいーか」

ミハイルの耳に飛び込んでくる爆音。

「な…なんだぁ?!」


そのころ地下、駿河ダウトは暗い地下室を歩いていた。
「おや…お嬢ちゃん?どうしたのかな、こんなところで?」

目の前を歩いていたのは、ゴスロリの服を着たヘッドドレスの少女だった。

「あなたはだれ?」
「僕は、警察特殊課、局長補佐…とでも言っておこう」
「わたしはアリス。偉大なるマスターのためにここのネクロノミコンを破壊することを目的として来たの」
[44]馬超 08/09/04 19:40 esTOfbt2t8
(なんかまた変なの来たよ)

と七海はつぶやいた


[45]天塚 銀樹 08/09/04 20:38 E-xr47L
「有閑な…いや勇敢な女子学生の名前は信濃燈哥(シナノトウカ)ね。
燈は…火が登るって書いて、哥は歌ね。」

スカートの下から沢山のマッチと蝋燭を取り出すと、蝋燭に火をつけ頭に巻く。

「正義の味方…してきまーす。」

「いや、まて呪い殺しにでも行く気か!?オレタチ一般人。オマエシヌキ!?」

笑って去ろうとした燈哥に銀樹は叫ぶが、やたら自身ありげに…

「正義の味方は死なないのよ。」
[46]ハバネロ 08/09/04 21:03 kN48paCkQ.
「よろしくねー、燈哥ちゃん」
「ようし」

ハバネロはドアを開けて、地上の方を叩きに歩き出す。明もそれに続く。


…そのころ地下。

「いけない…このことは喋っちゃダメってマスターにあれほど言われてたのに…」
(まさかこの少女がもう一方の敵の勢力か?)

「あなたは敵?」
(………)
どう答えたものか。敵と言えば逃げ出されるかもしれない。
[47]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/04 21:08 oV0F75HoRP
>>43
「カノン、お前には隠密行動って言う概念はないのか?大体此処は紛地帯ではなく日本という法治国家だ。
先刻のスティンガーの使用といいもう少しTPOというものを・・・」

「初登場で説教はやめろロバート。格好がつかないだろ。」

爆発で生まれた土煙の中から声が聞こえる。一人中年男性らしい野太いといわないまでも多少ハスキーな声。そしてもう一人は・・・

「どっちみちもうドンパチで既に騒がしくなってるだろうが。だから気にすんな。」

粗暴な物言いの割に片割れに比べ軽く高い声、まるで女性のような声だった。

「なぁ、そう思わないか?そこのアンタ?」

土煙が晴れると同時に声の主は姿を現す。一人は黒いコートにスーツという全身黒ずくめでサングラスまでつけた金髪の長身の男で、もう一人の外見は・・・

「あれ?オイオイついてるな。いきなり本命じゃね?」

その声に相応しい妙齢の女性、ダークスーツを着込んだ茶髪の麗人だった。

[48]八神 08/09/04 21:31 V-UJSI9
無茶だ。一般人だぜ俺ら。銀樹くん?の言うことのほうが圧倒的に正しい。もしかしたら味方の流れ弾で死ぬことだってあるかもしれない。どう考えても足手まといだ。

俺達には力が無いから。だから――こうやって、逃げるしかないのか。あんな女の子の方が、よっぽど強く見える。

「力が……あれば」

こんな状況なのに、怯えよりも怒りが、恐れより悔しさが沸き上がった。力無き自分。弱い自分に。

「……畜生。力が、あればっ……!!」
[49]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/04 21:45 oV0F75HoRP
>>48
「葛藤はとりあえずこのクソッタレなドンパチが終わってからにしろよ。とりあえずやることはあるだろ。」

そう言って黒田は局長室の机やら椅子やらを入り口に運ぶ。

「状況を理解しろよ皆、とりあえず俺らは非戦闘要員であり、敵の目的はそこの雅ちゃん。
となると俺等の役割はディフェンスだろうが・・・」

『へえ・・・』

首輪からエリスの感心したような声がする。

「とりあえずバリケード作って出入り口を塞ぐぞ。間違っても馬鹿連中とドンパチは控えるように。」


[50]八神 08/09/04 21:49 V-UJSI9
「そろそろ――私も出番かしらね」
特殊課本部ビル屋上にて、一人動き出す人影があった。
白銀の髪。白磁の様な手足。純白のドレス。しかし唯一点――その瞳だけは血潮が如く朱かった。
[51]ハバネロ 08/09/04 22:16 kN48paCkQ.
「だっ…誰だぁ?!おいテメーら、用意!!」

つれてきた兵士に銃を構えるようにミハエルが指示する。

「冗談じゃねーぞ…ここでまたしくじったりすればボスに申し訳が立たない!!」


そのころ地下、駿河ダウトと少女はまだ問答を続けていた。

「僕は敵…じゃあありませんよ」
「そう。じゃあ手伝って」

手伝うというのはもちろんネクロノミコンの破壊だろう。

「ムリですね。そのネクロノミコンはまだ破壊されるわけにはいきませんから…」
「じゃああなたは敵ね?」
「…それでいいです。もう」
「もしもし?ミハエル、聞こえる?」

いきなり無線をとりはじめた。

「はっ、はい?アーデルハイドさん、どうしましたかっ?!」
「なんかね…敵が出てきたの、だからそっちのほうもうちょっと長引かせてね」
「りょ、了解です!!」


「…おい!テメーら…目標は局長室!!前進!!」
[52]馬超 08/09/04 22:18 dCrjaUsT3e
「ところで信濃殿」

馬超は言った

「どうしたの?馬さん」

「上からもの凄い殺気が、ただよっている」

 

[53]天塚 銀樹 08/09/04 22:25 E-xr47L
「力なんて下手にあると責任負わされるだけだよ…力なんかより…」

恐らく一般人だと思われる仲間に呟く。

「でも、虫みたいな死に方は嫌だよな…困ったもんだよ。」

メモ帳を取り出し、日記をつけ始める。
今日あったこと、なにやら戦いに巻き込まれたこと…隣人の呟きまで。


~~

「…一応、念のために聞くけど私に武器は?」

何やら狐のお面をつけて、より不気味な格好になってからハバネロに尋ねる。
[54]馬超 08/09/04 22:28 dCrjaUsT3e
「俺がだそう」

馬超はケース3個から武器を出した

「好きなのを選べ」
[55]八神 08/09/04 22:31 V-UJSI9
>>49
「あぁ――悪いね。基が根暗なもんだからさ」
切り替えは大事だね。案ずるより生むが易し、か。
「せめて一秒でも破られるまでを長引かせてやらないとな」
こんなとこで地面に埋まってなんかやるものかよ。


「まぁまぁ、派手にやってるわね……出てきたけど、あんまり私の出番は無いかも知れないわね」
そう呟いて女はちょっとした段差を飛び越えるように――
ひょいと屋上から飛び降りて――
何食わぬ顔で着地してみせた。

[56]天塚 銀樹 08/09/04 22:35 E-xr47L
>>55

「…バリケードか、あんまり高そうなバリケードは作りたくないなぁ…」

メモ帳をしまい、言う。

「ま、ここはリーダーの指示に従うか。」

自主性零の返事をして、机を扉の方に押す。
[57]朔 08/09/04 22:41 *15TS00JRHvB*vqmbfaZ3T2
>>54 古いスレの愚痴を読んだり、それに返信してあげると心を開いてくれる・・・かも。 半ば荒らしと思われてるっぽいよ。
[58]馬超 08/09/04 22:45 dCrjaUsT3e
「馬超おまえなんでここに来たんだ」

黒田は言う

「貴殿らに従えとエリス殿の命令だ」
[59]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/04 23:07 oV0F75HoRP
>>51
「あー・・・おいロバート。」

「ああ・・・」

銃をこちらに構えるミハエルの部下を見て二人はため息をつく。
そしてロバートと呼ばれた金髪の男は

「お前等、自分達が手にしている『それ』がどういうものなのか知っているのか?」

周囲を威圧するような鷹の眼光で見渡し口を開く。

「それは殺しの道具だ。分かるか?それは『殺し合い』をする道具なんだ。」

そう言うや否や背中に手を回し、コンマ一秒にも満たないまで彼は殺し合いをするためのそれを両手に携える。

「素手で来るなら遊びのうちだ 刃物ならそれなりに対応してやる 銃を弾くなら覚悟しろ。俺も死ぬ気はないからな。」

『銃神』ロバート=クレヴァー、異名に神の名を持つ彼が臨戦態勢を取った瞬間だった。


>>55
>>58
「リーダーね・・・そんないいもんじゃないさ。」

こうして指揮をとるのも久しぶりだ。もっともあの頃はしょうもないことだったが・・・

「因果応報・・・ろくなことがないな。」

>>58
キャラジャックはスルーさせてもらうよ。
つか一回自分のHNを使って参加するリレー小説 十三章【狐さんは眼鏡フェチ】に来てくれないか?

[60]馬超 08/09/04 23:13 dCrjaUsT3e
ようは自分でキャラをたくさん作れと言う事?
[61]ハバネロ 08/09/04 23:18 kN48paCkQ.
>>53
武器か。
「………こーいうのしかないが」
観賞用に取っておいたピースメーカー…
(まあムリだろうな…)
今時シングルアクションアーミーなんて酔狂すぎる。

>>59
「ヒ…ひひ、ひぃぃぃひゃはははははぁぁ…撃て!!撃て!!撃ちまくれ!!」

ミハエル率いる軍団が一斉射撃。

「殺し合いの道具だァァ?!知ったこっちゃないね!!お前ら!!ここでおっ死んじまえ!!」


そのころ局長室。
「バリケード、か」

雅が立ち上がった。
「ならば、私も手伝おう」
バリを積み上げるかたわらに座って一緒に積み上げ始めた。
[62]八神 08/09/04 23:23 V-UJSI9
「ちょっといいかしら」
屋上から(飛び)降りて来た女が口を挟む。
「この建物の中にどれくらいの野蛮な輩が入って行ったかしら?」
野蛮な輩とは当然ミハイル率いる陽動部隊の事だ。
[63]馬超 08/09/04 23:27 dCrjaUsT3e


馬超は言った

「そろそろやつが来るな」

そのとき謎の空間が現れた

「ふ~着いた着いた」

「おそいぞアレビア」

外見はロングヘアーで青髪白いチャイナ服をである
[64]天塚 銀樹 08/09/04 23:28 E-xr47L
>>53
>>61

「銃…か。無いよりマシマシ♪さぁて、戦う道具も手に入ったし…
いこうか、私♪」

狐の仮面を外し、一度それと、ピースメーカーにキスをする。

そして再度仮面をつける。

「~準備完了♪」
[65]馬超 08/09/04 23:29 dCrjaUsT3e
書き忘れ一番上に「そのころ局長室では」
[66]ハバネロ 08/09/04 23:34 kN48paCkQ.
「………」

マジか…この女…SAAって西部劇の世界だぞ…

「使い方はだな…最近の銃と違って自動で薬莢が出てこないからここを…」
「ハバネロー、早く行こうよ」
「ウルセェ!今説明してるんだろうがっ」


そのころ、地下

「困りましたね…この少女、どうしましょうか」
「はなしてぇ…ボスに怒られちゃう」
「ボスとは?誰の事を言ってるのです?」
「それは…秘密」
[67]八神(中の人) 08/09/04 23:34 V-UJSI9
>>60
要は他の人達と共に創る流れになるだけ歩調を合わせることと自分と他人の領域を弁えることを解ってください、と。

沢山キャラを動かしたければそうすればいいですがあまり作りすぎると手が回らなくなる(?)のでご注意。
[68]馬超 08/09/04 23:38 dCrjaUsT3e
一同移動中に馬超は言った

「そろそろやつが来るな」

そのとき謎の空間が現れた

「ふ~着いた着いた」

「おそいぞアレビア」

外見はロングヘアーで青髪白いチャイナ服をである

[69]天塚 銀樹 08/09/04 23:44 E-xr47L
>>66
「ナンブの古い奴でしょ?」

メチャクチャな解釈をするが、おおよそ覚える。

「いいんだよ。私は正義の味方だからアバウトにわかれば。」


>>68
すまない…
今キャラのいる場所を明確にこたえて欲しい。

システムわかりにくいからね、やはりマニュアルが必要だなコリャ。
[70]馬超 08/09/04 23:46 dCrjaUsT3e
>>69

一緒に行動していますよ
[71]八神 08/09/04 23:56 V-UJSI9
「……?」
メールだ。こんな時に。ちらっと画面を見ると……
「さ、三十通ぅ!?」
誰だ一体。……妹。妹、妹妹妹妹…………大体が安否を気遣うものと返信しろといった内容だった。そうか、始業式でヘリコプターが突っ込むなんて事があってそれで帰ってこないんじゃ心配もする。
「……大丈夫だよ」
生きて帰ってやるさ。絶対にな。

>>70
一緒にって、具体的に誰とですか?
さっきから居場所がころころ変わってる気がするんですけど……
[72]馬超 08/09/04 23:59 dCrjaUsT3e
馬超は今は合流してみんなと行動していた

「そろそろやつが来るな」

そのとき謎の空間が現れた

「ふ~着いた着いた」

「おそいぞアレビア」

外見はロングヘアーで青髪白いチャイナ服をである

それで空間が消えた

「みんな紹介するこいつはアレビア・イルイと言うやつだよろしくってやってくれ」

馬超は言った

「どうも」

「得意技は違う場所での移動、医術、体術だ」


[73]馬超 08/09/05 00:01 dCrjaUsT3e
>>70ババネロたちとです
[74]八神 08/09/05 00:08 V-UJSI9
「……無視かしら」
誰も>>62を見ていないのだろうか。
「……、もういいわ。最初から局長室の前で張っておけばいい話だわ」
少し拗ねた様子で白銀の少女はビルの中へ入っていく。


>>72-73
今二手に別れてるんだからちゃんと書かないと分かりませんよ。次から気をつけてください。

[75]馬超 08/09/05 00:13 dCrjaUsT3e
「ところで馬超この人は?」

アレビアが言った

「まずこいつがババネロだ」
[76]馬超 08/09/05 00:15 dCrjaUsT3e
>>74すみません次から気をつけます
[77]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/05 00:16 oV0F75HoRP
>>61

「馬鹿が。」

一斉に火を吹く銃火器と迫る鉛玉の嵐の中でそう呟くと地面に伏せて両の手の得物を軍団に向ける。

「銃と言うものは向けた方向にしか弾は飛ばないものだ。撃つ前に狙いをつけろアマチュア共。」

案外囲まれた状況でも地に伏せれば当たらないものである。まあ立っている状態の相手を殺す気で撃つなら普通は地面など撃たない。
経験に裏付けられた判断と行動と言えた。

「こうやってな。」

今度はこちらの番とトリガーを引く。
P90、装弾数50発、二挺のサブマシンガンが火を吹いた。


「サンクス雅ちゃん。どっかの暴力女と違い優しいね。」

『ぶっこおすわよ・・・』

舌足らずなぶっ殺すが首輪から聞こえる。

「オイオイエリスさん、そんな台詞を簡単に口にしてるとプロシュートの兄貴に説教されちゃうよ。仮にもプロなんだから。」

爆弾じゃないと分かれば強気である。
[78]馬超 08/09/05 00:28 dCrjaUsT3e
>>77そのころ外の屋上では

「ふ~んあれが敵のミハイルか、それであれが味方の雅」

彼の名は封元、彼も馬超らと同じく中国から来た人、髪の色は白、彼はこちらの方を行動せよとの命令である武器は刀2つと弓矢である

「さて行くか」

下に降下した
[79]ハバネロ 08/09/05 18:58 kN48paCkQ.
>>69

「も…もういい、好きにしてくれ…」
「ねぇハバネロ!あたしの武器は?」
「知るか!!」
「燈哥ちゃんさ、ところでその仮面はなに?」
暴君ハバネロをパクって食べながら聞く。隣の奴があっテメェ何食ってやがるとか言っているが聞かないことにした。

>>77
「てっ…テメェらぁ」
多分ほとんどミハエル側の勢力は全滅だった。

「テメェらプロだな?!特殊課におまえらみたいなのいるなんて聞いてねーぞ!なんだぁ?!おまえ!!」


そのころ、局長室。
扉の前ががっちりとバリケードが張られた。

「ところで…エリスさん?でしたっけ、貴方がたはどういう組織なんでしょうか」

黒田の首の輪に顔を寄せて聞く。


そのころ、地下。
「うーん…つまり、陽動作戦は上のミハエルで、ネクロノミコン破壊部隊はキミ一人ということかな」
「だいたいそう」
「何でこんなことを命じられたんだ?」
「マスターの命令だから」
「…そのマスターって誰だい?」
「マスター・テリオン」

駿河ダウトとアリスとの問答はまだまだ続く。
[80]馬超 08/09/05 19:08 Tgld2fih0Z
>>69
「なんかにぎやかだね」

アレビアが言う

「そうだな緊張感が無いだけなのでは

馬超は言う

>>77

「~そんな事より身の安全のほう心配すれば」

封元は言う

[81]ハバネロ 08/09/05 20:08 kN48paCkQ.
そのころ、新生フリーメーソン本部。

「ヒルダ・ドレスデン」
「は、はい?何でしょうかボス?」
「ルルイエ異本…というものを…知っているかね」

仮面の男は言った。

「いえ」
「そうかね………」


「え、えっと、続きをどうぞ」
「マサチューセッツ州、アーカム…とある大学に寄贈されているその本はルルイエの詳細が書かれているらしい」

「えーと…はい」
「未だ見付からぬ最後のネクロノミコン、そのルルイエ異本がカギになるかと…そうは思わないかね」

ヒルダは、そうですねと適当に相づちを打っておいた。
[82]馬超 08/09/05 20:37 HPerioF6rm
「なんで、カギになるんですか?」

とここの幹部のカイルは言った

すると仮面の男は
[83]ハバネロ 08/09/05 20:55 kN48paCkQ.
「最後のネクロノミコンのみ、我々も、警察の特殊課も…この世界の誰もが居場所を突き止められてはいない。ネクロノミコンが封じているのは邪神だ。そう、あの高校にハスターが復活したように」

足を組み直す。

「ルルイエという場所にはクトゥルフという邪神が鎮座している。ルルイエの場所。クトゥルフの詳細。ネクロノミコン。それらを突き止めるカギが必ず存在する。と私は確信している」
[84]馬超 08/09/05 21:19 HPerioF6rm
「は~けど一つだけ聞きたいことがあるんですが」

カイルは言う

「その仮面は何のためにつけてんですか?」


[85]ハバネロ 08/09/05 22:00 kN48paCkQ.
「これかね」

仮面に手をかける。

「…別に深い意味などは無い」
手を元に戻す。

「素顔を知られるということは…私を知る人間がいたら困るだろう?少なくとも、私は困る。私であるということがバレるのだから」

「まぁ…確かにそーいうもんかもしれませんねえ」
ヒルダが適当な相づちをうった。

「なに、すぐだ。私の事が知られるのも」
「ところで、ミハエルとアーデルハイドちゃんは大丈夫かなぁ」
「ミハエルはともかくとして、アーデルハイドは心配いらない。何しろ彼女は我々のアル・アジフだろう?」
[86]馬超 08/09/05 22:13 HPerioF6rm
「そんなに凄いんですか」

そのころ局長室では
[87]天塚 銀樹 08/09/06 00:02 E-xr47L
>>79
「ん~?昔の怪しい露天で一枚300円で売ってたお面だよ?」

燈哥はそれだけ言って、先に歩こうとする。
だが思い出したように…

「…私が自由に動きまわるのに、必要なものかな?」
[88]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/06 02:01 oV0F75HoRP
>>79
「当たり前だ。我々は特殊課とやらの所属ではないからな。」

きっちり50発撃ち終えた二挺のP90の弾倉を瞬時に交換し答える。
サブマシンガンによる精密射撃、無駄弾一切無し。全ての銃弾を敵の頭、心臓、脊髄のどれかに叩き込み一撃で仕留める彼の射撃はまさにそのままの意味で『百発百中』だった。

「まあプロと言えばプロだな。」

ミハエルのすぐ背後から女性の声がし、次の瞬間派手で不快な音が響きわたる。
いつの間にか後ろにまわっていたカノンと呼ばれていた麗人のローキックがミハエルの右足を捉え、その骨が無残に蹴り折られた音である。

「自己紹介がまだだったなあ。俺の名はカノン=リーデベルト、まあ傭兵の間じゃ『処刑人』なんて物騒な名で呼ばれている。
ちなみに今おたくの部下達を射殺したそこの規格外の名前はロバート=クレヴァー。
『銃神』なんて俺よりも大仰な異名を持ってるジョンブルのくせに無口な野朗だ。」

「・・・人が名乗る前に勝手に名を教えるな。それと大事なことを教えてないぞ。」

「ああ、そうだったな。」

にこやかな笑顔でカノンと名乗った麗人は足を折られて立てなくなったミハエルの前に立つ。

「こんな面と声をしているが名前の通り俺は男だ。よろしくな。」


†††


「どういう組織か・・・その質問に正確に答えるのはなかなか難しいわね。」

雅に訊ねられたエリスは通信の向こう側で少しの間考え、そして・・・

「ありていに言えば『裏の世界の治安維持組織』と言ったとこかしら?
もっとも、活動内容も幅広ければ組織全体の規模も世界ときているけどね。」

そして一息ついてこう名乗った。

「『Fluch Kreuz』、この国では『呪い十字』と訳されるわね。
活動は危険人物の暗殺から大統領の護衛、さらには紛争地帯への外国人部隊の派遣までほぼなんでもやるわ。
この国の警察の仕事を手伝ったこともあるし。」

もっとも、あくまで『秘密裏』にだろうが・・・

「ちなみに・・・数年前ここいらで未成年が起こした『連続サイバー強盗事件』、その解決から首謀者の割り出しまで協力したこともあるわ・・・」


「・・・え?」

テキトーに聞き流していた黒田があからさまな反応を見せた。

[89]馬超 08/09/06 08:47 kdoKdXh4hV
「協力、感謝するでっどうすんのこいつを殺のかい?」

と刀をしまい、封元は言う


カノンは
[90]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/06 12:43 oV0F75HoRP

「・・・いや、その前にお前何者だ?」

新たに現れた時代錯誤的な武装の男にロバートは訊ねる。
銃口こそまだ向けないが警戒しているのは言うまでも無い。
ほとんど何の前フリもなく出てきていきなり味方面されても「はいそうですか。」といかないものである。
油断していきなり後ろから首を刈られた・・・なんて洒落にもならない。

「所属と名、そして目的を名乗れ。さらに言うなら武器を置き頭に手を乗せて這いつく・・・」

「そこまでさせなくてもいいだろうが。あー、そこの時代錯誤装備君、とりあえず此処は見ての通り人が足りてるから結構だ。
それより他のとこにいってやれ。どうもコイツは陽動っぽい。」

派手に暴れていた割には部下もコイツもお粗末なもんだ。とてもじゃないがコイツ等のみで此処を潰そうなんて思わないだろ・・・

「さて、じゃあ続きをしようかミハエル君・・・」

そう言ってミハエルを見下ろし、

「さあどうした?まだ足が一本折れただけだぞ。かかってこい。」

嘲るように笑う。

「手榴弾を出せ!根性で立ち上がれ!軍靴に隠したナイフで応戦しろ!袖に隠したデリンジャーで反撃しろ!!
さあ無駄な抵抗はこれからだ!!お楽しみはこれからだ!!!

早く!!早く早く!!早く早く早く!!(ハリー!ハリーハリー!!ハリーハリーハリー!!!」

 

[91]馬超 08/09/06 13:37 xhMYUt8zl6
「おや、ダメみたいだね~」

封元は刀を取り出しその瞬間

「・・・・・死ね・・・・・」

そのとき閃光が走った

「ふ~、スッキリした」

気づいたらミハイル以外の敵は血の海になっていた
[92]ハバネロ 08/09/06 16:53 kN48paCkQ.
>>90

「ヒ…ヒヒ…ヒヒヒヒヒヒ!!ハハハハハハハハハハッ!!」
ミハイルが壁にもたれかかって笑う。

「アンタらもバカだよねぇ…つくづく甘いよねぇ。今こうしている間にも俺に仕込まれた発信器は周りの音声を超集音機能であっちに送っているのさ。テメェらがどういう組織か…全部筒抜けなんだよ!!
…ところでお前らさ、俺がさ…「ホンモノに操られたニセモノの人形」じゃないかとか…そーいう考えには至らなかった?」

ミハイルが指をパチンとならすとミハイルの体は発火炎上した。

「ククククク…アーデルハイド様には申し訳が立たないが…ここはお前らに勝ちを譲ってやる!!それとなぁ…俺のボス、アレイスター・クロウリー様から伝言だ!!

まずは警察特殊課!この襲撃は貴様らへの宣戦布告である!!今後ネクロノミコンについて調査するんなら、それなりのカクゴをしてもらおう!

…それと、局長室の少年の首輪っかから聞いているエリス=リーデベルト!!これは貴様らに対しての警告でもある!!ようく覚えておくんだな!!売女!!」

ミハイル(を模した人形)は最後、骨組みまで真っ赤に燃えた。


そのころ、新生フリーメーソン本部。
「えーと、ボス、すいません。やられました」
「無様だな、ミハイル」
「返す言葉もございやせん…」

「アーデルハイドちゃんは?」
「彼女なら自力で帰れるだろう」
[93]馬超 08/09/06 18:49 mb4R9IyLQs
「ふ~片付いたところで言うが雅さんどこに?」

封元は言う
[94]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/07 01:37 oV0F75HoRP
>>92
>>93
「・・・捕虜にし損ねたなカノン。」

ため息をつきロバートは両手のP90を背中の位置に戻す。

「かまわないさ。最初から期待していない。」

そうは言いつつもミハエルが燃え尽きた場所に唾を吐く。

「ただ、この仕事退けなくなった。可愛い妹を売女呼ばわりされちゃあなぁ。
判決死刑、老若男女問わず皆殺しだな。」

「・・・『処刑人』が言うと洒落に聞こえんな。」

呆れたようにロバートが呟くと封元のほうを向き直り、

「『首輪』の反応から言ってこの中だろ。着いていきたければ後ろから指示を出すから前を歩け。
下手な行動を起こせば頭に風穴をあける。」

機嫌悪そうに言い放った。
[95]馬超 08/09/07 01:44 dCrjaLaIWU
「ハイハイおやすい御用」

おき楽そうに言った

「まぁ・・・・そんなで死んだら楽だけど・・・」

なんかつぶやいていた
[96]ハバネロ 08/09/07 15:01 kN48paCkQ.
「局長」

階段から駿河ダウトの声。

「無事か?そっちの方は?」
「ええはい、逃げられまして…そちらは大丈夫ですか?」
「何とかな」
「それじゃあまずは、このバリをどかしましょうか」


そのころ、新生フリーメーソン本部

「マスター、ただいま」
「おかえり、アーデルハイド」
「お、アーデルハイドちゃん、どうやって帰って来れたの?」

「あのね、地下で会った人に送ってもらった」
「そうか…親切な人もいたものだな」
[97]流星 08/09/07 16:38 *zKw8LkUETEQ*.FVHI6cZp8
そこはこの世界のどこかにある場所。

午前零時を告げる大聖堂の鐘が鳴り響いてから早二時間が経過していた。
月光に照らされた路上では紅い液体が艶やかに輝いている。
そんな空間の中、一人の男が闇夜を裂くように疾走していた。

「・・・ハァハァ・・・。 クソッ、どこまで追ってきやがるんだ・・・。」
グロックピストルを手にした男はスーツケースを抱えるようにして走っている。
つい先程まで行動を共にしていた仲間の姿は無い。いつしか消されてしまった。
・・・どこからかともなく現れた―――"ニンジャ"によって。

東洋の神秘かどうかは別として、彼には仕事があった。
フリーメーソンのためにも手に入れた情報を持ち帰ることである。
だが、そのために派遣された人間も自分ひとりとなった。
隠れ家まであと少し。そこまで逃げれば何とかなる。
そうして足の感覚も消えてきたとき、ようやく隠れ家までたどり着いた。

そして、同時に絶望した。
[98]流星 08/09/07 16:56 *zKw8LkUETEQ*.FVHI6cZp8
視界に入った巨大な物体は岩のように聳え立った肉体だった。
漆黒のキモノを身に纏い、その上にカンジと呼ばれる文字が書かれた甲冑を装着している。
そして何よりも通常よりも逸脱したものが、自分に向けて突きつけられている刃物だった。

「天命に従い悪に加担する貴公を討つ。 覚悟されよ。」
月光に照らされて反射する金属は紛れも無い"カタナ"だった。
ブラウン管で放送されていたジャパン特集で見かけたことがある。
そして、目の前に忽然と佇む"ニンジャ"についても見たことがあった。

「ふ、ふざんけんなよオラァァァァァァッッッ!!!!」
グロックの銃口をニンジャに向けて突きつけると同時に引き金を絞る。
マズルフラッシュが映画のワンシーンのように煌いた瞬間、ニンジャはカタナを振り下ろした。
残響音。そしてニンジャの背後のショーウィンドウが割れる音。
それがニンジャの無事を示していることを理解するよりも早く、男はニンジャによって命を絶たれていた。

"イザヨイ・エッジ"を振り下ろして悪の手先を断罪したニンジャはスーツケースを拾い上げた。
血糊をキモノの裾で拭き取ると、見計らったかのようなタイミングで着信音が鳴り始めた。
「やあファルコン。 仕事は完了したかな?」
若い、という範疇内にギリギリで収まるような歳の男からだった。
「しかと断罪した。 天命に従うことこそ我の生きる道。 それ以外の生き方など存在しない。」
「了解。回収班を向かわせるよ。 ・・・それと、新たな指令が届いてるよ。」
無言で何だ、という意思を伝えると、電話越しに声が聞こえた。

「フリーメーソン関連の話だよ。 仕事先が変わるよ。 次に行き先は・・・、ニホンのケイシチョウだ。 」
[99]ハバネロ 08/09/07 16:58 kN48paCkQ.
「信濃」

ハバネロは言った。

「どうやらそのエモノを使う事は今はなくなったみたいだな…」
「何でわかんのさ?」
「勘だ」
[100]流星 08/09/07 17:04 *zKw8LkUETEQ*.FVHI6cZp8
―――全身の細胞という細胞が歓喜していた。


我が流派、甲賀デスシャドー流の生地、ニホン。
数々の伝説を生み出したかの地では、何が起きているのだろうか。

国全体を揺るがす毒ガステロ事件だろうか。

いや、それとも東アジアの平和を倒壊させようとする悪の陰謀だろうか。

だがどんな敵が潜んでいようとも、天命に従い悪を討つことに変わりは無い。

そう、それが我等甲賀デスシャドー流に身を置く"シノビ"の生き方なのだから!!

戦え忍者シャドーファルコン! 負けるな忍者シャドーファルコン!! 正義の味方だシャドーファルコン!!!

進め!! 明日の平和に向かって!!


(三十秒間ファンファーレが流れる)


そして、歓喜するニンジャから少し離れた場所で声が聞こえた。

「・・・だから、フリーメーソン関係だって言ってるじゃないか。」
喜びのあまり投げ捨てられた携帯電話から、男の声が細々と流れ出た。
[101]ハバネロ 08/09/07 18:02 kN48paCkQ.
そのころ、新制フリーメーソン本部。

「今、君たちに集まってもらったのは他でも無い。我々フリーメーソンが大幅に増強されるので、それについての説明だ」
「えーっと…ボス、増強ってどういうことですか?」
「今、米国と連絡が取れた。Presidentは我々に全面的に協力するそうだ。特殊部隊、計3000名が我々フリーメーソンの兵として貸し与えられる、とね」

「…そんなモノなくっても 俺のこのマリオネット達で十分ですぜ?ボス」

ミハイルがやや不満そうに言う。

「そうはいかない。君のその人形は与えられた命令をただただこなすものでしかない。人形はあくまで人形だ」
「そーだそーだ!さっきボロクソにやられてたくせに偉そうにすんな!」
「なっ、ヒルダてめぇ…ここぞとばかりにデカい顔を!(つーか人間の兵隊だって命令をただこなすだけじゃねぇか!)」
[102]馬超 08/09/07 18:29 zXES46Vw5w
「あなたなにもしてませんよヒルダ」

向こうから来た、カイルは言う

「だいたいあなた最近たるんでますよ」
[103]八神 08/09/07 18:44 V-UJSI9
「……なんだ。もう終わっちゃったの? 相手に骨が無さ過ぎたのか、援軍がやり手だったか。
……まあ、どっちだっていいわ」
白銀の少女は局長室前にて一人ごちる。
「王子様を窮地より救い出すお姫様。されど出番は先送り、か……、私は何時まで出番を待てるかしらね?」
時間を渡り、次元を越え、世界を巡ろうとも見つけ出す。その呪縛にも似た想いの鎖を、人は愛と呼ぶのだろう。
「何が遮ろうと貴方は私のモノ、そして私も貴方のモノ……。いつだって見護っているわ……ナナセ」
その囁きは誰の耳にも届く事なく、風に巻かれて空へと消えた。
[104]馬超 08/09/07 18:55 zXES46Vw5w
(ん、気配をかじる、・・なにかいる!!)

封元は突然、消えた
[105]ハバネロ 08/09/07 19:41 kN48paCkQ.
「あー、あー、聞こえるか?とりあえず…状況を確認したいんだが…通常の局員以外の者は全て局長室に集まってもらいたい。いいか、全てだぞ」

雅は全館放送で呼びかける。


「局長のお呼びだな」
ハバネロがダルそうに言った。
「えー…もう終わり?」
「知るか」
[106]馬超 08/09/07 20:35 UcNuwFZD3N
「ところで封元はいるか、ここに来ると言う連絡があったが」

馬超は言う

「そうそう来るって言ってたし」

アレビアは言った
[107]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/08 01:28 oV0F75HoRP
>>105
「あー、もう来ている」

放送の直後入り口からカノンの声がした。

『あー、兄さんが来たみたいね。』

首輪からエリスの安堵したような声が聞こえるが、

「ん?『兄さん』?」

黒田は怪訝そうに訊く。

「兄さん・・・って今の声どう聞いても女のものだろ?いやまあ呼んだ援軍がアンタの身内ってことにも疑問はあるんだが・・・」

「悪かったなあ。女みたいな声で。」

「うをぅ!?」

首輪に向かって話しているうちにいつの間に目の前にカノンの顔があった。

「どうも初めまして協力者君。そしてその他の諸君も。」

全く気配がないままいつの間にか部屋に入った自分をきょとんとした目で見ている皆にとりあえず挨拶をする。

「エリスの兄のカノン=リーデベルトです。よろしく。」

とても爽やかなその笑顔はどう見ても妙齢の女性のものにしか見えなかった。


>>101

『あーあー、サーセン微妙に説明会遅刻したっぽいですね。』

ミハエルがぶつくさ言っている間になんか拡声器で増幅された男の声が響く。

『・・・つか説明会ってここでいいんすか?自分雇われの者なんですけど此処に来いって言われたんですけど・・・』

声の主は入り口付近で困惑していた。ちなみに集まっているメンバーのほとんどは突然現れた拡声器男に面喰らっていた。

『え、ちょ!誰かなんか言って下さいよ。いやもうホントまじで。』

男は一言で言えば奇妙な男だった。
格好は黒いTシャツにグレーのカーゴパンツという何処にでも居そうなラフな格好、先ほど言った特殊部隊とやらには全く見えない。
さらに顔立ちも米国人というより東洋人的で髪も黒い眼鏡男である。


『あー・・・もしかしたら説明会邪魔しちゃいましたか?」

そして何より場の空気を読む能力が欠如していた。

[108]天塚 銀樹 08/09/08 10:20 E-xr47L
>>99
「使わないのが一番ってのは解るよ?」

面を外し頬を膨らませる。

「…使いたかったけど。」
[109]ハバネロ 08/09/08 19:14 b7eUpTLW0T
>>107
「これで、全員そろったってわけだ」

局長室にハバネロ以下3名が入る。
「細かい人数確認は無しだ。局長。揃っただろ」

「ああうん、それじゃ、改めて。ここの局長の桐岡雅だ。君らの事はまあ大体聞いている…(エリスから)
とりあえず、そちらの目的がどうであれ助けられた事には変わりない。礼を言おう」

(え?態度低っ!!)
ハバネロはちょっとそう思った。


そのころフリーメーソン本部

「誰?」
聞いたのはヒルダだった。

「ボスのおしりあい?」
アーデルハイドが聞く。

「邪魔というよりも、そもそも呼んでいない」
仮面の男は言ったのだった。

「ダイトーリョーの仲間ですかね?」」
[110]馬超 08/09/08 19:26 2g4Nl3j4fG
「漢字で言え、漢字で」

とカイルは言う

局長室

「ところで封元はどうしたんだ?」

と馬超は言う

「ここにいる」

いつのまにか戻っていた
[111]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/08 23:59 GoRGEoUS
>>109
「礼には及ばないさ。あくまで利害の一致と言うやつだよ。」

「・・・・・・」

気さくな態度なカノンと興味なさ気に無言で佇むロバート。

『・・・ロバートさん、いちおう挨拶くらいはしておいたほうが。』

「・・・む?ああ、そうだな。」

エリスの遠慮気味な指摘に頷くとロバートも雅の前にまで行き、

「ロバート=クレヴァーだ。よろしく。」

無愛想な感じの挨拶だが自然と嫌な感じはしない。そんな感じの挨拶だった。


†††


『ああ、これは失礼。自分は大統領に雇われた者です。』

んだよ連絡来てないのかよっと心の中で舌打ちすると拡声器のスイッチを入れたまま話す。

『もう皆さんご存知かと思われますが、この組織、フリーメーソンでしたっけ?
ええ、此処がどうも当初の予定とは違い面倒なのと敵対してしてしまいましてね。
私はその敵対組織『Fluch Kreuz(呪い十字)』の対策として雇われた者です。』

気の抜けた事情説明がなされる。そしてミハエルのほうを向き、

『確か貴方でしたっけ?ロバートさんとカノンと向こうで接触したの?』

気軽に尋ねる。

[112]ハバネロ 08/09/09 19:00 b7eUp8QASI
>>111

「ん、ああ、よろしく。」
一見異様な光景だ。

「それではまず、我々がネクロノミコンを「それを狙う者」から保護しようと考えているわけを説明する。大体の人は見たと思うが、ネクロノミコンが破壊されたとき…「旧支配者」と呼ばれる邪神の封印が解かれる。
まあ邪神といっても、ちょっと強い悪霊程度の存在だから打ち破る方法も確かにある。今、復活しているものは姿を現してくれないから現在は無理なのだが…
はっきり言ってしまえば、復活させないのが一番いい。
ネクロノミコンの存在を知っておけば対処もできる。

…まあ…奴らには先手先手を取られて歯痒い思いもしているけどね…」

最後のほうは、少し女性じみた寂しげな表情で言った。


†††

「そーだよ…厳密に言うとセッショクしたのは俺のマリオネットだけどな」
「私も一応…地下で変な人に会った」

アーデルハイドも言った。

「呪い十字…確かにその組織とも敵対はしている。Presidentもなかなかの計らいだ。
簡単に幹部を紹介すると、ミハイル・ビットマン、ヒルダ・ドレスデン、アーデルハイド・アルアジフ。あと今は米国へ行っているバーナード・アランブラという男が主な幹部だ。そして私…マスターテリオン。
さて、君の名を聞こうか。」
[113]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/09 19:33 DWLGXDa/RI
>>112
『邪神・・・ねえ・・・それは初耳ね。』

ネクロノミコンはある種の魔術などで使用する禁書であり、礼装の類と認識していたのだがどうやら違ったようだ。
もっとも並み>>112
の術者等では何が書いてあるのかすら分からない代物ではあるが・・・

『ま、元々謎の多い代物だしね。驚くことはないわ。』

今日の人間であれを解読出来た・・・なんて話は聞かない。
こっちとしてはそんなやばそうなものを公共施設(学校)をジャックしてまで手に入れようとした連中が居たから動いただけでまさか邪神なんて大層なものが封印されていたとは・・・

『ただ、一つ聞いていいかしら?』

とはいえ全部が全部納得出来る話でもない。元々あれは中身が何かもよく分からない代物、それなのに・・・

『貴女方はなんでそんなことを知ってるのかしら?』


†††

「ああ、私ですか。んー実は私は仕事上では本名は名乗らないことにしていましてね。とりあえず仕事ではⅣと名乗っています。」

営業スマイル前回で名乗る。

「まあ大統領も色々と立場がありましてね。厄介なとこと自分とこの部隊が揉めるのを良しとはしないのですよ。」

3000人の特殊部隊と言ってもそれらはあくまで職業軍人。当然家族も居れば友人も居る一般人だ。
貸し与えるといってもあまり犠牲を出すと色々と面倒が出るのはやむを得ないのだ。

「それに場所は紛争地帯ではなく日本というれっきとした法治国家である以上あまり大っぴらに人を送れないでしょう?
だから私・・・あーもう一人称俺でいいっすか?
俺みたいなのが雇われたわけですよ。」

敬語が息苦しいというよりはまあ堅苦しいのはやめて仲良くしようといった感じで口調を変える。

「向こうも同じような手で動いてますからね。カノン=リーデベルトにロバート=クレヴァー・・・『処刑人』に『銃神』、
どちらもこっちの世界じゃ有名人ですからね。色々と敵に回すにも扱いが難しいんですよ。」

[114]馬超 08/09/09 19:33 ghOwFNGOZz
「そうだ馬超・封元、私達の司令、龍・元を紹介しよう、あと私達も」

「そうだなアレビア行くか」

「よし、やるのか」

と封元は言う

「とりあえず・・・・・・・・・は!!」

局長室の人は全員消えた


[115]ハバネロ 08/09/09 20:21 b7eUp8QASI
>>114
スルーで。

>>113
「…………」
雅が目をつむり、しばし考える。

「昔々、アブドゥル・アルハザードという少々おかしなアラビア人がいた。彼はイスラム教徒のくせに旧支配者を信仰し、ネクロノミコンを著し、最後には透明な獣に喰い殺された」

雅は昔話を始めた。

「私の両親が研究していたものは、まさにネクロノミコンそのもので旧支配者の事だった。ネクロノミコンのことについて、アメリカまで行ってルルイエ異本とかいう奇書まで読みあさってどうにか解明しようとしていた。
それでネクロノミコンは現存で4つ、世界中にバラまかれてしかも邪神が封印されているという所までは分かった。
…肝心な、「誰がネクロノミコンに邪神を封印し、そして世界中にバラまいたか」という事は分からないまま、調査は中止。
だがな、今この時になって、あのテロリスト集団。知っておかないわけにはいかないだろ?

つまりこの情報は、貴重な私の両親からの遺産というわけだ」

†††

「…なるほど…大体分かった」
「へぇ。よろしくね、Ⅳ君」
「………」

「ほら!アーデルハイドちゃんもご挨拶!」
「よろしくお願いします、アーデルハイドっていうんだけど、アリスで構わないから」

アーデルハイドは丁寧に挨拶した。

「今の所、我々の目的は一つ。残り一つのネクロノミコンの在処を調べる事だ。米国のミスカトニック大学に存在する「ルルイエ異本」という本に恐らく、暗号化されて書かれているはずだ。

Ⅳ殿とヒルダ、それとアーデルハイドはすぐにでもアメリカに飛んでもらうこととなるだろう。特殊部隊はそのために雇ったのだからな」
[116]天塚 銀樹 08/09/09 20:22 E-xr47L
「旧支配者…さっぱりわかんない話だね。」

「信濃…よくお前無事だったな。」

「私は正義の味方だから♪」

銀樹は何もいい返せない。
そして知らぬ間にまた場所が変わる。銀樹は面倒なことはにがてだ…

「ああ、邪神さまと…ハスタープリンセス…どっちが面白いと思う?」

信濃に下らない質問をして、現実から目をそらした。

「後者。」
[117]ハバネロ 08/09/09 20:42 b7eUp8QASI
「燈哥ちゃん…ハスタープリンセスって…」
星宮明はやや脱力した。
「まあ、あたしも後者だけどね」


駿河ダウトは、ルルイエという単語を聞いたとき、若干不愉快そうな表情を見せた。
[118]馬超 08/09/09 20:52 2iDrBmblgh
「あの~封元の紹介をさせてくれないか」

馬超は言う


[119]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/09 21:16 DWLGXDa/RI
>>115
『・・・理解したわ。』

調査が何故中止したのか等訊きたいことはまだあったが、ひとまず遠慮したのか理解を示す。

『なんにせよ私としてもこの件は放ってはおけないわね。
旧支配者とやらがなんなのかは知らないけど、例の組織がまた学校のように表の世界で堂々と活動をするというなら止めるのみよ。』

「だな。」「・・・異論は無い。」

カノンもロバートも頷く。・・・が、

「いやいや、ちょっと待てよ。」

すっかり空気だった男、黒田が口を開く。

「あんた等はそれでいいかもしれないけど俺等どうなんの?
俺等はあんた等と違って一般人だ。そんな物騒な話に付き合えるかよ。」

旧支配者?邪神?冗談じゃない。俺の・・・いや、俺等のハイスクールライフはどうなるんだよ。

「いやいや、もう此処まで聞いた以上お前等は一般人じゃないだろ・
諦めろ協力者君♪」

エリスの兄貴とやらがなんか言ってるがそれはシカトだ。


†††

「問題はありませんよ。それについても仕事ですからね。」

機嫌よく引き受けるとヒルダとアーデルハイドのほうを向いて、

「うんうん、二人ともよろしくね。いやぁ両手に華っていいですねえ。俺妻帯者だけど♪」

世辞を言っておく。

 

[120]八神 08/09/09 21:36 V-UJSI9
……待てよ。

「……ネクロノミコンって燃えてましたよね、学校で。ネクロノミコンが邪神を封印した書物なら邪神ってもう……」

それってかなり大変な事なのでは……?
[121]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/09 21:38 DWLGXDa/RI
>>120
「そういえばそうだよ!!つかなんであんなとこにそんなヤバイもんが置いてあんだよ!?」

そういやその質問に答えてもらってないぞ?


[122]馬超 08/09/09 21:43 2iDrBmblgh
「俺たちの紹介は~」

馬超達は言う
[123]ハバネロ 08/09/09 21:51 b7eUp8QASI
>>119
「まあとりあえず落ち着いてくれ。「私たちは」あなた方を危険に晒すつもりはない。この説明が終わったらちゃんと家にも帰す。」

>>120-121
「それについてだが、私たちが今保管し、さっき狙われたネクロノミコンは、ブエノスアイレス大図書館の地下50mに埋没してあった。
それも何者かに狙われて…まあ多分例のテロリストと見て間違いないが、いつまでもそこに放置するのも危険ということでここに移動した。
…このザマだがな…
だが、学校の地下のソレは、「作為的」に移動させられたと個人的に見ている。

だって…そうだろう?
学校の地下になんて誰が封印する?しかもあんな簡単に持ち出されるなんて。
恐らく、こうなっている事を楽しんでいる何者かでもいるんだろう。

    Nyarlathotep
それこそ這い寄る混沌のような、な…」
[124]天塚 銀樹 08/09/09 22:05 E-xr47L
「這い寄る混沌…ニャラルトホテプ?
邪神だか支配者だかを復活させる気はあるけど、自分はさせない?まさにCHAOSって奴ダね♪」

燈哥はどこか楽しげだ。

「…それと、私もまだ自己紹介とか不完全だけど…きくこときいてから…ね?」

燈哥は軽くスカートをたくしあげるとマッチやローソク、制服の下にはいくつかの仮面が見える。
[125]八神 08/09/09 22:39 V-UJSI9
>>123
「にゃ、にゃる……らとほてぷ」
混乱しすぎてなぜかつまらない洒落を言ってしまった。つまらナイアルラトテップ。……トリヴィアル!実にトリーヴィアールッ!!

「……ですけどあれが学校にあったのが作為的なものであれ邪神が解き放たれたってのは変わりないんでしょう?
なにか対処法とか無いんですか?……邪神の祓い方、再封印の仕方とか」
[126]ハバネロ 08/09/09 23:06 b7eUp8QASI
>>125
「むろん、存在する。奴らは霊体だから、それに見合った処置を施せば完全に打ち払う事ができる。その方法は…まあ極秘事項という奴だが。
問題はアレが姿を現さないと倒せない、ということだ。

まあ心配は無い。あの高校も普通に学校生活は送ることはできるだろう。姿を現すときに、あの規模の霊体はたいてい兆候が出るものだ」

「兆候というのは具体的に、蜃気楼のようなもやがかかったり、地面に模様が出たり、そういうものですね。それが現れたら邪神のお出ましということです」
駿河ダウトが見事な補足をしてくれた。
[127]馬超 08/09/09 23:24 laAfhqEmxn
「(この辺だまって聞いてよう)」

と馬超達はつぶやいた
[128]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/10 01:47 DWLGXDa/RI
「ま、大体疑問に思ってることは分かった。でだ・・・」


とりあえず最後に疑問、つかまあ正直そろそろ助け舟出しといてやるか的な感じでカノンは馬超達の方に目を向け、

「お前等はなんなの?」

とりあえず集団放置プレイから救ってやることにした。
[129]馬超 08/09/10 07:50 ghOwFVaTMq
「いまさらかよ!!」

馬超は言った

「まぁまぁ、で・・・わたしたちは五龍士と言う者だ司令「劉・元」にここにいるみんなを守れと言うことだ」

封元は言う

五龍士とはどんな事でもこなす部隊である、全員にはどんな力でも操れるらしい「霊力」もあるらしい

「て言っても今、残りの二人は別の任務でいないし、まだ私は空間と地で馬超は風と火、封元は雷・自然だけどね」

アレビアは言った
[130]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/10 15:27 DWLGXDa/RI
>>129
「んー、悪いが意味が分からない。」

まあ霊力だの五龍士だの「いきなり異能力者のバーゲンセールですか?」とかその辺の突っ込みどころがあるとこは一つ置いておくとして、

「まずその「劉・元」とやらが何故ここの連中を守れとかいう命令を出してんの?
俺等『呪い十字』は『裏世界の治安維持』というコンセプトからまあ今回協力してるわけだが・・・
お前等は何が目的なんだ?此処のみんなの反応を見る限り誰かの知り合いっつーわけでも無さそうだしなぁ・・・」

ぶっちゃけ周りとしてはなんの前フリも無くいきなり登場し、好き勝手しようとしている騒ぎたがり戦闘集団にしか見えない。
まあ言いにくいことだけどあんま展開を強引に持っていこうとするとスルーされがちだから気をつけようねって感じだ。

[131]馬超 08/09/10 15:35 2iDrBdEJsY
「まぁ~知らないほうがいいさ」

アレビアが言う

「詳しくは知らんが、守れという命令だ」

封元は言う

「たしかそちらさんに司令の知り合いがいると聞いたが、確かエリなんとかだったかな」
[132]ハバネロ 08/09/10 19:18 b7eUp8QASI
「…あー」

雅は軽く頭をかいた。

「他に何かあるものは?」
「はい!はい!ありまーす!!」

星宮が授業の如く手を挙げた。

「自己紹介!!えぇと、あたし星宮明っていいます!初めての人よろしくお願いします!!」
「よし、帰れ」

ハバネロはこういうムダにテンションの高い奴が嫌いだった。
[133]馬超 08/09/10 21:01 okLnYlTLJp
「まぁババネロ怒るなよ」

と馬超は言った
[134]流星 08/09/10 23:31 *zKw8LkUETEQ*g.bRdFTYyy
>>115


「・・・Ⅳさん、自己紹介はすみましたか?」

事情を説明していたⅣの後から若い男の声が聞こえた。

凛々しい顔立ちにグレーのスーツ。
細いフレームのメガネをかけた優男。
男はその場にいた皆の視線が集まる場所まで足を運ぶと、

「始めまして、皆様。 大統領の命で部隊の指揮官代理を務めさせて頂く、ハイネと申します。」

恭しく丁寧に自己紹介を始めた。

「まだ未熟で至らぬ部分もあるかもしれませんが、よろしくお願いしますね。」

そう自己紹介を終えると、スーツの優男は一礼した。

[135]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/11 01:36 DWLGXDa/RI
>>131
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・・』

      ・
      ・
      ・

それはギャグで言ってるのか?


「なあ『エリ』ス、お前知ってるのか?」
『知らないわよ。』
「・・・『エリ』ス、別に密かに援軍を呼んでたとか隠すことでは・・・」
『だから知りませんって。』
「『エリ』スさん、別に隠さなくても」
『知らないって言ってるでしょ!?あーもう!面倒押し付けないでよ!!』


目的もよく分からない連中に無茶振りをされても正直困る。

「なあ、人違いじゃないのか?ほら、護衛の依頼は請けたが対象を間違えたとか。」

カノンが助け舟を出すように最高にアンノウンな三人組に訊ねる。


「(・・・あー、雅・・・だったか?どうもあの三人は怪しい。
何だかんだで情報も聞かせてしまったようだし身柄を拘束しておく必要があると思うんだが・・・)」

無口なはずのロバートもとりあえず雅に身柄拘束を提案する。

>>132

「あー星宮ちゃんねウン。クラス違いで多分初めてだから俺も自己紹介しときますね。
黒田清隆です。よろしくね。」

とりあえず黒田君は現実から逃げるように星宮のほうへ行って挨拶する。

>>134

「ハイネさん、居たんですか。つか先に先方に俺のこと伝えといてよ・・・」

こういう事情説明もアンタの仕事だろとぶつくさ文句を垂れる。
[136]馬超 08/09/11 18:30 /EeegNTwDp
「ちやんとかいてあるぞ、ほら」

馬超は見せた

守る人 雅、その他野郎ども

依頼料(首輪の人にお願い)

依頼人エリ○ 
[137]ハバネロ 08/09/11 19:19 b7eUp8QASI
「駿河!!!」
「はっ」

駿河ダウトは合図と共にアンノウンな三人組をふんじばる。

「取調室行き!!それまでは留置所!!」
「了解しました」


★ただいま連行中★

「さて、高校生諸君。一段落ついたようだし、君らはとりあえず帰りたまえ。そして明日は普通に登校しろ。学校も混乱していたが、我々のほうでひとまず騒ぎは収めた。
修学旅行が近いだのと校長も言っていたようだったし。何かあればすぐに我々が飛んでくるから心配するな。駿河、送ってやれ」
「了解しました」

(あの駿河って男…いけすかねぇっ!!)
「なに?ハバネロひょっとしてジェラシー?」
「うるせぇ!」

「あと、あの三人組の取り調べも我々が行っておこう。駿河、それも頼む」
「くわああああ!!あの駿河ダウトって男なんでも可能な万能人間かよ!!」
[138]天塚 銀樹 08/09/11 19:35 E-xr47L
「え~…もう取るものとったからもういいや。的な只の高校に?」

「命あってのモノだねだろ?燈哥。」

「2-Bの正義の味方、信濃燈哥(シナノ トウカ)としては知るだけしっといて蚊帳の外は…」

燈哥が手を挙げて抗議をするが、銀樹が背後から首を掴まれる。

「いいか?高校時代の一年は貴重なんだ。当たり外れ激しい大騒動に首を突っ込むなんて…」

そこに自称正義の味方の肘鉄。正義とは時に理不尽らしい。
[139]馬超 08/09/11 19:38 /EeegNTwDp
「いつまで人形を持っているの」

いつの間にか近くに馬超たちは言った

「いきなりなにすんですか」

アレビアは言った

「雅さんたちを守る任務を邪魔するなら、君たちだけ敵と確認して殺すよ」

封元は言った
[140]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/11 20:00 DWLGXDa/RI
>>139
「大人しくしとけよお前等・・・」

カノンも呆れたように言う。

「此処は国家権力の管轄化だ。下手な行動は公務執行妨害になりかねんぞ。」

戦闘中にいきなり出てくるわ偽の礼状は出してくるわお前等は『学園○ノ』のサモ○ド仮面かと言いたくなる。

「先ほどの偽造書類(まあ依頼者に伏字使ってるとことか笑いたくなるほど稚拙な代物だが)までならまだ無罪だ。
だが此処で武器を抜いたらそれこそ留置所にぶち込まれ懲役刑だぞ?
銃刀法違反のおまけ付きでな。」


[141]ハバネロ 08/09/11 20:16 b7eUp8QASI
「はあ………」
雅がため息一つつく。

「大変ですね…局長さんも」
「お前は早く帰れ!!」
「あーハイハイ。じゃーねハバネロ。」
星宮が一足早く局長室を後にする。


「私も早いところ仕事に取りかかりたいのだがな。駿河、状況は」
「死者3人、負傷者19人です」
「また徹夜か…」

げんなり。

「分かった分かった。仕事の邪魔はするんじゃない。この部屋の前で番でもしていてくれ。何か用があれば駿河を通じて言え。」

雅が頬杖をついて言った。

「それで、呪い十字の方々はこれからどうするつもりでしょうか?」

†††

フリーメーソン本部…

「今一度確認しよう。我々の目的があくまでルルイエ異本の入手。部隊はあくまで「護衛」だ。派手な事はしないように。図書館はPresidentの計らいで貸し切りということになっている。
ルルイエ異本の入手後は、一人漏れなくここまで帰還すること。
ハイネ、といったか。君もアメリカに向かって欲しい。」

「そんなにその本って重要なんですかねぇー」
留守番のミハイルは少々ふて腐れて言った。

「重要だ」
「…そっすか」
[142]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/11 20:34 DWLGXDa/RI
>>141
『とりあえず本部への報告と今後の方針を決めることになるわ。ただまあ・・・恐らくは貴女方と協力関係になると予想されるわね。』

少なくとも独自で動くよりはそのほうが効率的であろう。
情報の共有が出来ることもあるが、何より相手が国家権力と言うのも大きい。
今後のために仲良くしておくことも悪くないだろう。

『あーそれとロバートさん、貴方はそこの黒田君を送ってあげてくれませんか?
出来れば・・・ソフト○ンクショップに寄ってあげて欲しいの・・・』

「・・・ん?」 「え?」

意外な展開に黒田とロバートは二人とも怪訝そうな顔をする。

「エリスさん・・・アンタ・・・」

『・・・携帯電話・・・追ったりして悪かったわ。その首輪もね。
お詫びといってはあれだけど最新機種をこちらの経費でプレゼントするわ。』

急にしおらしい声が首輪から聞こえると、

「アンタ・・・いい人じゃん!!!こっちこそ散々悪口言って悪かったよ!!
よく考えればアンタ俺等のこと助けてくれたもんな!!ありがとう!!」

滅茶苦茶ハイテンションで黒田は小躍りする。

「・・・・・・成程な。」

ロバートに関しては何かを察したように頷き、

「・・・此処から少し行ったとこにこっちの顔の利くところがある。
そこに行けば確か人気の・・・○フォンとやらも予約無しで提供してもらえるはずだ。」


「な・・・なんだってェェェ!!!アレ今予約いっぱいだろ確か!?
スゲエなアンタら!?そんなとこまで顔利くのかよ!?」

もう完全に気を良くした黒田は最高にハイってやつになってた。

 

[143]ハバネロ 08/09/11 20:43 b7eUp8QASI
局長室から出て行くのを見計らって、ハバネロはタバコをふかした。

「相変わらずタバコは吸うんだな」
「俺はな、14で酒を覚えて16にはタバコ吸ってたぜ?」

とりあえずアンノウン三人組は部屋の外に出す。


「それにしてもよ、駿河ってどーいう経緯で補佐になったわけ?」
「私が自ら局員から抜粋した。並はずれた高い能力を持っていたのでな」
「…フン」

煙を吐く。

「言っちまえば良かったのによ」
「何をだ」
「両親を殺されているって事をよ。しかもあのテロリスト集団に」

「………」

「いいじゃんかよ。別に」
「言ってどうかなる事でもない。彼らには関係無いことだろう。それに…その…」
「何だ」

「…自分の事を話すのは、あまり…得意でない」

「わぁぁったよ。もう。俺はもう寝る」
「待て、少し手伝って行け!」
「悪いな、今はモチベが上がらねーんだ。そこの優秀な補佐殿を上手く使えよ。じゃ、局長も早いとこ寝ろよ?」

それにしてもこの男、寝場所が無いとはいえ特殊課に寝泊まりするというのもどうかと雅は思った。
[144]馬超 08/09/11 20:47 /EeegNTwDp
>>140
「あぁもう、こちら本部こちら本部信じてくれないんで証拠見せてください」

馬超は通信機に言った

「ハイハイわかった今、何とかする映像を出してくれ」

そして男の映像が出た

「私は国際委員会所属で中国の大統領劉・元だ詳しく話を聞いてくれ」
[145]No.Ⅳ【愚人王】 08/09/11 21:18 DWLGXDa/RI
「やれやれ、我が妹ながら末恐ろしいもんだ。」

首輪を外し、自由の身になった黒田をロバートに送らせて仕事のなくなったカノンは外で電話をしていた。相手は勿論自分の妹である。

「どうせ新しく与えた携帯は発信機やらなにやら仕込まれてんだろ?
そして家まで送るのも自宅周辺の地理を把握し、『何か』あったときの参考にする気だろ。」

「・・・ええ、その通りよ。」

電話越しに鼻で笑う声が聞こえる。

「黒田清隆、まさかあの男の弟子があんな平凡なガキとはな。
やれやれ、まったく分からんものだな。」

「あんな少年だからあの男、七海孝太郎は選んだんでしょうね。
彼の持ちうる技術を託すのに・・・・」

数年前に起きたサイバー強盗事件、いや正確に言えばサイバー『クーデター』事件の主要メンバーは四人居た。
内二人は警察に捕まり、裏で我々が『処理』しもうひとりの男・・・七海孝太郎は我々の前で持っていたトカレフで自分の頭を撃ち抜いて物言わぬ屍となった。そして・・・

「最後に残ったのはあのガキってわけか・・・恐らく何も知らずに協力してたんだろうな。
三人が重要なデータベースへハッキング、そしてあのガキが『囮』として派手な強盗事件の指揮を取っていた・・・つーわけだ。」

オンラインは言うなれば顔の見えない世界だ。頭が切れる奴なら強盗の指揮を取るくらいは出来るだろ。
あの男の技術と知識があれば・・・・

「そして結局『あのデータ』は三人とも持っていなかった。
となると残りは・・・あのガキってわけか・・・」

実質あの三人の計画はあと一歩のところまで行っていた。国家転覆を目的とするあの計画は・・・

「別にこんな回りくどい方法を取らなくてもいいだろ?他にもいくらか方法は・・・」

「兄さん!!」

「あーあー分かってるって、あくまで穏便にってことだろ。分かってるよ。もう切るぞ!!」

あっ!?こら!と電話口から聞こえるが無視して電話を切るとカノンはもうすっかり暗くなった空を見て・・・

「黒田清隆・・・か、まあ面白そうなガキではあるがな。」

確かあの襲撃の際バリケードを作る提案を瞬時にしたのはあの少年だったという。
あの時点では最良の判断だ。まあまぐれの可能性も否めないが・・・

「それは今後の展開で見極めるとしよう・・・今後のな。」

時間はまだたっぷりある。末永いお付き合いを・・・親愛なる『友人』の弟子よ


>>144
>>143を優先するんでスルーで・・・

 

[146]馬超 08/09/11 21:26 /EeegNTwDp
「あぁもう、こちら本部こちら本部信じてくれないで」

馬超は通信機に言った

「わかった今、映像を出してくれ」

そして男の映像が出た

「はぁ世界国際委員会の事知らないのかやつらは」

世界国際委員会とは世界の平和を第一にした会、ちなみに三人はその世界国際委員で中国の大統領の劉・元の部下である」
[147]ハバネロ 08/09/11 22:09 b7eUp8QASI
『学校へテロリストが進入、学校全体を混乱させたこの事件―』

(ケーサツもなかなか頑張って情報操作してんじゃないの…)

ハバネロは自室でやはりハバネロを食べていた。
垂れ流されるテレビ、もはやハバネロの部屋と化してしまっている(実はただの空き部屋であったのだが)

『今後の捜査に期待したいところですね』
『学校にテロリストなんて、前代未聞だよ!!警察ももうちょっとしっかり―』

うっとうしいコメンテーターの発言を打ち消すかのごとくテレビを消す。

そのころ

「ただいまー」
両親が揃って出張中という天涯孤独。

「ふはぁ…」
星宮明はテレビをつける。先ほどの出来事は夢では無いと再確認。

「今思えばすっっごい体験をしてしまったのかもしれん…」

机の上には数日後に迫るアメリカ修学旅行のプリントがあるが、星宮明はそのまんま寝てしまった。
[148]馬超 08/09/11 22:21 /EeegNTwDp
そのころ世界国際委員会

「私の調べによればフリーメーソンは本格的に動き出しているらしい」

劉・元は言った

「しかし例の3人と2人送ったがあっちはどう動くか」

フランスの大統領は言った

「とにかく君の意見を聞きたいエリスくん」
[149]馬超 08/09/11 22:21 /EeegNTwDp
そのころ世界国際委員会では

会議中

「私の調べによればフリーメーソンは本格的に動き出しているらしい」

劉・元は言った

「しかし例の3人と2人送ったがあっちはどう動くか」

フランスの大統領は言った

「とにかく君の意見を聞きたいエリスくん」
[150]馬超 08/09/11 22:22 /EeegNTwDp
2レスしてすみません

最終更新:2008年10月26日 14:59