第2スレ ログ2

第2スレ ログ151~300

[151]ハバネロ  08/10/26 15:12 t6ajmJWz2B
    「ちょっと待て。何でその二人がここにいるんだ?え?
    大体何者だ。知り合いか?」

    局長は怒りをあらわにして聞く。(これで怒ってる)
[152]馬超 08/10/26 15:20 sZ9IZyRUmO
    「知り会いて、言うか・・」

    あとは、私が説明します…

    どこからか、声が聞こえた

    ポケット中から

    「始めまして雅さん、エリスさん…私は「オリハル」のテッサ・リルと申します…」
[153]ハバネロ 08/10/26 15:31 t6ajmJWz2B
    「…初めまして。早速であるが説明させてもらう。
    この二人はそちらさんの者か?何故こっちにいる?
    できれば関係無い者を入れたくはない。」

    腰に手を当て…やや穏やかに口調を戻し、言う。
[154]森本 08/10/26 16:43 E-lv.N1
    >>107
    「あれを、俺らが止めるのか?」
    森本は、カイゼルに尋ねた。
    「まあ、奴らが来るかは、分からない。」
[155]馬超 08/10/26 17:07 sZ9IZyRUmO
    >>153
    「気づいてると思いますけど、これは通信です」

    と、テッサは言うと封元は通信機を取り出した

    「では、問題に戻ります。
    …そもそも私達、「オリハル」は旧支配者およびフリーメーソンを排除する事に決定しました。
    その前には海に出現した、旧支配者のクトゥルフは「ホワイトハウス」の秘書のラスプーチンの部下『ドラクル』がいたので、一応協力して倒しました。
    工場跡地に、旧支配者のシュブ=ニグラスが出現したので…それを撃退しに…二人を送りました…ただ一つ誤算があります」
[156]ハバネロ 08/10/26 17:41 t6ajmJWz2B
    「…成る程。
    大体分かった。ホワイトハウスのラスプーチンの部下…駿河、データベースを。」
    「了解です」

    駿河はPCを立ち上げて調べ始める。

    「それで―誤算とは?」
[157]馬超 08/10/26 17:56 sZ9IZyRUmO
    「「コールドハンド」です…手と気温の変化まではよかったんですが…ある能力には、はが立たなかったんです。
    その能力に適用するため今…装備の強化に当っています。」


    テッサは言う
[158]ハバネロ 08/10/26 18:02 t6ajmJWz2B
    「………質問に答えてもらう。
    封元はそちらの組織の者か?
    そして、何故その二人がここに居る。あまり易々と出入りしてもらいたくはない場所なんだが。部外者にはな…」


    ―飛行機は無事離陸する。
    校長はまだ頭痛で寝ている。
    日本に…職場に戻って…大丈夫だといいのだが…とぼんやり考えていた。
    学校で聞こえたあの奇妙な音…聞こえないといいのだが…


    ずる…。
[159]馬超 08/10/26 18:12 sZ9IZyRUmO
    「1ええ、組織の者…劉中佐の部下です。
    2それは、旧支配者を排除するために決まってるでしょ。
    そして私には、ネクロノミコン研究に関係してることがあります」

    とテッサは言う
[160]ハバネロ 08/10/26 18:17 t6ajmJWz2B
    「……………………

    あのな。

    ここは特殊課なんだ。

    分かるか?

    この二人は部外者なんだ。

    ここに出入りしてはならない人間なんだよ。

    協力してもらえるのなら心強いことはないが。

    この私に断りも無く、自己紹介も無く、

    この場所に上がって良いと思っているのか。

    やむにやまれぬ事情があるのなら、それについての弁解もしておくべきだ。

    …どうだ?


    私の言っていることは間違っているか?ん?

    どうなんだ。

    私が言いたいのは、この私に何か一言言っておくことがあるんじゃないかということなんだよ。」

    冷たい目。冷たい口調。
[161]馬超 08/10/26 18:24 sZ9IZyRUmO
    「なんかいろいろ疲労が溜まってる見たいですね…
    弁解もしますけどその前に、問います
    所属不明の人物およびホワイトハウスのラスプーチンと言うのは弁解していますのか?」

    疑問だったので聞いてみた
[162]ハバネロ 08/10/26 18:36 t6ajmJWz2B
    「言ってる意味が分からん。

    そうか。はっきり言ってもらわないと分からないか。

    ザンとヨウと言うそこの二人組。

    ここから出て行け。邪魔だ。私の許可も得ずにここにいることが許せん」

    額に青筋が浮かぶ。
[163]森本 08/10/26 18:38 cn5thVNGdl
     二日前。下顎を撃たれたジャーニーは裏町を移動していた。

    「くひゃおううひょう」
     洩れる言葉は意味不明。しかし、眼は恨みに燃えていた。
    「どうしたんですか?酷い怪我ですよ。」
     白衣を着た医者がいつの間にか、ジャーニーの行く手をふさいでいた。
    「ほふほふ!」
     ジャーニーは嬉しそうだ。
    「動かないで。今、治しますから。」
     医者は鞄から、消毒薬と包帯、それに、粘土のような物を取り出した。手早い手つきで、ゴミを蒸留水で洗い、消毒する。粘土を手で揉み解し、欠損した患部に当てる。そのまま、包帯でグルグル巻きにする。
    「これでよし。一週間は取らないようにお願いしますよ。」
     ジャーニーは頷いた。
[164]馬超 08/10/26 18:42 sZ9IZyRUmO
    「だから、あの~ホワイトハウスのラスプーチンとか許可もらってんですか?」

    とテッサは言う
[165]ハバネロ 08/10/26 18:43 t6ajmJWz2B
    グリゴリー・ラスプーチン
    1871年1月23日 - 1916年12月25日

    ロシアにて死亡が確認…

    駿河はちょっと考えた。

    データベースに嘘は無い。
    死そのものがウソの事実。

    もしそうだとしたら―人間というものは、なんて生きるのに執念深いのか…
    しかし、旧支配者を撃退したのは興味深いところではある。
[166]ハバネロ 08/10/26 18:44 t6ajmJWz2B
    >>164
    「 何 の 許 可 だ!!」

    いい加減頭の血管が切れそうだ。

    「何の許可の話だ。わかりやすく言ってもらえると助かるんだがね…?」
[167]馬超 08/10/26 18:48 sZ9IZyRUmO
    「 だ・か・ら部外者である、はずのこの人が何で関わってんですか!!私もですけど」

    こちらも血管が切れた
[168]森本 08/10/26 18:58 E-lv.N1
    >>167
    「あのう、局長はラスプーチンの事を知らないんじゃないでしょうか?」
    控えめな声が封元の通信機から響いた。
[169]馬超 08/10/26 19:05 sZ9IZyRUmO
    「そうかもしれません…ラスプーチンは嘘の情報が公式にあるから」

    テッサは言う

[170]ハバネロ 08/10/26 19:11 t6ajmJWz2B
    「…一体どれほどの組織がどのようにこの事件に関わってるかなんて把握していない。
    我々も全てを把握しているわけじゃないんだよ。」

    「局長。落ち着いてください」
    駿河が言う。

    「………すまん。大丈夫だ」
[171]馬超 08/10/26 19:14 sZ9IZyRUmO
    「さっきのことについては、お詫びを申します。
    とりあえず…近いうちに弁解したいですが…居場所はどこがいいですか?」

    と、テッサは尋ねる
[172]ハバネロ 08/10/26 19:20 t6ajmJWz2B
    「いや、それはまたの機会に。我々もそっちも忙しいだろう。
    それで…ネクロノミコン研究に関係とはどういうことだ?」


    そのころ―

    空港では飛行機が不時着しようとしていた。
    「帰って…きたかぁーーーっ」
    ハバネロは一つ大きな伸びをする。

    校長も、少し頭痛はおさまった。

    ずる…ずる…ずる…。
[173]森本 08/10/26 19:28 E-lv.N1
    「ああ、良かった。」
     封元の通信機から、また声が響いた。その時、
    「スク!何やってんだ!いい加減に」
     ぶっつりと声は切れた。


     某所。一人の女性が起こられていた。
    「お前の仕事は盗聴だろが!!」
[174]馬超 08/10/26 19:36 sZ9IZyRUmO
    「そもそも、ネクロノミコン研究を最初にしていたのは私の父でした…」

    とテッサは言った
[175]馬超 08/10/26 19:45 sZ9IZyRUmO
    追加
    「人が大事な話をしてるのに…。
    盗聴するとはいい度胸ですね、なら今部下に頼んで、逆探知させますね」

    そして部下に頼んで逆探知した

    「待ってくださいね、そこの二人…今とっ捕まえから」
[176]ハバネロ 08/10/26 20:02 t6ajmJWz2B
    「あまりカゲキな行動は起こさないようにお願いできますか…」

    カゲキな行動を起こす→敵が増えたり面倒なことになる→こっちが巻き込まれる

    この図式が一発で局長の脳裏に浮かんだ。
[177]馬超 08/10/26 20:11 sZ9IZyRUmO
    「はいわかりました」

    カゲキな行動を起こす→組織の事が全世界にばれるかもしれない→なによりそんなことをしたら組織の事がテロリストだと思われる

    この図式が一発でテッサの脳裏に浮かんだ。

[178]ハバネロ 08/10/26 20:17 t6ajmJWz2B
    「まあいい…それより、ネクロノミコンの研究で何か分かったことは?簡潔に頼む。


    ―飛行機内では、ハバネロが「仕事」をこなしていた。

    「はいはいみんなー忘れ物はないよなー?寝てる奴もちゃんと起きやがれ。」
[180]森本 08/10/26 20:30 E-lv.N1
    「ずらかれ!」
    背広でサングラスで茶髪な男は車に機材を詰め込み、最後に黒髪の女性、スクを放り込んだ。
    「イッターイ。」
    「お人好しなのも、いい加減にしろ。」
     ボロ車を発進させる。
    「だって、大変そうだったから……。」
    「たく、本当にスパイに向かないなあ。」
     男は苦笑した。
[182]森本 08/10/26 20:44 cn5thVNGdl
    >>178
    「ああ、もうすぐ引率も終わりか…。」
     荒川は座席でため息をついた。
[184]馬超 08/10/26 20:52 sZ9IZyRUmO
    「調べた結果は、今これくらいしかありませんでした、残りの資料は何者かに盗まれたし…」

    テッサは言うと語りだした

    「 ダマスカスは世界最古の都市の一つで、アルハザードがいた時代は最盛期にあたり、大モスクが作られ回教(イスラム教)の中心地となっておりました。
    アル・アジフの「アジフ」とは、古代アラブ人が魔物の咆哮と考えた夜の音(夜行性昆虫の鳴き声)を意味しております。
    記録等によればアブドゥル・アルハザードという人物は、もともとは回教徒でしたが、回教には無関心となり、《クトゥルフ》や《ヨグ=ソトース》といった異形の神々を崇拝するようになりました。失われた秘密を求め、「バビロンの廃墟」と「メンフィスの地下洞窟」を訪れた後、アラビアの全部族が呪われた都として決して近づこうとしない、夢で見た「無名都市」を探し出そうとしました。そして古代アラブ人たちが「ロバ・エル・カリイエ」(虚空)と呼び、現代のアラブ人が「ダーナ」(深紅の砂漠)と呼ぶ、死の邪霊と恐ろしい怪物が護り住んでいるといわれるアラビア南部の大砂漠で、十年もの間を一人きりで過ごしました。帰還後の狂気のアルハザードは、ペトラ砂漠にあるとされる伝説の「円柱都市アイレム」(イレム)を目撃したと訴えたり、「無名都市」の地下で、人類よりも古い種族の年代記と恐ろしい秘密を発見したと主張したりしました。晩年になってから、自分の知り得た恐るべき秘密を『アル・アジフ』という書物に記しました。紀元七三八年のアルハザードの死または消失について、一説によると、真昼の通りで目に見えない怪物に捕らえられ、慄然たる光景に怯える大衆の前でむさぼり食われたと云うことです。」

[186]ハバネロ 08/10/26 21:20 t6ajmJWz2B
    (資料価値、無しか…)

    局長は―むろん心の中でだが―ため息をつく。

    (調べ上げたことは評価できよう。
    だがまあ…コピペだな…)


    そのころ、修学旅行も終わろうとしていた。

    校長の最後の挨拶も簡潔に…解散の時が迫ろうとしていた。

    「ん~~~~~っ………よく寝た…」
    星宮がひとつ大きな伸びをする。
[188]馬超 08/10/26 21:26 sZ9IZyRUmO
    「それで問題に戻りますけ、どそちらのの武装などは大丈夫ですか…」


    とテッサは言う

    「スパイによれば…いろんな意味でブラックリストに乗ってるみたいですよ・・フリーメーソンに」
[189]天塚 銀樹 08/10/26 21:31 E-xr47L
    「元々肉まんというのは【趙公明】が池の神にに犠を捧げるという風習をやめさせるため…
    豚肉のまんじゅうをつくり、それを人の頭にして…」

    「…え!?実在の人物なの!?」

    「ああ、本物はイン・シュウの時代ではなくて前漢の時代で、
    当時は軍属の星見だったそうだ。
    それがいつしか…」

    あいもかわらず燈哥にデタラメを教える天塚。
    校長の話よりもデタラメな中国史に燈哥は目を輝かせていた。

    終わりという雰囲気が嫌で、そちらにのめりこんでいるようだ。
[191]ハバネロ 08/10/26 21:33 t6ajmJWz2B
    「問題ないと言っておく」

    随分突っ込んでくるヤツだな…まあ適当に流しておくか…
    局長は少しそんなことを思った。


    空港で、校長は同乗員に言った。
    「今回はありがとうございます、おかげで助かりました。
    月島さんと流さんの二人は、何やら特別手当が支給されると上司の方から…」

    「ほう。そうですか…それはそれは…」
    ハバネロは若干ニヤニヤする。
[192]馬超 08/10/26 21:34 sZ9IZyRUmO
    「やっとか帰ってこれた」

    隼人は言うと

    「そうだね」

    と渡辺は言う
[193]ハバネロ 08/10/26 21:37 t6ajmJWz2B
    「今回の修学旅行はいろいろとトラブルが…」

    校長の長話は、今回はあんまり長くなかった。

    「…以上で解散!」

    「ふわぁ…終わっ…た……あふ」
    あくびを一つして星宮が言う。

    「明日学校ってかったるいー…休みにしてくれればいいのに…」


    「修学旅行が終わったぜー、タバコタバコ」
    外でプカプカとマルボロを吸う。
    「んじゃ俺も…帰還しますかい」
[194]馬超 08/10/26 21:42 sZ9IZyRUmO
    >>191

    「けど、警察特殊課から1キロのところで接近してくる、飛行物体が多数います、フリーメーソン見たいですよ」

    とテッサは言った
[195]天塚 銀樹 08/10/26 21:48 E-xr47L
    「おっわり~♪ふふ、早く帰って脅かすぞ~♪」

    1日自体の終わりも近い。
    燈哥は肩を鳴らしてさっさと帰る気満々だ。

    「どうせ、うちにゃぁガッコから電話がいってるだろ?」

    「あ、そうか…」

    「そうだ。ウチに寄ってかないか!?遂に完成したんだ!!!マサカド様と四天王1/13木像!!」

    「う、うん。」

    なにやら興奮している天塚に、少し不思議そうな顔をする燈哥だが…
    あっさりついていくことを決めた。
[197]流星@ケータイ 08/10/26 22:07 *zKw8LkUETEQ*E-q0Uj8
    >>191、193

    空港。


    それほど多くもない荷物を持って、タバコをフカしていたハバネロに声をかけた。

    「いやー、日本食が恋しくて仕方ありませんよ。
     どうですか、この辺りに美味い料亭がありましてね…。」

    学生や学校関係者からの視線に疲れたのか、流は珍しく冗談を口にした。

    少しは休みたいものだ、と流は心の中でグチを零す。
    ここ数週間、休みという休みがなかったからだ。

    そんな中で、流の携帯から一昔前のヒットソングが流れた。着信だ。

    「もしもし、秋星サン?」

    怪人黒コートからだった。

    『あ? 流先生? かくかくしかじかでさー、局長室に変なヒトが来てんだよー。
     それがさー、また美人なんだよー。まあ、三次元の女には興味ないんだけど―――。』

    前言撤回、休む暇さえ無ェ。

    「…ハバネロさん、どうやら大至急で戻ってこい、とのことですよ。」

[198]馬超 08/10/26 22:08 sZ9IZyRUmO
    「見たところ…ミハイルみたいですね…」

    とテッサは言う

    >>195
    「わいらも見てみたい」

    と渡辺たちは言った
[199]森本 08/10/26 22:12 E-lv.N1
    「終わった。」
    荒川は力無く呟く。しかし、報告に引率の際の責任問題に会議、その他諸々が待っている。
    「しつこいなあ。」
[200]馬超 08/10/26 22:14 sZ9IZyRUmO
    「どうしたんや?」

    と隼人は言う
[202]天塚 銀樹 08/10/26 22:21 E-xr47L
    >>198

    「実は今日までな…爺さんが倒れて…両親も弟も姉も不在なんだ。」

    燈哥から少し離れて二人の間へ、不適にニヤリと笑う。嘘か本当かは見た目解らない。

    「それでも来るんなら、どうぞ?お茶に睡眠薬でもいれるから…さ♪」

    そういってバシバシと肩を叩く。
[203]馬超 08/10/26 22:23 sZ9IZyRUmO
    「お前…まさか燈哥を…」

    と渡辺は言う
[204]天塚 銀樹 08/10/26 22:27 E-xr47L
    「さぁ、確かめたいなら一緒にどうぞ?でも期待はするなよ何もかも?
    四天王も、一夜があるかも♪」

    クスクス笑いながら二人に背を向ける。

    「…どしたの?」

    「いやなに、マサカド様について語ってただけさ♪
    そういえばGHQが失敗したマサカド塚破壊の話…実は…」

    また下らない話をはじめて、不思議がる燈哥の関心を変える。
[205]馬超 08/10/26 22:32 sZ9IZyRUmO
    「じゃあ、いいやみんな行こう行こう」

    と渡辺は言うと、天塚・燈哥を取り残して

    なんかアレビアとか星宮は凄い目で天塚を見ていた
    、むろんアレビアたちもその話を聞いていた
[206]ハバネロ 08/10/26 22:35 t6ajmJWz2B
    俺のミハイルちゃんを勝手に操作するんじゃないぞ…ん?

    「特殊課にねぇ。しゃあない、戻りますかっ!」
    二本目に火を付けて言う。

    「OKOK.タクシーでとばせば数十分で付くはずだぁ。」
    空港の前でヒマそうにしているタクシーに乗り込んで言う。

    「ああ、それじゃあね、荒川さん!すいませんなんか色々…迷惑かけちゃったみたいで。お世話になりました!」


    「あーあたし…もう帰る、さすがに疲れた…」
    星宮がだるそうに言う。
    「明日学校とかほんとヤダよー…それじゃあね、みんな。燈哥ちゃん、また明日ねー」
[207]天塚 銀樹 08/10/26 22:45 E-xr47L
    >>206

    「じゃーねー!!!愛しの友よっ!!!」

    手を振り、叫ぶように燈哥は星宮に言う。
    二人は校門を出る。燈哥はどこからか出したチロルチョコを口に含み舐めはじめる。

    「なぁ、燈哥、今回は凄いんだぞ!?毘沙門天、広目天、増長天、持国天の四体合体でマサカドが…」

    ほとんどガキのように言う。燈哥以下のレベルだ。
[208]馬超 08/10/26 22:51 sZ9IZyRUmO
    >>206わかりました

    「じゃ、わいらも帰るか」

    と言って馬超・キット・アレビア・渡辺その他生徒達は帰っていった
[209]ハバネロ 08/10/26 22:53 t6ajmJWz2B
    校長は校長室へ戻った。


    ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…ずる…。


    …そのころ…ハバネロはタクシーを降り、特殊課にやって来たのだった。
    「運転手さんに金渡すのがもったいないという気は今日はしない!
    なぜなら特別手当がくるそうじゃないか!」
    スタスタとろうかを歩き、局長室の前まで来る。


    >何やら恐ろしい気配がする…。中に入りますか?

    →はい
    いいえ

    「ただいま帰還し…」
    「よく戻った、ハバネロ。積もる話もある。とりあえずそこで立って聞いてくれ。…ああ、流さんは椅子に座るといい。」

    「ええっ?!」
[210]馬超 08/10/26 22:58 sZ9IZyRUmO
    「すいません、もう直接…行っていいですか?雅さん」

    とテッサは言う

    なにやらフリメの裏情報を教えていたらしい
[211]森本 08/10/26 22:59 E-lv.N1
    >>206
    「こちらこそ、お世話になりました。」
     ハバネロに笑顔で返した。
    「月島さん、彼女と仲良くね!」
    ついでの一言を送る。
[212]サウザーは冷たい手を握る 08/10/26 23:03 *Ql5aEOorQNd*zWBORxXKFZ
    >>154
    「最終的には……ね。まぁ『コールドハンド』に正面からぶつかるような真似はしませんからご安心下さい」
     さっさと工場跡地から離脱しながら喋る。
[213]流星@ケータイ 08/10/26 23:07 *zKw8LkUETEQ*E-q0Uj8
    >>209

    「流、で結構ですよ、局長。」

    流は少ない手荷物の中から小袋を取り出して、雅に手渡した。

    「駿河さんもどうぞ。 つまらないアメリカ土産です。」

    こぢんまりとしたアクセサリーから、異様な雰囲気の食料品まで。
    情報に関しては正確な男も、センスばかりは欠けているようだった。

    そう言ってから、流は手短にあったパイプ椅子に腰を降ろした。

    部屋の隅にいる空気と化した黒コートには目を合わせない。疲れるから。
[214]天塚 銀樹 08/10/26 23:10 E-xr47L
    ~天塚家・銀樹と晶水(アキミズ)の部屋~

    部屋の隅の箪笥の一番下に、仏教の四天王…
    和風ワルキューレ、眼鏡の知将、穏やかそうな武装貴族、気丈な女武士…
    全て木で作られているはいいが、天塚の好みにアレンジされていた。

    「好きな物こそ上手なれ…か…」

    燈哥はそれを手に取り眺めていてそんな時突然背後から…

    「燈哥…ゴメンナ。役立たずで…旅行中、お前が苦しんでる中…」

    「銀樹…」

    […ガチャリ…ドカッ!!!]

    突然扉が開き、何者かが銀樹を蹴り飛ばす。

    「燈哥っ!?大丈夫!?何もされてない!?」

    「うわっ!?お、お義姉ちゃん!?」

    「帰りが遅いから下校中の生徒に聞いてみれば…!!」

    天塚を足蹴にしながら、中背の眼鏡をかけた、真面目そうな女性が現れた。
[215]ハバネロ 08/10/26 23:14 t6ajmJWz2B
    星宮は家に帰る。

    …ヒマなのでゲームをする。スーファミのゲーム。たまにはこういう古いゲームだってやる。

    「うぅ…」
    変なオッサンにソーマを2回もパシられているところであった。
    「やめ!あーもうやめ!」
    寝ることにした。金剛神界から出られるのはいつの日だろうか…

    >>局長室

    「別にかまわない。こちらに支障が無ければ別にあなた方の行動にどうこう言うつもりはないが。
    …それでだな、ハバネロ…お前にこれを支給する。」

    局長はハバネロに一つのマガジンを渡す。

    「くれんのか?」
    「まあな。そのマガジン一つ分。特注した弾丸が詰まっている。強力な悪霊退治に使う弾丸のさらに特注版だ。」

    「つまり、これを使って…旧支配者を退治しろと…?」

    「だが!だがな…これは特注品の中のさらに特注品…もうこれ以外には結構待たないと発注されん。
    後は分かるな?」
    「乱発は控えさせていただきます…」

    「とりあえず…特別手当だ。任務ご苦労。」

    ▼ハバネロと流はそれぞれ特別手当を支給された!

    「おお、太っ腹じゃないの。流石局長。」
    流に比べるとと金額が低い事は知らないハバネロであった。
[216]八神 七星 08/10/26 23:22 xU.H5NUZQq
    「・・・・ただいま」
    八神は帰宅した。
    「っ?・・・・おう、お疲れ」
    「お帰りなさい七星。大丈夫だった?怪我とかはない?」
    「無い。けど散々だった。鈴は?」
    「今夕飯の支度をしてるわ。『疲れて還って来るんだからおいしいもの食べさせてあげるんだから』って張り切ってたわよ」
    「そう。これお土産。時間が無くてまともに選べなかったけど。
    俺は部屋に行ってるから出来たら適当に呼んで」

    †

    彼が自室へ入って行った後のこと。
    「七星・・・・一体どうしてしまったのかしら」
    彼の両親はいち早く彼の変容――しかし彼自身は自分が変わったとは自覚していない――に気づいていた。――いや、むしろより敏感だったというべきか。
    「まさか・・・・とは思うが、あの眼は・・・・あの頃の奴にそっくりだった」
    「あぁあなた、それは――」
    「俺も考えたくはない!七星がアレと同じ道を辿るなど――!」
      「お父さん、お母さん、どうかしたのー?」
    「!!」
    「いいえ、なんでもないわ・・・・」
[217]馬超 08/10/26 23:25 sZ9IZyRUmO
    「(それは、オリハルが、開発したやつなのに)それではそちらへ、行きます」

    と通信がきれた
[218]ハバネロ 08/10/26 23:25 t6ajmJWz2B
    「声…が…聞こえる……」

    校長はやっとのことでそうつぶやいた。
    そして机に突っ伏す。

    ずる…。ずる…。

    「ひっ!!」
    校長には確かに今一瞬見えた。

    虫のような、そのおぞましい生物が―

    ビヤーキーの姿が―。
[219]特攻屋 08/10/26 23:27 E-wv2XZ
    >>105

    「日本よ、私は…止めよ」

    ハバネロらより数本遅れの便で拳護は日本についていた。

    (あいつらの学校…確か蓮田高校だったか?
    …探すか)

    拳護はタクシーをとり空港を後にする。

[220]馬超 08/10/26 23:28 sZ9IZyRUmO
    と、そのとき

    「忘れ物を取りに行くために着たが…なんや、怪物か?」

    と隼人が言った
[221]天塚 銀樹 08/10/26 23:52 E-xr47L
    ~天塚家~

    「私の妹に…何をするつもり?」

    「いえ、あの…」

    どこからあの冗談がここまで、届いたのか?
    燈哥の義理の姉が現れる。

    天塚は星座をさせられ…、ガミガミガミガミと…
    態度と怒るとどこか男っぽいし…胸に膨らみが見えないので怒られてもつまらない。

    「あの、お姉ちゃん…私、フィギュアみにきただけ…」

    「騙されな…!?」

    何かに燈哥の義姉は何かに気がつき、目をつむり耳をすませる。
    そして…唇を細かく動かし出す…怖い。
[222]馬超 08/10/26 23:56 GoRGEoUS
    念のために渡辺は見ていた

    (なんかやばい事になりそうだ、監視しよう)
[223]流星@ケータイ 08/10/27 00:09 *zKw8LkUETEQ*E-q0Uj8
    >>215

    「では、頂きます。」

    ▼流は特別手当でピー(自主規制)万円手に入れた!

    …ハバネロとの差分は、後で何かで埋め合わせをしなければ、と思う流だった。

    「…それで、我々が向こう側に行っている間に、一体どんなことが?」

    スーツのジャケット裏に特別手当をしまい込み、雅に向かって尋ねる。
[224]馬超 08/10/27 00:22 sZ9IZyRUmO
    「話しいてるところ、すいませんが…お邪魔します…」

    と誰かが入ってきたと思ったら17歳くらいの女だった
[225]くらむぼん 08/10/27 01:05 *7X7pVEE7meB*6ezPALKISW
    先程は自分の偽物が荒らし行為でご迷惑をおかけしました。
    一応、当該レス・スレは削除されたようなので事後説明をば。

    先程のID=mLlYoje4AKの「くらむぼん」の正体は
    教育カテ、観賞魚カテなどで活動している「YMO」です。
    教育カテで自分に議論で負けた(議論と言うほどではないが)ことを腹いせに
    八つ当たりじみた荒らし行為をしたようです。
    (「YMO」がどのような人間かは教育カテの現行スレと過去スレに足跡があります)

    本当にご迷惑をおかけしました。

    (このレスはスルーしてください)
[226]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/27 01:36 nTaoxt5JgZ
    >>特殊課
    「・・・・・」

    情報交換&込み入った話がしたかったわけだが、ぶっちゃけ余計な連中が居てそれが出来ないわけだが・・・

    「・・・・ハァ・・・・」

    ため息も出る。

    「え~っと・・そろそろいいかしら?」

    エリスが遠慮気味に口を開く。あんま人が出てくると少し留守にしていると置いていかれるから困る。
    とりあえず>>149に遡って答えるとすると、

    「写真を見る限りで、貴方達が知らなくて我々のほうがまだ知っている・・・というのはその無数の手についてのことね。」

    正直気が重い。

    「それは恐らく『コールドハンド』の能力によるものね。
    『コールドハンド』・・・この世界じゃちょっとした有名人・・・というか有名な存在でね。
    その割に詳しい能力や目的は不明、言うなれば『災害』みたいなものと認識しているわ。」

    それがよりにもよってこの件に出てくるとは・・・・

    「彼と遭遇した時にまずすることは一つ。『逃げろ』。とにかく逃げることよ。
    何人か犠牲が出たとしても、それこそ捨て駒を出してでもいい。
    間違っても真正面から馬鹿みたいに突っ込まないこと。いいわね?」

    旧支配者と真っ向から渡り合える奴だ・・・そうするのが妥当ということくらいは分かるだろう。
[227]馬超 08/10/27 07:31 rPx6i11bmt
    「しかし、そんな者を野放しにしていれば…いくら旧支配者・フリーメーソンを倒したとしても世界は大変なことになります…いずれはこれを排除しないと。
    一応、能力に対応それと戦う、武装を作ってますし・・」

    テッサは言う

    「今、オリハルでは「コールドハンド」のデータを元に生体などをを解析中です、それを解析して武装を作ります。
    あとこれは、弁解のために用意した、お菓子ですどうぞ」

    高級そうな、お菓子を取り出した
[228]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/27 10:11 nTaoxt5JgZ
    >>227
    「言いたいことは山ほどあるけど、まずは弁解という言葉の意味を辞書で引きなさい。」

    コイツ等ホント常識無いなと頭が痛くなってくる。

    「そうやってすぐに排除・・・って考えるのは短絡的思考以外の何者でもないわね。
    つか貴方達の行動は全部それ(短絡的思考)から来るものばかりね。」

    口調は冷静・・・だがしっかりと彼女にも額に青筋が・・・

    「そうやってやたら荒事に持ち込もうとするけど、その割にはやり方はアマチュア以下ね。
    今回の修学旅行のことも聞いたわ。なんでも学生として潜入してるクセに堂々と日本刀やらチャクラムやら持ち出してたようね。
    いい?私達は言うならば『裏』の人間よ?『表』の人間には認知されずに仕事する言うなれば『世界の裏方』みたいなものなの。
    それなのに人払いもせずにやたら好き勝手・・・いい加減にしなさい。」

    その視線が穏やかな口調と裏腹に怒りを表し、

    「先ほどこちらのトップから通信が来たわ。あまり度が過ぎるようだったら貴方達を『排除すべき対象』として認知してもいいとね。」

    それは警告を示していた。
[229]アス 08/10/27 17:10 jZF8Guj5gR
    アスカサイド

    光の嵐。
    アスカのプラズマ砲だ。
    なぜ、こんな町中でプラズマ砲を撃っているのか。
    その理由は…
    囲まれています。大量の、敵らしき者に。
    辺りにはずるずる…ずるずる…と聞こえる音が蔓延している。
    「…キリがない。ここは逃げるべきだな。」
    アスカ達は近くにあった塀を飛び越える。
    そこは学校の校庭であろう。
    何故「あろう」なのか。何故なら、そこもバケモノでいっぱいだったからだ。
    詠子がすぐさまノートに羅針盤を押し付ける。
    レーザー砲が出てきてバケモノたちを焼き尽くす。
    その隙に三人は校舎の中へ避難した。
    校舎の中には、バケモノはいない。
    「やけに静かだな。」
    竹原は、呟いた。

    ずるずる…ずるずる・・・
[230]馬超 08/10/27 17:52 /itiaZz9Tb
    >>228
    「ちょっと待ってください、貴方達とかってひどいじゃないですか、どうせ私だけなんだし。
    これじゃあ、雅さんや流さんもまとまってしまうじゃないですか」

    と、なぜか別の事をつっこんでなにげに自覚してる

    「そりゃあ、実際腕はいいですけど、確かに目を離してた間に不謹慎になって来たのは謝りますけど、一様、ハバネロさんとかには見られたけど仕方ないじゃないですかあの時はですね…けどインキュバスの事については、謝りますけど」
[231]ハバネロ 08/10/27 19:49 t6ajmJWz2B
    >>223
    「いろいろあったわけだが…工場跡地に旧支配者が復活し、ハバネロがいないのでどうにもこうにもできない。
    そこへコールドハンドが出てきた…というわけだ。」

    >>230
    「貴方達というのは…イチから説明しなければ分からないようですけど、貴方の組織の人間でやりたい放題やってる人たちの事ですから…」
    ふう、とため息をつく。

    「何か勘違いをなさっているようだ。
    旧支配者、フリーメーソンは危険性があり、敵意がある、れっきとした「敵」です。
    だがあなた方は、そちらの独断と偏見で抹殺活動を行っているにすぎない。
    少々幼稚すぎるという感想を抱かずにはいられない。
    どうだろう、何か間違っているだろうか、私は?」

    「こ、恐っ…」
    ハバネロは原始的な恐怖を覚えた。

    「…分かったら、そろそろいいか?こっちも忙しい。」
[232]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/27 20:04 nTaoxt5JgZ
    >>230
    「安心しなさい。『貴方達』ってのは『オリハル』に対してであり、特殊課は含まれないわ。
    あと流さんは今回表立って荒事はしてないでしょ?」

    一から説明しないと分からないか・・・・これではこの組織の上層部もたかが知れる。

    「その理由はまず所属組織にあるわ。特殊課は部署こそは特秘だけど元は国家権力。要は表でも認められた組織なわけ。
    つまり仮に銃を持ってるところを目撃されても、その行動と立場は手帳の桜田門が保障してくれるわ。」

    例えば今回の場合は護衛として拳銃携帯で同行した・・・って理由が使える。少し前にテロがあった高校だ、無理ではない。

    「で、そちらは何かしら?『オリハル』?何それ?表の人間がそんな組織知るわけもないし、傍から見ればただの武装集団よ。」

    言い訳の仕様が無い。

    「あと、お得意の許可証も今回は使えないわ。貴方達『学生』として潜入してたわよね?
    そんな立場の人間がいきなり荒事、しかも武器は刀やらなにやら・・・・警察って言い張るのにも無理があるわよ。」

    常識的に考えて警察の武装にポン刀はございません。残念でした渡辺君。

    「そして最後に、一番の問題になるその超能力!!」

    ビシッと指を指す。

    「そんなもの『表』の人間には全く説明できないわ。そっちのバックが何か知らないけど、
    そんなものが表で露見したらどうなるかくらい分からないの?
    ああハイハイ、こっそり使うなら手品で済んだかもね。でも貴方達は何も考えずに全力を出し、流血沙汰までやらかしている。
    現地警察に調べられれば一発で特撮等の類じゃないことはばれるわ。」

    相手の言い訳を殺す勢いでまくし立てる。この歳で司令官をやっている彼女の手腕がうかがえた。

    「何か弁解でもあるかしら?あるなら聞くけど・・・」

    止めは『弁解』という言葉の正しい使い方で締めた。
[233]ハバネロ 08/10/27 20:12 t6ajmJWz2B
    「………」

    「………」

    ハバネロがタバコを吸おうとするのを局長が殴る。

    「っ………!!」
    「エリスさん、一つ質問をいいですか?
    貴方の部下…カノン・リーデベルトやロバート・クレヴァーは今どちらに?どうも…嫌な予感がする。何かが起こる気が…するんです。」
[234]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/27 20:15 nTaoxt5JgZ
    >>233

    「?兄さんなら確か帰国してからちょっとした理由で黒田君を拾って此処に来る予定よ。
    ロバートさんなら留守を任せているわ。」

    何?みたいな顔で簡潔に答える。

[235]ハバネロ 08/10/27 20:26 t6ajmJWz2B
    「…そうですか。
    ハバネロと流はもう休んでいい。疲れているだろう。」

    「局長も大変だな?(ずっと立ってた俺もだけどさ…)」
    ハバネロはそう言い残すと…部屋を出た。

    「最後に、オリハルの方にもそろそろ、おいとましていただければ。もちろん部下を引き連れてね。
    どうしても部下をここに置きたいならまた後日改めて正式に私の所を通せ。」

    こういうのを相手にしていたら特殊課だってただでは済まない。
    いくら国家権力といえ―非公式、知られてはいけない組織なのだ。


    ―星宮の家。

    『何こいつ?なんか喋ってみてよ。ほら?』
    『やめろってwwww嫌がってるだろ?wwww』
    『えーでもさあ、あんたと友達だって思われるじゃ…』

    「くっ…………?!」
    星宮は天井を見上げていた。
    ベッドの上だったから。

    「………うー………」
    …嫌な夢だった。
[236]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/27 20:36 nTaoxt5JgZ
    >>235
    「はぁ・・・・」

    こっちも疲れた・・・と言いたげにエリスもため息をつく。
    これでは説教をしにわざわざ与えられた(強制的に・・・)休暇を使ったようなものだ。

[237]馬超 08/10/27 20:38 rPx6iNk.wU
    >>232
    「わかりました先生」
    >>253

    「はいわかりましたでは」
    そのままテッサたちは行った
[238]ハバネロ 08/10/27 20:42 t6ajmJWz2B
    「校長先生、いかがしましたか」
    教頭が入ってくる。

    …見えないのか…この怪物が…?!
    と思ったが…怪物などもうどこにもいない。

    ただ奇怪な、ずるずる…という音のみが、頭の中をかけめぐるのみ…

    「体調が優れないようです。明日の朝礼が代わりに私が出ますか?」
    「そうしてもらえると…ありがたいがね…」


    イア イア ハスター。
    ハスター 様より 頂いた 黄金の蜂蜜酒
    宇宙空間だって これで一っ飛び
    透明になることだって お茶の子さいさいなんだよ
    ギギギギギ………。
[239]ハバネロ 08/10/27 20:46 t6ajmJWz2B
    「たち」ということはザンとヨウも出て行ったということで…

    †

    「…そうそう、エリスさん。
    ハバネロがあっちで、カイゼルヴレイドという男と接触したそうですが。
    何か心当たりとかは…ありませんか?
    ついでに言うと、その男に連れ去られ、ハバネロとドンパチやった森本…という者についても。」
[240]馬超 08/10/27 20:54 rPx6iNk.wU
    テッサは島に戻り、思った

    「(あれ?、報告書によれば、超能力は回復とかしか使ってないみたいだけど…それにあの五人しかない能力なのに。
    それに一応、極秘に世界国際委員会に許可をもらったし、(こちらに関する情報も消してもらってるし)」

    世界国際委員会とは世界各国で偉い人たちが集まり、どんな手段を使っても世界平和を第一にした組織である

    「(しかし、エリスさんてなんか言う事に反論する威勢がまるで、でないわ)」
[241]馬超 08/10/27 20:55 rPx6iNk.wU
    >>239
    すいませんその場にその人たちいません
[242]天塚 銀樹 08/10/27 21:16 E-xr47L
    ~天塚家・前~

    まるで何かの電波を受信したか、はたまた何かに憑かれたか?
    ―色っぽい目をして、此方を誘惑…―ではなく

    義理だろうが流石姉妹といわんばかりに…燈哥姉はぶつぶつと呟く。


    「聞こえる…聞こえる…知らない声…」

    「お、お姉ちゃん?」

    「燈哥…此処にいなさい。天塚君?間違っても手を出したら…オシオキよ?」

    「ハイ…天塚銀樹、神に誓って…」

    「嫌なものに誓うわね…」

    そういって燈哥の姉は去る。
    とりあえず、姉妹でヤバいことだけはわかった。
[243]馬超 08/10/27 21:30 rPx6iNk.wU
    とりあえずテッサは「一般人(ある人は除く)を巻き込まず、見られず、任務を遂行せよ」と通信に送った


    「(わいと渡辺・封元・ザン・ヨウ・キットは大丈夫やけど他はむりっぽいな)」

    と隼人は思った
[248]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/27 22:31 nTaoxt5JgZ
    >>239
    「残念ながら会ったことはないし、詳しい話は分からないわ。」

    正味な話、『裏』は広い。我々『呪い十字』は言うなればその『裏』から湧き出たゴミを処理するような役割である。
    つまり、問題なく徹底して『裏』で活動している組織については把握しきれないというのが現実だ。

    「ただ、例のガンシップについての話や、森本さん・・・とやらの報告はあったわ。もっとも、実際に接触した貴方達の方がむしろ詳しいと思う。」

    「百聞は一見にしかずっていうしねと」付け加える。

    「まあこちらが知っているのはその辺ね。っとそろそろこの話もしておいたほうが良いわね。」

    先ほどから雅の質問に答える側にばかり回っていたので、そろそろ自分の言いたいことを伝えるとする。

    「実は上から報告があってね。ここら一帯に可変式の『人払い』のルーンを刻みたいのよ。」

    スーツの内にしまっておいたこの町の地図を広げる。地図にはいくつかの印がついており、それを赤い線が繋がるようにして広がっている。

    「印はルーンを刻む位置で、赤い線の範囲は『人払い』の有効範囲になってるわ。
    なかなか広域の結界になりそうでね。いちおう現地警察でもある『特殊課』にも許可を取っておきたかったの。」

[249]ハバネロ 08/10/27 22:40 t6ajmJWz2B
    「………なるほど。
    少々お待ちを。」

    電話をプッシュして、雅は何者かに電話をかける。

    「もしもし、警察特殊課の桐岡雅と申します。お忙しいところ申し訳ないんですが、今そちらに知事は…

    ………

    ああどうも、お世話になっております。
    ちょっと許可を取りたいことがありまして。広範囲の結界であるルーンを…
    はい…はい、了解しました。忙しいところ有り難う御座います。それでは。」

    受話器を置く。

    「お待たせを。問題はありません。ご自由にどうぞ」
    わずかではあるが…ふらつきが見られる。

    「疲れてるんじゃないですか?」
    駿河が資料の番号を揃えながら言う。
    「…情けないな…私も」
    年相応の口調が…若干ながら、ちらりと見て取れた。
[250]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/27 22:51 nTaoxt5JgZ
    >>249
    「ありがとう。じゃあ私も帰るとするわ。前にも言ったけど、自分の体も大切にしなさい。若いとはいえ、酷使しすぎると・・・っと・・・」

    立ち上がろうとしたときにこちらもよろける。

    「・・・・・・」

    そういえば自分も徹夜明けでフラフラだった・・・・
    人に注意した手前かあ~っと顔が赤くなる。

    「っと!とにかく!!無理は駄目よ無理は!!こっちも後から来る予定だった兄さんにもキャンセル入れておくから!!」

    必死で誤魔化そうとしている姿は無駄に可愛かった。
[251]ハバネロ 08/10/27 22:56 t6ajmJWz2B
    「………ふふっ。エリスさんも人の事言えません。お互いに、しっかり休んでおかないと。」

    ちょっと笑って、少しばかりの女の子らしい口調で…雅は言った。
    ハバネロがいたらさぞ珍しがったことだろう…


    †††


    翌日…

    ピピピピピ…
    星宮は目覚ましを止めて眠りについた。

    1時間後―

    「あぎゃあああああああああああああっ」
    必死の形相で家を飛び出す星宮の姿が…。

    「遅刻ううううううううっうわああああああああああん」

    遅刻したほうがまだ幸運だったろうと…まだ星宮は知るよしもない。
[252]天塚 銀樹 08/10/27 23:00 E-xr47L
    「…燈哥、貴女だけは…」

    燈哥の姉は、引き寄せられるように学校までいく。

    嫌な音がしたような気がしたが…無い。疲れているのだろうか?

    「最近…失敗したからなぁ…」

    ため息をつきながら帰路についた。
[253]ハバネロ 08/10/27 23:05 t6ajmJWz2B
    「着いた!!」

    星宮はギリギリアウトで学校のついた。
    「星宮さんっ!2分遅刻ですよっ!」
    「ごめんなさーい教頭先生ー!」

    ずる…ずる…ずる…

    「あれ?何の音だろ…」

    そのころ…学校全体はざわついていた。

    「おい…なんか聞こえないか?」
    「は?何がだよ?耳おかしいんじゃねーの?」
    「いや、ずる…ずる…って」
    「やだあたしにも聞こえる、気持ち悪い…」
[254]馬超 08/10/27 23:06 rPx6iNk.wU
    オリハル本部

    「で、結局・・・あの組織なんだったんですか?」

    テッサはザン・ヨウが来る前にいた、あの部隊はなんなのかと思い聞いた

    「カイゼルヴレイドです」

    と男、ことアル・バナードは言う

    「カイゼルヴレイド…その人の所属に通信を」

    「わかりました、今通信をします…」

    「(オリハルの人工衛星によれば…確かあそこね…)」
[255]馬超 08/10/27 23:09 rPx6iNk.wU
    追加
    >>253

    「(なぁ、渡辺これって・・」

    と隼人は尋ねる

    「(あぁ、これは旧支配者だ…しかしこれだとあまり行動できん…)」

[256]ハバネロ 08/10/27 23:14 t6ajmJWz2B
    「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ………っ、ぐううう………」

    校長は一人もがき苦しんでいた。

    鼓動は早くなり、冷や汗が…

    「に、逃げっ……!!」
    遅かった。


    バタン!
    バタンバタンバタンバタン………ガラガラガラドシン!

    窓の閉まる音。一番最後の音は玄関だろう。
    キャアアア!わああああ!というパニックに陥った声。

    窓の外は奇怪な霧が立ちこめる。
    「窓があかねーぞ!」
    「出られないんだけどー!」
    そういった声まで…。

    そう…
    蓮田高校は一瞬にして外界から遮断されたのだ。


    局長室…
    「局長!たった今入った情報です!蓮田高校で異界化が発生しました!」
    「何だと…?」

    (これはハスターの仕業…?!この前のシュブ=ニグラスの復活で反応し…さらに大勢の生徒が修学旅行から帰ってきている…!)

    「至急ハバネロと…流をこちらに!」
[257]天塚 銀樹 08/10/27 23:17 E-xr47L
    「…」

    燈哥の悪い癖、玩具を制服にくくりつける。
    その玩具とは…天塚制作「萌え」四天王。

    天塚は知らないふり。
    もう教師も誰も驚かないが、天塚だけが…

    しかしそんな時…
    なにやらクラスでパニックボイス。外に出られないとかなんとか…

    「…まさかコレは!?」
    「知ってるの銀樹!?」
    「コレは…コレは…ロンドンの妖怪霧男の仕業だ!!!」

    言いながら、頭の中で考える。
[258]ハバネロ 08/10/27 23:20 t6ajmJWz2B
    クラスはパニックに陥った―

    「どうしよう、どうしよう…
    ま、まずは…まずはこうしてる場合じゃない…」

    クラスを飛び出し、星宮は廊下に出る。

    「八神君でも、黒田君でも、天塚君でも、燈哥ちゃんでも、渡辺くんでも誰でもいいから合流しないと…」
[259]馬超 08/10/27 23:23 rPx6iNk.wU
    「おーい、星宮」

    と隼人・渡辺たちがいた

    「無事だったか?」


[260]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/27 23:32 nTaoxt5JgZ
    「うぜェ・・・」

    廊下を耳を塞ぎながらスタスタと歩き黒田は呟く。
    昨日修学旅行が終わったと思ったらカノンに拉致られ、しかし物語の都合上キャンセルされて・・・etc
    そんな感じで不機嫌な中学校に来たらこれだ。あ~不幸だ!!と叫びたくなるが、『幻想殺し』を持たない俺には叫んでもしょうがないわけで・・・・

    「しかし耳を塞いでも聞こえるなこの音・・・」

    ずる・・・ずる・・・・
[261]八神 08/10/27 23:50 V-UJSI9
    巨大な蛞蝓がはい回るような音で目を覚ます。寝起きは最悪。空気さえ毒のよう。ぐらぐらと揺れ動く自我。崩壊していく統制。狂ったように交互に傾く躁鬱。
    「あ……うぅ、」
    はいずるように階下へ降り、居間へ。頭痛。何かの蠢く音。
     「どうしたの兄さん!?」
    ああ頭が痛い。冷や汗。寒気。悪寒。自分が無くなっていく感覚?
     「なっ、アカ……ツキ……?」
    なにをいってるんだ父さん。おれはアカツキなんてなまえじゃ……

    ――そいつはオレの名だ――

    「がぁっ!?」
     「兄さん!兄さんしっかりして!!」
    割れる。割れる。割れる。割れる。
    影が全てを覆い尽くし、意識をはみ蝕んでいく。
    今までの全てが崩れて、

    ――言っておいてやる。その全ては偽りだ。
    「うるさい、」

    流れて、

    ――そもそも八神七星なんて人間はいやしねぇんだ。
    「うるさいうるさいうるさい、」

    消え――
    「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい、」

    ――お前はオレの息子。那岐沢七星なんだよ――

    「うあああああああああっ――!!」

    ……そして「俺」の意識は潰え、「オレ」の意識が目を覚ます。
[262]馬超 08/10/27 23:59 rPx6iNk.wU
    「あれは八神か?」

    と馬超・キット(ちなみ転校生として来たキット)がいた

    「しっかしこの学校、妖気に満ちてるな」
    とキットは言った
[263]八神 08/10/28 00:45 V-UJSI9
    >>261
    「え……にい、さん?にいさん、どうし――きゃあ!?」
    体を揺さ振る鈴を乱暴に振り払い彼は起き上がる。
    「く、クク、フ、フハハァーハハハッ!!」
    その高笑いはまさしく悪魔のようで、嫌でも彼の変容を思い知らされる。その人相は邪悪というより他無く、声色も変わり、七星という存在の面影さえ残してはいなかった。
    「どうしてだ……お前は間違いなく殺したはずだ……なのに何故今その影を七星が宿さねばならん!!」
    叫ぶは八神の父である八神凱(がい)。その威圧さえも彼はゆるりと流す。
    「ハハ……久しぶりだなァ、凱。重音(かさね)もか。お前達は人の良いことにこの体を大事に大事に育ててくれたからなァ……あの時にはもはやこの体にはオレの魂が植え付けられていたとも知らずになぁ……!!」
    ――元々、七星は八神家に産まれた子では無かった。ある事件の後遺された幼児を八神凱、重音夫妻が引き取ったのだ。
    「そうか、そういう事か外法に堕したその力か……!己が子供の命さえ弄ぶとは外道の極み!!」
    ――十数年前。闇に葬られた一人の男による一つの事件があった。
    外法の力により当時退魔の系譜として続いた八つの家系(それに八神は含まれた)、その一員にしてその全てをズタズタにし、数多の罪無き人々を残虐に殺した大罪人。
    その男は死の前に我が子に己の魂の一部を埋め込んだ。

    「貴様だけは、貴様だけは絶対に許さんぞ、那岐沢紅月ィ!!」
    ――その男の名は那岐沢紅月。
     そしてその咎人の魂を刻まれた嬰児の名は――七星。
[264]サウザーは冷たい手を握る 08/10/28 12:10 *Ql5aEOorQNd*IHy0i0ZKRj
    >>254
     すると、急に通信機から逆にノイズが走り始める。どうやら何処かの誰かが横から無理矢理通信をいれたようだ。オープンコールをかければ回線を開けるだろう。
[265]森本 08/10/28 16:18 /gaE5FMZ5h
     どこかの会議場。
     話し合いが行われている。
    「それにしても、アメリカでの悶着は派手だったな。ちゃんと処理したか?」
     一人の男が聞く。
    「はい手抜かりありません。事件は表には流出していません。ただ、裏の方には漏れました。」
     律儀に身なりのいい男が返す。
    「構わない。表に漏れなければ幾らでもやりようがある。よくやった。」
    「は!」
    「しかし情報部さんよぉ、あんたも無茶したなぁ。現地警察を掌握するなんて。」
     太った男が口をはさむ。
    「ああだが、オリハルや特殊課が無茶をしたからな。特に高校生が武器を出したときは冷や汗でしたよ。側にいたのもドクトルだけでしたからね。」
    「その件については、うまくやってみたいだが、肝心の盗聴で下手をうって危うく捕まりかけたとか!」
    「それは…、」
    「いい、それは私の指示だ。」
     男が身なりのいい男の発言を遮る。
    「私は、相手が今は動けないのを見越して、失敗するであろう部下を任務に付けたまでだ。失敗すれば、人間それだけ学ぶ。それに、あの二人は優秀だからね。」
    「はっ!あの若造と小娘が!冗談もいい加減にしてくれ、ヘッド!」
    「私は君と言い争うつもりはない。問題は、裏の組織が表に出てしまうような事件が頻発していることだ。」
    「裏は裏、表は表、その領分がなくなったら資金調達も出来なくなりますね。」
     質素な身なりの男が口を開いた。
    「もうすでに、戦闘部では人的損害も出ている。試作品のジャーニーはともかく、カミカゼを取られた。」
     軍服を着た男は焦っていた。
    「静かに。」
     議場は誰も動かなくなった。

    「カミカゼは元々、病気で使い物にならず、あいつはやばい所にしか行かない。だったら放っておけ。そして、情報部は網を掛けろ。事件の動向を伺うのだ。そして、状況が整い次第、戦闘部は動くこと。以上。」
[266]アス 08/10/28 16:24 sIANEusb1Q

    アスカたちは異様な殺気を感じた。
    叫び声がコダマする。
    この学校の生徒達の叫びだろうか。
    「キットだ!」
    アスカはキットともう一人の男の姿を見つけた。

    生徒達の悲鳴、そしてこの校舎の中に響くずるずる・・・という音。

    ずるずる・・・・ずるずる・・・
[267]馬超 08/10/28 17:31 NzXoyKbkwQ
    「あ、アスカたちだ、制服似合うな」

    とキットは言った
[268]馬超 08/10/28 19:55 V3PkQBiXjX
    追加
    (あれ…確か通信しようとしたのに誰?)

    と通信機をぽちっと押した
[269]ハバネロ 08/10/28 20:07 6xFP9JZp9g
    「あれ?貴方…たしか…そう、アメリカで修学旅行でいたひとだ!」

    アスカを発見して、喜び勇んで駆け寄る。

    「あの、あたし星宮明っていうの。あなたは?何て言う名前?」

    †

    局長室…
    「ハバネロはまだか!」
    「ただいま来ましたぜー」
    暴君ハバネロを食べながら局長室のドアを蹴飛ばしてはいる。

    「すぐに蓮田高校に迎え。旧支配者を破壊する。できるな?」
    「('A`)エェー」

    「………」

    「わ、分かりました、行かせていただきます」
    「それでだ…これを渡しておく。」

    局長が渡したのは一発の弾丸だった。

    「我々特殊課の必殺の兵器…『結界破り』の弾丸だ」
    「何スか…それ」
    ハバネロはキョトンとした顔で聞いた。
    「蓮田高校は異界化につき結界が張り巡らされている。それを銃に込めて撃てば結界を…少なくとも人一人分は通れるくらいは結界を破れる。」
    「ほぉ、ちゃんと俺の銃の口径に合わせたろうな?」

    「それはぬかりない。ただ、ひとつだけ。一発しか渡さないのはこれが貴重だからだけではない。これが危険だからだ。」

    「…どういうことッスか?」
    ますますキョトンとした顔で聞く。

    「結界なんぞで異界騒ぎを起こすのはかなり強い悪霊だ。その結界を無理矢理力づくで破壊する。つまり…悪霊がそれで凶暴化することに他ならない。乱発なぞもってのほかだ…」
    「…なるほどねぇ。」

    「分かったらさっさと行け!ほら!駿河はもう車で待機してるぞ!」
    「すいません!ただ今行きます!」
[270]サウザーは冷たい手を握る 08/10/28 20:18 *Ql5aEOorQNd*IHy0i0ZKRj
    >>268
    「はい、どうも聞こえるようですねオリハルさん」
     通信機からさも当然といった様子で流れる声。
    「というか……カイゼルブレイドという名前を知ってるなんて意外ですねぇ。そちら様には名乗っていないはずなんですが……?」
     どうやら今までの会話は全て筒抜けだったらしい。
     無理矢理所属を探ろうと動いたせいで逆に位置を探知されたようだ。
    「しかし、最近の自称裏の組織の皆さんは聞いてもいないの自分から所属をポンポン名乗ってくれるから調べるのは楽でいいですねぇ。はっはっはっは」
[271]馬超 08/10/28 20:50 49aXaxe4tt
    「一応、情報収集と調べるのは…一流なんです…しかし無理矢理所属を探ろうとしたのは、違いでした」

    テッサは冷静に言う

    「で、あなたは誰ですか…カイゼルブレイ、もしくはナイアですか…」
[272]ハバネロ 08/10/28 20:58 6xFP9JZp9g
    校長の目の前には、ハスターの眷属…ビヤーキーが空中に浮遊している。

    「ギゲゲゲゲゲゲゲゲゲェ………人間、人間。」
    「ひぃ、何だ、何なんだ…?!化け物め!」

    「………」

    ビヤーキーは、その虫にような気色の悪い顔を向けてこういった。

    『あの人…校長先生ですって…あくどいやり方でも使ったんじゃ…』

    「うっ?!!」

    それは校長がかつて過去に向けられたことのある言葉。校長の心にぐさりと突き刺さった。

    「な…なん…で…」

    『校長なんですからもっとしっかりしてくださらないと…』
    『そろそろお辞めになったほうが。そうしたら学校はもっと―』

    「やめろ!やめてくれ!!」

    校長の心のトラウマになっている言葉ばかり、再生機のようにビヤーキーから放たれる。

    ふと上に気配を感じた校長は上を見上げた。

    灰色の体にうごめく触手、全身はぬらりとした何かで覆われた、そのおぞましい邪神…

    周りではビヤーキーの、その校長の記憶の中の声と、奇怪な笑い声。
    ハスターと目が合った。

    それが精神の限界だった。


    校長は発狂した。
[273]馬超 08/10/28 21:14 49aXaxe4tt
    「隼人、この結界の、力はまさか」

    「あぁ、どうやら町じゅうは、この学校は普通と思っているな。
    しかも頑丈なバリアもある、通信状況も不安定…これじゃあオリハルに通信もできん」

    隼人は言う


    そう、回り人々にとっては、結界の中で何が起こっているわからないらしく
    さらに、外では静かである

    「とりあえず、誰かと合流しよう」
[274]森本 08/10/28 21:22 E-lv.N1
    修学旅行はまだ続いているはずだった。だが、終わった。だから校長室に行こうとしたのは、最後の挨拶のためだった。


    「ああ!ついてない!」
    蓮田高校の警備員は毒づいた。そう言った瞬間に、校長室から野太い悲鳴が聞こえた。
    警備員は条件反射で部屋に飛び込んだ。
    校長は、目を見開き、口から滝のような悲鳴を出していた。
    「こいつは、やばい!」
    すぐさま腰の警棒でもって、校長の後頭部に気絶させるべく一発いれる。
    警備員は校長の事で頭が一杯だった。
[275]ハバネロ 08/10/28 21:55 6xFP9JZp9g
    「ギ、ギ、ギ…また人間。また人間が…ギギギ…」

    警備員の頭上には、虫のような謎の化物。ビヤーキーが奇怪な音を立てて見ていた。

    「ギギギギ………ギギギギ。ギ、ギ、ハスター、様に関わらないなら、すぐにここから出て行くなら、ギギ、オマエは何もしないでやる、ギギ、ギギゲギ…。」
[276]森本 08/10/28 22:07 E-lv.N1
    警備員はビヤーキの話を半分も理解していなかった。
    「ひイイイ。」
    情けない声を出し、校長の襟首をつかんで校長室を飛び出した。
[277]八神 08/10/28 22:16 V-UJSI9
    >>263
    「許さないならどうするよ?この体ごとぶっ殺すかい?」
    出来っこないよなぁ、と紅月は嘲笑う。出来るはずが無かった。血は繋がらぬと言えど彼らは実の子にも等しく七星を育ててきたのだ。
    殺すことが正しいのか。殺さず救う手だては無いのか。葛藤が夫妻の心を駆け巡る。
    「どういうこと……?にいさんは……?」
    振り払われたその姿勢で呆然としたまま鈴は呟く。
    「理解の無い餓鬼だな。そんなものは始めからいやしない。あったのは器だけだ」
    「う、そだ……嘘だ嘘だ嘘だッ!兄さんを、兄さんを返せ、あたしの兄さんを返せぇーッッ!!」
    眼を血走らせ鈴は紅月へと飛び掛かる。
    しかし。
    「いかん!鈴、
    ・・・・・・・
    その眼を見るなッ!!」
    「もう遅え!『動くな』ァ!!」
    紅月の瞳が一瞬妖しく輝く。すると、その視界の中の生物は己の意思とは無関係に動きを止めた。
    飛び掛かろうとする体勢のままの鈴を蹴り倒す。
    「これが俺の能力だ……てめぇらが言う外道まで堕ちて漸く手に入った力だ!」
    言いながら紅月は執拗に鈴を蹴り続ける。見ているしかない両親は怒りと苦悶を露にする。
    「悔しいか?何も出来ない自分達が悔しいか?安心しろ、すぐに殺しやしねえ……お前らは最後だ。ここの奴らを適当にぶっ殺して回った後にてめぇらを血祭りにあげてやる。楽しみにしていろ」
    最後に一際強く鈴を蹴り飛ばし、紅月は八神家をあとにする。


    「今の時間なら……そうだな、学校がいいか。クク、愉しそうな事もやってるみたいだしなァ……!!」
    (学校編合流出来ます。)
[278]ハバネロ 08/10/28 22:24 6xFP9JZp9g
    「あ、八神くん。やぁっと合流…」

    いつものように満面の笑みで…

    「八神くん…だよ…ね。うん。」
[279]流星 08/10/28 22:38 *zKw8LkUETEQ*rnoPf9BlDN
    >>269

    駐車した車へと急ぐハバネロの元に、流が追いついた。
    姿格好は普段と変わりはしない。至ってノーマルなスーツ姿。


    「…スミマセン、準備に手間取りまして。」


    普段と違うものは、その後について来る男。
    怪人、黒コートだった。


    「急ぎましょうか。 状況はあまり芳しくないようですしね。」
[280]馬超 08/10/28 22:40 NzXoyQPvzN
    「下がれ!!星宮」

    と隼人たちが来て行った

    「こいつはちがう人格だ」

    渡辺は言う
[281]ハバネロ 08/10/28 22:41 6xFP9JZp9g
    「それじゃあ行こうかい。」

    車に滑り込む。

    「ハバネロさん、タバコはちょっと…」
    「あんだよ。別にいーだろ?」

    後部座席から放たれる煙は車に充満する。

    「この車は特殊課のものなので…怒られますよ?」
    「消させていただきます」

    ほどなく、高校が見えてくる。
[282]八神 08/10/28 22:49 V-UJSI9
    >>278
    「やぁ星宮さん、酷い状況だなこれは。蠱毒かねこりゃ。」
    全く言葉にそぐわぬニコニコとした顔で答える。そしてそれは獲物を見付けた肉食獣がごとき顔に歪む。
    「いやぁ、八神七星はもう終わった。今の俺は那岐沢紅月。しがない外法の呪法使いさ」

    >>280
    「……やれやれ、無粋だな。良いところに正義気取りが現れやがる」
    逃げようとする星宮の背を壁に押し付け額と額が触れ合う程に顔を近づけその瞳を直視する。
    「『動くな』、お嬢さん」
    ――これでこの少女は動けない。
[283]ハバネロ 08/10/28 23:02 6xFP9JZp9g
    「…あ…う…ひっ…」
    目が見開かれる。

    (友達…じゃ、なかったの…?!八神君…何、を、言って…?!)

    「ギギギギギギギギギ………」

    動けない星宮の頭上に、数体のビヤーキーが出現する。

    「ギ、ギ、随分…ギ、ギ。ハスター様に、仇なす、存在か?ギ、ギ?もし仇なす存在なら、なら、ギギ…排除することも
    考えねばなら、ない…ギギギ。」
[284]森本 08/10/28 23:03 x64zLkzf0E
     警備員は途方に暮れた。学校はどこもパニックで外に誰も出れなくなっていた。
    「どうしろってんだよ!」
     校長をおんぶしたままなので体力を消耗していた。
     警備員は本来の職務通りに、何とか事態を抑えようとしたが、どだい無理な話だった。警備員一人で何とかなる事態ではなかったからだ。
     警備員は周りの喧騒を無視してトボトボと歩いた。倒れていた生徒がいた。心もとないが保健室のベッドの下に隠すように寝かした。校長も一緒にしようかと思ったが、また錯乱した時の事を考えておんぶしたままにする事にした。
    「どうにでもなれ。」
     その時、廊下でにらみ合う生徒を見つけた。三メートル先くらいでキスでもしているんじゃないかと思うほど近い二人。それを睨んでいる男子生徒二人がいた。
     八神の後頭部を見ながら、
    「今度は何?」
[285]流星 08/10/28 23:08 *zKw8LkUETEQ*rnoPf9BlDN
    >>281

    「タバコはあまり・・・。 まあ、ヒルを剥がすのには使いましたけどね。」

    クハハ、と笑う流の手元には一艇の自動拳銃。
    護身のためにも、と思っていたが必要ないようだ。

    『使えるカードのメインは自分ではない』
    流はそんなことを思いながら助手席からミラーで後部座席を覗く。

    サングラスをかけた、異様な姿の黒コート。

    ―――悪魔憑き、とも呼ばれた殺人鬼が、そこにいた。

    得物を弄びながら、車の到着を待っている。

    しばらく牙を研がせるだけだったが、劣ってはいないようだ。


    そして、車は高校前に。
[286]ハバネロ 08/10/28 23:09 6xFP9JZp9g
    「ひ、ひ、ひっ………」

    星宮は泣いていた。
    得体のしれないモノに対する恐怖ではない。

    …友人に裏切られたことに対する悲しみ…
[287]ハバネロ 08/10/28 23:13 6xFP9JZp9g
    車が到着する。ハバネロは軽く伸びをすると、ドアを開けた。

    「おう、校門じゃないんだな?」
    道路に面したただのカベがあるところだった。

    「こっちのほうが人に見られずにいいと思いまして…」
    「OKOK.さっすが駿河だな?」

    言いながら、銃に例の『結界破り』を詰める。
    「窓もあかないんだな?じゃあ…窓の辺りを狙いますか…」

    両手撃ちなので、当然狙いはブレない。

    そして…弾丸は放たれた。一発の銃声。

    びきびきと音を立てて…何かが割れた…気がした。

    窓に手をかけると、普通にあいた。
    「おーう、流石。こっから入れるな、どれ…」
[288]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/28 23:14 ikc3hNj2MX
    >>281(ハバネロ&流)

    蓮田高校の校門の東門、通常生徒が登校するときに入ってくるこの門の前である男が立っていた。

    「あちゃー・・・一足遅かったか・・・」

    残念そうに独り言を言うこの人物は、はっきり言って学校という場にそぐわない男だった。
    まずその身長、目測でははっきりとした数値は出せないが、日本人離れした高さで2メートル近くという長身であった。
    次に格好、上から下まで真っ黒で統一されており、長い黒コートは前を隠すように閉じられている。右手にはなにやら大きなジェラルミンケースを提げていた。
    そして何より・・・

    「私が『ついていない』ってことはないはずだけどなぁ・・・現に此処まで普通に来ていたが、いつもと同じように警官には遭遇しなかったし・・・
    やはりこれはあれか?此度の旧支配者は私でも危険な存在というわけかな?」

    止めにくるのはその『仮面』だった。顔の上半分を隠すようにして被られた仮面、分かりやすく例えると、
    どこぞの機動戦士に登場する赤いMSに乗ってる人を彷彿させるものだった。

    高校の門の前と言う場所、黒尽くめのでジェラルミンケースという装備、そして仮面・・・・
    不審者以外の何者でもない格好の男はもう一度ため息をついた。

[289]FIND 08/10/28 23:15 mw4MI0VzJ5
    黒い帽子を被った現在名無し状態の男が、何処かに電話を掛けていた。

    電話は、5秒と経たずに繋がる。

    「やーァ旦那、一体何用かな?」

    携帯から聞こえる無駄にテンションが高く外れた調子の声を聞いて、嫌そうな顔をして男は言葉を返す。

    「前言ってた学校・・・蓮田高校だけども、最近見かけないんだよねぇ・・・それで、今は一体何処にいるのかな?」

    「帰ったけど?」

    ・・・

    「は?」

    「だーかーらァ、帰ったよ。予定変更もあったみたいだからねーェ、もうとっくに居ないけど?知らないなんて、旦那らしくないねェ」

    「・・・・・・」

    「まぁそんなことはどうだっていいからさ旦那、報酬はー?わざわざ情報を追跡させたんだからさァ、当然割だk」

    相手が何やら捲くし立てていたが、冷めた表情で通話を強制的に終了した。そして空をゆっくりと仰いだが、空の色とは全く違う虚ろな表情だった。文字にするなら、"なんてことだ・・・"という感じの表情だった。
[290]ハバネロ 08/10/28 23:17 6xFP9JZp9g
    「八神…君…何で…?あ、あたしと…ひくっ。八神くんは…友達…だよ…ね?そうだよね…?」

    懇願するような口調で星宮は…泣きながら言った。
[291]森本 08/10/28 23:24 E-lv.N1
    >>264
    「自分は寝させてもらうよ。出番が来たら起こして下さい。」
    森本はカイゼルに言うだけ言って、座ったまま寝始めた。目は軍帽で隠している。
[292]八神 08/10/28 23:25 V-UJSI9
    >>284
    「ったく……何なんだぁ?次から次へと野郎が出てくるわ、変な虫も湧いてるわ。こっちへ来たのは間違いだったかぁ?」
    警備員をちらと見ながらぼやく。

    >>286
    「あぁ、良いーねぇ。そういう顔。これだから年頃の娘の精神を目茶苦茶にしてやるのは止められねえ!」
    くっくっくっ、と噛み殺して笑う紅月。その表情は残虐な嗜虐嗜好が見て取れ、七星の面影は微塵も残してはいなかった。
    「さぁー、どうしてやろうか?過去のトラウマを引き出してやろうか?精神だけで林間(あえて誤字)体験させてやろうか?それとも死に至る拷問を仮想体験させてやろうか?」

    >>290
    「さぁ、知らねぇな?言っただろう、八神七星は終わったってよ。本当は最初からそんな奴ァいなかったんだ」
[293]森本 08/10/28 23:30 E-lv.N1
    八神の視線に警備員は半歩後ろに引いてしまった。校長を背負ってなければ逃げていた。
    そして、
    「ここにも虫が……」
    警備員は絶望した。
[294]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/28 23:38 ikc3hNj2MX
    >>287
    「ん?なんだ・・・やっぱり・・・」

    一瞬割れた結界の中にちゃっかり侵入していく。
    この男は何故結界に歪が出来たか、そして中の状況がどうなっているのかも知らない。だが、

    「『いつもどおり』か・・・まあいい。久々の現場だ。心行くまで自由にうろつかせてもらおう。」

    彼にとっては一つの確信があった。
    たとえこの学校の中に何が居ようとも、それが旧支配者だろうと悪魔使いであろうと、成り果てた外方使いであったとしても・・・

    「どうせ今回も死ねないんだろうし・・・」

    自らが命を落とすような展開は万に一つも存在しないであることを・・・
    『呪い十字』総司令官ハンス=ベルク、エリス=リーデベルトが人間災害と評した『人性災厄』は今静かに地獄へと足を踏み入れた。


[295]八神 08/10/28 23:39 V-UJSI9
    すません、ちと修正。
    >>290
    「さぁ、知らねぇな?言っただろう、八神七星は終わったってよ。まぁ本当は最初からそんな奴ァいなかったんだがな!」
    カラカラと笑いながら紅月は言う。
    「ふぅーん。まぁ最初は軽ーく外傷をほじくり出してやるか。
    『今までの一番嫌な出来事を思い出せ。完全に、鮮明にな』」
    人間の海馬はメモリーの棚だと言われる。つまり記憶は消去されるものでは無く埋もれていくものだ。
    ならば、棚の中にはきちんと保管されているのだ。忘れ去りたい、厳重に鍵かけた最悪な記憶も。それが、無理矢理取り出される。
[296]流星@ケータイ 08/10/28 23:58 *zKw8LkUETEQ*E-q0Uj8
    >>287

    「いや、懐かしきかな学び舎の香り…。」

    黒コートは弓巻きのかけられた弓のような得物を持ちながら、ハバネロの後を追っていった。

    その光景はあまりに異様。
    しかし、流はその光景を頼もしくすら思っていた。

    同時に不安も持ちながら、だが。


    ‡


    侵入前、流はハバネロに近寄って耳打ちをした。

    「今回はあの黒コートを同行させます。スペック的には問題ありません」

    まあ、頭の方が問題なのですが、と付け加える。

    「やる時はやる奴ですから。こき使ってやってください。」

    そう言った流は、ハバネロと黒コートを送り出した。
[297]流星@ケータイ 08/10/29 00:12 *zKw8LkUETEQ*E-q0Uj8
    …そして、二人を送り出して数分後。


    運転席に座る駿河に留守番を任せると、流も続いて校内へと侵入した。


    ‡


    時刻は昼間である。
    だが、流はどうも薄暗く感じる錯覚に包まれていた。

    (この不快感、これ自体が旧支配者の…。)

    思わず冷や汗。
    襟元のネクタイを緩めて、スーツのジャケットを脱ぐ。
    ホルスターが露見しないようジャケットで隠しながら、流は独り廊下を歩いていた。

    (予想外、ではないとしてもコレは…。)

    慌ただしい校内。
    荒れ狂う生徒の叫び声。
    化け物退治は任せて、教職員にコンタクトを取るべきか。

    そんなことを考えていると、不意に視界の隅に>>294の人影を捕らえた。

    「…ん?」
[298]No.Ⅳ【愚人王】 08/10/29 00:20 ikc3hNj2MX
    >>297
    「ん?」

    すぐにこちら側も流の視線に気付き、スッとそちらのほうを向く。
    仮面の中の目がロックオン、そして晒されている口元がニヤリと釣りあがり、

    「レッツコンタクト☆」

    全速力でダッシュで走りこんでいく。
    長身黒尽くめ+仮面+ジェラルミンケース・・・・そして学校という舞台・・・色んな意味でアウトだった。
[299]天塚 銀樹 08/10/29 00:48 E-xr47L
    >>295

    「…?」

    遠目には喧嘩か何かをしているように見える。
    パニックからくる何かか、必要以上に落ち着きだした天塚の頭が何かを弾きだすより先に…

    「変身…!!!」

    ポーズを取り、いつの間にか出した変身ベルトに何やらのカードをセットする…そして…
    特に何も変わらないが…一直線に星宮の方に走る。
[300]サウザーは冷たい手を握る 08/10/29 01:12 PPQUrgLuJs
    >>271
    「さぁ、どちらでしょうね? 御自分で調べたら如何でしょうか? 情報収集は一流なんでしょう?」
     クツクツと笑って対応する。完全にからかっているようだ。
    「僕らは貴女達のようなアマチュアと違って、名札を下げて歩くような真似は出来るだけ避けるんでね……現時点ではいくら探ったところで分かりはしないでしょうよ。だって、自分で自分の自己紹介をして回る裏の組織なんて、おかしいでしょう?」

    >>291
    「なぁに、すぐに出番が来ますよ……すぐに、ね?」
     気がつけば、5機のガンシップは日本某所上空を堂々と飛んでいた。こんな場所を堂々と通れるのだ。それ相応の許可をぽんぽんと取れるだけの力がある、と暗に言っているようなものだ。
    「もうすでに次のステップに移っていますからね」
最終更新:2008年12月20日 14:52