ヴァンパイア

Vampire
ヴァンパイア

夜魔/幽鬼

東欧

----------出典----------

民間伝承、吸血鬼伝説、『吸血鬼ドラキュラ』
  • 日本でいう吸血鬼の総称。
  • ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』をはじめ、『吸血鬼カーミラ』『吸血鬼ハンター“D”』等、小説の題材にもよく使われる。
  • 一般的に夜間行動し、人間の血を吸い、蝙蝠や鼠、霧に変身する。陽の光を浴びると灰になったり、十字架等の宗教的シンボル(聖印)に触れると火傷をする。さらに、鏡に姿が映らず、ニンニクの匂いが嫌いで、流れる水を渡る事が出来ない。そして、木の杭を心臓に打ちつけられると完全に滅びてしまう。
  • スラヴでは4世紀には吸血鬼が信じられており、血を啜ると恐れられた。銀を嫌い、心臓に杭を打たれるか、切断した首を足の間に置くと殺す事が出来ると考えられていた。
  • ルーマニアでは、古来の習慣とキリスト教が融合した独自の吸血鬼伝承が発達した。スラヴ民族の流入によって蔓延した疫病が、吸血鬼に血を吸われた者は吸血鬼となるという伝承となった。
  • 吸血鬼の知的で高貴なイメージは、19世紀ヴィクトリア朝になってからである。永遠の若さを持ち、蝙蝠や霧に変身し、鏡には映らないと考えられた。
  • 有名なドラキュラ伯爵にはモデルがおり、ワラキア公国の城主、ヴラド=ツェペシ=ドゥラクルがそれである。13世紀、ビザンツ帝国滅亡後、オスマン・トルコの侵攻を2度も退けたヴラド公だが、捕虜のトルコ人を虐殺したり、多民族を弾圧したりと、そのイメージが誇張され、吸血鬼伝説ができあがった。
  • 現在でも映画、ドラマ、小説、漫画などの作品に登場し、イギリス海軍、オーストラリア海軍の駆逐艦にも名前が付けられた。


最終更新:2011年09月11日 11:17
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