エリニュス

Erinys
エリニュス

女神

ギリシア

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ギリシア神話
  • ギリシアにおける、正義と復讐の女神。
  • 『善意の人々』(エウメニデス[Eumenides])、『厳かなる女神たち』(セムナイ・テアイ[Semnai Theai])とも呼ばれる。
  • クロノスがウラノスの男根を切ったとき、大地ガイアに滴り落ちた血から生まれた。
  • 自然の掟を犯した者を罰するのが役目で、特に同族殺しには容赦無い。
  • エリュニス3姉妹として、アレクト(休まぬ女)、メガイラ(妬む女)、ティシポネー(殺人を復讐する女)の3人が有名。
  • 父であるミュケナイ王アガメムノンを殺した母のクリュタイムネストラを、息子のオレステスが復讐として殺した。この時もエリュニスは現れ、アポロンがオレステスの罪を清め、デルフォイで庇護しても追って来た。結局、エリュニスは、アテナイの『神々の法廷(アレイオス・パゴス)』を行うことで納得したという。
  • ローマ神話のフリアイと同一視される。


最終更新:2011年09月11日 15:09
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