カメオサ

Kameosa
カメオサ

付喪神

日本/中国

----------出典----------

民間伝承、『画図百器徒然袋』
  • 甕長、又は瓶長と書く。
  • 長い時を経た甕に目や鼻が付いて甕長となる。
  • 鳥山石燕は、『画図百器徒然袋』に描き、「わざわひは吉事のふくするところと言へば、酌(くめ)どもつきず、飲めどもかはらぬめでたきことをかねて知らする瓶長にやと、夢のうちにおもひぬ。」と記している。鳥山石燕の創作で、酌んでも水が尽きない福の入った甕であるとしている。
  • 中国の伝承には、蒙院の劉生が従兄弟の家に泊まった時、「子の家には妖怪が現れる」と脅かされたので、退治してやろうと鉄砲を手にした。その夜、劉生が泊まる隣の部屋で何かの気配がした。暗くてよく見えないが、顔の輪郭が不恰好で、目と眉が離れ、鼻と口はほとんどくっついている。劉生が鉄砲を撃つと屋根瓦が崩れるような音がした。よく見てみると、それは、この家に古くからある甕であったという。


最終更新:2011年09月11日 17:46
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