ガルーダ

Garuda
ガルーダ

霊鳥

インド

----------出典----------

インド神話、ヒンドゥー教、『マハー・バーラタ』
  • サンスクリット語、ヒンディー語でガルダ、パーリ語でガルラと呼ぶ。
  • その名は『飲み込む[gr]』に由来する。
  • ヴァイナテーヤ[Vainateya](ヴィナターの子の意)、ガルトマーン[Garutman](鳥の王の意)、スパルナ[Suparna](美しい翼を持つ者の意)、ラクタパクシャ[Rakta-paksha](赤い翼を持つ者の意)、スレーンドラジット[Surendra-jit](インドラを滅ぼす者の意)、ラサーヤナ[Rasayana](水銀のように動く者の意)、パンナガーシャナ(蛇殺し)、サルパーラーティー(蛇の敵)など多くの異名を持つ。
  • ヒンドゥー教における鳥類の王。
  • 人間の身体に、鷲の頭と翼と脚と爪を持つ。若しくは、人面の鷲の姿で描かれることもある。
  • 聖仙カシュヤパとヴィナターとの間に生まれた。
  • ガルーダの母であるヴィナターはナーガの母カドルーとの賭けに負けて、カドルーの奴隷となってしまった。ガルーダは母を助けるため、単身で不死の秘薬アムリタを神々から奪い、ナーガの元に届けようとした。しかし、途中でヴィシュヌや、インドラに阻まれ戦うが、結局、決着が着かなかった。そして、ヴィシュヌの乗り物となる事を約束し、インドラとは友情の契りを交わし、ナーガ(蛇)を食料とする事を約束したという。
  • ヴィシュヌの乗り物であることから、太陽の鳥とされ、その黄金の翼で太陽を東から西に運ぶとされる。
  • 仏教においては、天竜八部衆の一人、迦楼羅と呼ばれている。
  • 多くの寺社に像があり、タイとインドネシアでは国章に、モンゴルのウランバートルでも紋章に描かれている。


最終更新:2012年07月10日 03:24
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