ガレイ

Garei
ガレイ

付喪神

日本

----------出典----------

民間伝承
  • 画霊。
  • 絵に魂が宿り夜な夜な絵を抜け出してさ迷うという。
  • 昔、歓修寺の宰相家に女の描かれた古い屏風があった。その屏風は古すぎて所々が破れていた。ある時、穂波殿の侍所に屏風を貸すことになった。修繕せずに貸したところ、夜な夜な穂波殿の付近に女性が現れるようになった。気味が悪くなり、女の後を追うと、屏風の前で、ふっと消えた。そこで宰相が絵師を集めて見せたところ、土佐光起(江戸時代前期の絵師)の画で大変に貴重なものだと分かった。修繕したところ、女が現れることはなくなったという。


最終更新:2011年09月11日 18:02
添付ファイル