キマイラ

Chimaira
キマイラ

幻獣/魔獣

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • キメラ[Chimera]とも呼ばれる。
  • ギリシア神話に登場する怪物で、獅子の頭と前脚、雄山羊の胴体と後脚を持ち、胴体から雄山羊の頭が突き出し、尾は蛇になっていると伝えられる。
  • テュポーンとエキドナとの間に生まれる。カリア王アミソダレスに育てられたが、ペガソスに乗る英雄ベレロポンに退治された
  • ホメロスの『イーリアス』、ヘシオドスの『神統記』にも記されている。
  • アポロドーロスによれば、リキュアのキマイラと言う火山には、頂上付近に獅子が、中腹には山羊が、麓には蛇が棲んでおり、火山への恐れが、そのままキマイラという怪物を生み出したと述べている。
  • また、バチカンのある神話記録者は「一目惚れ」を表すと言った。獅子のように激しく気持ちが高ぶり、山羊のように色欲に走り、最後には蛇のような後悔しか残らないからである。
  • 現在では、バイオテクノロジーによる合成生物をキメラと呼ぶが、このキマイラが由来となっている。


最終更新:2011年09月11日 18:26
添付ファイル