クビレオニ

Kubireoni
クビレオニ

邪鬼

日本

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民間伝承
  • 縊れ鬼。縊鬼(いっき)とも呼ばれる。
  • 一種の憑き物で、川に落ちて死んだ者の霊が生きている者を引っ張るのだと考えられている。
  • 江戸時代に伝わる話で、火消しの話がある。ある火消しの集まりで、話し上手の男が「約束がある。」としきりに帰りたがる。しかし、組頭は、その男を引き止めて、酒を飲ませ、話をさせた。男は約束をすっかり忘れた頃、門の外で誰かが首を吊ったという騒ぎになった。組頭が男に約束のことを聞くと、「夢のようで、はっきり憶えていません。けれど、なにやら、首を吊らなければならないような気持ちでした。」と答えたという。
  • 蒲生君平という男は、取り憑こうとした縊れ鬼を一喝し、水中に追い返したと伝えられている。


最終更新:2011年09月11日 19:01
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