グリフィン

Griffin
グリフィン

幻獣

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • グリフォン[Griffon]、グライフ[Greif]、グリプス[gryps]とも呼ばれる。
  • その名は、ギリシア語の『曲がった嘴(グリュプス)』に由来する。
  • 鷲の頭と翼を持つライオンで、コーカサス地方の岩山の断崖絶壁に居を構え、そこは金銀宝石で満ちており、財宝を奪いに来た巨人アリマスポイ人とも戦ったとされる。
  • 瑪瑙のような卵を産むとされる。
  • 凶暴で肉食。特に馬の肉を好んで食べる。
  • 古くから伝承に登場し、ヘロドトスの『歴史』にも記述がある。
  • ギリシア神話でもメドゥーサを打ち破った勇者ペルセウスの乗ったペガサスを襲っており、そのせいでペルセウスは落馬し命を落としたといわれる。
  • 獰猛だが、上手く飼い馴らすことが出来れば優秀な軍馬となる。ゼウスやアポロンの戦車を引き、アレクサンダー大王の戦車も引いたという伝説もある。また、復讐の女神ネメシスの馬車を引くグリフィンは漆黒の毛並みを持つ。
  • ギリシアではアポロンの聖獣となり、バビロニア創世記ではティアマトの12の魔獣となり、エジプトではヒエラコスフィンクス(頭が隼で身体が獅子)として伝わっている。
  • 紋章学では、黄金を見つけ出して守護するグリフィンは「知恵」を意味し、獣の王と鳥の王が合わさっているため「王家」の象徴ともなった。


最終更新:2011年09月11日 19:09
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