コカトリス

Cockatrice
コカトリス

魔獣/凶鳥

ヨーロッパ/アフリカ

----------出典----------

民間伝承
  • コカドリーユ[Cocadrille]とも呼ばれる。
  • 中世ヨーロッパにおいて、アフリカに存在するとされる怪物。コカトリスはバシリスクと同一視されており、ギリシア語起源のバシリスクという言葉を英語にするとコカトリスとなるらしい。又、雄鶏[cock]とも結び付けられる。
  • 石化能力を持つ魔獣で、その魔力は嘴にある。それに触れるとたちまち石像と化すといわれている。
  • 頭に鶏冠を持ち、胴体は黄色い羽毛、又は、蛇の鱗に覆われ、蛇の尾を持つ姿が一般的な姿であり、紋章に数多く用いられた。
  • コカトリスの出生については、最も一般的な説は、雄鶏が産み落とした黄身の無い卵をヒキガエルが孵化させると生まれるといわれている。
  • キリスト教では死を象徴する反面、キリストが処女であるマリアから産まれた事と重ね合わせ、奇跡の象徴ともされている。
  • ヨーロッパでは、コカトリスが生まれないように5月なると鶏舎を掃除して魔除けとして、クシマデの杖を置いたといわれる。


最終更新:2011年09月11日 19:38
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