サザエオニ

Sazaeoni
サザエオニ

妖鬼

日本

----------出典----------

『画図百鬼徒然袋』
  • 栄螺鬼。
  • 栄螺が30年以上生きて鬼と化したもので、目や手足が伸びている。
  • 好色女が海に投げ込まれると栄螺になり、さらに年月を重ねると栄螺鬼になるともいわれている。
  • 普段は海の底にいるが、月夜の晩には海上で踊りを踊る。
  • 房総半島の言い伝えでは、栄螺鬼は、一人旅の女に化けて、夜更けに宿を求める。その女を家に泊めると、亭主は殺されてしまうという。
  • 紀州(和歌山県)でも伝承があり、波切という場所で海賊が、溺れかけていた美しい女を助けた。海賊たちはその礼として、女の体を求めた。しかし、女と交わった男は、ことごとく睾丸を抜き取られてしまったという。
  • 鳥山石燕は夢に見た栄螺鬼を『画図百鬼徒然袋』に描いている。


最終更新:2011年09月11日 20:13
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