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サラマンダー
Salamander
サラマンダー
精霊
ヨーロッパ
----------出典----------
民間伝承、『博物誌』、『東方見聞録』
錬金術師パラケルススの提唱した、地・水・火・風の4大元素のうち火を司るエレメンタル。
サラマンドラとも呼ぶ。
姿には諸説あるが、全身に炎を纏ったトカゲであったり、蛇の胴体とトカゲの頭と手足を持ち、オレンジ色、又は赤銅色に輝く鱗に覆われ、手に炎の槍を持った姿などが一般的。
獰猛で、牙や爪が鋭く、炎を操り、破壊の象徴ともされる。
日本語で言うところの、『オオサンショウウオ』だが、彼らは身体が乾燥しないように、肌から粘液を出して身体の水分の蒸発を防ぐので、古代ヨーロッパでは火の中でも生きられると考えられたという。
キリスト教ではサラマンダーを、肉体を責め続ける欲望(炎)に耐える「忍耐」の象徴ともしており、また、性別が無いことから性欲の無い清らかな存在とも考えられた。
プリニウスの『博物誌』においても紹介され「雨が降った時にだけ現れ、炎に触れると消える」と記述されている。レオナルド・ダ=ヴィンチは「火を食べ、皮膚を再生させる」と述べている。
ゲルヴァシウスの『皇帝の閑暇』では、枢機卿ペトルスが腰紐ほどの「サラマンダーの皮」を持っていたと記されている。また、マルコ・ポーロも『東方見聞録』で火の中でも燃えない石(アミアントゥス[amianthus])を紹介している。サラマンダーの皮は、火の中に入れると汚れだけが燃えて真っ白になると伝えられる。これは現在の石綿(アスベスト)と考えられる。
J・K・ローリングの『ハリー・ポッター』など文学作品には多数登場する。
紋章学でも炎の勇猛や豪胆を意味しており、フランス国王フランソワ1世は「Nutrico et extinguo(我は育み、我は滅ぼす)」の銘と共に自分の紋章にした。フランソワ1世の居城シャンボール城のサラマンダーのレリーフが刻まれており、フランスのドルドーニュ県、メーヌ=エ=ロワール県、ル・アーヴル市などの紋章にも用いられている。
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最終更新:2011年12月09日 22:18
添付ファイル
サラマンダー.gif