ズー

Zu
ズー

霊鳥/凶鳥

イラン

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シュメール神話
  • アンズー[Anzu]、イムドゥグドとも呼ばれる。
  • ズーは、獅子の顔をした巨大な鷹で、他のどんな鳥よりも速く飛ぶとされる。
  • 元々、神々の殿堂を守護する霊鳥だったが、神の王になりたいと思うようになった。そして、主神エンリルの隙を狙って神々の全権を握る『天命のタブレット』を盗み、聖なる山に隠れてしまった。タブレットを持つズーに神々は手を出せなかったが、狩りと戦いの神ニンギルスが7つの戦の風と神々の様々な恩恵を受け、ズーに立ち向かった。ズーはニンギルスを闇に閉じ込めたが、神々は14の洪水と稲妻を引き起こした。一瞬の光にズーを捕らえたニンギルスは、矢を放ったが、ズーは風を操り、矢を落とした。最終的にニンギルスは、7つの風の戦車を乗せ、ズーにぶつけた。ズーは「翼よ、翼よ」と叫びながら地に落ちたという。その後ズーはニンギルスの使いとなった。
  • 「ノアの箱舟」の洪水の時には、その爪で天空を引き裂いたともいわれている。


最終更新:2011年09月11日 22:40
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