ステュクス

Styx
ステュクス

河神

ギリシア

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ギリシア神話
  • オケアノスとテテュスの長女。
  • オケアノスから分かれ、アルカディアのケルモス山から冥界に流れているステュクス河を支配する女神。
  • その名前は、『憎悪』を意味する。
  • 冥界で、大きな巌で屋根を葺き、銀の柱が周囲を支える屋敷に住んでいるとされる。
  • ティターン神族のパラスとの間に、息子のクラトス(権力)、ビア(暴力)、ゼロス(栄光)、ニケ(勝利)を生んだ。
  • ゼウスとティターン神族との戦いにおいて、誰よりも早くゼウスのもとへ息子たちと共に駆けつけ、勝利に大きく貢献したため、ステュクスの河に誓った言葉は絶対となり、例え神々でさえも違える事は出来なくなった。ステュクス河への誓いを破った者は、9年間の眠りの後、9年間のオリュンポス追放となった。
  • 神々が誓いを立てる時は、破られないように、イーリスがステュクス河の水を水差しに汲んでくる。
  • ステュクス河はオケアノスの十分の一を割り当てられた支流で、冥界を七重に取り巻き、生者と死者の領域を分かつ。ステュクスからは、さらにプレゲトドン、レテ、コキュートス、アケロンが支流として流れている。


最終更新:2011年09月11日 22:47
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