スフィンクス

Sphinx
スフィンクス

神獣

エジプト/ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話、エジプト神話、メソポタミア神話、民間伝承
  • エジプトの大ピラミッドに横たわる番犬のような石像。
  • その名は、ギリシア語の『きつく縛る(スピンク)』に由来する。
  • ギリシア神話において、蛇神エキドナに産み落とされ、ヘラの命令で酒や娯楽に溺れるテーバイの人々を罰した。その際、オイディプスに「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足で歩くものは何か?」と謎かけをした。だが、オイディプスは見事に人間と答え、テーバイを救った。
  • エジプトでは、謎と王権の神秘的な象徴と考えられてきた。古王国時代には存在しており、ファラオと百獣の王である獅子が重ね合わせられている。有名なものはギザの大スフィンクス。
  • エジプトのスフィンクスが有名で、その姿はライオンの身体と人間の女性の顔で、翼を持っている。しかし、顔が男性だったり、山羊や隼だったりする。特に男性の顔のスフィンクスは、アンドロスフィンクスと呼ばれ、王権の象徴だったとされる。
  • メソポタニアでは、ライオンの身体、人間の女性の顔、鷲の翼を持っている。ここでは、死を見守る存在と考えられた。
  • スフィンクスの吼え声は凄まじく、聞いた者は全身が麻痺し、場合によると死に至るという。


最終更新:2011年09月11日 22:54
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