セイレーン

Siren
セイレーン

魔鳥/妖魔

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • 可憐な乙女の頭部に、海鳥の体をもつ姿が一般的だが、他にも下半身が魚であったり、外見は人間と同じ姿のセイレーンもいる。
  • 美しい歌声で船乗りたちを魅了し、海に引きずり込む。
  • メルポメネ(またはテルプシコラ、ステロペ)とアケロオス(またはポルキュス)の娘。アケロオスがヘラクレスと戦った時に、折られた角から生まれたともいわれる。
  • 元々はペルセポネに使えるニンフだったが、ペルセポネがハデスに攫われると、嘆き悲しみ続けたため、アフロディーテの怒りを買い、怪鳥に姿を変えられてしまったともいう。
  • ギリシアの英雄オデュッセウスは乗組員の耳に蝋を詰めさせ、自らの身体を帆柱に縛り付けて難を逃れた。また、ギリシア神話随一の歌い手オルフェウスがアルゴ探検隊と航海した時、セイレーンはオルフェウスの歌に敗れ、海に身を投げて岩となったという。
  • また、その歌声の威力から、英語の『号笛』を意味するサイレンの語源ともなっている。
  • セイレーンにも神殿があり、イタリアのソレントという都市にあった。
  • 中でも有名な者は、セイレーン3姉妹と呼ばれるレウコシア(白)、リゲイア(金切り声)、パルテノペ(処女の声)、さらにアグラオポネー(素晴らしい声の)、テルクシエペイア(魔力を持った言葉の)、ペイシノエー(説得力のある)、モルペー(歌)などがいる。
  • 多くの文学作品や絵画にも描かれている。


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最終更新:2011年09月22日 00:56
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