セレネ

Selene
セレネ

女神

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • その名自体がギリシア語の『月』を表わしている、月の女神。
  • メーネとも呼ばれている。
  • ローマ神話のルナと同一視される。
  • ティターン神族のヒューペリオンとテイアの娘で、ヘリオス、エオスの兄妹。他に、パラスの娘であったり、ヘリオスの娘であったり諸説がある。
  • ゼウスとの間に息子のエルセ(露)と娘のパンディア、ネメアを生んだ。
  • 黄金の冠で暗い闇を照らした。兄弟のヘリオスが東から西への旅を終えた後、広い翼を持つ聖なるセレネは旅を始めるという。大洋で身を洗ったのち、輝くローブを纏い、輝く馬に引かせた馬車に乗って旅立つ。
  • 牧神パーンには、白い羊毛を送られて誘惑されたが、彼女は拒否した。しかし、セレネは人間のエンデュミオンに恋をして、50人もの娘を生んだ。人間であるエンデュミオンは当然、歳をとる。だが、セレネは、それに絶えることが出来ず、エンデュミオンを永遠の眠りにつかせた。以降、エンデュミオンはカリアのラトモス山で若く美しいまま眠り続けている。
  • セレネは、毎晩、エンデュミオンのもとに訪れ、眠り続ける恋人を優しく見守った。こうして、月は夜になると人間を光で優しく包むとされた。
  • 月経と月との関連から動植物の性生活と繁殖に影響力を持つと考えられた。


最終更新:2011年09月11日 23:13
添付ファイル