ソンカクシ

Sonkakushi
ソンカクシ

幽霊

韓国

----------出典----------

民間伝承
  • 孫閣氏。
  • 韓国において、年頃の少女が男性を知らぬまま死ぬと、その未練と恨みから悪鬼となると考えられていた。
  • 孫閣氏は、他の年頃の女性が楽しむ事をひどく妬み、取り憑いて、最悪は祟り殺してしまう。
  • 娘が病にかかると親は巫女を招いて、孫閣氏の祟りかどうかを確かめた。孫閣氏に憑かれたと判断されると、祈祷師が呼ばれ、多くの供物を用意し、巫女は鐘鼓を鳴らして舞を行う。そして、娘に取り憑いた孫閣氏を衣服に乗り移らせるように、その娘の衣類を部屋に積み重ね、一日中祈祷を行う。
  • 孫閣氏に祟られて死んだ者は、孫閣氏になるという。そうならないように、死んだ娘に男子の衣装を着せて、通常とは逆の向きで墓穴に埋めて、棺の周囲には棘のある木の枝を敷き詰める。こうする事で男性に触れさせて、霊を慰めるのだという。


最終更新:2011年09月11日 23:32
添付ファイル