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テュポーン
Tyhpon
テュポーン
竜神
ギリシア
----------出典----------
ギリシア神話
テュポーエウス[Typhoeus]ともよばれる。
暴風雨を体現した、ギリシア神話中最大の怪物で、英語の『台風(タイフーン)[Typhoon]』の語源となっている。
ゼウスが一人でアテナを生み出したことに腹を立てたヘラが、一人で生み出した子のテュポーンと同一視されるが、一般的には、巨神戦争(ティタノマキア)に敗れたガイアが怒り、巨人戦争(ギガントマキア)終盤で、タルタロスと交わって生んだとされている。
上半身は逞しい男性だが、頭の代わりに目から炎や雷を発する竜が百匹生えており、下半身はとぐろを巻いた大蛇になって、羽毛に覆われている。恐ろしく巨大で、彼の肩は天に届き、両手を伸ばせば世界の果てを掴み、山や大地を引き裂くほどの力を秘めている。テュポーンの通った後には、木々が折れ、大地がめくれ、荒野と化す。
オリュンポスの神々も、エジプトまで落ち延び、対抗したのはゼウスのみだった。だが、ゼウスも大蛇に締め付けられ、手足の腱を切られ、キリキアのコーリュオンの洞窟に閉じ込め、デルピュネーに番をさせた。後に、ヘルメスに助け出されたゼウスは、雷霆を武器にテュポーンを圧倒した。深手を負ったテュポーンは、運命の女神モイラを脅迫して、全ての望みが叶うという「勝利の果実」を奪い取った。しかし、それは、決して望みが叶わない「無常の果実」だった。それでも、テュポーンはイタリアまで逃げたが、最後には、ゼウスが投げつけた山に押しつぶされてしまった。しかし、死ぬ事なく、今でも、炎を吐きつづけており、シチリア島のエトナ火山で、噴火や地震があると、テュポーンが暴れているのだとされている。
ギリシア神話に登場する多くの怪物の父として知られ、エキドナとの間に、地獄の番犬ケルベロス、レルネーの毒竜ヒュドラ、魔犬オルトロス、灼熱の魔獣キマイラ、黄金の林檎の守護竜ラドン、金羊毛の守護竜、プロメテウスの肝臓を啄ばむ鷲などをもうける。
「テュポーン」をウィキ内検索
最終更新:2011年09月12日 00:28
添付ファイル
テュポーン.gif