トゥナ

Tuna
トゥナ

龍神

ポリネシア

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ポリネシア神話
  • ポリネシアの東部のマオリ族に伝わる鰻の神。
  • その名前は『鰻』や『穴子』を表す。
  • 人間の姿をする事もあり、雷鳴や大津波を操る事も出来る。
  • クック諸島にトゥナに関する神話が伝えられている。イナという娘が川で水浴びをしていると一匹の鰻が纏わりついてきた。娘も初めは気味悪がっていたものの、毎日のことなので慣れてきた。ある日、鰻は男に変身し、「私は鰻神のトゥナだ。お前に魅了されてやってきた。」と言った。こうしてイナとトゥナは毎日逢瀬を重ねた。しかし、ある日、トゥナは「明日洪水が起こり、私は鰻の姿でお前の家の前に現れる。そこに頭を切って埋めておくように。」と別れを告げる。イナは命令通りにすると、そこから2本の樹が生えてきた。これがココヤシで、赤い実はタンガロアに、白い実はロンゴに捧げる神聖な実となった。
  • 別の話では、マウイと男らしさを競い、一度負けて、二度目に魔法でバラバラにされて、頭の欠片がココヤシになったと伝えられている。


最終更新:2011年09月12日 00:51
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