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トール
Torr
トール
雷神
北欧
----------出典----------
北欧神話
雷を支配するアース神族の勇者。
顔中に赤い髭を生やしているので『赤髭(バルバロッサ)』の異名を持つ。
結婚と農作物の実りを守護する役割も持っている。
北欧の主神オーディンと大地の地母神ヨルズとの間の子供で、黄金の髪の女神シフを妻とする。
手にしているのは、全てを打ち砕くとされる魔法の槌『ミョルニール』で、ドワーフの鍛冶職人から献上された物である。このミョルニールを持つためには、専用の鉄の手袋が必要となる。また、トールは他にも、力が倍増するベルト『メギンギョルヅ』も持っている。ミョルニールは強大な武器であると同時に祭具でもあり、結婚と出産を祝福するための道具でもあった。
トールの姿は、まさしく古代ゲルマンの戦士の理想像であり、移し身だった。勇猛であるが、鋭敏さに欠け、単純で愚直。大食漢で大酒飲みで、怒りっぽいが、すくに機嫌を直す、その性格には邪気が無かった。
神々の宿敵である巨人族に、力で勝てる唯一の神であり、故に神と人間の守り手であると考えられた。
ある時、トールは、魔法巨人ウトガルザ・ロキに飼い猫を持ち上げてみろと言われる。その猫を持ち上げようとしても、不思議な事にびくともしない。力を込めて、ようやく脚一本が床から浮いた程度だった。だが、実際は、幻術でミドガルズオルムを猫に見せていただけで、ミドガルズオルムは、危うく咥えていた尻尾を放すところだった。
ウトガルザ・ロキに恥をかかされたトールは、二度とないように、ミドガルズオルムを引き上げ、頭を潰してしまおうと考えた。トールは従者を引き連れて釣りを始めた。餌は雄牛の頭、釣り針は船の錨、釣り糸は鉄の鎖だった。ミドガルズオルムがかかったと知ると、トールは力一杯引き上げるが、ミドガルズオルムの力が強く、船底を突き抜け足が海底に付いてしまうほどだった。それでもミドガルズオルムの頭が海面近くまで引き上げられ、トールは、ミョルニールを手に狙いを定めた。ところが、恐怖した従者は釣り糸を大バサミで切ってしまい、結局引き分けに終わってしまった。
神々の黄昏(ラグナロク)では、世界蛇ミドガルズオルムを打ち倒すが、自らもミドガルズオルムの吐いた毒によって、勝利に喜ぶ間もなく命を落とす事となる。
英語の『木曜日』[Thursday]は、『トールの日』を意味している。
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最終更新:2011年09月12日 00:58
添付ファイル
トール.gif