トト

Thoth
トト

魔神

エジプト

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エジプト神話
  • トートとも呼ばれ、『大いなる尊きヒヒ』と称される。また、エジプト名ではジェフティとよばれ、ギリシア神話のヘルメスと対応している。
  • 神々の書記官であり、月の神、魔術の神、学問の神、医療の神、書物の神である。
  • オシリスやイシス、ホルスと共にセトと対立する善性の神であり、イシスに協力してセトに殺されたオシリスを復活させている。
  • その姿は主に犬頭狒狒(又は、トキの頭)で円盤と三日月、『ラーの眼』をいだいている。
  • 主に中エジプトのヘルモポリスで崇拝されており、ヘリオポリスとメンフィスの宇宙創成神話にも関わっている。
  • 数々の功績により、トトはラーより月の創造を許された。これにより、トトは夜の天空におけるラーの代行者とされ、星の神々の統治者とされた。また、月は、ラーの片目と考えられ、『白い円盤』とも言われた。月の規則正しい動きは、トトを『星々のあいだの牡牛』と呼ばせ、『時の観測者』と考えさせた。
  • 時代が下るにつれ、トトは、数学や天文学、他の諸技術を司ると考えられ、エジプトの神々の中で、偉大な魔法の王であると考えられた。イシスの魔法はトトがら教授されたものであり、オシリスを復活させたのも、ホルスの毒を治療したのも彼である。
  • 文字もトトの発明とされ、彼は自らの叡智を42巻の魔法の書に記した。後にその書は『トトの書』と呼ばれる。
  • ラーの秘書官であり書記官であるトトは、死者を裁くオシリスの法廷でも全ての記録を行う。


最終更新:2011年09月12日 01:01
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