ドロタボウ

Dorotabou
ドロタボウ

邪鬼

日本

----------出典----------

民間伝承、『今昔百鬼拾遺』
  • 泥田坊。
  • 元は、子孫に美田を残そうと身を粉にして働いて死んだ老人。息子が酒代のために田を売った事を恨み、一つ目で指三本の泥の鬼と化して他の中から現れ、下半身が泥に埋まったまま「田を返せ」と叫びながら泥を投げる。
  • 人間の五本指は2つの美徳(知恵、慈悲)と3つの悪(瞋恚(しんい)、貧婪(ひんどん)、愚痴)を示すとされるが、泥田坊は美徳である2本の指を切り落とし、鬼と化したといわれる。
  • 鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』に描かれている。


最終更新:2011年09月12日 01:28
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