ニュクス

Nyx
ニュクス

女神/夜魔

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • 夜を司る女神。ニュクスの言葉自体が『夜』を意味する。
  • ガイア、エレボス(さらには、エロス)と共にカオスより生じた原初の神。
  • エレボスとの間にアイテル(ウラノスと同一視される)とヘメラ(昼)を生み、さらに1人で、死の定業モロス、死の運命ケール、死の神タナトス、眠りの神ヒュプノス、夢の神オネイロス、非難の神モモス、苦悩の神オイジュス、黄昏の娘ヘスペリス、運命の女神モイラ、復讐の女神ネメシス、欺瞞の女神アパテ、愛欲の女神ピロテス、老いの女神ゲラス、争いの女神エリスと多くの神を生んだ。
  • ニュクスの館は、タルタロスの深淵の、西の果てにある。館の前では、アトラスが天を支えており、ニュクスとヘメラが交代で入れ替わる事により昼夜の逆転が起こるとされている。
  • ニュクスの力は絶大で、オリュンポスの主神ゼウスであっても、ヒュプノスを庇ったニュクスには、譲歩せざるを得なかったという。


最終更新:2011年09月12日 01:49
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