ハクシン

Hakushin
ハクシン

精霊/地霊

中国

----------出典----------

『聊斎志異』
  • 雹神。
  • 中国の伝説に登場する雹の神。
  • 民の時代、ある地方長官が五斗米道の最高位である張道陵(チョウ・ドウリョウ)に会おうと江西省龍虎山に向かった。その途中で張道陵の使いと名乗る者が迎えに現れた。長官は「自分が来る事を予知するとは、さすがは張天師だ。」と感心した。龍虎山に到着すると、張道陵は、先ほどの使者を呼び、「この者は、あなたと同郷で、李左車(リ・サシャ)と申す者で、今は雹の神をしています。」と紹介した。そして、その雹の神は、ある場所に雹を降らせに行くという。その場所は、長官の故郷の隣りだったため、作物の被害を心配して中止を願った。「雹の量は天帝によって定められている。だが、何とかしてみよう。」こんなやり取りがあり、その日の雹は、田畑に降らず、山間部のみにふったという。


最終更新:2011年09月13日 00:48
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