バロン

Balong
バロン

聖獣

インドネシア

----------出典----------

ヒンドゥー教(バリ)
  • バロンは、スラトラからジャワ、バリまで伝わる聖獣で、バナスパティ・ラージャ(森の王)とも呼ばれる。
  • 魔女の女王、ランダと対立する存在。
  • インドネシアの島々がイスラム教なのに対し、バリ島はヒンドゥー教が残っており、祭りの日になるとバロン・ダンスと言う舞踏が行われる。
  • バロンは獅子舞を思わせ、全身は長い黄金の毛で覆われ、真っ赤な顔にぎょろりとした眼と鋭い歯がある。
  • あごの下の毛を水に浸すと、ランダに対抗できる聖水ができる。
  • 元は、人を襲う魔獣だったが、供物を捧げることによって聖獣となった。そして出自を示すように、ブータやカーラを引き連れる。
  • バロンには、幾つか種類があり、バロン・アヌ(犬のバロン)は、悪霊たちを追い払い、バロン・バンガル(猪のバロン)は、村々を渡り、病魔を追い払う。バロン・マチャンやシンガ・バロンは虎のバロンで、頭に孔雀の羽の冠をしている。そして、バロン・ケケットは、全てのバロンの特性を備え、すべての魔に対抗できる真の力を持つ一般的に言われる「バロン」である。


最終更新:2011年09月13日 14:02
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