ヒノエンマ

Hinoenma
ヒノエンマ

妖鬼/夜魔

日本

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民間伝承
  • 飛縁魔。
  • 元々、仏教より出た名で、女犯を戒めるものである。女に迷って身を滅ぼし、家を失ったりすることを諭すためで縁障女(えんしょうじょ)ともいう。
  • 菩薩のような美しい女性だが、内心は夜叉のようで、夜になると男を魅了して一滴残さず血を吸い尽くすという。
  • また、昔は「丙午の女は男を食う」などといわれ、丙午生まれの女が疎まれるということがあった。この年の生まれの女は夫を死なせるというのだが、芝居での放火犯八百屋お七が、寛文六年(1666年)の丙午生まれとしたことから広まったという説もある。
  • 中国の夏の桀王(けつおう)の妹喜(まっき)、殷の紂王の妲己、周の幽王のホウジなども飛縁魔であるとされる。


最終更新:2011年09月14日 02:31
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