プロメテウス

Prometheus
プロメテウス

魔神

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • 『先見』を意味する名を持つ人間の創造神。
  • ギリシア神話に登場し、かつては世界を支配していたという、ティターン神族の一人。イアペトスとテミス(若しくはクリュメネー)の子。兄弟にはメノイティオス、アトラス、エピメテウスがいる。
  • ゼウスに反抗して人間を創造し、火や金属加工の技術、文字などを与えた事により、『人間の父』とも呼ばれるようになった。人間に火を与える事だけは許さなかった神々は、それを与えたプロメテウスに足枷を付け、カウカソス山の断崖に括り、鳥に彼の肝臓を啄ませる苦痛を与えた。プロメテウスは、その後ヘラクレスに救われるまで長い苦痛に耐えなければなかった。
  • ヘラクレスに助け出されたプロメテウスは、テティスに求婚するゼウスに「テティスとの間にできた息子は父よりも偉大になる事を運命付けられている」と助言した。そこでゼウスはテティスを、あまり偉大でない人間のプティア王ペレウスと結婚させたが、その7番目の子供は、ギリシア最大の英雄となったアキレウスである。
  • 後にプロメテウスもオリュンポスに加えられる事が許され、アテネにも彼の祭壇が建てられた。
  • 土星の第三衛星は、彼の名を取ってプロメテウスと呼ばれている。


最終更新:2011年09月14日 04:32
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