メリュジーヌ

Melsine
メリュジーヌ

妖精

フランス

----------出典----------

民間伝承
  • メリュジーヌとは、『リュジニャンの母』という意味。
  • 5世紀のフランスの中央部ポワトー地方に、フランス名門貴族ポワティエ伯の血筋にあるリュジニャン家があった。リュジニャン家の人々は、高貴な妖精メリュジーヌの末裔とされ、それを誇りとしてきた。
  • キリスト教は、妖精を“魔”と考えているので、教会に入ることさえ出来ないのが普通だが、メリュジーヌは例外で、神の名を唱え、祈りを捧げたという。
  • 彼女は泉の妖精で、普段は人間と区別がつかないが、土曜日だけは下半身が蛇の姿を晒すことになる。
  • 予知や読心、千里眼の能力を持ち、城さえも一夜で建てたといわれている。
  • 伝承では、ライモンダンという男と結婚して幸せに暮らしていたという。子供はいずれも異形な姿だったが立派な騎士だった。しかし、土曜日に姿を隠すメリュジーヌに対し、ライモンダンは浮気をしているのではないかと思い始め、彼女の本当の姿を知ってしまう。姿を見られたメリュジーヌは別れを告げて消えてしまう。その後、リュジニャンの家に不幸が起こると、メリュジーヌが嘆き悲しみに現れるといわれている。


最終更新:2011年09月15日 03:19
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