ラミア

Lamia
ラミア

妖魔

ギリシア/エジプト

----------出典----------

ギリシア神話、民間伝承
  • その名の語源は、ギリシア語の『ラミュロス[lamuros](貪欲な)』『レムレース[lemurs](死霊)』などから来ている。
  • 上半身は美しい女性だが、下半身は鱗に覆われた大蛇である。
  • ギリシア神話によると、ラミアは父がエジプト王で、兄弟がリビアとエジプトの高貴な生まれで、自信もゼウスの愛人だった。しかし、ヘラに嫉妬され、子供は全て殺され、半身を蛇にされた挙句、その後に生まれる子供も殺すと宣告された。ラミアは狂気にかられ、母から子供を奪っては食い殺すようになった。だが、ヘラは、そればかりか、眠りの神ヒュプノスに命じて、彼女から睡眠までも奪ってしまった。ゼウスは彼女を哀れに思い、せめて何も見ないでいられるような時間を作ってやろうと、彼女の両目を取り外せるようにした。
  • 古代バビロニアの時代のリビアでは、女性の頭を持つ蛇として人々から崇拝された。バビロニアの大地母神ラマシュトゥの化身の一つで豊饒と繁栄を司る女神とされていた。


最終更新:2011年09月15日 04:54
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